スケルトンリフォーム

スケルトンリフォーム?建て替え?どっちがお得?築年数別に解説

takadayuki

長年住んできた住宅も少しづつ劣化してきて、住みにくさを感じ始めたのではないでしょうか。

長い間、家族を雨や風、太陽光、時には台風や地震から守り続けてもらったはずです。そろそろ、リフォームや建て替えを検討されているのではないでしょうか。

検討しはじめて多くの方が悩むポイントは

  • 「結局スケルトンリフォームと建て替えどっちがお得なの?」
  • 「スケルトンリフォームと建て替えはなにが違うの?」
  • 「私にはどっちがおすすめ?」

といったポイントでしょう。

そこで、本記事では、スケルトンリフォームと建て替えはどちらの方がお得か、また、工期やメリット・デメリットなどを紹介していきます。

実際にあなたに適しているのは、リフォームか建て替えか判断してみてください。

また、スケルトンリフォームとは何か?詳しい情報を知りたい人は、以下の記事で詳しく解説しているのであわせて読んでみてください。

スケルトンリフォームとは?メリット・デメリット・費用・事例・注意点も紹介

スケルトンリフォームと建て替えはどっちがお得?

結論は、スケルトンリフォームがお得です。

一般的に建て替えになると、住宅の基礎や構造面から取り壊してあらたに住宅を築き上げていくため、スケルトンリフォームと比べると費用面ではスケルトンリフォームのほうがお得になります。

そのため、基礎や構造に不満がない場合はスケルトンリフォームをすることで、費用を抑えながらも、住宅のイメージを変えられます。

スケルトンリフォームと建て替え比較表

まずは、スケルトンリフォームと建て替えにおいて、費用相場、工事期間、工事内容の違いについて簡単に表で紹介します。

項目スケルトンリフォーム建て替え
費用相場1,200万円~2,500万円1,500万円~4,000万円
工事期間5ヶ月前後8ヶ月前後
工事内容軸・基礎以外を取り除きリフォーム住宅を一度解体した上で再建築
※上記の費用相場は土地面積や工事の詳細内容により変動いたします。

それぞれの項目の詳しい解説を以下でしていきます。気になる項目をチェックしてください。

費用面の違い

費用相場は、上記の表の通りになります。また、平均坪単価はスケルトンリフォームが10万円/1坪で、建て替えになると30万円/1坪となります。

リフォームや建て替えは、工事費用以外にもかかるお金があります。それぞれ以下のようになります。

スケルトンリフォーム
  • 仮住まいの賃料(工期分)
  • 荷物の移動費用
  • 床面積が変わる場合に必要な登記申請費用
  • 固定資産税の増額
建て替え
  • 仮住まいの賃料(工期分)
  • 荷物の移動費用
  • 地鎮祭や上棟式などの費用
  • 解体撤去費用

建て替えの場合は工期も長くなるため、仮住まいの賃料総額も増加します。また、解体撤去による金額は、木造なら3万〜5万円/坪、鉄骨造なら4万〜6万円/坪、鉄筋コンクリート造や鉄骨鉄筋コンクリート造なら6万〜8万円/坪となります。

50坪の木造住宅を解体撤去するとなると、約250万円ほどかかります。

工事期間の違い

次に、工事期間の違いです。工事期間はそこまで大きく変わりませんが、スケルトンリフォームの場合、リフォームの規模によっては3ヶ月ほどで完了するケースもあります。

しかし、建て替えの場合は、必ず解体撤去をしなければならないため、期間がかかります。そのため、早期に新しい住宅に移り住みたいという場合は、スケルトンリフォームがおすすめです。

工事内容の違い

最後の違いは、工事内容の違いです。大きく違う点は、

  • 解体撤去があるかないか
  • 基礎や軸を新しくするか補強するか

の2点になります。

築年数が進み、住宅メンテナンスをあまりしてこなかった場合、基礎や軸などが心配です。そのため、事前にリフォーム会社に診断をしてもらいスケルトンリフォームか、建て替えかを検討しましょう。

スケルトンリフォームと建て替えのメリット・デメリット

スケルトンリフォームと建て替えのそれぞれのメリット・デメリットについて紹介していきます。

それぞれのメリット・デメリットを確認した上であなたにはどちらの方法が適しているか考えてください。それでは、さっそくみていきましょう。

スケルトンリフォームのメリット・デメリット

まずは、スケルトンリフォームのメリット・デメリットからです。

メリット
  • リフォーム箇所を決められる(間取り、水回り、電気配線)
  • 予算の組み立てがしやすい
  • 耐震補強・気密断熱向上対策も可能
  • 建て替えに比べて工期が短い
  • 再建築不可物件でも新築同様にできる
  • 住宅によっては住みながらリフォームも可能
デメリット
  • 新築ではない
  • 建て替えに比べると間取りに制限がある
  • スケルトンリフォームが出来ない住宅もある。
  • 大規模補修が必要な場合、想像以上に高額になる場合も

