近年、建て替えと比べて費用を抑えることができ、新築のように間取りの変更やデザインの変更ができるスケルトンリフォームに人気が集まっています。
リフォームを検討している人は、情報収集している中で目にしたことがあるでしょう。スケルトンリフォームについてなんとなく理解していても
- そもそもスケルトンリフォームとは
- スケルトンリフォームとフルリフォームの違い
- どのくらいの費用がかかるのか
- スケルトンリフォームのメリット・デメリット
- リフォーム業者の選び方
- どの程度の期間を要するのか
- スケルトンリフォームの施工事例
など、不明点が多い人もいるはずです。
今回の記事は、スケルトンリフォームについて網羅的に解説しました。建築のプロだからこそ話せる内容や具体的な施工事例なども紹介していきます。
スケルトンリフォームにまつわる情報を専門的かつ、網羅的に解説していますのでぜひ参考にしてください。
スケルトンリフォームとは
スケルトンリフォームとは、建物の構造躯体を残したまま、内部をリフォームすることを言います。間取りの変更や性能を改装することで、より生活のしやすい仕様に変更できます。
住心地が良くなるように、建物のエネルギー効率を向上させることも可能です。例えば、断熱材を強化したり、最新のサッシ窓を設置することにより、暖房や冷房のエネルギー消費を抑えることができ、住まいが快適になります。
そのためデザインを変えるだけでなく、間取りや性能を変更することで、より生活のし易い仕様に変更する目的で行われるのがスケルトンリフォームです。
スケルトンリフォームとフルリフォームの違いは?
スケルトンリフォームとフルリフォームに業界として明確な定義が決められているわけではありません。ただし、言葉の意味としてフルリフォームはより広義な意味で用いられています。
スケルトンリフォームもフルリフォームもほぼ同義として使われています。言葉の定義をせず解説すると意味合いがわかりにくくなります。そのため本メディアでは、以下のように定義します。
- スケルトンリフォーム:マンションの専有部(一室)、戸建ての構造躯体、屋根外壁を残し、内部をリフォームすること
- フルリフォーム:戸建て全体のリフォーム
上記として定義した上で、本記事や本メディアの情報を参考にしてください。したがってスケルトンリフォームとフルリフォームの違いは上記で定義した内容と認識しておきましょう。
スケルトンリフォームと建て替えの違いは?
先程も解説した通り、スケルトンリフォームとは建物の構造躯体、屋根外壁を残し内部をリフォームすることです。しかし建て替えとは、既存の建物を全て取り壊し、一から建物を作ることになります。構造躯体を残すのか、それとも全てを解体し新しい家を建て直すのかといった違いがあります。
他にも、費用面や期間でも大きく変わってきます。以下の記事でスケルトンリフォームと建て替えの違いやどんな人におすすめなのか、を解説していますので気になる方は以下の記事をどうぞ。
スケルトンリフォームにかかる費用相場
大前提スケルトンリフォームにかかる費用は、マンションや戸建てによって費用相場は異なります。また、改装する内容によっても変わってきます。
そのため費用相場を算出するのは工事内容、設備、期間などによって変わることを事前に理解しておきましょう。その上で、以下の2つに分けて費用相場を解説します。
上記の2つについてそれぞれ解説していきます。
スケルトンリフォームの費用については以下の記事でより詳しく解説をしています。費用相場だけでなく、費用を抑えるコツについても紹介していますので、気になる方は以下の記事を参考にしてください。
マンションのスケルトンリフォームにかかる費用
マンションのスケルトンリフォームの相場は以下の通りとなっています。
平米 | 費用相場 |
---|---|
60〜70平米 | 約600〜1,000万円 |
70〜80平米 | 約800万円〜2,000万円 |
80〜90平米 | 約1,000万円〜3,000万円 |
マンションの場合、構造によってはスケルトンリフォームを実施できないケースがあります。そのため、建材のグレードと広さによって費用相場が異なることを理解しておきましょう。
以下の記事ではマンションのスケルトンリフォームの費用相場から事例、メリット・デメリットと詳しく解説しています。マンションに在住ないしは、マンションを購入した人で、スケルトンリフォームを検討している人は、以下の記事はどうぞ。
戸建てのスケルトンリフォームにかかる費用
