この記事を読んでいるあなたは、家に住みながらのリフォームに関心を持っているはずです。
住みながらのリフォームなら、仮住まいにかかる費用を抑えられる上、引っ越しの手間も省けます。一方で、工事期間中の防犯や精神的なストレスといった不安の要因も多いです。実際、リフォーム検討中のすべての方には住みながらのリフォームはおすすめできません。
住みながらリフォームするかどうか考えるうえで、具体的にどんな困り事が起きやすいのかを知っておくべきです。さらに、あなたが住みながらリフォームできるかどうかは、あなたの性格やリフォーム内容から判断する必要があります。
- 「住みながらリフォームしたいけど、防犯対策が不安…」
- 「住みながらだとストレスが溜まりそう…」
- 「住みながらのリフォームは何が困るの?」
- 「仮住まいに費用をかけるのはもったいない」
上記のように思っている方のために、この記事では、住みながらのリフォームで困ったこと8選を紹介しています。住みながらリフォームした実際の事例をもとに、「ここが困った」というポイントを具体的に紹介します。
それぞれ対策も解説しているので、リフォーム前に必ずチェックしておきましょう。
さらに、あなたが住みながらのリフォームに向いてるかどうか確認できるチェックリストもあります。4つの項目であなたの適性を簡単に確認できるので。今すぐ確認したい方は、以下のボタンからスキップしてみてください。
住みながらのリフォームで困ったこと8選
住みながらのリフォームをして困った事例は以下の8つです。
具体的に何に困ったのかだけでなく、対策も解説していきます。
また以下の記事では、リフォーム全般でよくある失敗例を紹介しています。リフォームで絶対に失敗したくない方はぜひ読んでみてください。
困ったこと1:水回りが使えない
水回りのリフォームをする場合、工事中は水回りが使えません。トイレや洗面台の設備交換だけなら、1日以内で終わることが多いので、スケジュール次第では問題にならないでしょう。
一方で、数日間に及ぶ場合は対策が必要です。主な対策は、以下のようなものが考えられます。
- キッチンが使えない場合:コンビニやスーパーの惣菜で食事を済ませる
- トイレ・浴室が使えない:周辺の施設を利用するか、庭に仮設トイレを設置する
長期間水回りが使えないと、生活に大きな支障が出てしまいます。水回りのリフォームを検討中の方は、必ず準備しておきましょう。
困ったこと2:鍵の管理
住みながらのリフォームとはいっても、家に誰もいないという状況も起こるでしょう。その際、工事関係者のために鍵を開けっ放しにする必要がありますが、防犯上心配になりますよね。
大前提として、信頼できる業者を選ぶことが重要です。そのうえで、鍵の預り証を作成するのがおすすめです。鍵の預り証では、鍵を預けた日時や個数、管理方法、複製しないなどのルールを定めて書面に残しておきます。
リフォームでは、いわゆる、言った・言わないのトラブルがよく起こります。そのため、書面で確実に記録しておくことは、トラブル防止のために非常に重要です。ぜひ試してみてください。
困ったこと3:掃除が大変
リフォーム中は、チリやホコリが舞ってしまいます。そのため、普段よりも掃除の負担が大きくなります。
もちろん、業者はできるだけチリやホコリが出ないよう、ビニールシートやベニヤ板を使用しますが、完全に防ぐことは出来ません。そのため、住みながらのリフォームでは普段より衛生面に気を使う必要があると覚えておきましょう。
汚したくないものや精密機械は、事前にリフォーム箇所から離れたところに置いておくと良いでしょう。
困ったこと4:ペットの居場所がない
リフォーム中は、ペットの居場所にも気を配る必要があります。リフォーム中は大きな音がしたり、家族以外の人が家に出入りするため、ペットにとって大きなストレスになります。
また、工事場所に近づかないようリードに繋いでおく必要があるので、さらなるストレスになってしまいます。心配な場合は、友人や実家に預けることも検討しましょう。
困ったこと5:精神的なストレスを感じる
精神的なストレスは、住みながらのリフォームにおける最大の困りごととも言えます。工事中は、大きな音や振動が発生します。そのため、工事中はなかなか家で落ち着いた時間が過ごせません。
対策として、業者にスケジュールを聞いておくことで、音や振動が出る工事日を把握することが挙げられますが、完全に避けることは難しいです。
ある程度のストレスは覚悟したうえで、適度な外出やホテルへの宿泊で気分転換するのが重要です。
困ったこと6:プライバシーが確保できない
住みながらのリフォームでは、プライバシーの確保も普段通りにはいきません。なぜなら、工事期間中は、多くの工事関係者が家を出入りすることになるからです。
