日々の生活をする中で毎月の支払いだけでなく、メンテナンスのような急な出費にも対応しなければいけません。しかし、メンテナンスにどれくらいの費用がかかるのか、理解していなければ計画的に貯金することも難しいでしょう。
- 築年数ごとにどれくらいのメンテナンス費用がかかるのか
- 場所ごとでどれくらい費用がかわるのか
- メンテナンス費用を抑えたい
と悩んでいる方も多いはずでしょう。
そこで今回は、家のメンテナンスにかかる費用相場を紹介します。また、メンテナンス費用を抑える方法まで紹介します。新築を建てたばかりの方やメンテナンスを検討されている方はぜひ参考にしてください。
家のメンテナンス費用相場
家のメンテナンス費用の相場は、年間10万円から50万円程度が一般的とされています。しかし、具体的な費用は家の状態や必要なメンテナンス内容によって異なってきます。
家の種類や築年数、定期点検や修理の有無などによってかなり変動します。そのため、以下では詳しく紹介していきます。また、状況や目的によっては、メンテナンスではなく、リフォームが必要な場合もあります。
リフォームの費用については以下の記事をあわせてご覧ください。
築年数別メンテナンス費用
ここからは築年数別で必要なメンテナンス内容と費用相場を紹介します。あなたの家の築年数と照らしあわせて、今後必要な費用や今メンテナンスするとしたらどれくらいの費用がかかるのか確認しておきましょう。
築年数ごとに必要になるメンテナンス箇所を詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてください。
築10年のメンテナンス費用
築10年の家は外壁、屋根、内装、水まわりなどのメンテナンスが必要になってきます。それぞれどれくらいの費用相場になるのかは以下の通りです。
メンテナンス箇所 | 費用相場 |
---|---|
外壁塗装 | 80万円〜120万円 |
屋根の部品交換 | 5万円〜20万円 |
クロスの張り替え | 10万円〜40万円 |
設備 | 10万円〜100万円 |
外壁塗装は足場が必要になるため少し高額な費用になります。また、設備については水回りなどは本体交換するか、部品交換するかでかなり金額が変動します。
たとえば、ユニットバスの本体交換ですと、50万円から150万円ほどになります。築10年で必要なメンテナンスをすると、約100万円から200万円ほどです。
築20年のメンテナンス費用
築20年の家も外壁、屋根、内装、水まわりなどのメンテナンスが必要になってきます。それぞれどれくらいの費用相場になるのかは以下の通りです。
メンテナンス箇所 | 費用相場 |
---|---|
外壁塗装 | 80万円〜200万円 |
屋根の塗装・交換 | 20万円〜50万円 |
フローリングの張り替え | 10万円〜50万円 |
設備 | 30万円〜200万円 |
築20年になると屋根の張替えや塗装が必要になります。使用する素材で金額は変動しますが、雨どいなども含めると50万円ほどの金額になります。
また、水回りの交換が必要になります。特に、給水器や給湯器などの本体交換が必要です。築20年で必要なメンテナンスをすると、約150万円から350万円ほどになります。
築30年のメンテナンス費用
日々のメンテナンスをしてきた方は例年通りに必要な箇所のメンテナンスで済むため、約150万円から350万円ほどで済みます。
一般的に日本の住宅寿命は30年ほどです。築30年までメンテナンスしてこなかった家は必要なメンテナンスが多いため、全面的なリフォームが必要になります。リフォームになると柱などの軸組みを残して外装、内装すべてをリフォームします。
そのため、費用目安は800万から2,000万円ほどになります。定期的なメンテナンスをすることで多額の金額が必要になることを避けられます。日々のメンテナンスをしておきましょう。
建物別のメンテナンス費用相場
ここからは建物別のメンテナンス費用を紹介します。今回紹介するのは以下の3つです。
大きく内容が変わることはありませんが、それぞれの住宅ごとに必要なメンテナンスが変化します。それではさっそくみていきましょう。
木造住宅のメンテナンス費用
木造住宅はシロアリ対策や木造建築ならではのメンテナンス費用が発生します。家の大きさや対策の種類によっても金額は変化します。一度の依頼で約10万円から100万円程度が必要になってきます。