戸建てのスケルトンリフォームの費用相場は、以下の通りとなっています。
平米 | 費用相場 |
---|---|
80〜100平米 | 約800〜2,000万円 |
100〜120平米 | 約1,500万円〜3,000万円 |
120〜150平米 | 約2,000万円〜4,000万円 |
戸建ての場合、マンションとは異なり、設備、建材のグレードや間取り変更の規模、どの程度構造補強が必要になるのかによって費用相場は大きく異なります。
築年数が古く耐震補強や構造部を補強する必要性がある場合、上記で紹介している費用相場を上回る場合もあります。そのため、見積もり依頼や担当者へ相談するといいでしょう。
以下の記事では、戸建てのスケルトンリフォームの費用相場や施工事例を紹介しています。他にも戸建てでスケルトンリフォームをするメリットやデメリットも解説していますので、戸建てにお住まいの人は、ぜひ参考にしてください。
スケルトンリフォームにかかる期間
スケルトンリフォームにかかる期間は、工事内容によって変わります。そのため以下で紹介している期間は目安として捉えておくといいでしょう。
工事内容 | 期間 |
---|---|
戸建て(内部のみ) | 約3ヶ月 |
戸建て(内部・外部) | 4〜8ヶ月 |
マンション(内部) | 4〜8ヶ月 |
上記は設計期間と工事期間をあわせた期間となります。スケルトンリフォームの場合、早ければ2〜3ヶ月で終わる場合もあります。ただし、長くなると約1年弱かかることもあることを理解しておきましょう。
そのため、スケルトンリフォームの期間は事前に確認しておくのが大切です。
スケルトンリフォームの工事期間についてより詳しく知りたい人は、以下の記事をご覧ください。工程やスケジュール、期間が伸びてしまう原因、事前準備期間について解説しています。
スケルトンリフォームの流れ
本記事で紹介するのは基本的な大枠としての流れです。なぜなら業者によって少し流れが異なる可能性があるからです。ただし、大枠の流れとして以下の通りとなります。
- 打ち合わせ・ヒアリング
- プランのご提案・設計
- 工事費用の確定・契約
- 着工〜引き渡し
上記4つの大きな流れとなります。まずは打ち合わせを重ね、スケルトンリフォームを実施する上で、どのようなリフォームを実現したいのか、お客様の一人ひとりのご要望を聞きながら最適なプランなどを検討します。
できることやできないこと、費用のご相談などプロとしてただ要望を聞くだけでなく、提案していきながらスケルトンリフォームの全体像を打ち合わせしていきます。
その後実際の設計内容、そこに関わる費用のご提案します。設計内容や費用について同意いただいたらご契約を実施し、着工を進め引き渡しとなります。
スケルトンリフォームのメリット
スケルトンリフォームの概要について理解できたところで、ここからは実際にどんなメリットがあるのか解説していきます。スケルトンリフォームのメリットは以下の5つです。
- メリット①:建替えよりも費用を抑えられる
- メリット②:間取りを自由に変更できる
- メリット③:家全体のデザインを統一できる
- メリット④:劣化した配管・排水管などを新しくできる
- メリット⑤:家自体の補強ができる
上記のメリットについて具体例も踏まえながらわかりやすく解説していきます。
メリット①:買い替えよりも費用を抑えられる
メリット1つ目は、買い替えよりも費用を抑えられる点です。スケルトンリフォームは構造を残した状態でリフォームを実施します。そのため、新築で家を建てるよりも圧倒的に費用を抑えるられるメリットがあります。
新築を建てる場合は、建物を建てるだけでなく土地を保有する必要があります。土地代なども入るとスケルトンリフォームよりも圧倒的に費用が高くなります。
したがって、買い替えよりも費用を圧倒的に抑えられるのが最大のメリットと言えるでしょう。
メリット②:間取りを自由に変更できる
メリット2つ目は、間取りを自由に変更できる点です。構造だけ残してリフォームを実施するため、今住んでいる中での不便を解消できる点はスケルトンリフォームのメリットといえます。
例えば、既存の建物の中で生活している中で、「デッドスペースをどうにかしたい」「ここの扉をなくしたい」といった生活が変化する中で感じることはあるでしょう。
上記のような場合、一部リフォームで実現可能な場合と、スケルトンリフォームでなければいけない場合があります。そのため、スケルトンリフォームを実施することで、あなたが生活しやすい動線に変更できるのがメリットと言えます。
