
リフォームで間取りを変更して快適な暮らしがしたい
間取りの変更をするリフォームにかかる費用はどのくらい?
家に住み始めた頃と比べるとライフスタイルや居住人数が変わり、リフォームで間取りを変更したいと感じる方もいるでしょう。かかる費用を把握すれば、予算内で間取りを変更するリフォームを実施しやすくなるはずです。
まずは、間取りを変更するリフォームにかかる費用や事例を確認することが大切です。そのうえで、理想的な暮らしができる間取りを検討し、間取りを変更するリフォームを実施することが欠かせません。
そこで、本記事では間取りを変更するリフォームの事例を、費用相場や注意点を交えて紹介します。あわせて、間取りを変更するリフォームの費用を抑えるポイントやかかる制約も解説するので、ぜひ参考にしてください。
- 間取り変更のリフォーム費用を抑えるには業者との念入りな打ち合わせが重要
- 間取りを変更するリフォームには制約がかかることがある
- 間取り変更のリフォームをする際には建物の構造と耐震性に注意が必要
※なお、本記事は一般社団法人日本ツーバイフォー建築協会の「ツーバイフォーとは」などの情報を参考に制作しています。


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間取り変更のリフォーム事例5選
さっそく、実際に間取りを変更するリフォームの事例を紹介します。今回は下記、5つの事例を紹介します。
ぜひ参考にし、間取り変更リフォームのイメージを膨らませてみてください。
間取り変更事例①家全体の間取りを一から見直し


項目 | 詳細 |
---|---|
施工地 | 千葉県 |
建物タイプ | 戸建て住宅 |
築年数 | 32年 |
リフォーム箇所 | 家全体 |
施工費用 | 1,850万円 |
高齢の両親が暮らしやすいようにとバリアフリー付きの二世帯住宅へとリフォームした事例です。当時は家全体が細かく間切られ、廊下の幅の狭さやお風呂場の段差にも不便さを感じていたようです。
ご家族が望まれたリフォーム内容は、高齢の両親が安心して暮らせるバリアフリーのお家。そのため、家全体の間取りを一から見直し、頑丈なつくりの重量鉄骨造を活かしたスケルトンリフォームを実施しました。
間取り変更事例②:和室とLDKをつなげて大空間を創出




項目 | 詳細 |
---|---|
施工地 | 東京都 |
建物タイプ | 戸建て住宅 |
築年数 | 30年 |
リフォーム箇所 | 家全体 |
施工費用 | 1,768万円 |
こちらの住宅では『人が集まる家に』と、和室とLDKをつなげて大空間を作り出し、”白と黒”というテーマカラーに沿った住宅へとリフォーム。華やかさの中にも、落ち着きのあるデザインにまとまっています。
アイランドキッチンに変更したことで、家族・親戚が遊びに来たときもご家族の顔が見渡せる家へと生まれ変わりました。
間取り変更事例③:家族全員がLDKで過ごす時間を増やす


項目 | 詳細 |
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建物タイプ | 戸建て住宅 |
築年数 | 24年 |
リフォーム箇所 | LDK、洗面、浴室、トイレ、玄関、和室、洋室、シューズインクローゼット、外壁、屋根 |
施工費用 | 1,646万円 |
東日本大震災後、築24年になる住宅の耐震性が心配になり始めたのがリフォームのきっかけ。複数社に耐震診断をしたあとに、リフォーム実施が決まりました。
大きな間取り変更はLDK部分。玄関や洗面室からの動線を短くし、どこからでもLDKに入れるように設計をしました。33条の大空間には補強用の柱や間仕切りはあえて使わず、設計上の工夫により耐震強化を実現しました。
間取り変更事例④:インテリアが映える開放的な空間を希望




項目 | 詳細 |
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施工地 | 埼玉県 |
建物タイプ | 戸建て住宅 |
築年数 | 16年 |
リフォーム箇所 | 家全体 |
施工費用 | 2,450万円 |
ご自宅でお仕事をされることも多いご夫婦が目指したリフォームは『クリエイティブな空間』。絵画や本が身近にあることはもちろん、余計な物をおかず、大きな家具や大判タイルなどのインテリアが映える開放的な空間を希望していました。
間取り変更事例⑤:庭に面した和室をLDKにする予想外の間取り変更




