スケルトンリフォームは、費用面も抑えられてほぼ新築のような仕上がりになるリフォームと話題です。しかし、リフォームは費用も大きくかかることから不安や心配があるのも本音でしょう。

良いイメージはわかるけど不安もある
スケルトンリフォームをしっかり理解して上で、検討したい
スケルトンリフォームがおすすめできる人知りたい
不安をなくした上で、スケルトンリフォームを検討したい
と思っている方には、わかりやすい記事になります。この記事では、スケルトンリフォームのデメリット・メリットを網羅的に把握することで不安を減らし、安心してリフォームが行えるでしょう。
また、以下の記事ではスケルトンリフォームについて網羅的に解説しています。デメリット以外にも期間や費用、事例など気になる方は以下の記事をどうぞ。
- スケルトンリフォームには工期通りにいかないなどの突発的なトラブルが起こる可能性がある
- スケルトンリフォームには建て替えよりもコストを抑えられるなどのメリットがある
- スケルトンリフォームをする際には近隣への配慮などが重要
※なお、本記事では国土交通省の「リフォーム促進税制について」などの情報を参考に記事を制作しています。


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スケルトンリフォームのデメリット6選
スケルトンリフォームは多くの魅力がありますが、事前に知っておかなければいけないデメリットも存在します。これから挙げるデメリット6つを事前に把握した上でスケルトンリフォームを検討しましょう。
上記6つについてわかりやすく具体例を踏まえ解説していきます。
デメリット①:建て替えよりも費用が高くなることもある
基本的に、スケルトンリフォームは建て替えよりも安く間取りの変更や、空間デザインの変更ができます。しかし、スケルトンリフォームは柱や梁だけの状態にしたときに解体前に気づかなかった腐食やひび割れなどの素材劣化が見られる場合があります。
その際は、建て替えより費用が安いこともあります。ただ、既存の素材を活かして間取り変更やデザイン変更ができるのがスケルトンリフォームの良さでもありますので、劣化した箇所は補強してリフォームをしましょう。
素材劣化の度合いにもよりますので、リフォーム会社の調査などを参考に総合的に判断してスケルトンリフォームを検討してください。
スケルトンリフォームと建て替えのどっちがお得なのか?以下の記事で解説しています。気になる方はぜひチェックしてみてください。
デメリット②:建物の構造によっては、工事ができないこともある
マンションの規約によっては、スケルトンリフォームができないこともあります。マンションの場合ですと外壁や玄関ドアなどは、共有部分になるためリフォームができません。
また、マンション規約上、使用する素材が制限したりなどがあるため、事前に規約を確認してスケルトンリフォームをしましょう。
デメリット③:間取り変更ができない構造が存在する
マンションや一戸建ての構造によっては、機材移動や撤去ができないこともあるため、間取り変更ができない可能性もあります。
ツーバイフォー(2×4)工法やプレハブ工法などで建築された物件は、周囲の面によって家を支えている工法になります。そのためスケルトンリフォームはできるものの、間取りの変更が難しいです。
耐震性へ影響を及ぼしたり、配管の位置によって水回りの移動などの制限があります。これからスケルトンリフォームを依頼する場合は、契約前に間取り変更ができるかどうかの確認をしましょう。
スケルトンリフォームの間取り変更について詳しく知りたい人は、以下の記事で解説しています。メリットやデメリット、事例などを紹介しています。
デメリット④:予想通りにいかないリスクがある
間取り変更やデザインの自由度の高いスケルトンリフォームは想定していた予算をオーバーしてしまうことがあります。機材のスペックや設備のグレードアップをすると想定を超えた金額になります。
そのため、事前にスケルトンリフォームために余裕をもった資金計画を立てておくことがおすすめです。事前に機材や設備の必要スペックを調査して、無駄なお金を使わないようにしておきましょう。
デメリット⑤:工期が長いため仮住まいを用意する必要がある
スケルトンリフォームの工期によりますが、約6ヶ月位の仮住まいを用意する必要があります。仮住まい期間には、もちろん家賃も発生するため、家賃分もスケルトンリフォームの予算に含めておく必要があります。
引っ越し先を選ぶのにも時間がかかりますので、事前に考えましょう。スケルトンリフォームと仮住まいの引越しもまとめて依頼できる会社もありますので、事前調査で確認しておきましょう。
