リフォームでは、様々なトラブルが起こります。リフォームを検討している方の中には、トラブルが起こらないか不安に思っている方も多いでしょう。
- 「業者に騙されないか不安…」
- 「せっかくのリフォームでトラブルにあいたくない」
- 「トラブルになったら泣き寝入りするしかないの?」
上記のように、リフォーム前は誰でも不安になります。しかし、不安に思う必要はありません。リフォームでよくあるトラブルの多くは、未然に防げるからです。リフォームは何度もできるものではないので、どうせやるならトラブルの無い満足行くものにしたいですよね。
そこで今回は、リフォームでよくあるトラブルと未然に防ぐ方法を解説します。トラブルの事例と対策を理解しておけば、あなたがトラブルに合う可能性を大幅に減らせるでしょう。
さらに、トラブルに合った場合の対処法も解説しています。どれだけ準備していても、トラブルを完全に防ぐことはできません。しかし、対処法を知っておけば、突然のトラブルにも落ち着いて対処できます。
また、そもそもリフォームって何?であったり、リノベーションとの違い、流れや期間などについて網羅的に知りたい人は、以下の記事で解説しています。詳しく知りたい人は、以下の記事をチェックしてみてください。

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リフォームでよくあるトラブル事例7選
さっそく、リフォームでよくあるトラブル事例を、7つにまとめて紹介します。
- トラブル1:仕上がりに不満・不具合がある
- トラブル2:費用の請求が納得行かない
- トラブル3:リフォーム後に体調が悪くなった
- トラブル4:近隣からクレームが来た
- トラブル5:工事が始まらない
- トラブル6:契約書を交わしてくれない
- トラブル7:工事後に修繕箇所が出たのに対応してもらえない
ひとつずつ解説するので、よくあるパターンをしっかり抑えましょう。
トラブル1:仕上がりに不満・不具合がある
リフォームでよくあるトラブル1つ目は、リフォームが完了したものの、思っていた仕上がりと異なるというものです。イメージ通りでないだけでなく、壁紙が剥がれてきたり、雨漏りしたりといった不具合がでてくることもあります。
実際に、コンクリートが剥がれるといったリフォームトラブルを経験した人もいます。
と思ったらまた上層が割れてしまった。なんでだ?二層にわけたからか?そもそもコンクリ車使うべき工事だったのでは?そしてまた直してもらう。深夜まで作業が続くので近所の目がとても気になる。
引用:X
不満や不具合が出てきたときは業者に伝えて対応してもらうのが一般的ですが、誠実に対応してもらえない場合は、大きなトラブルに発展してしまいます。
また、追加工事が発生すると追加費用がかかりますが、どちらが負担するかを巡ってトラブルになることも多いです。お互いに納得行くリフォームにするために、常に業者と円滑にコミュニケーションをとって意思疎通しましょう。
トラブル2:費用の請求が納得行かない
請求された工事費用に納得行かないというトラブルもよく起こります。特に、請求額が見積もりと大幅に異なる場合や勝手に追加工事されて費用が上がっている場合にトラブルになりやすいです。
なかでも、請求書の詳細内容の費用に不満を抱える人もいます。
新築そっくりさんのリフォームでトラブル。出来高精算となりましたが、詳細の根拠に不信感。配線まで施工費用を請求されています。請求書に関して、きちんとした詳細を出して欲しいと言い続けていましたが…
引用:X
対策として、打ち合わせ段階で見積もりに不明点があれば必ず質問することが重要です。ただし、工事が始まってから追加工事が必要だと判明することもあるので、予算に余裕をもたせるよう覚えておきましょう。
もし実際に追加工事が必要だと言われたら、どんな工事がなぜ必要なのかを聞き、書面に残しておくことが大切です。言った言わないのトラブルを回避できます。
トラブル3:リフォーム後に体調が悪くなった
リフォームが終わった後、生活していると体調が悪くなってしまうことがあります。
具体的には、目がチカチカする、めまいや頭痛がするなど症状は様々ですが、建築材料に含まれる化学物質やダニ、カビが原因であることが多いです。症状以外にも、部屋の臭いに苦しむ人もいます。