項目 | 詳細 |
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施工地 | 埼玉県 |
建物タイプ | 戸建て住宅 |
築年数 | 23年 |
リフォーム箇所 | リビング・ダイニング、キッチン、洗面所、浴室・バス、トイレ、寝室、和室、収納、玄関、エクステリア |
施工費用 | 2,824万円 |
もともと二世帯住宅の2階部分にお住まいだったお客様。1階が空いたため生活の場を移すことにしました。当初は間取り変更は考えておらず、LDKの増築や和室を洋室に変更するなどのリフォームが希望でした。
しかし、庭に面した和室をLDKにするお客様が考えるプランとは想定外のものを提案したことで、間取り変更のリフォームを決意。お客様のご要望だけでなく、相手をもの考えた設計に変えたことで、動線変更が実現しました。
ここまで間取り変更のリフォーム事例をご紹介してきました。様々な事例を見たことであなたがしたいリフォームの内容はイメージできましたか?
今回の紹介したのは一部のリフォーム事例です。1都3県エリアでリフォームを検討している方は、ぜひリノベーションハイムへご相談ください。数多くのリフォーム実績やサポート体制が構築されています。
また、長年のリフォーム実績からお客様の求めるもの以上の設計をご提案します。ぜひ一度リフォームに関するご相談をお待ちしております。
間取りを変更するリフォームの費用相場
間取りを変更するリフォームでかかる費用は、次のとおりです。
リフォームの内容 | 費用相場 |
---|---|
間仕切り壁の設置 | 10~25万円/箇所 |
間仕切り壁の撤去 | 5~15万円/箇所 |
ドアの増設 | 10~35万円/箇所 |
ウォークインクローゼット新設 | 20~80万円/箇所 |
窓のサイズ変更 | 25~50万円/箇所 |
窓の増設 | 10~50万円/箇所 |
クロスの張り替え | 5~8万円/6畳 |
フローリングの張り替え | 10~20万円/6畳 |
キッチン | 100~250万円/箇所 |
浴室 | 50~250万円/箇所 |
トイレ | 10~40万円/箇所 |
洗面台 | 20~50万円/箇所 |
上記は、間取りを変更するリフォームで必要になる工事内容です。もし、グレードの高い商品を選ぶ際には、より費用がかさむことを念頭におきましょう。
加えて、マンションのリフォームでは管理規約により、窓のリフォームができない場合もある点に注意が必要です。
間取りを変更するリフォームでかかる制約
ここからは、間取りを変更するのリフォームでかかる制約を、3つにまとめて紹介します。
壁で建物を支える構造では間仕切り壁を撤去できない
壁で建物を支える「2×4(ツーバイフォー)工法」で建てられた建物は、間仕切り壁を撤去できない可能性があります。2×4工法で建てられた住宅の壁を撤去すると安全性の確保が困難であり、設計士や建築士からリフォームの許可が下りません。
ただし、2×4工法の住宅でも一部の壁のみの撤去や壁にスリット状の穴を空けて開放的な空間を作ることが可能な場合もあります。2×4工法の住宅は間取りを変更するリフォームの自由度は低いです。
とはいえ、工夫次第では間仕切り壁の撤去が可能な場合もあるため、建築士との相談が欠かせません。
排水がうまくできない場合には水回りの移動ができない
排水がうまくできない場合は、水回りの移動ができないこともあります。なぜなら、排水ができなければ、詰まりや水漏れの原因になるためです。
水回りを移動すると、想定よりも配管が長くなることや勾配が生じづらくなることもあります。排水は重力に従い流れるため、配管の勾配が緩くなると配管内に水が留まりやすくなるのです。
とくに、マンションの場合は戸建てに比べて、配管を移動できる範囲が狭く注意が必要になります。水回りを移動させるには配管の事前調査が欠かせず、排水がうまくできるように検討しなければなりません。
マンションの管理規約範囲外のことは実施できない
マンションの間取りを変更するリフォームでは、管理規約の範囲外のことは実施できません。マンションには管理規約があり、居住者が快適に生活するために守る必要があります。
管理規約はマンションにより異なるものの、ベランダや窓は共用部と見なされてリフォームができないこともあるのです。だからこそ、マンションで間取りを変更するを検討するなら、まずは管理規約を確認しましょう。
せっかく良いプランを立てても、管理規約に反すると実施できません。
間取り変更のリフォーム費用を抑えるポイント
ここからは、間取り変更リフォームを実施していくうえで、事前に実施しておくべきことを解説していきます。
上記4点をわかりやすく解説していきますので、ぜひ参考にしてください。今回の内容をもとに、リフォーム担当者と話すといいでしょう。
1.部分的な改修を検討する
1つ目は、部分的な改修を検討することです。間取りを変更するではリビングからキッチン、和室や洋室など、家全体の間取りを変更できます。