周囲を気にせずに自分のやりたいことができると思う方でも、やはり普段のようにくつろぐのは難しいものです。家族間の会話を聞かれるのも落ち着かないでしょう。
工事箇所以外の場所で家族が落ち着ける場所を確保して対策しましょう。
困ったこと7:生活スペースが制限される
工事期間中は、生活スペースが大きく制限されます。
工事している箇所はもちろんですが、工事箇所にあった荷物や家具を他の部屋に移動させるため、その他の生活スペースも狭くなってしまいます。荷物を移動させても十分な生活スペースが確保できるか、イメージしておきましょう。
困ったこと8:子供が工事箇所に近づいてしまう
小さなお子さんがいる方は、お子さんが工事箇所に近づかないよう注意が必要です。工事箇所周辺には、釘やビス、プラスチック片が落ちている可能性もあり、危険だからです。また、工事用の機材も危険なものが多いです。
お子さんから目を離さないことはもちろんですが、業者にも小さなお子さんがいることを伝えて、安全性に注意してもらいましょう。
また、幼稚園や学校でお子さんが家にいない時間に工事するのがおすすめです。逆に、長期休暇でお子さんが家にいる時間が長い時期は、リフォームは避けましょう。
住みながらリフォームするメリット
住みながらリフォームするメリットは、以下の2つです。
それぞれ解説していきます。
費用が抑えられる
住みながらリフォームするメリット1つ目は、費用を抑えられることです。住みながらのリフォームなら仮住まいを用意する必要がありません。
そのため、仮住まいの家賃や引越し費用をすべて削減できます。仮住まいを用意するとなると、季節によっては家賃や荷物の移動にかかる料金も割高になるので、大きな出費になります。
リフォーム費用を抑える方法についてもっと知りたい方は、以下の記事もあわせてチェックしてみてください。リフォームに使える減税制度や補助金について詳しく解説しています。
進捗が確認できる
住みながらリフォームするメリット2つ目は、工事の進捗を確認できるということです。自分で見て確認できるのはもちろん、業者に聞くこともできるので、いつでも状況を把握できます。
もし事前に聞いていた日程通りに工事が進んでいないと思ったら、業者に聞いてみましょう。工期が伸びてしまう場合でも、早めに把握できるので事前に準備できます。
あなたは住みながらリフォームできる?チェックリストで確認しよう
「結局、住みながらリフォームできるの?」と思っている方も多いでしょう。以下のチェックリストで、あなたが住みながらのリフォームに適しているか確認できます。
それぞれ何をチェックすればいいか、わかりやすく解説していきます。
工期が短い
1つ目のチェック項目は、リフォームの工期が短いということです。以下の表であなたのしたいリフォームにかかる期間を把握しましょう。
リフォーム箇所 | 期間 |
---|---|
キッチン | 7日~20日 |
トイレ | 1日~5日 |
お風呂 | 4日~14日 |
洗面所 | 1~5日 |
クロス・フローリング張替え | 2日~ |
窓 | 2日~ |
玄関ドア | 1日~ |
フェンス | 2週間~ |
住みながらのリフォームは、ホコリやチリ、音、振動などストレスの要因が多くあります。そのため、工事が数週間~数ヶ月に及ぶ場合は、住みながらリフォームすると精神的な負荷も大きくなります。
また、水回りが使えない場合は周辺施設を利用しなければならないように、生活スタイルが変化することもあります。その場合、いつもと違う行動を長い期間強いられるのは苦痛ですよね。リフォーム期間をもとに、住みながらリフォームするか慎重に判断しましょう。
なお、リフォーム期間についてもっと知りたい方は、以下の記事を読んでみてください。上記の表の項目について、さらに詳しくリフォーム期間を解説しています。
リフォーム内容が小規模
住みながらのリフォームでは、工事が小規模かどうかもチェックしましょう。
工事が広範囲に及ぶような大規模なリフォームや、複数箇所のリフォームでは、多くの家具や荷物を他の部屋に移動させる必要があります。そのため、住みながらリフォームするとかなり狭いスペースで生活することになってしまいます。
「小規模って具体的にどれくらい?」と思った方は、以下の項目を参考にしてみてください。すべての項目に当てはまれば、あなたのリフォームは小規模と言えます。
- 工事箇所が2部屋以内に収まる
- リビングのクロスやフローリングの張替えをしない
- 間取り変更を伴う工事をしない
上記の項目を見てもよくわからない方は、業者に確認してみましょう。多くのリフォームを手掛けている業者なら特に、工事の規模感をもとに、住みながらのリフォームが現実的かどうか教えてくれるでしょう。
ストレスを感じにくい
住みながらのリフォームでは、あなたや家族がストレスを感じにくいことも重要です。繰り返しになりますが、住みながらのリフォームは、ストレスの要因が非常に多いです。
