二世帯住宅にリフォームしようと決意し、いよいよどんな二世帯住宅にしようか本格的にイメージを作ろうとされているのではないでしょうか。
間取りのイメージやリフォーム後の生活のイメージ。実際に今の住宅がどのように変化して二世帯で暮らせる住宅になるのか全くイメージが湧かない方もいるでしょう。
- 理想の間取りを見つけたい
- 間取りはどうやって選べば良いの?
- 実際のリフォーム事例が見てみてたい
上記のように、家族に適した間取りを探している方もたくさんいるでしょう。
そこで今回は、二世帯住宅リフォームにおける間取りの実例から、理想の間取りを実現するための選び方、間取りを設計する際の注意点などを紹介します。実際にあなたの二世帯住宅リフォームに役立つ情報ばかりですので、参考にしてください。
また、まだ二世帯住宅にしようか悩んでいて検討し始めたばかりの方は以下の記事もあわせてチェックしてみてください。
二世帯住宅リフォームは間取りで住心地が決まる
二世帯住宅は、その名の通り家族ではありますが、2世帯が一緒に住む住宅になります。世帯間での生活スペースを分けるのか、ほとんどをともにするのか、事前に話し合っておきましょう。
今までの暮らしよりも楽しさは家族の分倍増しますが、気を使ったり気に障る機会も倍増することでしょう。
そのため、お互いにリラックスして心置きなく自分の時間を楽しめる空間が必要になります。また、血縁のない家族には互いにとても気を使うかも知れません。その際には息苦しい生活になってしまう恐れもあります。
心置きなく快適な生活を送るために、互いの生活時間帯や価値観をあわせておく必要もあるでしょう。
二世帯住宅リフォームの間取りの種類
二世帯住宅には、大きく分けて3つのプランがあります。
- 完全分離型
- 部分共有型
- 完全共有型
上記の3つのプランが存在しますが、それぞれ2世帯の求める生活スタイルや、二世帯住宅にしようと考えられた目的によっても選択するプランは異なります。以下の内容でそれぞれの間取りの実例や目的に合わせたプランを紹介します。
また、完全分離型について特に興味がある方は以下の記事もあわせてチェックしてください。
二世帯住宅リフォームプラン別の間取り実例
ここからは、実際に二世帯住宅へリフォームされた住宅の実例を紹介します。今回紹介するのは以下の3つのプランの二世帯住宅です。
また、もっと他の実例も見てみたい方は以下の記事もあわせてチェックしてください。
それではさっそく見ていきましょう。
完全分離型二世帯住宅リフォーム
築35年の3階建ての住宅を完全分離型の二世帯住宅へリフォームされた実例になります。まずは、間取りの変化を見てみましょう。
親世帯のことを考え1階部分を親世帯専用のスペースにし、内階段を2階へ上がると再度玄関がある作りで完全に住宅を分けています。
また、1階部分をすべてバリアフリーにし、すべての生活が1フロアで完結するように水回りや寝室を増やすなど間取り面でも工夫されています。
2階3階部分は和室を取り除き、子世帯が快適に暮らせる空間へと間取りを変更しています。実際の写真も見てみましょう。
部分共有型二世帯住宅リフォーム
元々は外階段を設けて1階と2・3階で完全分離型の二世帯住宅へリフォームされる予定でしたが、法律面や税金面などを考慮して、あえて完全に分けずに部分的に共有するスタイルの間取りにされています。
実際の間取りの変化は以下のとおりです。
元々、部屋が多く使い切れていなかった住宅を2世帯でうまく使えるように間取りをシンプルにしています。
こちらの住宅は基本的に1階が親世帯、2・3階を子世帯と分かれて生活していますが、玄関は共有で互いの空間へも隔てなく行き来できるように設計されています。
あえて隔てることをしていないため、お互いの様子を確認できるためサポートもしやすくとても効率の良い快適な二世帯住宅の間取りになっています。
また、家族みんなで映画鑑賞スペースを設けるなど、絆が深まる空間にもなっています。実際の部屋の写真も見てみましょう。
完全共有型二世帯住宅リフォーム
元々1階部分が貸店舗でしたが、貸店舗をなくし二世帯で暮らす完全共有型二世帯住宅へリフォームされた事例になります。築32年の住宅の老朽化なども考慮したうえで、スケルトンリフォームを採用し、基礎などから補強しバリアフリーに設計。
親世帯が安心して暮らせる空間を実現しています。また、暮らしやすさを実現するために各スペースに手すりを設置し優しいデザインになっています。
実際の写真を見てみましょう。
二世帯住宅リフォームの間取りの選び方3選
二世帯住宅へリフォームする際の間取りの選び方を紹介します。大きく分けて以下の3つ選び方があります。
それぞれの選び方を知ることで、あなたの二世帯住宅も大枠の間取りが決まってくるでしょう。
