スケルトンリフォームの事例6選!マンション/戸建て別に費用や施工内容も紹介

スケルトンリフォームは、古い家を新築同様の家に生まれ変わらせる手段として人気を集めています。間取りの自由度も高く、現代のライフスタイルに合ったおしゃれな住まいの実現が可能です。

また、新築や建て替えより安く抑えられることも人気の理由のひとつとなっています。今の家をあなたのライフスタイルや好みに合わせて自由に変えられるとても魅力的な方法といえるでしょう。

しかし、実際にスケルトンリフォームを行う際には、初めての経験でわからないことが多く困っている人もいるはず。

  • スケルトンリフォームがどこまで自由にリフォームできるのか知りたい
  • スケルトンリフォームの事例をみて参考にしたい
  • 実際にいくらかかるのか事例を見て予算を建てたい

など、スケルトンリフォームに失敗しないためにも、上記のようなことが気になっている人も少なくないでしょう。

そこで本記事では、マンション・戸建てごとの実際のスケルトンリフォームの事例を紹介します。あわせて、スケルトンリフォームのメリットや注意点もまとめているため、ぜひ参考にしてください。

スケルトンリフォームとは何か?詳しい情報を知りたい人は、以下の記事で詳しく解説しているのであわせて読んでみてください。

目次

スケルトンリフォーム事例3選【マンション編】

まずは、マンションでのスケルトンリフォームの事例を見ていきましょう。今回紹介するのは以下の3つの事例です。

良いと思う点は参考にしてぜひ取り入れてみましょう。

スケルトンリフォームのマンション事例について以下のページでより詳細に解説しています。気になる方は、以下のページをご覧ください。

事例①【1,285万/築23年/東京都】

築23年のマンションを新しく購入し、スケルトンリフォームを行なった事例です。マンションの制約で配管等の水回りの位置を大きく変更できない中で、回誘動線や収納の工夫によって住みやすい空間を実現しています。

リビングはキッチンの壁を取り払うことで、広さを感じられる空間に。ガラスブロックや欄間をつくることで明るいスペースになっています。

この住まいは間取り以外にも断熱リフォームを実施。壁と床下に断熱パネルを施工し、夏涼しく冬暖かい住まいを実現しています。エアコンの効率アップによる、光熱費の削減ができることも魅力的なポイントです。

上記リフォーム事例についてより詳しく知りたい人は、以下のページで紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

事例②【1,200万/築20年/東京都】

出典元:リノベーションハイム

20年暮らしていた住まいの動線や間取りに不便さを感じ、スケルトンリフォームを実施した事例です。玄関には収納スペースを設け、使い勝手をよくしています。以前の間取りを少し変えるだけで、使い勝手がよくなることはスケルトンリフォームの魅力のひとつです。

リビングは寝室と合わせることで広々とした空間を実現。床暖房を装備することで、足元から温まる心地よい空間になっています。

ウォークインクローゼットはキッチンからもリビングからも入れる仕組みに。あえて住まいの中心に設けることで、使い勝手の良い動線となっています。

上記リフォーム事例について以下のページで紹介しています。リフォーム箇所の画像など別部分をみたい方は以下のページでチェックしてみてください。

事例③【2,850万/築18年/千葉県】

Before

After

出典元:リノベーションハイム

内装材の汚れや設備の老朽化が気になり、スケルトンリフォームを行った事例です。間取りはほとんど変えず、配管の更新や断熱材の重鎮などの基本性能の向上に焦点を当てています。普段は見えないところを刷新できるスケルトンリフォームならではの方法です。

リビングには、無垢材の温もりを感じられるバーチ材のフローリングを採用。床暖房も搭載して、快適な空間を実現しています。

キッチンは向きを変更し、外の眺望を楽しめるように工夫。和室は無垢のバーチ材を引き戸に取り入れ、モダンテイストに仕上げています。

上記スケルトンリフォーム事例について、以下のページでより詳細に紹介しています。詳しく知りたい人は、以下のページをチェックしてみてください。

スケルトンリフォーム事例3選【戸建て編】

次に、戸建てのスケルトンリフォームの事例を見ていきましょう。今回紹介するのは以下の3つの事例です。

ぜひ、間取りの変更などをあなたのリフォームの参考にしてください。

戸建てのスケルトンリフォーム事例を以下のページでまとめて紹介しています。よりビフォーアフターも含め詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

事例①【1,233万/築20年/埼玉県】

出典元:リノベーションハイム

家のご主人の定年退職に備えてスケルトンリフォームを行った事例です。1階の学習塾を2階に移し、大きく間取りを変更しています。

リビングはもともと和室だった部分を洋室に変更。収納量たっぷりの空間にして、生活動線も便利にしています。

キッチンは無駄な壁を設けないことで、開放感のある空間に。パントリーを設置し、広さにゆとりのあるスペースになっています。

階段下には洗濯機を置いて独立のランドリーコーナーに。スペースをうまく活用している住まいです。

上記スケルトンリフォーム事例について、以下のページでより詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