スケルトンリフォームの間取り変更についてより詳しく知りたい人は、以下の記事でメリットやデメリット、事例、変更する方法を紹介しています。ぜひチェックしてみてください。
メリット③:家全体のデザインを統一できる
メリット3つ目は、家全体のデザインを統一できる点です。部分リフォームの場合だとリフォームを実施する箇所だけのデザイン変更となります。部分リフォームを実施した場合、そこだけ新しくなるため、家全体のデザインが崩れてしまう可能性があります。
しかし、スケルトンリフォームの場合だと、家全体のデザインを統一した状態にできるため、好きなデザイン、住み続けたいと思うデザインに変えられるのは嬉しいポイントでしょう。
メリット④:劣化した配管・排水管などを新しくできる
メリット4つ目は、劣化した配管・排水管などを新しくできる点です。部分リフォームだとその部分だけの修繕になります。そのため、気が付かない箇所の配管・排水管などの修繕はできません。
ただし、スケルトンリフォームであれば、建物の構造部分だけを残してすべてを丸裸にするため、見えない部分まで建物の現状を確認できます。スケルトンリフォームを実施した際に、必要な箇所の改善することで、より快適に住みやすい環境構築ができるメリットがあります。
メリット⑤:家自体の補強ができる
メリット5つ目は、家自体の補強ができる点です。キッチンリフォームや風呂場のリフォームとなると、その部分だけのリフォームになります。そのため、家全体の補強はできません。
しかし、スケルトンリフォームであれば、建物の骨組みを見ることで補強すべき箇所を確認し補強ができるのはメリットといえます。ただし注意点もあります。
マンションの場合だと、補強ができない構造のケースもあります。家の構造によっては補強しても大きく変わらない可能性があることを理解しておきましょう。
スケルトンリフォームのデメリット
スケルトンリフォームにはメリットだけでなくデメリットもあります。どんなデメリットがあるのかも事前に理解しておきましょう。スケルトンリフォームのデメリットは以下の通りです。
- デメリット①:部分リフォームよりも費用が高い
- デメリット②:工事期間が長く仮住まいが必要
- デメリット③:共有部分など工事できない部分がある
- デメリット④:構造によっては間取り変更できない可能性もある
- デメリット⑤:リセールバリューが落ちる可能性もある
上記のデメリットについてわかりやすく解説していきます。
デメリット①:部分リフォームよりも費用が高い
デメリット1つ目は、部分的なリフォームよりも費用が高いことです。部分的なリフォームであれば、数十万円からで実施できます。しかしスケルトンリフォームとなると、数百万円以上かかるのがほとんどです。
したがって、トータルで考えたときの費用が高くなる点はデメリットと言えるでしょう。
デメリット②:工事期間が長く仮住まいが必要
デメリット2つ目は、工事期間が長く仮住まいが必要な点です。
スケルトンリフォームでは短くても3〜4ヶ月、ながければ1年前後かかります。その期間、骨組みだけ残しすべてを解体します。その中で生活はできません。
そのため別で仮住まいを用意する必要があります。当然その費用はご自身負担です。スケルトンリフォームしている家の費用と仮住まい費用を払うため、費用面としてもデメリットです。
したがって工事期間が長く仮住まいが必要な点がデメリットと言えるでしょう。
デメリット③:共有部分など工事できない部分がある
デメリット3つ目は、共用部分など工事できない部分がある点です。こちらのデメリットは戸建ての場合は関係がありません。マンションの場合のみ考えられるデメリットです。
マンションの場合、他の住人と共有で使っている部分のリフォームはできません。共有の廊下や玄関のドアなどです。
したがってマンションのスケルトンリフォームを実施する場合は、できない部分があることを理解した上で管理会社などに確認しておくとよいでしょう。
デメリット④:構造によっては間取り変更できない可能性もある
デメリット4つ目は、構造によっては間取りを変更できない可能性がある点です。以下の内容の場合や間取りだと間取りが変更できない可能性があります。
- 壁式構造マンションの耐久壁
- マンションのPS(パイプスペース)
- 一戸建ての通し柱・筋交い
- 一戸建てプレハブ工法の耐久壁