上記のようにスケルトンリフォームでは、適度に間取りを変更しながらも、費用や工期を抑えて理想を叶えたい方におすすめの方法になります。

建て替えのメリット・デメリット

次に、建て替えのメリット・デメリットです。

メリット
  • 間取りを一から設計できる
  • リフォームに比べるとローンが組みやすい
  • 住み慣れた土地で新築の住まいが手に入る
デメリット
  • スケルトンリフォームより工期が長くなりやすい
  • 解体撤去に費用がかかる
  • 間取りや外壁、壁紙など、一から選びなおす手間がかかる

建て替えでは、0から作り直すため、間取りに制限もなく今までの住宅を一新できます。そのため、駐車場や柱の位置などスケルトンリフォームでは変更しづらい点に不満がある方は建て替えがおすすめです。

【築年数別】スケルトンリフォームか建て替えを選ぶ判断基準

スケルトンリフォームと建て替えを選ぶ際に1つ大きな判断基準として使用したいのが、築年数です。

築年数によってスケルトンリフォームか建て替えどちらがおすすめか、理由も記載しています。

築年数おすすめ施工理由
築25年スケルトンリフォーム基礎の補強などだけで充分、住宅強度が保てる
築35年スケルトンリフォーム外壁などの寿命も来るため一新することで建て替えよりもお得にできる
築40年状況次第平均住宅寿命の築年数であり、メンテナンスの有無により異なる
築50年建て替え基礎の負担・劣化やさまざまな箇所の老朽化でリフォームの方が費用が高額になってしまう
築60年建て替え劣化が激しくなり、補強だけでは住宅の安全性が補えない

上記のように、一般的な住宅の場合、築40年頃がちょうど節目のタイミングとなり、費用や基礎の状況によっておすすめの施工方法が変わってきます。

また、目的によってもスケルトンリフォームか建て替えかは異なります。必ず、一度リフォーム会社に相談した上で判断しましょう。

実際に、住宅診断からスケルトンリフォームと建て替えの費用を比べたい方は一度弊社へ相談してください。

リノベーションハイムにて実際に行ったスケルトンリフォームの事例を以下の記事で紹介しています。記事の中には費用別で紹介している事例もあるので、希望予算にあった事例が気になる方は以下の記事でチェックしてみてください。

スケルトンリフォームの事例6選!マンション/戸建て別に費用や施工内容も紹介

スケルトンリフォーム・建て替えはこんな人におすすめ

ここまで、スケルトンリフォームと建て替えの違いについて紹介してきました。あなたにはどちらがおすすめなのか実際に判断できるように、それぞれ紹介していきます。

自分はどちらにあてはまるのか比べてみてください。

スケルトンリフォームはこんな人・こんな家におすすめ

スケルトンリフォームは比較的築年数が浅い住宅で、費用を抑えながら今よりも快適な生活を手に入れたい方におすすめです。

また、比較的工期も短いため、急ぎの場合はスケルトンリフォームがいいでしょう。

しかし、基礎や軸が劣化していないと思っていても、スケルトン状態にした際に劣化が発覚する恐れもありますので、事前にリフォーム会社に診断をしてもらうようにしましょう。

建て替えはこんな人・こんな家におすすめ

建て替えは、劣化が激しい住宅で、新築同然にしたいと思われている方におすすめです。

工期や費用はかさんでしまいますが、住宅のすべてを一新できるため、将来的に子世代や孫世代まで譲り渡していく予定がある場合は、一度建て替えておくことで安心できるでしょう。

また、スケルトンリフォームと比較した際に、大きな差額が生じなかった場合も建て替えがおすすめです。

スケルトンリフォーム・建て替えで迷っている方は一度住宅メーカーに相談しよう

スケルトンリフォームか建て替えで迷われている方はリノベーションハイムへ相談しましょう。

リノベーションハイムはセキスイハイムグループのひとつで、一般住宅のリフォーム事業を担っています。

依頼者との意思疎通をしやすくするために窓口を一本化し、建築関係の資格を持ったプロのサポートが受けられます。

また、セキスイハイムの新築事業で培った技術を活かし、あなたにとって最適なプランを提案してくれるため初めての人でも安心して依頼できます。

まとめ

本記事では、スケルトンリフォームと建て替えのメリット・デメリットやどちらにすべきか判断するポイントを解説しました。

スケルトンリフォームにするか、建て替えにするかの判断は建物によって変わるため、一概にはいえません。

そのため、本記事で解説した内容を参考にしながら、あなたの建物に最適な方法はどちらなのか選んでみてください。

考えても判断できない場合は、リフォーム会社に相談してみましょう。建物の状況や見積もりを取ってもらった上で、総合的に判断ができます。

本記事があなたの助力になれれば幸いです。

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