事例②【1,850万/築32年/千葉県】

ご両親との同居の際に間取りや段差などに不便さを感じ、スケルトンリフォームを行った事例です。

ご高齢の両親が安心して暮らせるようにバリアフリーを取り入れた住まいになっています。アプローチには緩やかなスロープを設け、車椅子でも出入りのしやすい玄関に。

また、ご両親の居室から最も近い場所にバスルームとトイレを設置する間取りにしています。LDKは間接照明をうまく利用して、やさしい光を演出。インナーサッシを設けることで、静かで落ち着いた空間を実現しています。

上記二世帯住宅リフォーム事例についてより詳しく紹介しています。他のリフォーム箇所の画像などをチェックしたい方は、以下のページでチェックしてみてください。

事例③【2,940万/築45年/東京都】

Before

After

出典元:リノベーションハイム

祖父母から受け継いだ築45年の木造住宅をスケルトンリフォームした事例です。家の断熱性や防湿性などの住宅性能を上げつつ、大幅な間取り変更を行なっています。

元々、二間続きの和室であった場所は、隣の和室も一目で見渡せる開放的なLDKに。構造上の関係で抜けない柱は、もう一本柱を加えることでおしゃれなアクセントに早変わり。

LDKに隣接した和室は、大開口の窓を設けることで明るい空間になっています。暗く狭かった脱衣スペースは、洗面台も備えて明るく快適な空間に。築45年を感じさせない、現代スタイルの魅力的な住まいです。

上記のスケルトンリフォーム事例についてより詳しく知りたい人は、以下のページでチェックしてみてください。

スケルトンリフォームの3つのメリット

ここでは、スケルトンリフォームの3つのメリットを紹介します。代表的なメリットは以下の3つです。

メリットを参考にしながら、スケルトンリフォームをするか判断してください。

メリット1:自分の理想の家ができる

1つ目のメリットは、自分の理想の家ができることです。

スケルトンリフォームは構造躯体と屋根・外壁を残して、内部をすべてリフォームできるため、間取りを自由に変更できます。最近人気を集めている広々としたLDKやアイランド型のキッチンなど、あなたのライフスタイルに合った住まいの実現が可能です。

また、ユニットバスやトイレなどの水回りの設備を新しくすることで、日々の家事の効率を大幅にアップできます。生活動線も自分好みにできるため、以前住んでいた家の悩みを全て解消した、住み心地の良い住まいを実現可能です。

メリット2:建物の不具合を修繕できる

2つ目のメリットは、建物の不具合を修繕できることです。スケルトンリフォームでは内装を一新するため、普段見ることのできない部分の不具合を発見できます。

家の構造の問題点を修繕できることで、今後も長く住み続けられる安全性の高い住まいの実現が可能です。また、配管や電気配線の不具合を見つけられることも大きなメリットとして挙げられます。

年数が経つと水漏れや回路のショートによる停電・火災などの危険性が高まり注意が必要です。しかし、スケルトンリフォームでは、普段は見えない生活の基盤となる部分を作り変えられるため、安心した暮らしを送れます。

メリット3:新築や建て替えより安く抑えられる

3つ目のメリットは、新築や建て替えよりも安く抑えられることです。スケルトンリフォームは建て替えと異なり全てを解体するわけではないため、解体費用を節約できます。

また、ベースの躯体を利用することで工事費を削減し、新築よりも安く抑えることが可能です。工期も建て替えや新築より短くできるため、その分の工事費も抑えられます。

スケルトンリフォームによって、新築や建て替えよりも費用を抑えつつ、新築同様の住まいを実現可能です。

スケルトンリフォームを行う際の3つの注意点

スケルトンリフォームを行う際の注意点を見ていきましょう。意識すべきポイントは以下の3つです。

それぞれ以下でわかりやすく解説するため、必ず確認してください。

事前に注意点をおさえて失敗のないスケルトンリフォームをしましょう。

注意点1:入居までに時間がかかることがある

1つ目の注意点は、入居までに時間がかかることがあることです。スケルトンリフォームは解体してみないとわからないことが多く、工期が伸びることがしばしばあります。

解体した際に予想以上に老朽化が進んでいた場合には、追加で補修が必要になり、工期が伸びると覚えておきましょう。他にも、天候の影響や材料の遅延による工期の遅れが起こる場合もあります。

リフォーム会社は工期の遅れを考慮した上でプランを立ててくれますが、工期が遅れてもいいように時間にゆとりをもっておきましょう。

注意点2:理想の間取りが実現できないことがある

2つ目の注意点は、理想の間取りが実現できないことがあることです。

スケルトンリフォームでは、マンションや戸建ての構造によって制限がかかる場合があります。マンションは『壁式構造』、戸建ては『2×4工法』の場合は、間取りの変更に制限がかかると覚えておきましょう。