もちろん、マンションや戸建てどちらの場合も、家全体の間取りを変更すると費用は高額になりがちです。しかし、間取りを変更する範囲を家全体から部分的な箇所に絞り込むことで、費用を抑えられます。
例えば、特定の部屋のみの壁移設やドアの位置変更など、限定的な改修にすると目的を果たしつつ予算を抑えられるのです。
2.既存の設備や材料の再利用
2つ目は、既存の設備や材料の再利用をすることです。間取りを変更する際に、新しい材料や設備を購入すると費用は高くなるため、既存のものを活用することをおすすめします。
たとえば、取り外した扉を他の場所で再利用する、既存の電気設備や水回りを変えずに配置を調整するなどの方法を試してみるといいでしょう。
少しでも費用を安くしたいと思う人はぜひ取り入れてみて下さい。ただし、再利用をしすぎるとリフォーム後、理想の住まいへとかけ離れてしまう可能性もあります。必ずリフォーム会社の担当者に相談するのが賢明です。
3.プロとのしっかりした打ち合わせ
3つ目は、リフォームのプロとしっかりと打ち合わせることです。リフォームのプロと打ち合わせを重ねることで、無駄な出費を避けられます。
リフォームをする本来の目的、これから先の生活環境、ライフスタイルなど将来的なことも考慮した上でリフォームの内容、間取りを決めるのがベストです。
あなた自身の要望と予算を明確に伝えた上で、最適な提案をしてもらいましょう。プロの担当者であれば、予算内での最良な解決策を見つけられます。
4.シーズンオフの工事を検討
4つ目は、シーズンオフの工事を検討するといいでしょう。こちらはリフォーム需要によって変動します。ただし、1年の間を通してリフォームの閑散期は存在し、一般的に「1月」と「6~8月」と言われます。
新年早々、リフォームを実施する家はほとんどいません。また、6~8月は梅雨や台風の影響を受けやすいことから、多くの家でリフォームを避ける傾向にあるのです。
そのため、閑散期を狙って工事の依頼をすることで、割引や特典を受けられる可能性もあります。依頼するタイミングなどもリサーチした上で、プロの担当者に相談できるといいでしょう。
間取り変更のリフォームをする際の注意点
最後に、間取り変更のリフォームを実施する際の注意点を見ておきましょう。注意点を意識してないと後からトラブルになったり、生活している中で不便さを感じることが出てくるかもしれません。間取り変更のリフォームをする際の注意点は以下の通りです。
上記3点についてわかりやすく解説していきます。
注意点1:建物の構造と耐震性
間取りを変更するリフォームの注意点1つ目は、建物の構造と耐震性を確認しておきましょう。間取りを変更するのリフォームでは、壁や柱を移設ないしは撤去する場合があります。
壁や柱などの撤去により、建物の構造強度や耐震性が低下する恐れがある点に注意が必要です。特に築年数が古くて現行の耐震基準を満たさない建物は、リフォームを機に耐震補強を検討することをおすすめします。
上記の建物構造と耐震性に関しては、インスペクション調査を実施しているリフォーム会社がいいでしょう。事前に建物チェックした上でリフォームを実施するため、安心してリフォームを行えます。
注意点2:配管・電気設備の位置
間取りを変更するリフォームの注意点2つ目は、配管や電気設備の位置を確認することです。キッチンやバスルームなどの水回りの間取りを変更する場合、配管ルートを考慮しなければいけません。
配管や電気設備がある壁であれば、簡単に壊すことができないためです。配管や電気設備の位置に確認不足があると、移設や延長により、工事の費用が期間が伸びる可能性があります。
事前に配管、電気設備の位置をリフォーム会社に確認してもらうのが賢明です。
注意点3:音の移動や騒音対策
間取りを変更するリフォームの注意点3つ目は、音の移動や騒音対策です。間取りを変更すれば、今の生活環境とは大幅に変わります。
例えば、リビングと寝室が隣接する間取りに変更したことで、騒音問題が生じる可能性があります。もし、生活音が気になるのであれば、壁の断熱や遮音性能、材料選定により音の影響を最小限に抑えることが可能です。
音の影響を事前に考慮した上で、間取りを変更するを実施できるといいでしょう。
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まとめ
今回は間取りを変更するリフォームについて解説してきました。間取りを変更するリフォーム費用相場は、数百万円以上かかります。ただし、ドア一部の解体などであれば、数十万円程度に抑えることも可能です。
家全体の間取りを変更すると、快適な住まいを実現できます。ただし、予算内で間取りを変更するリフォームの相談がおすすめです。
今の生活だけでなく、10年後、20年後、30年後と将来を見据えたリフォームを行うことで、あなた自身だけでなくご家族も楽しめる快適な住環境を作ることができるでしょう。
本記事があなたのお役に立てることを願っております。