リフォームでは、様々なトラブルが起こります。リフォーム検討中の方の中には、トラブルが起こらないか不安に思っている方も多いでしょう。
- 「業者に騙されないか不安…」
- 「せっかくのリフォームでトラブルにあいたくない」
- 「トラブルになったら泣き寝入りするしかないの?」
上記のように、リフォーム前は誰でも不安になります。しかし、不安に思う必要はありません。リフォームでよくあるトラブルの多くは、未然に防げるからです。リフォームは何度もできるものではないので、どうせやるならトラブルの無い満足行くものにしたいですよね。
そこで今回は、リフォームでよくあるトラブルと未然に防ぐ方法を解説します。トラブルの事例と対策を理解しておけば、あなたがトラブルに合う可能性を大幅に減らせるでしょう。
さらに、トラブルに合った場合の対処法も解説しています。どれだけ準備していても、トラブルを完全に防ぐことはできません。しかし、対処法を知っておけば、突然のトラブルにも落ち着いて対処できます。
トラブルに悩まされず、満足行くリフォームがしたい方は、ぜひご覧ください。
また、そもそもリフォームって何?であったり、リノベーションとの違い、流れや期間などについて網羅的に知りたい人は、以下の記事で解説しています。詳しく知りたい人は、以下の記事をチェックしてみてください。
リフォームでよくあるトラブル事例4選
リフォームでよくあるトラブルは、以下の4つです。
ひとつずつ解説するので、よくあるパターンをしっかり抑えましょう。
トラブル1:仕上がりに不満・不具合がある
リフォームでよくあるトラブル1つ目は、リフォームが完了したものの、思っていた仕上がりと異なるというものです。イメージ通りでないだけでなく、壁紙が剥がれてきたり、雨漏りしたりといった不具合がでてくることもあります。
不満や不具合が出てきたときは業者に伝えて対応してもらうのが一般的ですが、誠実に対応してもらえない場合は、大きなトラブルに発展してしまいます。
また、追加工事が発生すると追加費用がかかりますが、どちらが負担するかを巡ってトラブルになることも多いです。お互いに納得行くリフォームにするために、常に業者と円滑にコミュニケーションをとって意思疎通しましょう。
トラブル2:費用の請求が納得行かない
請求された工事費用に納得行かないというトラブルもよく起こります。特に、請求額が見積もりと大幅に異なる場合や勝手に追加工事されて費用が上がっている場合にトラブルになりやすいです。
対策として、打ち合わせ段階で見積もりに不明点があれば必ず質問することが重要です。ただし、工事が始まってから追加工事が必要だと判明することもあるので、予算に余裕をもたせるよう覚えておきましょう。
もし実際に追加工事が必要だと言われたら、どんな工事がなぜ必要なのかを聞き、書面に残しておきましょう。言った言わないのトラブルを回避できます。
トラブル3:リフォーム後に体調が悪くなった
リフォームが終わった後、生活していると体調が悪くなってしまうことがあります。
具体的には、目がチカチカする、めまいや頭痛がするなど症状は様々ですが、建築材料に含まれる化学物質やダニ、カビが原因であることが多いです。
もし体調が悪くなったら、病院で診察してもらったうえで業者にも連絡し、対応してもらいましょう。
トラブル4:近隣からクレームが来た
リフォーム中は、大きな音や振動が発生します。そのため、近隣住民からクレームが来てトラブルになることもあります。
近隣住民とのトラブルは、工事が終わった後も続いてしまいますから極力避けたいですよね。対策として、大きな音や振動を伴う工事は平日に行うといった配慮は忘れないようにしましょう。
とはいえ、工事をする以上迷惑をかけてしまうのは仕方ありません。事前に近隣住民に挨拶しておいて、良好な関係を築いておくとトラブルを減らせるでしょう。
リフォーム時のトラブルを未然に防ぐ方法
リフォームでよくあるトラブルには、いくつかのポイントをおさえておけば、未然に防げるものも多いです。トラブルを未然に防ぐ方法は、以下の5つです。
それぞれ具体的に解説していくので、実践してリフォーム時のトラブルを減らしましょう。
01:完成イメージを共有する
業者と完成イメージを共有しておくことで、工事後の仕上がりに関する不満を減らせます。理想の完成像をしっかり伝えて、納得行くリフォームにしましょう。
イメージを共有する際に、カタログや広告を使うと、具体的にイメージを共有できるので効果的です。「この写真のようにおしゃれな雰囲気にしたい」「家事が楽になるような間取りにしたい」など、あなたの希望を詳しく伝えましょう。
ただし、建物の状態や予算によっては、あなたの理想をすべて叶えられるとは限りません。そのため、どの範囲まで実現可能なのかや想定される不具合も併せて聞いておきましょう。
02:わからないことはなくしておく
業者とリフォームの計画を立てている段階で、わからないことが出てきたらすぐに質問しましょう。リフォームに関するトラブルの多くは、工事の詳細を理解していなかったために起こります。
