部屋を増やすリフォームをすれば、あなたやご家族の理想の空間が実現できます。
- 「子どもの成長に合わせて子ども部屋をつくりたい」
- 「趣味や仕事に集中できる部屋がほしい」
- 「部屋数が少なくて使い勝手が悪い」
- 「スペースが余っているからもったいない」
上記のような悩みは、部屋を増やすリフォームで解決できます。そのためには、あなたの悩みや要望にあったリフォーム方法を選ぶことが重要です。
とはいえ、リフォームは何度もできるものではありませんから、詳しいリフォームの方法は知らないという方がほとんどでしょう。
そこでこの記事では、部屋を増やす方法と費用について、増築と改築に分けて解説しています。それぞれのリフォーム方法について一つずつ解説しているので、あなたに最適なリフォーム方法が必ず見つかります。
また、リフォームで部屋を増やす際の注意点も解説しているので、不安や疑問を無くしたうえでリフォームに望めます。部屋を増やすリフォームに興味がある方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
そもそもリフォームで部屋を増やすには2通りある
部屋を増やす方法は、増築と改築の2つに分けられます。
増築とは、建築物の床面積を増やす工事のことです。床面積は各階の面積の合計を表すので、既存の住宅に2階や3階を増やす工事や、ベランダやバルコニーを部屋にする工事は増築にあたります。
例えば、以下のように思っている方は増築が向いているでしょう。
- 「庭があるけど、あまり使っていないから部屋を増やしたい」
- 「ベランダやバルコニーを部屋にして屋内にしたい」
一方、改築とは既存の建築物の建て替えのことで、リフォーム前と用途や規模が大きく変化しない工事のことです。「部屋を増やしたいけど、増築するほどのスペースはなさそう」と思った方は改築がおすすめです。
この記事では、部屋を増やす方法を増築と改築に分けて解説しています。現時点で増築と改築どちらにするか決まっている方は、以下のボタンからスキップしてみてください。
どちらがいいか決まっていなくても、全く問題ありません。どちらの方法もわかりやすく解説するのであなたにあった方法を探してみてください。
リフォームで部屋を増やす場合【増築編】
増築で部屋を増やす場合について、以下の項目で解説します。
なお、以下の記事では増築リフォームについて、さらに詳しく解説しています。あなたの家が増築できるかどうか確認できるチェックリスト付きなので、増築を検討中の方はあわせて読んでみてください。
増築で部屋を増やす方法・費用
増築で部屋を増やす方法は、主に以下の4つです。
それぞれ具体的な内容と工事費用を解説します。なお、工事費用はあなたの家の状況やリフォーム会社によって異なるので、あくまで目安としてご覧ください。
空いた敷地に部屋を増やす
部屋を増やす方法1つ目は、駐車場や庭などの空いた敷地に部屋をつくるという方法です。
簡易的な部屋を作るだけであれば、費用は約100万円~です。駐車場に部屋を作る場合は、コンクリートを掘削して床下を工事する必要がある分、費用が高額になるので注意が必要です。
住宅の1階部分を増築することになるので、スロープをつくれば屋外と接続できます。そのため、以下のような人におすすめです。
- バリアフリーに対応した部屋を作りたい人
- 2世帯で住み続けられる住宅にしたい人
庭や駐車場に十分なスペースがある方は、ぜひ検討してみてください。
吹き抜けに部屋を増やす
吹き抜けに部屋を増やすことも出来ます。工事費用は、工事内容によって以下のようになります。
- 床だけを設置する場合:30万円~
- 床と間仕切りを設置する場合:150万円~
床だけを設置する場合は、比較的費用を抑えられるので、完全な部屋でなくてもいいから安く部屋を増やしたいという方におすすめです。
注意点として、吹き抜けに部屋を増やす場合、1階の開放感がなくなることがあげられます。部屋を増やしたとしても、窮屈で住みにくい部屋になってしまったら納得いかないですよね。
対策として、リフォームプランを決める際、吹き抜け部分はもちろん、1階部分がどんな雰囲気になるかを業者に聞いておきましょう。
車庫の上に部屋を増やす
住宅に車庫が併設されている場合、車庫の2階に部屋を増築できます。
車庫の上に部屋を増やす場合、費用は一坪あたり30万円~とやや高額になります。理由は、構造部分を補強して、屋根の耐荷重を必要があるからです。