あなたが契約している建物が上記の作りになっていないか、管理会社に確認すると良いでしょう。どうしてもわからない場合は、リフォーム会社の担当者へ相談することで、事前にどのような工事が可能なのかなどは調査してくれるでしょう。
デメリット⑤:リセールバリューが落ちる可能性もある
デメリット5つ目は、リセールバリューが落ちる可能性がある点です。
スケルトンリフォームは自分好みの家にしたい人やこだわりの詰まった家にする場合がほとんど。その場合、大衆の受けが悪く売却する時に買い手が着きにくいといった、可能性があります。
そのため、価値が下がるいわゆるリセールバリューが落ちる可能性があります。ゆくゆく保有している物件の売却を検討している人は、スケルトンリフォームを実施するべきかどうかを一度考え直すのも一つの選択肢です。
スケルトンリフォームのデメリットについてより詳しく解説しています。デメリットを踏まえた上で、スケルトンリフォームがおすすめな人も紹介していますので、気になる方は以下の記事をどうぞ。
スケルトンリフォームの事例
スケルトンリフォームの概要やメリット・デメリット等を理解したところで、実際の事例を紹介していきます。マンションや戸建てによって異なる事例がありますので、本記事ではマンションと戸建ての事例を一つずつ紹介します。
また、以下の記事では、スケルトンリフォームの金額別で事例を紹介しています。すでに予算が決まっている方は、スケルトンリフォームの金額別事例をチェックしてみてください。
マンションのスケルトンリフォーム事例【1,285万/築23年/東京都】
こちらは築23年のマンションを購入し、スケルトンリフォームを実施した事例です。こちらの事例では、回遊動線や収納の変更を行うことでより住みやすい空間を実現するためにリフォームを実施しました。
リビングではキッチンの壁を取り除くことで、空間の広さを感じられるように変更。ガラスブロックや欄間を作ることで明るいスペースにもなっています。
間取り以外にも性能・断熱面のリフォームも実施。壁と床下に断熱パネルを施工し、夏は涼しく冬は温かい、暮らしやすい住まいにスケルトンリフォームで実施しました。エアコン効率のアップにも繋がり、光熱費の削減にもつながっています。
戸建てのスケルトンリフォーム事例【1,233万/築20年/埼玉県】
戸建てのスケルトンリフォームを行った事例では、内装材の汚れや設備の老朽化が気になっていた家主のご要望に沿ったリフォームを実施しました。間取りはほぼ変えず、配管の更新や断熱材の重鎮などの基本性能の向上に焦点を当てています。
リビングには無垢材のぬくもりを感じられるバーチ材のフローリングを使用し、床暖房も搭載して過ごしやすい快適な空間を実現。キッチンを向きを変更して、外の願望を楽しめるように工夫。
そして和室では無垢のバーチ材を引き戸に取り入れ、モダンテイストに仕上げています。
上記事例に加え、その他マンションと戸建ての事例を見たい方は以下の記事をどうぞ。
スケルトンリフォームの注意点
スケルトンリフォームでは注意点もあります。リフォーム会社に問い合わせする前にスケルトンリフォームの注意点をある程度理解しておくといいでしょう。
スケルトンリフォームの注意点は以下の通りです。
- 予算を把握する
- 施工会社を慎重に選ぶ
- 工事期間を考慮する
- 事前検査を実施する
予算を事前に決めておくのはとても大事です。予算がなければスケルトンリフォームを実施できるか判断がつかないからです。次に施工会社を慎重に選ぶこと。複数社の相見積もりを取り、担当者の対応なども踏まえ判断する必要があります。
その他工事期間や事前検査を実施するのも大事です。事前に検査を実施しないと後から予算を超えてしまう可能性があります。
上記の注意点を意識してスケルトンリフォームを依頼する会社や改装する箇所を検討するといいでしょう。
スケルトンリフォームを業者に依頼する際の4つのポイント
スケルトンリフォームを業者に依頼するのポイントを見ていきましょう。今までの流れである程度スケルトンリフォームの理解はできているはず。しかし、注意点にも上げたように施工会社を慎重に選ぶことが重要です。
その際に業者を選ぶポイントを把握した上で業者選びをしてみるといいでしょう。
- ポイント①:正しい知識とスキルのある業者であること
- ポイント②:工事・施工方法の根拠を示せる業者であること
- ポイント③:ヒアリングと提案ができる業者であること
- ポイント④:工事後も安心して相談ができる業者であること
上記3つのポイントについて詳しく解説していきます。