何を聞けばいいかわからないという方は、以下を参考にしてみてください。
- 使用する設備や素材のメリット・デメリット
- 工事の費用・期間が妥当か
- 想定される不具合はあるか
リフォームでは専門的な知識も必要なので、ついつい業者に任せたくなってしまうものです。しかし、トラブルを回避するため、そしてあなたが長年安心して住み続けるためにも、工事が始まる段階でわからないことはなくしておきましょう。
03:見積もりはできるだけ詳細に確認する
業者に見積もりを出してもらったら、費用の使い道まで詳細に確認しましょう。不自然な部分がないか見ておくのはもちろんですが、何にどれくらい費用がかかるのか把握しておくことも重要です。
また、追加で費用がかかる可能性があるかも聞いておきましょう。追加工事をする場合や工期が延びた場合を想定するためです。
見積もりの時点で、大幅に予算を超えることが想定されたらプランを見直すのも手です。どの部分を優先してリフォームするか考えて、予算内で満足できるリフォームをしましょう。
04:打ち合わせ内容を記録する
リフォーム相談時のやりとりはできるだけ記録しておきましょう。相談内容を見直せるだけでなく、トラブルになった際に重要な証拠になるからです。
言った言わないのトラブルのような業者との認識の違いは、打ち合わせ内容を記録していないことが原因です。些細なことでもメモをとりましょう。
また、設備・部品の型番も記録しておくと、見積もりの際に間違いがないか確認できるのでおすすめです。
05:細部まで完了検査をする
リフォームが終わったら、業者と一緒に完了検査を行います。完了検査とは、リフォームが依頼どおりに完了したか、不備がないかを確認することです。完了検査では、以下の項目を中心に確認しましょう。
- 設備は正常に作動するか
- 契約内容と相違ないか
- 周囲の壁や床に損傷はないか
少しでも違和感や不満があれば、その場で業者に伝えましょう。
また、完了検査の時点では異変がなくても、生活し始めてから不具合が出ることもあります。そのため、検査の際に、不具合が出たらどうすればいいかも確認しましょう。
リフォームでトラブルが起こったときの対処法
リフォームでトラブルが起こったときの対処法は、以下の3つです。
リフォームでは、どんなに対策していてもトラブルを完全になくすことはできません。そのため、トラブルが起こったときの対処法をよく理解して、備えておきましょう。
対処法1:業者に直接交渉
リフォームに関してトラブルがあったときは、まず業者に連絡しましょう。実際に工事を担当した業者なので、第三者に比べて話がすぐに伝わります。
- 「家具を置いてみたらサイズが合わないので、もう一度工事してほしい」
- 「請求額が見積もりと大きく違うので、詳細を教えてほしい」
相談の際は上記のように、どんな不満・不具合があり、どう対応してほしいかを伝えましょう。また、追加工事が必要な場合、同時に依頼すると良いでしょう。
対処法2:消費者生活センターに相談
業者に交渉しても解決しない場合や、誠実に対応してもらえない場合、第三者に解決してもらいます。
おすすめの相談先は、消費者生活センターです。消費者生活センターは、購入したサービス・商品に関するトラブルの相談窓口で、リフォーム工事も対象です。
また、消費者生活センターはADRによる解決支援も行っています。ADRとは、訴訟ではなく公正な第三者のもとで紛争を解決する手続きです。訴訟を起こすよりも早期・柔軟な帰結ができ、経済的負担も小さいというメリットがあります。業者と話していても解決しそうにないと思ったら、ADRを利用しましょう。
対処法3:裁判所で解決する
上記の方法で解決できない場合、裁判所で解決することになります。裁判所では、より客観的な立場にある調停委員や裁判官が、和解に向けて調整をしてくれます。
ADRよりも時間と費用がかかりますが、ほぼ確実にトラブルを解決できるので、どうしても解決したいという方は、裁判所の手続きを利用しましょう。
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リノベーションハイムは、これまで多くのリフォームを手掛けてきました。そのため、豊富な実績と丁寧なカウンセリングで、トラブルのないリフォームを目指します。無料の相談も実施しているので、興味のある方はぜひ一度お問い合わせください。
まとめ
今回は、リフォームでよくあるトラブルについて解説しました。
リフォームでは、仕上がりに関する不満や高額な費用など、様々なトラブルが起こります。しかし、よくあるトラブル事例と未然に防ぐ方法を知っておけば、トラブルが起こる可能性を大きく下げられます。
また、トラブルが起こったときの対処法も紹介しました。まずは業者に直接交渉して解決を目指しましょう。業者との相談で解決できなかった場合、第三者に解決してもらうことになります。
トラブルのないリフォームで、理想の住宅を実現しましょう。