実家を二世帯住宅にしたいけれども、リフォームがいいのか、建て替えが良いのか迷われているのではないでしょうか。
- 「後悔はしたくない」
- 「家族にとって最良の選択をしたい」
と思われている方がほとんどでしょう。費用面だけでなく、今後の住心地や設備面などリフォームと建て替えで比べられるように、今回は、様々な角度から比較できるような内容になっています。
そのため、リフォームか建て替えかと迷われている方はぜひ本記事を参考にしてみてください。リフォーム・建て替えどちらでも、費用を抑えて二世帯住宅を手に入れるための方法についても紹介しています。
また、二世帯住宅を検討し始めたばかりで、何がわからないかわからない方は以下の記事をあわせてチェックしてください。
二世帯住宅はリフォームと建て替えどちらがお得?
どちらのほうが、二世帯住宅へリフォームか建て替えがお得になるかについては様々な要因が関係してくるため一概に言うことはできません。施工にかかる費用面だけ考えた場合は、圧倒的に『リフォーム』で二世帯住宅にするほうがお得にできます。
しかし、将来的な面を考慮すると築40年以上の住宅でメンテナンスがほとんどされていない場合は『建て替え』がお得になるでしょう。
日本の住宅寿命は約30年とされており、メンテナンスが行き届いていない場合は、のちのメンテナンスや修繕などの費用がかさんでしまうことが考えられます。そのため、築40年以上の住宅の場合は『建て替え』がおすすめです。
状態が比較的よい建物を二世帯住宅にする際は『リフォーム』のほうが工期や費用を考慮してもお得にできるでしょう。
上記のように、明確にどちらの方がお得とは断言が出来ません。そのため、一度弊社に相談してください。現状の状態の診断から要望を聞きながらの相談にも対応しています。また、オンラインでも相談も可能になります。
二世帯住宅のリフォームと建て替えを比較【費用や性能面など】
ここからは、リフォームと建て替えを様々な視点から比較していきます。二世帯住宅づくりで、費用面だけを考えていては家族にとって住みやすい住宅にはならないでしょう。
そのため、2世帯が納得し、将来的にもお得に快適な生活を送るために、以下の3つの視点を考慮して判断しましょう。
それぞれ、二世帯住宅づくりには欠かせない視点になります。どの視点からの判断が欠けてしまっても、うまくはいかないでしょう。それでは、見ていきましょう。
費用面
まずは、費用面です。二世帯住宅へのリフォームと建て替えの費用相場を比較していきます。以下は、建て替えにかかる費用になります。
住宅構造 | 解体費用相場 |
---|---|
木造住宅 | 4万~5万円/坪 |
軽量鉄骨造 | 6万~7万円/坪 |
鉄筋コンクリート造 | 6万~8万円/坪 |
プラン | 費用相場 |
---|---|
完全分離型 | 3,000万円~5,400万円 |
部分共有型 | 2,400万円~4,500万円 |
完全共有型 | 1,800万円~3,600万円 |
次はリフォームにかかる費用相場になります。解体は必要がないため、建設費用のみになります。
プラン | 費用相場 |
---|---|
完全分離型 | 3,000万円~5,400万円 |
部分共有型 | 2,400万円~4,500万円 |
完全共有型 | 1,800万円~3,600万円 |
費用面を考えると、建て替えをする際は、既存の住宅の解体が必要になります。木造住宅で40坪の場合200万円以上解体にかかる。解体して、1から作り直すため、工期も長くなります。
リフォームの場合は、解体が必要なく、すぐに着工が可能です。そのため、工期も短く、リフォーム費用だけで済むため、費用面だけを比較すると圧倒的に『リフォーム』がお得になります。
将来的な面
2つ目に将来的な視点から比較していきます。
- 建て替え
- 維持やメンテナンスが簡単で新築同様の扱いになる
- 間取りの自由度が高いため、賃貸などのスペースを確保したりできる
- リフォーム
- 築年数を重ねるごとに住宅の基礎などの補強や構造のメンテナンスが必要になる
- リフォーム時に補強や修繕すると費用も高くなる
将来的な視点で考えてみると
- メンテナンス問題
- 世帯の離脱
上記2点が問題になってきます。
リフォームの場合は、間取り変更に限界があり、自由度があまり高くありません。また、将来的にどちらかの世帯がいなくなった場合に使い余してしまう空間ができる可能性があります。
逆に、建て替えの場合は、間取りを自由に変更できるため、将来を考慮して賃貸にも出せる二世帯住宅にしておくことも可能です。
メンテナンス面では、新築同然になる建て替えはあまり気にする必要がありませんが、リフォームでは、補強や修繕が必要になり、費用がかさむ可能性もあります。上記のように、将来的な面で考えると、建て替えのほうがお得に感じる方もいるでしょう。
家のメンテナンス費用や内容について知っておきたい方は、あわせて以下の記事もチェックしてください。
快適性能面
最後は快適性能面です。