リフォームした部屋の壁紙に、ルーアマイルドが使われており、部屋の臭いに毎日苦しんでる友達がいる。管理会社に苦情を言っても「ルーアマイルドは、シックハウス症候群の人にも使われている物で、臭いは主観だから…」云々言われたそう。一応、無香空間やら空気清浄機を置いて行ってくれたらしいが
引用:X
もし体調が悪くなったら、病院で診察してもらったうえで業者にも連絡し、対応してもらいましょう。
トラブル4:近隣からクレームが来た
リフォーム中は、大きな音や振動が発生します。そのため、近隣住民からクレームが来てトラブルになることもあります。
たとえば、長期間のリフォーム工事で業者の印象が悪いと、リフォーム後に住む人も近所から良くないイメージを持たれやすいでしょう。
近所の迷惑ふりまくリフォーム業者…今日やっとセメントローリー車が来たから最終段階かな~何でリフォームで半年近くかかってるんかわからん。その間、近所トラブルだらけなのに…心配なのは工事後、ここに住む方大丈夫だろか?こんなにヘイトためられてw
引用:X
近隣住民とのトラブルは、工事が終わった後も続いてしまいますから極力避けたいですよね。対策として、大きな音や振動を伴う工事は平日に行うといった配慮は忘れないようにしましょう。
とはいえ、工事をする以上迷惑をかけてしまうのは仕方ありません。事前に近隣住民に挨拶しておいて、良好な関係を築いておくとトラブルを減らせるでしょう。
トラブル5:工事が始まらない
工事が始まらないことも、リフォームでよくあるトラブルの1つです。実際に、着工予定から数か月経過しても工事が始まらない事例があります。
着工予定日から数ヶ月経っても工事が始まらない。 痺れを切らしてリフォームのキャンセルを求めた。消費税は返せるけど、工事代金は返せないと言われた。金額にすると数十万円。契約書にキャンセルの際に返金できないという旨の掲載はない。これは返してもらえるの?もらえないの?
引用:X
工事を始めてくれない限り、リフォームの完了はありません。そのうえ、工事費用の返却ができないといった対応では損するばかりです。リフォームが予定通りに終わるためにも、リフォーム業者選びは慎重に行わなければなりません。
トラブル6:契約書を交わしてくれない
契約書を交わさずに工事を進めることも、リフォームでよくあるトラブルの1つです。次のように契約書を交わさず、リフォームを始めることもあります。
今年初めからリフォーム工事をしているのですが、お願いした業者さん…ヤバい人だと分かりました
クロスを1日で決めろとか図面一枚しかくれない、何かと急かすし頼んだことやってくれない…そもそも契約書も交わしてず
言った言わないばかり、寝不足で胃が痛くて、病院行かないとヤバそうです引用:X
契約書がなければ、万が一費用面や作業内容でトラブルが生じた場合に対処できません。からなずリフォーム前に、契約書を交わし内容確認をしてからリフォームを実施するのが賢明です。
トラブル7:工事後に修繕箇所が出たのに対応してもらえない
工事後に修繕箇所が出たのに対応してもらえないことも、リフォームでよくあるトラブルの1つです。修繕対応してもらえなければ工事が完了しないうえに、他のリフォーム業者に修繕を依頼するといった金銭面の負担も避けられません。
リフォームトラブルのその後先日調停1回目があり弁護士から報告がありました。相手側は施工ミスの修繕はしないと主張。未納品の給湯器や浴室乾燥機、部屋の扉、施行忘れのワックスもやらないとな。他社委託で進めるつもりですが、こっちの手間がすごいし、諸々すんなりいかない気配100です
引用:X
自分でリフォームの修正ができる内容であればよいものの、専門業者でなければ直しができないこともあります。可能な限り、依頼したリフォーム業者に修繕の対応をしてもらうのが賢明です。
リフォーム時のトラブルを未然に防ぐ方法
リフォームでよくあるトラブルには、いくつかのポイントをおさえておけば、未然に防げるものも多いです。トラブルを未然に防ぐ方法は、以下の5つです。
それぞれ具体的に解説していくので、実践してリフォーム時のトラブルを減らしましょう。
01:完成イメージを共有する
業者と完成イメージを共有しておくことで、工事後の仕上がりに関する不満を減らせます。理想の完成像をしっかり伝えて、納得行くリフォームにしましょう。
イメージを共有する際に、カタログや広告を使うと、具体的にイメージを共有できるので効果的です。「この写真のようにおしゃれな雰囲気にしたい」「家事が楽になるような間取りにしたい」など、あなたの希望を詳しく伝えましょう。