費用がかかる分、車庫と同じ広さの部屋を作れるので、大きな車庫を持っている人には特におすすめです。車に関する趣味を持っている方は、趣味用の部屋として増築するのもいいですね。
ベランダやバルコニーを部屋にする
ベランダやバルコニーにも部屋を増やせます。工事費用は1畳あたり25万円~です。ただし、耐荷重が十分でない場合は補強工事が必要なので、追加で10万円ほど見積もっておきましょう。
ベランダやバルコニーでは、子供部屋や作業部屋はもちろんですが、サンルームをつくることもできます。そのため、以下のような方に特におすすめです。
- 十分な洗濯スペースがほしい方
- ガーデニングを楽しみたい方
増築で部屋を増やす際の注意点
増築で部屋を増やす際の注意点は、以下の4つです。
一つずつ解説していきます。
建ぺい率と容積率をチェックする
住宅を増築する場合、建ぺい率と容積率に余裕があるかチェックしましょう。建ぺい率と容積率は以下のように定義されます。
- 建ぺい率…敷地面積に対する建築物の面積の割合
- 容積率…敷地面積に対する建築物の合計床面積の割合
建ぺい率や容積率を調べる際は、市役所等の建築指導課、または都市計画課に問い合わせましょう。ホームページなどで確認することもできますが、専門家に直接聞いた方が安心できます。
どちらか一つでも基準をオーバーしてしまうような増築はできないので、リフォームプランを立てる前に必ず確認しておきましょう。
補助金が使えないことが多い
増築する場合、補助金は使えないことが多いので注意しましょう。なぜなら、リフォームの補助金は、既存部分を改修する工事が対象であることが一般的だからです。
ただし、三世帯での同居を目的としたリフォームなら補助金の対象になることもあります。そのため、お住いの自治体に確認してみましょう。
補助金について、もっと詳しく知りたい方には以下の記事がおすすめです。増築リフォームでも使える補助金を含め、補助金制度についてわかりやすく解説しています。
また、ローンや減税制度は活用できるので、積極的に利用しましょう。リフォーム費用は決して安くないので、少しでも安く抑えたいですよね。
以下の記事では、リフォームの減税制度について解説しています。リフォーム費用を抑えたい方必見の内容なので、ぜひチェックしてみてください。
固定資産税が高くなる
増築リフォームをした場合、建物に新たな評価額がつけられます。これに伴って固定資産税が高くなります。増加額の目安は、工事費の4割×1.7%で計算できます。例えばリフォーム費用が500万円の場合、以下のように計算します。
500万×0.4×0.017=3.4万円(目安)
リフォームの予算を見積もる際は、固定資産税が増えてしまうことも頭に入れておきましょう。
固定資産税について、リフォーム前によく理解しておきたいと思った方は、以下の記事を読んでみてください。リフォームによって、あなたの家にかかる税金がどう変化するのか、理解できます。
登記や確認申請が必要
増築リフォームをする場合、建築確認申請と登記という書類の提出が必要です。どちらも書類の作成に専門知識が必要なので、建築士に依頼しましょう。
依頼に際して、それぞれ代行費用がかかります。目安として、25万円~を見積もっておきましょう。増築で部屋を増やしたい方はリノベーションハイムへご相談ください。
リフォームで部屋を増やす場合【改築編】
改築で部屋を増やす場合について、以下の項目で解説します。
改築で部屋を増やす方法・費用
改築で部屋を増やす方法は以下の2つです。
それぞれ具体的な方法や費用、どんな人におすすめなのかもあわせて解説します。
壁を作って部屋を増やす
改築で部屋を作る方法1つ目は、壁を作るというものです。費用は、電気工事を伴うかどうかによって以下のように異なります。
- 壁だけを作る場合:15万円~
- 電気工事を伴う場合:40万円~
元から部屋を増やすことを想定している場合のように、大きな部屋がある場合は壁を作ることで完全な個室をつくれます。子どもの成長に合わせて部屋を複数作りたい方におすすめです。
壁を作るリフォームについて、具体的な方法や注意点を知りたい方は、以下の記事を読んでみてください。リフォーム以外の方法もあわせて、費用や注意点を解説しています。
ロフトを作る
ロフトを作ることで部屋を増やすことも出来ます。費用は50万円~です。本来は想定されていなかった場所にロフトを作るため、大人が作業や仕事をするには狭いですが、子ども部屋としてはちょうどいい空間といえます。
