二世帯住宅の完全分離型は後悔しやすい?リアルな口コミから後悔しやすいポイントまで

二世帯住宅の完全分離型とは、親世帯と子世帯の住む空間が完全に分かれているタイプの住宅のことです。同じ建物でも世帯ごとに独立して生活できる環境が整っています。

しかし、いくら生活エリアを分けても生活音が気になったり、生活費問題で不満がたまったりなど、後悔したという方も多くいます。事前に後悔しやすいポイントを把握しておかないと、リフォーム後にストレスに苦しんでしまうため注意が必要です。

そこで本記事では、完全分離型の二世帯住宅で後悔しやすい5つのポイントを解説していきます。事前に後悔しやすいポイントを押さえておくことで、建てたあとの後悔を減らせます。

後悔しないリフォームを実現するためにも、ぜひ最後まで読んでみてください。また、完全分離型の二世帯住宅についてより詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。

目次

完全分離の二世帯住宅で後悔している人のリアルな口コミ

さっそく、完全分離の二世帯住宅で後悔している人のリアルな口コミをみていきましょう。口コミを事前に見ておくことで、後悔することを防げます。

何をどう言っても通じない.聞く耳をもたない自己中わがまま80代がうちにも2人(完全分離型二世帯住宅)
夫も義妹も自分の親なのに、なるべく関わらないようにしているほどで…
次女の(孫)病気のことも知らせていません。大騒ぎしてイベントにしてしまうので
ほんと悩みの種です。愚痴りました

引用元:X

嫁姑問題は完全分離型の二世帯住宅でもあるようです。嫁姑問題に悩んでいるという声はよく聞くので、事前に防げる対策を施しておくと良いでしょう。

かーたんと一緒で
ウチも母と完全分離の二世帯住宅に住んでいるのよ。
完全分離なので、玄関から別なんだけど、やっぱり同じたてものなので嫌でも庭とかで顔合わせちゃうのよね…
不登校の娘に、何で学校に行けないのか!とか暴言吐くので
出て行って欲しいと言ったら、新しい家建てろ…だって

引用元:X

完全分離の二世帯住宅で、玄関から別にしても、庭や駐車場で顔を合わせるのに悩んでいるという声も多いです。顔を合わせる可能性があるだけでも気を遣ってしまうのでしょう。

完全分離型の二世帯住宅で任せると言いながら
ファミリー玄関もパーテーションも贅沢過ぎるとハルナを罵倒し
勝手に工務店を決め勝手に共有のドアを図面に描き常に上から目線
夫トオルに訴えても気にするな・悪者にするな・機嫌を直せと完全無視
一歳児の息子リクを連れ
離婚に至るだろう

引用元:X

いくら生活エリアを分けていたとしても、建てるときはお互い話し合って決めるため、その段階で不満がたまるという声もよく聞きます。親とトラブルになりそうな場合は夫と同居をやめる話を持ち掛けてみたり、建物自体を2棟にすると良いでしょう。

玄関共有の上下完全分離型二世帯住宅を建て5年目ですが、引き渡し後から『何で玄関2つにしなかったんだろう…』ってずっと後悔しています。
当時は玄関2つにすると税金が高くなる?だかで諦めましたが、こんなにずっと後悔するなら税金が高くなろうが2つにして義達の生活音ナシの生活がしたかったです

引用元:X

完全分離の二世帯住宅で、お互いの生活音が気になるのもよくある悩みです。玄関を2つにすると税金が高くなるとはいえ、後々ストレスがたまるのであれば、話し合い、玄関を2つにするのも1つの方法です。

完全分離の二世帯住宅で同居する嫁ですが、後悔してます。絶対別居がいい。頼りの夫が単身赴任で遠くに行ってしまい、義両親の介護をやらされるハメになりましたよ。

引用元:X

完全分離の二世帯住宅にしても、夫が単身赴任になり、義理親と同居という可能性は転勤族であればゼロではありません。育児や家事、仕事に加えて介護までなると手に負えなくなるため、事前に転勤の可能性があるのであれば話し合っておきましょう。

完全分離型の二世帯住宅で後悔しやすい5つのポイント

ここでは、完全分離型の二世帯住宅で後悔してしまったという以下5つの失敗例を紹介します。

それぞれ下記で詳しく解説していきます。

①生活音がストレスになる

完全分離型の二世帯住宅でも、生活音がストレスになり、後悔してしまうことがあります。なぜなら、お互いの生活習慣の違いや間取り、設備に配慮できていないからです。よくある生活音がストレスになった例を紹介します。

  • 上下で分離しているタイプの二世帯住宅で、上の階の足音や騒ぎ声などが気になる
  • 下に住んでいる世帯に足音や話し声、生活音などの気を遣う
  • 生活リズムが違い、寝ている間の生活音が気になる
  • 建物内部の遮音性能が低い

防音や遮音設備を取り入れても、実際に入居するまでは生活音が確認できません。そのため、実際に住んでみると、防音対策していても生活音が気になり、ストレスを感じたケースもあります。

小さな生活音が積み重なると、過度にストレスを感じてしまいやすいです。生活空間は別ですが、同じ建物内で暮らしているため『音』に対しての配慮が必要です。

②共用しないといけない部分がある

完全分離型とはいっても、庭やバルコニー、駐車場など共用するスペースがあります。そのため、世帯間で顔を合わせることも多く、配偶者などは気を遣い、後悔したというケースもあります。

また、これら共用スペースに関して、手入れはどちらがするのか、駐車場の使い方などについてトラブルになってしまうことも多いです。トラブルにならないよう、バルコニーを各世帯で用意する、駐車場のルールを決めておくなど事前に対策しておくと良いでしょう。