ただし、建物の状態や予算によっては、あなたの理想をすべて叶えられるとは限りません。そのため、どの範囲まで実現可能なのかや想定される不具合も併せて聞いておきましょう。
02:わからないことはなくしておく
業者とリフォームの計画を立てている段階で、わからないことが出てきたらすぐに質問しましょう。リフォームに関するトラブルの多くは、工事の詳細を理解していなかったために起こります。
何を聞けばいいかわからないという方は、以下を参考にしてみてください。
- 使用する設備や素材のメリット・デメリット
- 工事の費用・期間が妥当か
- 想定される不具合はあるか
リフォームでは専門的な知識も必要なので、ついつい業者に任せたくなってしまうものです。しかし、トラブルを回避する、そして長年安心して住み続けるためにも、工事が始まる段階でわからないことはなくしておきましょう。
03:見積もりはできるだけ詳細に確認する
業者に見積もりを出してもらったら、費用の使い道まで詳細に確認しましょう。不自然な部分がないか見ておくのはもちろんですが、何にどれくらい費用がかかるのか把握しておくことも重要です。
また、追加で費用がかかる可能性があるかも聞いておきましょう。追加工事をする場合や工期が延びた場合を想定するためです。
見積もりの時点で、大幅に予算を超えることが想定されたらプランを見直すのも手です。どの部分を優先してリフォームするか考えて、予算内で満足できるリフォームをしましょう。
04:打ち合わせ内容を記録する
リフォーム相談時のやりとりはできるだけ記録しておきましょう。相談内容を見直せるだけでなく、トラブルになった際に重要な証拠になるからです。
言った言わないのトラブルのような業者との認識の違いは、打ち合わせ内容を記録していないことが原因です。些細なことでもメモをとりましょう。
また、設備・部品の型番も記録しておくと、見積もりの際に間違いがないか確認できるのでおすすめです。
05:細部まで完了検査をする
リフォームが終わったら、業者と一緒に完了検査を行います。完了検査とは、リフォームが依頼どおりに完了したか、不備がないかを確認することです。完了検査では、以下の項目を中心に確認しましょう。
- 設備は正常に作動するか
- 契約内容と相違ないか
- 周囲の壁や床に損傷はないか
少しでも違和感や不満があれば、その場で業者に伝えましょう。また、完了検査の時点では異変がなくても、生活し始めてから不具合が出ることもあります。そのため、検査の際に、不具合が出たらどうすればいいかも確認しましょう。
リフォームでトラブルが起こったときの対処法
リフォームでトラブルが起こったときの対処法は、以下の3つです。
リフォームでは、どんなに対策していてもトラブルを完全になくすことはできません。そのため、トラブルが起こったときの対処法をよく理解して、備えておきましょう。
対処法1:業者に直接交渉
リフォームに関してトラブルがあったときは、まず業者に連絡しましょう。実際に工事を担当した業者なので、第三者に比べて話がすぐに伝わります。
- 「家具を置いてみたらサイズが合わないので、もう一度工事してほしい」
- 「請求額が見積もりと大きく違うので、詳細を教えてほしい」
相談の際は上記のように、どんな不満・不具合があり、どう対応してほしいかを伝えましょう。また、追加工事が必要な場合、同時に依頼すると良いでしょう。
対処法2:相談窓口に相談
相談窓口に相談することも、リフォームでトラブルが起こった時の対処法の1つです。リフォームのトラブルでは、次の相談窓口があります。
リフォーム業者に相談しても誠実な対応をしない場合には、上記の相談窓口を利用するのが賢明です。
リフォームに不満や不具合を抱えた状態では、気分が晴れません。加えて、リフォーム費用を支払う気もおきないため、第三機関に相談してトラブルを解決するといいでしょう。
対処法3:裁判所で解決する
上記の方法で解決できない場合、裁判所で解決することになります。裁判所では、より客観的な立場にある調停委員や裁判官が、和解に向けて調整をしてくれます。
ADRよりも時間と費用がかかりますが、ほぼ確実にトラブルを解決できるので、どうしても解決したいという方は、裁判所の手続きを利用しましょう。
トラブルのないリフォーム会社を選ぶ際のポイント
ここからは、トラブルのないリフォーム会社を選ぶポイントを、3つにまとめて解説します。
リフォーム事例を確認する