ポイント①:正しい知識とスキルのある業者であること
業者選びのポイント1つ目は、正しい知識とスキルのある業者であることです。リフォームする会社の中には、過去の事例、実績が少ない可能性もあります。
対象の業者がリフォーム事業をメインに取り組んでいる会社なのか、新築の住宅を建てる事業をメインにしているのか、ノウハウは異なります。
新築とリフォームする場合、工事内容や期間、進め方は違います。そのため、スケルトンリフォームを実施するのであれば、リフォームの実績がある会社のほうが、正しい知識とスキルのある業者です。
したがって安全面や品質面を考慮しても、知識とスキルのある業者選びを心がけましょう。
ポイント②:工事・施工方法の根拠を示せる業者であること
業者選びのポイント2つ目は、工事、施工方法の根拠を示せる業者であることです。根拠が示せない業者は、手抜き工事するリスクがあります。
資格や経験を担当者に確認することで信頼できる業者であるかどうかを判断できます。他にも、不明点については細かく質問していき、わからないことがない状態にするといいでしょう。
質問し続けることで相手の対応力も見られるため、安心してスケルトンリフォームを依頼できるようになるでしょう。
ポイント③:ヒアリングと提案ができる業者であること
業者選びのポイント3つ目は、ヒアリングと提案ができる業者を選ぶことが重要です。スケルトンリフォームする人の中には、理想はあるけれどその内容がベストかどうか迷っている人もいるでしょう。
あなたの理想を担当者に伝えたことに対して、ただ回答する業者であれば信用はできません。なぜなら理想を実現するためには様々な方法があるからです。
そのため実現したい間取り、デザインについてのヒアリングの仕方や回答した内容に対してプロとしての提案内容が盛り込まれているかどうかも確認するようにしましょう。
ポイント④:工事後も安心して相談ができる業者であること
業者選びのポイント4つ目は、工事後も安心して相談ができる業者を選ぶことが大切です。スケルトンリフォームは、工事をして終わりではありません。
リフォーム実施後、住み続けていく中での定期的な点検やリフォーム内容の記録をしている業者を選ぶことで、将来的に安心して住み続けられます。
また、保証内容も確認しておくようにしましょう。保証内容に基づいて不具合や問題を補修対応する業者を選ぶのがおすすめです。
スケルトンリフォームに関するよくある質問
最後にスケルトンリフォームに関するよくいただく質問についてまとめました。以下が質問内容ですので、気になる内容がありましたら、タップして気になる箇所を確認してみてください。
- Q1.住みながらスケルトンリフォームは可能ですか?
- Q2.スケルトンリフォームが実現できない場合もありますか?
- Q3.スケルトンリフォームでも変更できない箇所はありますか?
- Q4.スケルトンリフォームと中古マンション購入費用を同時にローン組めますか?
- Q5.スケルトンリフォームで耐震補強はできますか?
- Q6.スケルトンリフォームで後悔することってありますか?
- Q7.スケルトンリフォームで失敗した例ってありますか?
- Q8.スケルトンリフォームすると固定資産税上がったりするの?
上記の質問内容に対して回答を簡潔に解説しています。
Q1.住みながらスケルトンリフォームは可能ですか?
本記事でも解説したように、スケルトンリフォーム期間中は住居に住めません。そのためスケルトンリフォームの工事期間中は、仮住まいを契約いただき生活するのがおすすめです。
大掛かりな工事になるため、住みながらの変更は厳しいと考えておきましょう。もし仮に費用的な問題で仮住まいが難しい場合は、リフォーム会社に相談してみるといいでしょう。
Q2.スケルトンリフォームが実現できない場合もありますか?
本記事で解説したとおり、スケルトンリフォームが実現できない可能性もあります。建物構造や外装を中心にリフォームを実施するため、建物状況や内容によってはスケルトンリフォームが実現できないことがあります。
スケルトンリフォームが実現できない場合は以下のようなケースが考えられます。
- 建物の構造が複雑であるため
- 建物の構造が弱いため
- 建物が耐震性が低いため
- 建物の構造が変更できないため
そのため、スケルトンリフォームする場合は、施工会社に相談し、建物の状況やリフォームする内容を確認するのがよいでしょう。
Q3.スケルトンリフォームでも変更できない箇所はありますか?