また、お子さんがさらに成長して部屋として使わなくなった後も、収納として活用できるのも大きなメリットです。1階部分に部屋を作るスペースがない方や、生活スタイルが変わってもスペースを無駄にしたくないという方におすすめです。
改築で部屋を増やす際の注意点
改築で部屋を増やす際の注意点は以下の2つです。
配線やドアの設置を考慮する
改築で部屋を増やす場合、電気配線やドア、窓の位置をよく考えましょう。リフォームで部屋を増やしても、部屋としての使い勝手が悪くなったら意味がないですよね。
例えば大きな部屋に壁を作って2部屋にする場合、元の部屋の配線やドアはそのまま活かしたほうが費用を抑えられます。リフォーム後の生活スタイルをイメージしてプランを立てましょう。
生活動線や住みやすさを考慮する
改築で部屋を作る場合、生活動線を確保して住みやすい家にすることが重要です。
改築は増築とは違って、床面積が増えません。そのため、動線を考えずに間取りを変えると、狭く感じたり、住みにくくなったりします。主に以下のような項目を考慮しましょう。
- 不自然な壁や柱が残らないか
- スムーズに移動ができるか
リフォームの完成図を業者とよく相談しながら、住みやすい空間をつくりましょう。改築で部屋を増やしたい方はリノベーションハイムへご相談ください。
リフォームで部屋を増やす際のポイント
リフォームで部屋を増やす際のポイントは以下の3つです。
それぞれ解説していくので、リフォーム前にかならず確認しておきましょう。
将来のことを考えて設計する
リフォームする際は、将来のことを想定してデザインしましょう。今増築や改築を考えている方は、生活スタイルの変化に合わせてリフォームしようとしているはずです。同じように、さらに時間が経てば生活スタイルは変化します。
例えば、小学生になったお子さんのために子ども部屋を増やそうとしている方は、お子さんが独立した後もスペースを無駄にしないような工夫が必要です。
間取り変更を伴うような大規模なリフォームは、何度もできるものではありません。将来をの生活スタイルの変化を見越して、長く住み続けられる住宅にしましょう。
必要なら仮住まいも準備する
間取りの変更を伴うリフォームでは、仮住まいが必要なこともあります。そのため、あなたのリフォームプランや工事期間にあわせて、適切な仮住まいを事前に用意しておかないといけません。
リフォーム期間ごとのおすすめの仮住まいは以下の表のようになります。
リフォーム期間 | 仮住まい |
---|---|
~1週間 | ホテル |
数ヶ月 | 賃貸住宅 |
1週間~数ヶ月 | ウィークリーマンション |
仮住まいについて更に詳しく知りたい方は、以下の記事も合わせてチェックしてみてください。失敗例や、仮住まい選びのポイントを解説しているので、必ず役立ちます。
マンションの場合は規約をチェック
マンションをリフォームする場合は、必ず利用規約をチェックしましょう。
マンションでは、リフォームができる箇所や可能なリフォーム内容が定められています。そのため、万が一規約に反した工事をしてしまったら、大きなトラブルに発展してしまいます。
実際、マンションのリフォームでは、規約に反したリフォームをしたために法的措置を伴うようなトラブルに発展したというケースもあります。工事の前に必ず規約を確認しておきましょう。
部屋を増やすリフォームならリノベーションハイムにお任せください
リフォームで部屋を増やしたいと考えているの方は、ぜひリノベーションハイムにお任せください。リノベーションハイムは、長年多くのリフォームを手掛けてきた実績があります。増築と改築のどちらも、あなたの理想に合わせて最適なリフォームプランをご提案します。
この記事を読んで、部屋を増やすリフォームをしたいと思った方はもちろん、まだ気になることがある方やリフォームについて相談したい方も、以下のボタンからご相談ください。無料で相談できるので、リフォームに関して気になることがあれば、お気軽にお問い合わせください。
まとめ
今回は、リフォームで部屋を増やす方法について解説しました。
リフォームで部屋を増やすには、増築と改築の2つの方法があります。それぞれ特徴や費用が異なるので、よく理解して、あなたにあったリフォーム方法を選ぶことが大事です。
また、部屋を増やす際のポイントも解説しました。将来のことを考えたデザインにすれば、後悔しないリフォームが出来ます。また、仮住まいの準備や規約の確認といった準備をしておけば、さらに満足行くリフォームになります。
リフォームで理想の住宅を実現して、快適な暮らしを手に入れましょう。