リフォーム事例を確認することは、トラブルのないリフォーム会社を選ぶ際のポイントの1つです。リフォーム内容と工期に加えて費用がわかるため、リフォームを依頼するのに相応しい業者なのかを判断しやすくなります。
そのうえ、希望にそうリフォームが可能なのかも確かめられるのです。特に、個性的なクロスへの張り替えやコンクリート打ちっぱなしなど特徴的な工事をする際にはリフォーム実績の確認は欠かせません。
イメージどおりにリフォームが完了するのかを、リフォーム事例より確認するのが賢明です。
口コミ・評判を調べる
口コミ・評判を調べることも、トラブルのないリフォーム会社を選ぶ際のポイントの1つです。利用者の声やリフォームを実施した際の感想を確かめると、仕上がりや業者の対応などを確認でき、リフォーム会社を選ぶ判断材料になります。
リフォーム会社の口コミ・評判は、Xやリフォーム評価ナビで検索すると、時間と手間をかけずに見つけられます。安心した業者を選ぶためにも、リフォーム会社の口コミ・評判を調べることが欠かせません。
アフターサポートを確かめる
アフターサポートを確かめることも、トラブルのないリフォーム会社を選ぶ際のポイントの1つです。アフターサポートが充実していれば、リフォームで不具合や問題が生じた際、保証内容に基づき点検や修繕を実施してもらいやすく、安心感につながります。
リフォーム業者次第では、建物がなくなるまで工事履歴の記録と保管を行う会社もあります。工事履歴や保証があるのかは、リフォーム業者により異なるため、調べることが不可欠です。
万が一、リフォーム後に修繕が必要な場合、アフターサポートが充実していればリフォーム会社との話し合いがスムーズにできるといったメリットもあります。
リフォームのトラブルでよくある質問
最後に、リフォームのトラブルでよくある質問に答えます。
リフォーム工事の契約は解除できる?
リフォーム工事の契約解除は、いつでも可能です。民法641条に次のような記載があります。
民法641条:請負人が仕事を完成しない間は、注文者は、いつでも損害を賠償して契約の解除をすることができる。
リフォーム工事が開始されたあとでも契約解除は可能であるものの、工事が完了した箇所の支払いは生じます。加えて、資材・設備の発注後にリフォームの契約をすると、費用の負担がある可能性があることは念頭におきましょう。
契約解除したら全額返金してもらえる?
リフォームの契約解除しても、全額返金は難しい場合もあることを念頭におきましょう。
民法634条:請負人が既にした仕事の結果のうち可分な部分の給付によって注文者が利益を受けるときは、その部分を仕事の完成とみなす。この場合において、請負人は、注文者が受ける利益の割合に応じて報酬を請求することができる。(一部抜粋)
引用:民法 – e-Gov法令検索
民法634条には、すでに工事が完了した箇所では工事費用の請求が可能と記載があります。そのため、リフォームの契約を解除するタイミングで一部工事が完了していれば、全額返金はできません。
クーリングオフはできる?
リフォームの契約が訪問や電話勧誘の場合には、クーリングオフが可能です。
クーリングオフとは、訪問販売や電話勧誘といった特定の取引に限り、一定期間内で無条件の契約解除ができる制度を指します。ただし、リフォーム業者がクーリングオフに応じない場合には、消費生活センターへ相談するのが賢明です。
トラブルのないリフォームならリノベーションハイムにおまかせください
トラブルのないリフォームなら、リノベーションハイムにおまかせください。お客様のご要望に合わせて、満足していただけるリフォームプランを提案し、理想の住宅を実現できます。
リノベーションハイムは、これまで多くのリフォームを手掛けてきました。そのため、豊富な実績と丁寧なカウンセリングで、トラブルのないリフォームを目指します。無料の相談も実施しているので、興味のある方はぜひ一度お問い合わせください。
まとめ
今回は、リフォームでよくあるトラブルについて解説しました。
リフォームでは、仕上がりに関する不満や高額な費用など、様々なトラブルが起こります。しかし、よくあるトラブル事例と未然に防ぐ方法を知っておけば、トラブルが起こる可能性を大きく下げられます。
また、トラブルが起こったときの対処法も紹介しました。まずは業者に直接交渉して解決を目指しましょう。業者との相談で解決できなかった場合、第三者に解決してもらうことになります。
トラブルのないリフォームで、理想の住宅を実現しましょう。