スケルトンリフォームでも変更できない箇所はあります。こちらも同様、建物の状況や内容によって変更できない箇所があります。変更できない場合は以下のようなケースが考えられます。
- 建物の構造により、間取りを変更できない箇所
- 建物の構造により、外装を変更できない箇所
- 建物が耐震性が低いため、構造を変更できない箇所
- 建物が保存建造物であるため、構造や外装を変更できない箇所
そのため、スケルトンリフォームする場合は、施工会社に相談し、建物の状況やリフォームする内容を確認することがよいでしょう。
以下の記事では、スケルトンリフォームの間取り変更について解説した記事となっています。間取り変更のメリット・デメリットなどを解説しているので、気になる方はどうぞ。
Q4.スケルトンリフォームと中古マンション購入費用を同時にローン組めますか?
リフォーム費用と中古マンションの購入費用の同時ローンを組むことは可能です。しかし注意点として、借入する場合の信用力が必要となります。人により与信は異なります。
したがって、同時ローンを希望の場合は、リフォーム会社に相談しながら進めるようにしましょう。
Q5.スケルトンリフォームで耐震補強はできますか?
耐震補強することは可能です。ただし、部屋だけの耐震補強では意味のない場合もあります。建物構造が複雑な場合や構造自体が弱い場合は、耐震補強しても意味がない可能性もあります。
したがって、あなたがお住まいの建物状況や構造を調査した上で、耐震補強が現実的かどうか、リフォーム会社と相談すると良いでしょう。
Q6.スケルトンリフォームで後悔することってありますか?
後悔することはあります。目的がなく失敗したり、構造の問題で理想を実現できないといったケースです。他にも後悔するポイントはたくさんあります。
以下の記事では、後悔するポイントを7つ紹介しています。また後悔しないための対策方法も解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
Q7.スケルトンリフォームで失敗した例ってありますか?
よくある失敗例はあります。予算のオーバーや将来を考えていなかったり、業者選びを間違えたなどがあります。他にもスケルトンリフォームでの失敗例はあります。
より詳しく失敗例を理解した上で、対策を行いスケルトンリフォームを成功させたい方は、以下の記事を参考にしてください。
Q8.スケルトンリフォームすると固定資産税上がったりするの?
結論からいうと、スケルトンリフォームをすることで固定資産税は増額します。ただし、変わらないケースや上がるケース、上がったとしても節税できる方法などがあります。
以下の記事で固定資産税についてより詳しく紹介していますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
スケルトンリフォームならリノベーションハイムがおすすめ
スケルトンリフォームについてある程度理解できたことでしょう。リフォームを検討している以上、専門家の意見を取り入れた上で判断する内容も必要です。素人だけの考えでは不明点も多いでしょう。
そこで東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県エリアの方で、スケルトンリフォームを検討している方は、リノベーションハイムへご相談ください。
弊社リノベーションハイムは、お客様の『安心・安全・楽しむ住まい』をコンセプトにお客様のリフォームを実施しています。長期間安心して快適に住み続けることのできる生活の場の提供であると考えています。
リフォームを実現したいお客様の思いを形にする作業。そのため、「ヒトの品質」「モノの品質」「提案の品質」を心がけてサービス提供しています。
よりリノベーションハイムについて詳しく知りたい人は、以下のページで実施しているリフォームへのこだわり、コンセプトを解説していますので参考にしお問い合わせください。
スケルトンリフォームに関するまとめ
今回はスケルトンリフォームについて網羅的に解説してきました。スケルトンリフォームとは、床や天井、壁をすべて取り払い、躯体のみの状態にするリフォームです。間取りから作り直す大掛かりなリフォームと認識しておきましょう。
工事期間としては約3ヶ月〜1年と工事内容によって期間がことなります。同時に費用も変動します。そのため、事前に予算をある程度決めた上で、スケルトンリフォームの相談するといいでしょう。
また、建物の構造や状況によってはスケルトンリフォームが実施できない可能性もあります。したがってリフォーム会社に直接相談した上で、リフォームを進めるといいでしょう。リフォームの専門家によっては、最適な方法の提案をもらえるでしょう。
本記事がスケルトンリフォームの実施を検討している人のためになりましたら幸いです。