そのため、ストレスに敏感な方や体調を崩しやすい方は、住みながらのリフォームには向いていません。また、受験を控えたお子さんがいる方のように、ストレスや負荷がかかるのが好ましくない場合も住みながらのリフォームは避けましょう。
マンションの規約違反にならない
マンションに住んでいる方は、規約違反にならないかどうかを確認しておきましょう。
マンションでは、リフォーム可能な箇所や許可されている工事内容が規約に記されています。そのため、リフォームする前にかならず規約を確認しましょう。管理会社に直接連絡するのも効果的です。
なお、マンションのリフォームについてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。リフォーム内容ごとの費用相場や実際の工事事例、さらにはマンションリフォームならではの注意点も解説しているので、マンションのリフォームを考えている方必見です。
住みながらのリフォームが難しい人は仮住まいを準備
上記のチェックリストの項目に一つでも当てはまらないものがあった方は、住みながらのリフォームは難しいでしょう。そのため、リフォーム中に仮住まいが必要です。工期ごとにおすすめの仮住まいは、以下のようになります。
リフォーム期間 | 仮住まい |
---|---|
~1週間 | ホテル |
数ヶ月 | 賃貸住宅 |
1週間~数ヶ月 | ウィークリーマンション |
リフォーム期間にあわせて、適切な仮住まいを選ぶことで、無駄なコストをかけずに、リフォーム中も快適に生活できます。以下の記事では、仮住まいについてさらに詳しく解説しているので、ぜひチェックしてみてください。
住みながらリフォームする際のポイント
住みながらリフォームする際のポイントは、以下の3つです。
一つずつ解説していきます。
防犯上の対策をする
1つ目のポイントは、防犯対策です。
工事期間中は多くの工事関係者が家に出入りします。鍵をあけて家を出ないといけないということも起こるでしょう。そのため、普段よりも入念な防犯対策が重要です。
例えば、先程解説した鍵の預り証の作成の他に、貴重品の厳重な管理が挙げられます。工事しない部屋に、貴重品をまとめておいて鍵をかけるといった方法が効果的です。
家具を移動しておく
2つ目のポイントは、事前に家具を移動しておくということです。
住みながらのリフォームでは、工事箇所にあった家具や荷物を他の部屋に移動させる必要があります。前もって荷物を移動しておけば、生活スペースが十分確保できているか確認できるだけでなく、工事期間中の生活もイメージしやすいでしょう。
万が一生活スペースに余裕がないと思ったら、実家やレンタルスペースに荷物を移動させることで対策できます。レンタルスペースは有料ですが、仮住まいを用意するよりは格段に費用を抑えられます。
信頼できる会社に依頼する
3つ目のポイントは、信頼できる会社に依頼するということです。
何度も言うように、住みながらのリフォームでは防犯が大きな課題になります。また、工事中は複数の業者が何度も家に出入りします。
打ち合わせを通して、あなたが信頼できると感じたリフォーム会社なら、工事期間中の不安やストレスも少なからず緩和されるでしょう。
リフォームでは、どの会社に依頼するかが成功に大きく影響します。信頼できるかどうかだけでなく、どんな事例を手掛けてきたか、アフターサービスが充実しているかなど、様々な要素を踏まえて会社を選びましょう。
「どの会社もあまり違いがわからない」「悪徳業者に引っかからないか不安」という方は、以下の記事がおすすめです。リフォームの会社選びでよくある失敗とともに、会社選びのポイントを解説しています。
住みながらのリフォームならリノベーションハイムへお任せください
住みながらのリフォームなら、リノベーションハイムへお任せください。リノベーションハイムは、長年多くのリフォームを手掛けてきた実績があります。住みながらのリフォームでも安心して依頼していただけるのはもちろん、工期中のあなたやあなたの家族にかかる負荷が少しでも減らせるよう努めます。
住みながらのリフォームができるかどうか不安な方やリフォームについてなにか気になることがある方は、ぜひ一度以下のボタンからお問い合わせください。お問い合わせは無料なので、ぜひお気軽にご相談ください。
まとめ
今回は、住みながらのリフォームについて解説しました。
住みながらのリフォームでは、事前に準備しておかないと、あとで困ってしまうことが多いです。リフォーム前の対策として、この記事で解説した事例8選を参考にしてみてください。
また、あなたが住みながらのリフォームに向いているかどうか確認できるチェックリストも記載しました。住みながらリフォームするか仮住まいを用意するか判断する際に、ぜひお役立てください。