リフォームについての情報は、知っていなければ損してしまいます。どんなことでも同様ですが、二世帯住宅リフォームにおいてもたくさん情報があり、費用相場や補助金、減税制度など知っていることで費用を抑えられます。
また、二世帯住宅リフォームの際に親世帯の住宅をリフォームし、子世帯がリフォームローンを返済する場合は住宅ローン減税が利用できません。総支払い額にとても差がでることになります。
- 知らなかったから申請できなかった
- 知っていれば100万円以上お得にリフォームできたのに…
とならないためにも本記事を参考に知って得する機会を逃さないでください。
そのために、今回は二世帯住宅リフォームの費用相場から補助金や減税制度など知って得する情報を紹介していきます。
あわせて、二世帯住宅リフォームを検討し始めたばかりの方は以下の記事で、検討前に知っておきたい情報について紹介しています。チェックしてみてください。
二世帯住宅リフォームの費用相場【プラン別】
まず、二世帯住宅にかかる費用相場は、2019年4月時点でSUUMOの調査によると、3,000万円以上です。次に、二世帯住宅リフォームにおけるプラン別の費用相場を紹介します。
二世帯住宅リフォームは、完全分離型、部分共有型、完全共有型と大きく分けて3種類のプランがあります。それぞれの費用相場は以下の通りです。
プラン | 費用相場 |
---|---|
完全分離型 | 3,000万円~5,400万円 |
部分共有型 | 2,400万円~4,500万円 |
完全共有型 | 1,800万円~3,600万円 |
二世帯住宅において、完全分離型へのリフォームは、通常1戸の住宅を2戸に増やすため、費用が高くなります。また、水回りなど必要な設備も2つになるため必然的に費用が上がる傾向にあります。
二世帯住宅リフォームで費用を抑える3つの方法
ここからは実際に二世帯住宅リフォームにおいて費用を抑えるための3つの方法を紹介します。今回紹介していくのは以下の3つです。
それぞれ詳しく費用を抑えるための方法を解説していきます。お得にするための条件などもありますので、参考にしてください。
費用低減ポイント①:各種設備のこだわりを決めておく
1つ目の費用を抑える方法は、各種設備を旧モデルにする方法です。最新設備は、費用が高くなる傾向にあります。旧モデルのように型落ちと言われる設備を導入することで費用を抑えることが可能です。
もし、より良い設備を導入したい場合は、こだわりたい設備を決めておくことで、全体的な費用の高騰を避けられます。たとえば、キッチンはアイランドキッチンにしたいけど、お風呂は特にこだわらなくても良い場合があるでしょう。
例のように、こだわりがない設備や必要最低限の設備でも良い方は、旧モデルの設備を導入することで費用を最低限に抑えられます。
ここからは、各設備のリフォーム費用相場を紹介します。以下の費用相場を参考にしながら、あなたがこだわりたい設備とそうでない設備を考えてみましょう。
それでは見ていきましょう。
水回りのリフォーム
まずは、水回りのリフォームにかかる費用相場です。
リフォーム箇所 | 費用帯 |
---|---|
キッチン | 50万円〜150万円 |
浴室 | 50万円〜150万円 |
トイレ | 15万円〜50万円 |
洗面所 | 15万円〜50万円 |
それぞれの箇所で費用相場が異なります。また、最新の設備を導入する場合はさらに金額があがってしまうことも考えられます。
間取りの変更・部屋のリフォーム
次に、間取りの変更・部屋のリフォームにかかる費用相場です。
リフォーム箇所 | 費用帯 |
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リビング | 15万円〜150万円 |
和室・洋室 | 20万円〜50万円 |
和室を洋室に | 25万円〜100万円 |
間取りの変更 | 20万円〜350万円 |
和室の多い住宅を全て洋室に変更すると費用が高くなってしまいます。そのため、和室を活かしたデザインや設計ができるリフォーム会社を探してみましょう。
玄関や廊下のリフォーム
3つ目は、玄関や廊下のリフォームにかかる費用相場です。
リフォーム箇所 | 費用帯 |
---|---|
廊下 | 10万から50万円 |
玄関 | 20万円〜50万円 |
玄関を増やすと費用が倍増してしまうため、完全分離型住宅は費用を抑えたい方にはおすすめしません。
断熱リフォーム
最後に、断熱リフォームにかかる費用相場です。
リフォーム箇所 | 費用帯 |
---|---|
断熱工事 | 20万円〜120万円 |
断熱リフォームの費用を抑えてしまうと、住宅の気密性や断熱性が損なわれて快適な住空間を実現できない恐れがあります。そのため、断熱リフォームだけは、費用を抑えるための項目から外しておきましょう。
費用低減ポイント②:補助金を利用する
2つ目の費用を抑えるための方法は、補助金を利用することです。補助金を利用することで数百万円ほど費用を浮かせられるケースもあります。
現在(令和5年度)申請できる補助金は、国土交通省が推進する住宅政策の一つである『長期優良住宅化リフォーム推進事業』です。長期優良住宅化リフォーム事業とは、施工業者やリフォーム業者側が施工着手前に事前に申請することで受けられる補助金制度になります。
リフォームすることで長期に渡り地球に優しく快適に住み続けられる住宅にリフォームすることで、補助金がうけられます。