選び方1:目的から考える
1つ目は目的から考える方法です。たとえば、介護や税金対策、生活費用削減、生活サポートなどがあるでしょう。
介護やお互いの生活をサポートする目的での二世帯住宅リフォームであれば、必ず共有型の世帯間の距離が近い間取りにしましょう。完全分離型は、玄関が異なったりと突然のサポートに対応しにくいなどが考えられます。
また、税金対策目的の際は、完全分離型二世帯住宅が良いでしょう。リフォーム費用は少し高くなってしまいますが、贈与税の削減や将来的に賃貸として収入が見込めるなどメリットも多く存在します。
さらに、補助金なども利用できるものが多いため想像よりも金額を抑えて二世帯住宅を建てられる可能性があります。
補助金や贈与税について気になる方は以下の記事もあわせてチェックしてください。
選び方2:プランから考える
冒頭でも紹介したように二世帯住宅には3つのプランがあります。それぞれのプランごとに全く異なる二世帯住宅が実現できます。そのため、あなたの世帯に適した二世帯住宅プランを選びましょう。
プライベート空間を大切にしたい場合は完全分離型がおすすめです。逆に、世帯間でワイワイ楽しく生活をしたい場合は、完全共有型がいいでしょう。
選び方3:費用レベル
3つ目の選び方は費用です。二世帯住宅のプランごとの費用相場は以下のとおりです。
プラン | 費用相場 |
---|---|
完全分離型 | 3,000万円~5,400万円 |
部分共有型 | 2,400万円~4,500万円 |
完全共有型 | 1,800万円~3,600万円 |
完全分離型は水回りなどの設備も全て2つ以上必要になるため、自然と費用相場も高くなってしまいます。そのため、2世帯で話し合った上でどれくらいの費用を出せるのかから、間取りやプランをきめるのもいいでしょう。
二世帯住宅リフォームの間取りを設計する際の注意点3選
最後に、二世帯住宅リフォームの間取りを設計する際に注意したいポイントを3つ紹介します。紹介するのは以下の3つです。
それぞれ、互いの生活に支障をきたしてしまったりなど、生活トラブルになってしまう危険性もあります。そのため、事前に配慮した間取りづくりができるようにチェックしておきましょう。
注意点1:子どもたちの騒音
1つ目の注意点は、子どもたちの騒音問題です。小さな子供がいる世帯は、とくに注意が必要になります。
基本的に、二世帯住宅は1階が親世帯で上の階を子世帯と分ける方が多くいます。そのため、2階に子どもの部屋を作ってしまうと、遊んでいる足音などがそのまま1階へ伝わってしまいます。
なるべく、3階に子どもの部屋を作るか、子どもの部屋の下は親世帯の寝室から遠い位置など工夫した配置にしましょう。
注意点2:生活時間帯の違い
2つ目の注意点は、生活時間帯の違いです。
生活時間帯が異なる場合は、シャワー音や玄関扉の開閉音により互いの睡眠を邪魔してしまう可能性があります。生活時間帯の違いを明確に理解した上で、間取りの各部屋の配置にも気をつかいましょう。
注意点3:扉の設置位置
3つ目の注意点は扉の設置位置です。プライベート空間をつくるために扉が多くなりがちですが、階段の上や通路脇に世帯間を繋ぐ扉を設置してしまうと事故に繋がる可能性もあります。
設計上危険な扉を作らないためにも、事前にどちらに開く扉か、本当に、必要な扉かどうかをしっかりと見極めて設計しましょう。
二世帯住宅リフォームの間取りは相談ください
間取りについて悩んだらまずは経験豊富なリノベーションハイムへ相談してください。
リノベーションハイムはリフォームにおいて、『スケルトンリフォーム』『二世帯住宅リフォーム』『店舗リフォーム』『マンションリフォーム』『オフィスリフォーム』など幅広い分野のリフォームを手掛けています。
そのため、圧倒的な経験と知識、実績で安心の施工力とサポートが整っているリフォーム会社になります。二世帯住宅へのリフォーム経験が豊富なリノベーションハイム。経験豊富だからこそ、理想を叶えるために必要なアイデアや高い提案力があります。
また、住宅カルテを発行し、施工後のアフターサービスや24時間対応のサポートなど充実しています。オンラインでの相談も可能です。一度気軽に相談してみてください。
まとめ
今回は、二世帯住宅リフォームにおける理想の間取りを叶えるための方法や間取り設計時に注意したいポイントを紹介してきました。二世帯住宅の間取りの選び方は以下の3つがあります。
また、間取りを設計する際は、以下の3点に注意してください。
ここまで紹介してきた内容で、理想の間取りが少しでもイメージする手助けになれば幸いです。
まだ、理想の間取りがイメージ出来ない方や、理想の間取りはイメージ出来たけど実現方法がわからない方は一度リノベーションハイムへ相談してみましょう。