制限がかかる理由は、耐力壁という耐震上の理由で壊せない柱があるためです。制限がかかる中でのリフォームが嫌な場合は、思い切って建て替えることをおすすめします。

また、マンションの場合は管理規約によって制限がかかることもあるため注意が必要です。事前にリフォームしてはいけない部分がどこなのか確認しておくようにしましょう。

注意点3:予想以上の費用がかかることがある

3つ目の注意点は、予想以上の費用がかかることがあることです。1つ目の注意点でも述べたように、スケルトンリフォームは解体しなければわからないことが多くあります。

解体したところ想像以上に老朽化が進んでいたり、傷んでいた場合には追加の補修が必要となり工事費が嵩むため注意が必要です。建物の状況によっては、建て替えや新築と変わらない費用になってしまったということもあります。

古い家の場合はホームインスペクションをするなどして、家の状況を確かめてからスケルトンリフォームにするのか選ぶようにしましょう。

スケルトンリフォームの費用について詳しく知りたい人は、以下の記事で詳細に解説しています。ぜひチェックしてみてください。

スケルトンリフォームをするならリノベーションハイムがおすすめ

スケルトンリフォームをするなら『リノベーションハイム』がおすすめです。

リノベーションハイムは、セキスイハイムグループのひとつで45年以上の歴史を持っています。セキスイハイム約55万棟の実績で培った技術・経験を活かし、顧客に最適なリフォームを提案してくれる会社です。

顧客との意思疎通をしやすくするために窓口を一本化しており、専任のリフォームコーディネーターがサポートしてくれます。リフォームコーディネーターは知識・経験が豊富で建築関係の資格も持っているため、初めてのリフォームで不安な人でも安心して依頼が可能です。

興味がある人は一度相談してみましょう。

スケルトンリフォームに関するよくある質問

弊社に寄せられるスケルトンリフォームに関連するよくある質問をまとめました。これからスケルトンリフォームを検討している人で、まだ不安なことなどがある場合は、こちらのよくある質問を参考にしてみてください。

スケルトンリフォームの事例を予算別でみたい!

スケルトンリフォームの予算別は、以下の記事でそれぞれまとめて紹介しています。ぜひあなたが想定している予算の事例を見てみてください。

スケルトンリフォームにするデメリットは?

メリットだけではありません。スケルトンリフォームには以下6つのデメリットがあります。

  • デメリット①:建て替えよりも費用が高くなることもある
  • デメリット②:建物の構造によっては、工事ができないこともある
  • デメリット③:間取り変更ができない構造が存在する
  • デメリット④:予算通りにいかないリスクがある
  • デメリット⑤:工期が長いため仮住まいを用意する必要がある
  • デメリット⑥:売却する際に値段が落ちる可能性がある

上記6つのデメリットについて以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

スケルトンリフォームにして後悔することは?

スケルトンリフォームをして後悔した人もいます。以下7つが後悔するポイントです。

  • 目的がなく後悔した
  • 構造の問題で理想を実現できなかった
  • 家の状態が悪くスケルトンリフォームが実現できなかった
  • 予算を超えてしまった
  • 会社選びを間違えてしまった
  • 設計士の能力不足
  • イメージと仕上がりのギャップがあった

上記7つの後悔について以下の記事でより詳しく解説しています。詳しく気になる人は、以下の記事をどうぞ。

スケルトンリフォームで失敗することってあるの?

スケルトンリフォームは大掛かりなリフォームです。そのため、失敗することも多々あります。

  • 予算をオーバーしてしまった
  • 将来のことを考えていなかった
  • 会社選びを間違えた
  • 思い通りの間取りにならなかった
  • 思ったより時間がかかってしまった

上記5つがよくある失敗事例です。それぞれ事前に理解しておかないと後悔するかもしれません。より詳しく知りたい人は、以下の記事をどうぞ。

まとめ

本記事では、マンション・戸建てごとの実際のスケルトンリフォームの事例やメリット・注意点を解説しました。

スケルトンリフォームはなるべく費用を抑えつつ、新築同様の住まいを実現できる魅力的な方法です。しかし、気をつけなければならない注意点もいくつか存在します。

特に構造上の理由で間取りに制限がかかる場合には注意が必要です。必ず事前に自分の住まいの構造やマンションの規約を確認しておくようにしてください。

また、スケルトンリフォームは多額の費用がかかります。失敗しないためにも、本記事で紹介した内容を踏まえながら、あなたの住まいがスケルトンリフォームすべきか考えてみましょう。

本記事があなたのお役に立てることを願っております。

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