デメリット⑥:売却する際に値段が落ちる可能性がある
スケルトンリフォームは自由にデザインできるため、自分好みの仕様にしたり、趣向を凝らしたこだわりの強い家になることも多いです。
そのため、家を売却したいときに買い手が付きづらく、売却金額が落ちてしまう可能性があります。しかし、お客様の個性やこだわりの住宅を作る、スケルトンリフォームの魅力でもあります。
売却金額ではなく、これからの居心地の良さを優先してスケルトンリフォームをすることもおすすめです。自分自身のライフスタイルに沿ったリフォームを検討して選びましょう。
スケルトンリフォームのメリット6選
ここからは、スケルトンリフォームのメリットを、6つにまとめて紹介します。
メリット①:ライフスタイルに合わせた間取りにできる
ライフスタイルに合わせた間取りにできることは、スケルトンリフォームのメリットの1つです。スケルトンリフォームを行うと、間取りを自由に決められます。
スケルトンリフォームでは柱や梁の状態まで解体し、壁や設備なども取り除きます。そのため、間取りや水回りの位置にも制約がなくなるのです。
具体的には、老後を見据えて1階に寝室を作ることや、水回りをまとめることも可能です。間取りの自由度が高いことで、ライフスタイルに合わせた快適な生活が送りやすくなります。
メリット②:断熱・耐震など住宅性能を向上できる
断熱・耐震など住宅性能を向上できることも、スケルトンリフォームのメリットの1つです。スケルトンリフォームでは柱や梁といった構造部以外を新しく作り直すため、断熱材の充填や耐震補強もあわせて行えます。
床下や天井などに断熱材を充填すれば断熱性が向上し、耐震壁や軽量な屋根材へ交換することで耐震性を強化できるのです。
リフォームにあわせて断熱性や耐震性を向上させれば、かかる費用を抑えられるうえに工事が1回で終わります。より生活しやすくするには、スケルトンリフォームにあわせて住宅性能の向上させることがおすすめです。
メリット③:配管・配線を新しくできる
配管・配線を新しくできることも、スケルトンリフォームのメリットの1つです。配管や配線を新しくすると、漏水や漏電のリスクを防げます。
配管や配線は日常的に使うものであり、経年劣化します。そのうえ、配管や配線を日頃確認することはなく、劣化に気付きづらい側面もあるのです。
もし、水漏れや漏電による火事が起きれば、日常生活が送れないだけでなく修理費用がかさむことになります。配管や配線に問題が生じる前にスケルトンリフォームにあわせて一新すれば、生活が不便になることを避けられます。
メリット④:新築や建て替えよりコストを抑えやすい
新築や建て替えよりコストを抑えやすいことも、スケルトンリフォームのメリットとして挙げられます。新築ではゼロからの建築が必要であり、建て替えは解体費や廃材処理費がかかります。
新築は土地の購入費用や設計費用が欠かせず、費用が高額になりがちです。一方、建て替えでは建物を全て解体するため、スケルトンリフォーム以上に解体費や廃材処理費がかかります。
スケルトンリフォームなら既存の構造を活用するため、新築や建て替えよりも費用を抑えやすいのです。
メリット⑤:家族の思い出を残して新築同様の住まいにできる
家族の思い出を残して新居同等の住まいにできることも、スケルトンリフォームのメリットの1つです。スケルトンリフォームは構造部のみを残してリフォームするものの、お気に入りの部分を残すこともできます。
たとえば、毎年の誕生日に子どもの身長を書いた柱など特定のものを残すことが可能です。子どもの成長を実感できる柱を残しつつ、新築同様の住宅にも柱があれば、旧住宅の光景を思い出せます。
家族との思い出を引き続き新居にも受け継げる点で、スケルトンリフォームにはメリットがあるのです。
メリット⑥:固定資産税が抑えられる場合がある
固定資産税が抑えられる場合があることも、スケルトンリフォームのメリットです。スケルトンリフォームにより条件を満たすと、固定資産税を1年間減額できる可能性があります。
スケルトンリフォームにあわせて次のようなリフォームを実施した場合には、固定資産税の減税措置を受けられることがあります。
固定資産税の減税を受けられると長期優良住宅では3分の2減額、他は2分の1減額になり、納める税金額を抑えられるのです。
スケルトンリフォームで失敗・後悔を防ぐ方法
ここからは、スケルトンリフォームで失敗・後悔を防ぐ方法を、4つにまとめて紹介します。
リフォームの目的・予算を明確にする
リフォームの目的・予算を明確にすることは、スケルトンリフォームで失敗・後悔を防ぐ方法の1つです。リフォームの目的・予算が決めれば、希望に合うリフォームプランを立てやすくなります。