また、シロアリ対策は予防が大切であり、早めの発見や対策が将来的な被害を減らすことにつながるため、定期的な点検やメンテナンスをしておくことが重要です。
シロアリ被害を受けてからでは、大規模な修繕が必要になってしまう恐れもあり、1,000万円以上かかってしまうこともあります。
鉄筋住宅のメンテナンス費用
鉄筋住宅のメンテナンスには年間5万円から30万円かかります。鉄筋住宅は錆や腐食対策メンテナンスが必要です。時間が経つと錆や腐食が進行するため、適切な防錆処理が必要です。
また、鉄筋の劣化によって建物の耐震性能が低下するため、鉄筋の補修や交換が必要になる場合があります。
ほかにも基礎の補修が必要です。地震などの外力に耐えるための補強がされていますが、時間が経つと基礎の劣化が進行し、建物全体の耐震性能が低下してしまいます。そのため、定期的な基礎メンテナンスが必要になります。
鉄筋住宅は木造住宅と比べると耐久性が高く、長期間すみ続けられますが、適切なメンテナンスを怠ると建物の劣化が進行し、修繕費用が高額になってしまうことがあります。そのため、定期的な点検とメンテナンスが重要になります。
マンションのメンテナンス費用
マンションには、大規模修繕に備えての修繕積立金があるため、戸建て住宅に比べてメンテナンスを気にする必要がありません。
床や壁や給湯器、水回りのメンテナンス費用がかかってきます。そのため、10年ごとに約100万円から200万円ほどの設備メンテナンス費用がかかります。
マンションにおいても定期的なメンテナンスが必要になります。修繕積立金を毎月支払っているからメンテナンスしなくても大丈夫とならないように注意しましょう。
メンテナンス費用を抑える方法
ここまでメンテナンスにかかる費用相場を紹介してきました。定期的なメンテナンスによってリフォームのような大規模な費用はかからないものの、決して安くはない金額です。
そのため、ここからはメンテナンス費用を抑える方法を紹介します。紹介するのは以下の2つです。
それぞれ費用を抑えるために重要なポイントになります。ひとつずつ確認しましょう。
費用を抑える方法1:補助金や助成金の利用
基本的に外壁塗装や屋根の交換はリフォームに分類されるため、国や各自治体から補助金や助成金を受けられます。
『住宅省エネ2023キャンペーン』などの国土交通省が出している助成金キャンペーンを利用すると、最大で20万円ほど助成金を利用できます。他にもあなたの住んでいる地域で利用できる補助金や助成金がないか調べてみましょう。
費用を抑える方法2:信頼できる業者に依頼する
メンテナンス費用を抑えるためには信頼できる業者に依頼しましょう。信頼できる業者でないと、ミスやずさんなメンテナンスをされる危険性があります。
毎年メンテナンスしていたのに大規模な修繕が必要になってしまう場合もあるため注意が必要です。実績のある業者に依頼することで安心してメンテナンスを依頼できます。
また、信頼できる業者はメンテナンスの時期や内容をしっかりと記録として残してくれるため不要なメンテナンスを重ねる心配もありません。
家のメンテナンスなら信頼の実績のリノベーションハイムへ
家のメンテナンスをするなら長年の実績と経験のあるリノベーションハイムがおすすめです。リノベーションハイムは50年以上、リフォームに関する施工をしてきました。
今後、住み続ける家にするためには何度もメンテナンスをしていく必要があります。しかし、何年も前にしたメンテナンス内容を覚えておくのはとても大変です。
リノベーションハイムでは、メンテナンスした箇所や時期などを振り替えられる『住宅カルテ』を発行しています。そのため、メンテナンス内容を覚えておく必要がありません。
また、リノベーションハイムはオンラインでのx相談も可能ですので一度気になることや不安な点を相談してみましょう。
まとめ
ここまでメンテナンス費用相場について解説してきました。家のメンテナンスは長く快適に住み続けるためだけではなく、総合的な出費を抑えるためにも必要なものです。
メンテナンスを怠っていると、結果的に大規模なリフォームが必要になり、もう一軒家が建てられるのではないかというくらいの金額が必要になってしまいます。費用をおさえて日々安心して生活し続けるためにも信頼できる業者を選び、メンテナンスしましょう。
本記事があなたの助力になれば幸いです。