長期優良化リフォーム推進事業は、リフォーム会社からの申請が必要になります。また、補助金を受けるための条件としては、以下の画像において、ひとつでも当てはまるリフォーム箇所があれば対象です。
長期有料化リフォーム推進事業で、受けられる補助金額は最大で200万円までとなります。対象範囲は広く、一定の条件さえ満たしていれば補助金の対象になるため、条件を満たすことで補助金を受けられます。
費用を抑えたい場合はリフォーム会社に相談しましょう。他の補助金内容や詳細についても、詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
オンラインや電話でも相談できるリノベーションハイムへ相談してみましょう。
費用低減ポイント③:減税制度を利用する
3つ目の費用を抑える方法は、減税制度を利用して節税対策することです。減税制度を利用すると、将来的にかかるランニングコストを削減できます。
そのため、総合的な出費額を抑えられます。二世帯住宅化リフォームで利用できる減税制度は、以下の5つです。
- 相続税控除
- 不動産取得税軽減
- 固定資産税軽減
- 三世帯同居リフォーム減税
- 住宅ローン減税
それぞれの条件や減税額について詳しくしたい方は、以下の記事を参考にしてください。
また、住宅ローン減税に関しては、冒頭で解説したように、親世帯の住宅をリフォームし子世帯がリフォームローンを支払う場合は使用できません。
親世帯所有の住宅の一部または全てを子世帯へ所有権移転登記する必要があります。所有権移転登記する際、贈与税が発生しないかにも注意が必要です。
費用帯別二世帯住宅へリフォーム事例3選
ここからは、費用帯別の二世帯住宅リフォーム事例を紹介していきます。今回紹介する費用帯は以下の3つです。
上記の価格帯以外の施工事例も見たい場合は以下の記事で、二世帯住宅リフォームの実例を紹介していますので、あわせてチェックしてみてください。
【1,850万円】両親が暮らしやすいバリアフリーの二世帯住宅
こちらの住宅は元々1階部分に貸店舗が入っていました。そのため、1階スペースが使用できず手狭な住宅でしたが、貸店舗が撤退したタイミングで二世帯住宅へリフォームされた事例になります。
築年数32年の重量鉄筋造で建築された住宅をスケルトンリフォームし、両世帯が暮らしやすい快適な空間を実現しています。
また、両親が安全に暮らすため、1階をバリアフリーにし、玄関前にはスロープを設置、住宅のいたる所に手すりを配置しています。両親のサポートや介護を考慮した、完全共有型の二世帯住宅になっています。
【2,450万円】緩やかな螺旋階段で繋がる二世帯住宅
築40年の3階建ての住宅をそれぞれの世帯が快適に居住できるようにフロアで居住世帯を分けた玄関のみを共有した部分共有型のリフォーム事例になります。
お互いの生活時間帯を考え水回りの設備なども増設されており、法律や税金面を考慮した上で玄関のみの共有にしています。1階部分が親世帯、2階3階を子世帯と分けられています。
各フロアにあるリビングは、両世帯の好みが異なるため、それぞれの世帯の好みに合わせてデザインされています。また、シアタールームをつくることで家族みんなが一緒に映画を見る時間を作り、交流を深めることも可能にしています。
【3,972万円】プライバシーを守りながらも3世帯の集う三世帯住宅
築11年の3階建て住宅を三世帯が住まう大家族住宅へリフォームした事例になります。
三世帯でも快適に暮らせるように世帯ごとのプライベートスペースを確保しながらも分離型にすることなく完全共有型で設計し費用をできるだけ安く抑えてリフォームしました。
2階部分を家族全員が過ごせるリビングにし、楽しく料理や食事ができるようにオープンキッチンにしています。また、各フロアに光が行き届くように階段はスリップ階段にしており、上の光をできるだけ遮らずに各フロアへ届けています。
費用を抑えながら快適な二世帯住宅を実現するならリノベーションハイム
リフォーム費用を抑えながら両世帯が理想を追求し快適な居住スペースを実現したい場合は、リノベーションハイムがおすすめです。リノベーションハイムは、適正価格で技術力の高いリフォームが可能です。
また、リフォームをはじめ、二世帯住宅へのリフォームやスケルトンリフォームなど、数多くの住宅リフォームを手掛けてきた実績があります。経験豊富なリノベーションハイムは、高い提案力と技術力で、両世帯の理想を叶えられる住宅設計を提案できます。
さらに、24時間対応のサポートセンターや、住宅カルテを発行したり、定期点検とアフターサポートも整っています。メンテナンスにおいては、住宅カルテを発行しいつでもリフォーム内容やメンテナンス内容を確認できます。必要なメンテナンス内容や時期なども教えてくれるため、安心して住み続けられるでしょう。
二世帯住宅について不安な点や補助金が使えるかどうかなど、気になることがあれば一度相談してみましょう。オンラインや電話でも簡単に相談が可能です。
まとめ
ここまで、二世帯住宅リフォームで費用を抑えるためのポイントや費用相場を紹介してきました。本記事のおさらいとして、費用を抑えるための方法は以下の3つでした。
補助金や減税制度は難しくややこしいことも多いため、手厚いサポートが受けられるリノベーションハイムへ依頼してサポートを受けながら補助金や減税制度を利用しましょう。
本記事が少しでもあなたの助力になれば幸いです。