- 建て替え
- 間取りが自由に設計できる
- 気密性・断熱性にも配慮した最新住宅にできる
- 両世帯の理想をかけ合わせたデザインも可能
- リフォーム
- 間取りにある程度縛りがある
- 大きく間取りを変えようと思うとかなりの費用がかかる(スケルトン)
- 従来の気密性・断熱性を向上させることは可能
- ある程度の制限の中で両世帯の理想をかけ合わせることになる
快適性能面を考慮すると、従来の気密性・断熱性に不満や劣化がみられない場合は、リフォームで充分に快適な住空間を実現できるでしょう。しかし、よりよい住空間を求める際は、建て替えのほうがよいでしょう。
上記3つの視点のように、単純にどちらがお得でより良いかとは断言ができません。そのため、迷われている方は一度弊社へ相談の上、比較してみましょう。
二世帯住宅リフォームと建て替えのメリット・デメリット比較
ここからは、リフォームと建て替えそれぞれのメリットとデメリットを紹介していきます。実際にメリットデメリットを比較することで、どちらがあなたにとってよりよい選択か判断する材料になるでしょう。
リフォーム | 建て替え | |
---|---|---|
メリット | ・コスト削減 ・工期短縮 ・税負担が少なくできる | ・新たに住宅を建てられる ・自由度が高い |
デメリット | ・スケルトンなどは費用が高くなる ・劣化が激しいと建て替えの方が全体的にみてお得になる ・建て替えと比べt自由度が低い | ・コストが高い ・工期が長い ・解体が必要になる |
上記のようにどちらのメリットが魅力的か、もしくは、どのデメリットが嫌か判断してください。
二世帯住宅づくりにおいて費用を抑える方法3選
ここからは、二世帯住宅づくりにおいて費用を抑えるための方法を3つ紹介します。紹介するのは以下の3つです。
上記方法は、リフォームでも建て替えでもどちらでも利用できる方法になりますので、ぜひチェックして、少しでもお得に二世帯住宅を手に入れてください。
費用を抑える方法1:補助金の利用で100万近くお得に
1つ目の費用を抑える方法は補助金の利用です。リフォーム、建て替え時に利用できる補助金は以下のとおりです。
- 長期優良住宅化リフォーム推進事業
長期優良住宅化リフォーム推進事業とは、国土交通省が推進する住宅政策の一つです。施工着手前に事前に施工業者やリフォーム業者側が申請することで、受けられる補助金制度になります。
名前の通り、リフォームや建て替えをすることで長期的に地球に優しく快適に住み続けられる住宅の実現で補助金を受けられます。実際に申請する際に必要な条件や補助金額は以下のとおりです。
対象範囲は幅広く、最大で200万円ほどの補助金を得ることも可能になります。一度検討してみましょう。
費用を抑える方法2:間取りをシンプルにして費用を抑える
2つ目の費用を抑える方法は、間取りをシンプルにする方法です。リフォームや建て替えの際に間取りを細かく部屋数を増やしてしまうと、その分、壁や扉が増えるため、費用も増加します。
そのため、費用を抑えたい方は、できるだけ間取りをシンプルに開放的なひとつづきの大空間にしてみるのも良いかも知れません。
また、二世帯住宅においては、3つプランがあり、『完全共有型』『部分共有型』『完全分離型』のうち、『完全分離型』が一番費用が増加します。なるべくシンプルな完全共有型をおすすめします。
費用を抑える方法3:税金対策で住んでからのランニングコストも削減
3つ目の費用を抑える方法は、税金対策です。二世帯住宅にすることで増額したり、新たにかかってくる税金は以下の4つです。
- 相続税
- 不動産取得税
- 固定資産税
- 贈与税
上記4つの税金は減税できる可能性があります。
それぞれの税額を削減したい方は以下の以下の記事を参考にしてください。
迷っているなら弊社に相談を
もし、二世帯住宅へリフォームしようか建て替えようか、迷われているのであれば、一度リノベーションハイムへ相談してください。
リノベーションハイムでは、二世帯住宅への建て替えもリフォームも可能です。そのため、多方面の視点であなたにとって最適の二世帯住宅プランを提案してくれるでしょう。
また、リフォームと建て替えの良いとこ取りをした『スケルトンリフォーム』でも二世帯住宅を実現できます。
リノベーションハイムは多くの実績と経験があります。一度相談することであなたの住宅の場合、どちらがより良い選択なのか比較してくれるでしょう。相談はオンラインでも可能です。お気軽に相談してみましょう。
まとめ
ここまで、二世帯住宅づくりにおいてリフォームか建て替えのどちらがお得かについて紹介してきました。3つの視点から見てみると費用面では、リフォームがお得で、将来的な面と快適性能面では、建て替えがお得でした。
しかし、上記の判断も実際の住宅状況によっては全く違った内容になる場合もあります。そのため、リフォームのプロに相談して現状の住宅をみてもらってから判断しましょう。
本記事が少しでも二世帯住宅を検討されている方の助力になれば幸いです。