③金銭問題が発生する

二世帯住宅でトラブルになりがちなのが、金銭問題です。生活費や光熱費、住宅ローンの支払いや割合など、事前に決めておかないとトラブルになってしまいます。

完全分離型に各世帯別空間で暮らしていても、2世帯分まとめて支払うパターンが多いです。各世帯の人数の差や使用量の差による負担割合でトラブルになることが多いので注意が必要です。金銭問題になった例を紹介します。

  • 住宅ローン、光熱費を払ってくれない
  • 両親の定年後、どの割合で支払うのかトラブルになった
  • 水道光熱費を半分にしているが、どちらかの世帯の使用量が多い

二世帯住宅のプランを立てる段階で、住宅ローンはどうするのか、水道・光熱費はどの割合で支払うのかなど話し合っておくことが重要です。

④来客に気を遣う

完全分離型でも、来客に気を遣うようになったという点もよくある後悔しやすいポイントです。なぜなら、賃貸や一戸建ての場合は隣人は他人ですが、同じ建物内に親族がいるとなると話し声や足音などに気を遣ってしまうからです。

「たまには、家庭の愚痴などのストレスを発散したい」「友人や知人を家によく呼んでいたけれど、二世帯住宅にしてからは呼びにくくなった」という声もあり、近くに親族がいるとなかなか気軽におしゃべりが楽しめないのかもしれません。それがストレスとなってしまうのでしょう。

⑤収納が少ない

完全分離型の二世帯住宅では、必要な住宅設備も2世帯分必要です。そこから、リビングや家族分の部屋数などを確保していくと、収納スペースが少なかったというケースもよくあります。

ある程度の収納スペースがないと、部屋にものが溢れ、散らかりやすくなるため要注意です。収納スペースが少ないと、日々の積み重ねでストレスになってしまいます。

プランを立てる段階でどれくらい収納スペースが欲しいのか考えておきましょう。

完全分離型の二世帯住宅で後悔しないための3つの対策

上記で、完全分離型の二世帯住宅で後悔しやすいポイントを紹介しました。これをもとに、後悔しないための対策を以下3つ紹介します。

下記で詳しく解説していきます。

対策①お金に関することを事前に話し合う

完全分離型の二世帯住宅で後悔せず、世帯間で仲良く暮らしていくために、お金に関する取り決めを事前に話し合っておきましょう。

必要な水道光熱費やガス、ネット代など毎月必要な支払いに関して、毎月の積み重ねが大きなストレスにつながってしまいます。完全に別で支払う場合、水道・光熱費のメーターは建築段階で設置しないといけません。

そのため、事前にランニングコストやその他の費用面について話し合っておくことが大切です。毎月の支払い以外にも、固定資産税は二世帯住宅のプランを立てる段階で決めておきたい項目です。

固定資産税は折半にしている家庭も多いですが、土地を親世帯、建物を子世帯など分ける方法もあります。親子だからといって曖昧にしてしまうと、後々大きなトラブルとなります。二世帯住宅のプランを建てる際に、しっかり話し合っておきましょう。

対策②各世帯のライフスタイルを考慮した間取りにする

完全分離型の二世帯住宅では、一人ひとりのライフスタイルを考慮した上で間取りに取り入れるのが最善です。そうでないと、生活動線やライフスタイルなどに配慮できず、後悔してしまいます。

家族全員の活動開始時間、帰宅時間、洗濯や掃除・入浴時間などを考え、なるべく生活音が気にならない間取りや設備にしておきましょう。また、現在のことも大切ですが、将来のことも考えておくとより良いです。親の老後や子どもの巣立ちなど、各家庭それぞれいろいろなことが考えられます。

さらに、将来的に空いた住居を賃貸に出せるように設計しておくと、有効活用できます。後悔しないためにも、それぞれのライフスタイル、ライフステージが変わった将来も考慮してみましょう。

対策③防音対策を施す

防音対策は防音性の高い素材を取り入れるのも1つですが、間取りの工夫も大きく関係します。防音対策の例は以下の通りです。

  • 防音性の高い素材を取り入れる
  • 音が伝わりにくい間取りを工夫する
  • 部屋との間に収納を挟む
  • 二重床にする
  • 防音マットや防音カーペットを敷く

上下分離タイプの場合、子世帯が上の階に住むケースが多いです。その場合、床材で防音対策をしておきましょう。予算に余裕があるなら、二重床にしておくとより防音効果が得られます。

余裕がない場合は、コルクタイルやカーペットなどを敷くのがおすすめです。左右分離タイプは、親世帯の寝室の近くに子世帯のリビングやキッチン、お風呂などを設けると音が気になりやすく、間取りを決める際に注意が必要です。

音の伝わり具合は図面で確認するのが難しいため、お互いの生活をシミュレーションして、ストレスにならない対策を施しましょう。

リフォームはリノベーションハイムにおまかせください

完全分離型の二世帯住宅にリフォームするなら、リノベーションハイムにおまかせください。リノベーションハイムには、豊富な実績があり、完全分離型の二世帯住宅へのリフォームも数多く手掛けてきました。

そのため、あなたの悩みに適したリフォームプランの提供が可能です。無料相談も実施しているため、興味のある方はぜひ一度お問い合わせください。

まとめ

本記事では、完全分離型の二世帯住宅の後悔しやすいポイントやその対策について解説しました。完全分離型の二世帯住宅にリフォームする際はお互いのライフスタイルを考慮し、日々の生活でストレスがたまらないような間取りにすることが重要です。

また、リフォームプランを考える際は、現在だけでなく将来も考慮しておきましょう。その他、後悔しないための対策に関しては上記で紹介しているので、参考にしてみてください。

本記事があなたのお役に立てることを願っております。

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