たとえば、開放的なリビングを作りたいや2部屋を大きな1部屋にしたいといった明確な目的があると、業者は予算内で数種類のプランを提案するのです。プランのなかから、イメージに近いものを選び、打合せを重ねて間取りを決定します。
リフォームの目的や予算が曖昧ではプランが決まらずに、業者が指定するリフォームプランで作業が進みかねません。スケルトンリフォームの実施を決めたからには、リフォームの目的や予算を明確にして快適な生活をするのが賢明です。
リフォームの優先順位を決める
リフォームの優先順位を決めることも、スケルトンリフォームで失敗・後悔を防ぐ方法の1つです。リフォームの優先順位を決めれば、予算オーバーの場合でも満足度が高いプランを作れます。
リフォームでは予算の関係上、全て希望通りの間取りや設備の導入ができるとは限りません。より希望に近いリフォームを実施するなら、重要度が高いものを優先することが大切です。
たとえば、朝の支度をスムーズに進めるためリビングへの回遊動線を作るといったことを優先して、間取りやプランを検討します。
リフォームに優先順位をつけて、優先度の高いものからプランに取り入れると失敗や後悔なくスケルトンリフォームを行えるのです。
相性の良い業者に依頼する
相性の良い業者に依頼することも、スケルトンリフォームで失敗・後悔を防ぐ方法の1つです。相性の良い業者に依頼すると、間取りやプランのイメージを共有しやすくなります。
相性の良い業者とは希望を正確に理解し、納得のいく対応をする業者です。相性の良い業者を選ばなければプランのイメージが伝わりづらく、期待するリフォームができない可能性があります。
業者との相性次第では、思うようなスケルトンリフォームを実施できないことを念頭におきましょう。
近隣住民に配慮する
近隣住民に配慮することも、スケルトンリフォームで失敗・後悔を防ぐ方法の1つです。リフォーム前に近隣住民へ工事の実施を連絡すれば、トラブルを回避できます。
スケルトンリフォームを行うと、工事車両の通行や駐車に加えて、騒音と振動が生じます。そのため、工事期間や作業時間といった情報とともに、近隣住民に挨拶するのが賢明です。
近隣住民への挨拶の際には菓子折りや日用品などの手土産を持参すれば、より丁寧さが伝わり、良好な関係を築きやすくなります。スケルトンリフォームでは騒音と振動は避けられないため、近隣住民への配慮は欠かせません。
スケルトンリフォームがおすすめな人
スケルトンリフォームは、建物の構造を改修することで、内部の空間や機能を拡張したり、外観を改装ができるので以下のような人におすすめです。
- 間取り変更など内部空間や機能を拡張したい人
- 自宅の老朽化が心配な人
- 費用を抑えながら、自分好みの空間作りをしたい
- ライフスタイルが変わって家が住みにくくなった人
ただし、建物の状況や改修する内容によっては、建て替えの方が適している場合もありますので、自分の状況や目的に合わせて、適切な方法を選ぶようにしましょう。
スケルトンリフォームを検討するならリノベーションハイムにご相談ください


スケルトンリフォームを検討するなら、リノベーションハイムにご相談ください。
リノベーションハイムは50年以上のリフォーム実績があり、スケルトンリフォームの事例も多くあります。戸建てのみならずマンションのスケルトンリフォーム実績もあり、自由な発想で期待通りの空間を作り上げることが可能です。
加えて、リノベーションハイムならスケルトンリフォーム後、不具合が生じた際には保証内容に応じて迅速な対応をします。アフターサポート面でも安心感を得られるため、ぜひリノベーションハイムへお問い合わせください。
まとめ
今回はスケルトンリフォームのデメリット6つについて解説しました。スケルトンリフォームのデメリットをまとめると、
- 建て替えよりも費用が高くなることもある
- 建物の構造によっては、工事ができないこともある
- 間取り変更ができない構造が存在する
- 予算通りにいかないリスクがある
- 工期が長いため仮住まいを用意する必要がある
- 売却する際に値段が落ちる可能性がある
上記のデメリットについて、理解した上でスケルトンリフォームを依頼しましょう。事前にスケルトンリフォームのデメリットを把握しておくことで、不安や心配がなくリフォームを行えます。
費用面を抑えながら新築のような仕上がりにできるスケルトンリフォームは人気が高いです。人気というイメージだけでリフォームするのではなく、しっかりリスクやデメリットを理解しておくことで、納得しつつリフォームが行えます。
この記事で、スケルトンリフォームのデメリットを把握し、安心してリフォームを依頼できる人が増えたら幸いです。