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実家のリフォームは贈与税に注意!贈与税のかからないケースまで解説

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  • 「実家のリフォームは税金が高いって聞いたけど本当?」
  • 「自分が住むわけじゃなくても、実家をリフォームすると税金がかかるの?」

実家をリフォームする際、リフォームの費用を親が全額負担する場合もあれば、子世帯がすべて負担する場合もあるでしょう。誰が支払うかはそれぞれの家庭によって異なりますが、誰が払うのかによって贈与税が発生するため注意が必要です。

贈与税とは、お金や不動産などの「財産」を他人から譲り受けた場合に発生する税金のことです。知らなかったというだけで想定外の出費が発生することは誰しもが避けたいはず。

そのためには、贈与税について事前にしっかりと理解しておくことが重要です。

そこで本記事では、実家のリフォームで発生する可能性のある贈与税について詳しく解説します。あわせて、実家のリフォームで贈与税を避ける方法についても解説しているため、ぜひ参考にしてください。

実家のリフォームでは贈与税に注意

実家をリフォームする際、リフォームにかかる費用を子世帯が負担する場合には注意が必要です。実家の名義が親名義の状態で、子世帯が110万円以上のリフォームをすると「実家を贈与した」と判断されて贈与税が発生します。

例えば、子世帯の負担で1,000万円のリフォームをした場合、非課税枠の110万円を差し引いた890万円が贈与税の対象となります。知らなかったからといって避けられるものではないため注意しましょう。

実家のリフォームで贈与税を避ける方法

ここでは、実家のリフォームで贈与税を避ける方法について解説します。方法として挙げられるのは以下の4つです。

以下でそれぞれ詳しく解説するため、ぜひ参考にしてください。

子が実家を購入する

1つ目の方法は、子が実家を購入することです。子が実家を購入して名義変更を行う場合、実家を譲り受けたわけではないため、贈与税は発生しません。

実家を購入するとなると、高額な費用がかかりそうだと感じる方も少なくないでしょう。しかし、実家は築年数が経って固定資産税評価が低くなっていることが多く、そこまで費用はかかりません。

30年前に建てた3,000万円の実家の評価が、600万円ほどにまで下がっていたというケースも実際にあります。実家がよほど新しい建物でない限り、譲渡所得税が発生することもないため、贈与税を避けるひとつの方法として検討してみましょう。

非課税枠に抑える

2つ目の方法は、非課税枠に抑えることです。贈与税には、年間で110万円相当以下の財産の贈与は非課税になる、という控除基礎額があります。

そのため、年間110万円以内に収まるリフォームの費用を援助をする場合には、贈与税を避けることが可能です。しかし、年間110万円以内に収まるリフォームだと、大した改修ができません。

リフォームの際には、費用のことだけを考えるのではなく、住まい全体のことを考えた上でプランを作成しましょう。

相続時精算課税の制度を利用する

3つ目の方法は、「相続時精算課税」の制度を利用することです。「相続時精算課税」とは、2,500万円までであれば、非課税で財産を贈与できる制度のことを指します。

実家の固定資産税評価が2,500万円以下の場合、実家を譲ってもらったとしても贈与税は発生しません。そのため、実家の固定資産税評価が高く、購入できないという場合におすすめの方法です。

しかし、「相続時精算課税」は親が亡くなると、実家が相続財産に加えられ、相続税の支払いが発生します。そのため、税金の支払いを先延ばしにする方法として捉えておきましょう。

実家を共同所有にする

4つ目の方法は、実家を共同所有にすることです。実家を親と子の共同所有にして、子がリフォーム費用を負担すれば、贈与税は発生しません。

しかし、実家を共同所有にするための手続きは複雑であり、やり方によっては贈与とみなされてしまう場合もあります。そのため、実家を共同所有にする際には、税理士などの専門家に相談しながら行うことがおすすめです。

実家を贈与してもらうのもひとつの方法

ここまで、実家のリフォームで贈与税を避ける方法を解説してきましたが、実家を贈与してもらうこともひとつの方法です。住宅にかかる贈与税と聞くと、高額な金額を想像する方も多いでしょう。

しかし、実際のところは、想像よりも低い場合がほとんどです。例えば、固定資産評価額が200万円の住宅を譲り受けた場合の贈与税は10万円以下になります。

実家の築年数や状況にもよりますが、不動産取得税や登録免許税を考慮しても、贈与税を払う方が結果的に安いという場合もあります。そのため、固定資産評価額次第では、贈与してもらうことも検討しましょう。

実家のリフォームでは住宅ローンにも注意

実家のリフォームでは、贈与税だけでなく、住宅ローンにも注意が必要です。実家をリフォームする際に、実家の名義が親のままだと、子世帯は住宅ローンを利用できません。

また、親が住宅ローンを借りる場合にも、年齢や定年までの年数によっては住宅ローンの審査が厳しくなる可能性もあります。そのため、実家のリフォームに住宅ローンの利用を検討している方は、上記のことを踏まえた上で贈与するべきかを判断することが重要です。

実家のリフォームをお得にする際のポイント

ここでは、実家のリフォームをお得にする際のポイントについて解説します。今回解説するのは、以下の2つです。

以下でそれぞれ詳しく解説するため、ぜひ参考にしてください。

補助金制度を利用する

1つ目のポイントは、補助金制度を利用することです。リフォームでは、バリアフリーへの改修や断熱性能の向上、耐震リフォームなどを行うことで補助金がもらえます。

制度によっては上限200万円までの補助を受けることが可能なため、ぜひ活用してみましょう。また、補助金には国が用意している補助金と自治体が用意している補助金があり、併用もできます。

うまく活用できれば、リフォームにかかる費用を大幅に削減できるためおすすめです。

減税制度を使う

2つ目のポイントは、減税制度を使うことです。実家リフォームの際に、バリアフリーへの改修や省エネリフォーム、長期優良住宅へのリフォームを行うことで減税制度が利用できます。

リフォーム後に確定申告を行うことで、所得税や住宅ローン残高の一部を控除することが可能です。減税制度を使う場合には、「減税を受ける対象者本人が居住していること」が制度が利用できる条件のため注意しましょう。

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そのため、あなたの悩みに適したリフォームプランの提供が可能です。無料の相談を実施しているため、興味のある方はぜひ一度お問い合わせください。

まとめ

本記事では、実家のリフォームで発生する可能性のある贈与税や、贈与税を避ける方法について詳しく解説しました。贈与税のことを事前に理解しておけば、想定外の出費を抑えることが可能です。

また、贈与税を避けたい場合には、本記事で解説した内容を参考に、ご自身の状況に適した方法を選んでみてください。贈与してもらうことが最善な場合もあるため、しっかり検討してみましょう。

本記事があなたのお役に立てることを願っております。

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