今まで別々に暮らしてきた両親を近くで見守りたい方や、介護などが必要になり二世帯住宅リフォームを検討し始めたのではないでしょうか。
しかし、二世帯住宅はさまざまなプランがあり、実際に自分の住宅が二世帯住宅に変化するイメージがわかない方も多いでしょう。
そこで、今回は実際に二世帯住宅へリフォームされた実例を紹介しながら、あなたにどんな二世帯住宅が適しているのかイメージできるよう実例を解説していきます。実際の間取りの変化を見ることで
- 「私の間取りでも実現できるかも!」
- 「こういうデザインの二世帯住宅にしたい!」
というようにイメージが湧くかも知れません。
また、二世帯住宅リフォームを検討し始めたばかりの方は以下の記事を最初に確認してみてください。
二世帯住宅リフォーム費用別の実例集
それでは、実際に二世帯住宅へリフォームされた実例を紹介していきます。実際にかかった費用が安い順番に紹介していきます。
気になるプランやあなたのリフォームに採用したいアイデアなどがあれば保存しておきましょう。今回紹介する実例は以下の6つです。
- 【1,850万円】バリアフリーの二世帯住宅
- 【2,450万円】フロアで分ける二世帯住宅
- 【2,824万円】手狭な二世帯住宅から住みやすい二世帯住宅
- 【3,600万円】家族が集う大空間リビングの二世帯住宅
- 【3,972万円】三世帯が集う住宅へのリフォーム
- 【3000万以上】理想の二世帯住宅リフォーム
さっそく見ていきましょう。
【1,850万円】バリアフリーの二世帯住宅
築32年の重量鉄骨造の戸建住宅を高齢の両親と一緒に住みやすい快適な二世帯住宅へリフォームした事例になります。
頑丈な作りの重量鉄骨造を活かしたスケルトンリフォームを実施し、家全体を裸にして新しく生まれ変わらせています。まずは、間取りの変化から見てみましょう。
以前は1階が貸店舗だったため、2階の居住スペースが細かく区切られていましたが、スケルトンリフォームによって各部屋を広げ、動きやすい動線を確保しています。
高齢の両親を気遣い、細部にスロープや手すりを設置し快適に安心して暮らせる空間を実現しています。各部屋のリフォーム後の写真を見てみましょう。
玄関にはスロープを設置。そして玄関前に洗面コーナーを設置し、帰宅後すぐに手洗いができるようにしています。
細部までこだわっており、玄関横の備え付けシューズボックスは手をかけられる高さに設計されています。また、浴室やトイレも一箇所にまとめ、無駄な動線が生まれないように計算し尽くされています。
そのため、高齢の両親もどこへ移動するにも安心して家の中を移動できます。住みづらく、段差の多かった住宅が、安心して両親をサポートできる完全共有型の二世帯住宅に大変身しました。
【2,450万円】フロアで分ける二世帯住宅
築40年の重量鉄骨造住宅をフロアごとに住み分ける二世帯住宅へたった3ヶ月でリフォームした事例になります。まずは、以前の間取りからどのように変化したのか見てみましょう。
3階建てということもあり、リフォーム以前は部屋が多く使用していないスペースも多くありました。無駄になっていた空間をそれぞれのフロアで区切り分けることで無駄がない広がりのある間取りにリフォームしています。
各部屋のリフォーム後の写真を見てみましょう。
1枚目は共同玄関になります。来客が多いことから玄関スペースを広くとり、天井を高くすることで明るく開放的な玄関スペースになっています。オシャレな螺旋階段が親世帯と子世帯を分ける架け橋となっています。
2枚目は、螺旋階段を上がった先にある子世帯の空間の玄関スペースになります。大きな窓を取り付けながら階段の先に鏡を設置し、全身鏡の役割と光を拡散させる2つの役割を担い、更に明るい空間を演出しています。
1枚目は親世帯のリビングです。白を基調とした明るく高級感のある空間になっています。
2枚目は子世帯のリビングです。全体的に落ち着いた配色で、折り上げ天井に間接照明を設置し更にオシャレで落ち着きのある空間になっています。
3枚目は家族でいつでも映画を楽しめるように設置されたシアタールームです。リフォームによってそれぞれの世帯の空間を分けながらも3階建ての空間を最大限使用した部分共有型二世帯住宅が実現しています。
【2,824万円】手狭な二世帯住宅から住みやすい二世帯住宅
築23年の元々二世帯住宅だった戸建住宅ですが、スペースが空いたことで1世帯のみの住宅にリフォームした事例になります。まずは間取りの変化から見ていきましょう。
大きな和室の空間をひと続きの開放的なリビングに変更しています。そしてもともと洋室だった空間に小さくした和室を配置することで、開放的なリビングと落ち着ける和室を実現しています。
各部屋のリフォーム後の写真を見ていきましょう。
元々和室だったとは想像できないほどの開放的でオシャレなリビングになっています。また、隣接住宅もなかったため、1面窓にすることで緑を眺めながら過ごせる空間になっています。
窓の外には室内と同じ高さのウッドデッキを設けており、窓を開けるとシームレスに外と繋がる一体感のある空間になっています。
3Dパースでリフォーム前に設計やデザインを確認できたため、しっかりとイメージをした上で理想の空間を忠実に実現できています。
【3,600万円】家族が集う大空間リビングの二世帯住宅
築35年の重量鉄筋造の戸建住宅を二世帯住宅にリフォームした事例になります。プロのアドバイスを受けながら一緒に設計を進めたため納得のいくリフォームが完成しています。まずは間取りの変化を見てみましょう。
3階建ての1階スペースを親世帯が安心して暮らせるバリアフリーに設計し、2階3階部分を子世帯のスペースにリフォームしています。
共同玄関ですが、中に入ると親世帯と子世帯の玄関がそれぞれわけて設計されています。そのため、お互いのプライバシーを守りながらサポートしあえる完全分離型二世帯住宅になっています。
各部屋のリフォーム後の写真を見てみましょう。
1枚目は親世帯のリビングです。落ち着いた空間でゆったりと生活がおくれるようにデザインされています。
2枚目は子世帯のリビングです。2DKに分かれていた空間を広々としたリビングに変更し、可動式の間仕切りを設けることで客間としても利用できるようになっています。
3枚目は、仕事や読書に集中できる書斎になっています。落ち着いた色合いでシンプルにまとめています。
外から見ると1つの玄関でとなっていますが、2枚目の写真のように2階の玄関スペースにも小上がりがあり、それぞれの空間が別れているのがわかります。
【3,972万円】三世帯が集う住宅へのリフォーム
築11年の戸建て住宅を三世帯が集える住宅へリフォームされた事例になります。まずは間取りの変化を見てみましょう。
完全共有型で設計されており、2階を家族全員で利用できるように大空間にしています。リフォーム前は無かったバルコニーを設置し、開放的で明るいリビングを実現しています。
また、オープンキッチンにして家族みんなで食事を楽しめるようにデザインされています。次に、各部屋の写真を見ていきましょう。
1枚目は2階のリビングになります。2枚目は1階に設けた畳スペースです。掘りごたつと畳下収納を設けています。
三世帯全員分の靴を収納できるように大容量のシュークロークを設けています。また、2階のトイレは依頼者が見つけた画像を元に、遊び心溢れるデザインを忠実に再現したトイレになっています。
各フロアへ繋がる階段はスリップ階段にし光が下のフロアにも届くように考慮されています。
【3000万以上】理想の二世帯住宅リフォーム
こちらは大田区に建つRC造の2世帯住宅をそれぞれの世帯ごとに住宅性能向上、デザイン性の追求をした大規模リフォーム事例になります。まずは、間取りの変化から見ていきましょう。
各世帯の理想に近づけるべく間取りを大きく変更し使いやすいデザインにされています。リフォーム後の写真を見ていきましょう。
外観は住宅街とは思えないほど、庭園がキレイに整っており、ウッドデッキにはカフェスペースもあり、ゆったりとくつろげるスペースが実現しています。
玄関は2世帯の靴を収納できるようにたくさんの収納を設けています。また、高級感のある間接照明と2段のステップでオシャレな空間を演出しています。
1階リビングは親世帯の暮らすスペースになっており、やさしく明るいデザインになっています。3枚目の画像はシアタールームで映画が好きなお父様のためにつくられた趣向の空間になっています。
2階リビングはキッチンとダイニングで床材を変えることでオシャレな空間を演出しています。また、ウッドデッキを設けて明るく開放的なスペースを実現しています。
ここまで紹介してきた実例で、1つでも気になるものやいいなと思えるデザインなどがあれば一度リノベーションハイムへ相談してみてください。
二世帯住宅リフォームでよくある質問
- 費用はどれくらいかかるの?
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費用相場や1,000万から3,000万以上と幅広く、リフォーム方法や理想のプランなどにより異なります。
詳しく各費用を知りたい方は以下の記事も読んでみてください。 - 補助金は使える?条件は?
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条件を満たすことで使える補助金があります。最大で200万前後補助金を得られる場合もあります。また、二世帯住宅へリフォームすることで税金対策も可能です。
- 二世帯住宅のタイプはなにがある?
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二世帯住宅には、大きく分けて以下の3つのタイプがあります。
- 完全分離型
- 部分共有型
- 完全共有型
それぞれメリットやデメリットなどがあります。気になる方は以下の記事を参考にしてください。
- 二世帯住宅リフォームで注意点はある?
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親世帯所有の建物で、子世帯が同居するためにリフォームする場合は注意が必要になります。
上記の場合に、子世帯がリフォームローンを返済する場合は住宅ローン減税が使用できません。そのため、住宅ローン減税を使用したい場合は所有権移転登記などの手続きが必要になります。
詳しくは以下の記事でも紹介していますので参考にしてください。
二世帯住宅へのリフォーム経験豊富なリノベーションハイム
ここまで二世帯住宅リフォームの実例を紹介してきました。今回紹介した事例は全て『リノベーションハイム』がデザイン、施工したものになります。
リノベーションハイムは二世帯住宅へのリフォームだけでなく通常のリフォームも数多くおこなってきた豊富な経験と実績があります。また、住み始めてからのメンテナンスやアフターサポートにも定評があります。
メンテナンスでは、1軒1軒の住宅カルテを発行し、いつ頃メンテナンスが必要で過去にどのようなメンテナンスをしてきたか確認できます。そのため、住んでからも安心して生活が送れます。
二世帯住宅へのリフォームは、提案力や設計上の注意点、補助金など知識と経験のあるリフォーム会社への依頼が重要です。オンラインや電話でも相談できます。そのため、気軽に相談してみてください。
まとめ
ここまで二世帯住宅リフォームの実例を紹介してきました。二世帯住宅リフォームは、世帯ごとに理想が異なるため、通常のリフォームよりも壁が多く存在します。
迷っている場合は、まず相談してみましょう。相談することで解決できることが多くあるでしょう。実例をみて、さらにイメージが深まり、自分の理想も叶えられるか気になった方は一度相談してみてください。
本記事が少しでもあなたの助力になれば幸いです。