長年住み続けている住宅では、住み始めの頃とはライフスタイルや家庭環境も大きく変化していることでしょう。そんな中、家の間取り変更などは行いたいと思う人も多いはずです。
- 2部屋を1部屋に変えたい
- 今ある大きな部屋を2部屋に分けたい
- リビング・ダイニングをくっつけてひとつにしたい!
など、ライフスタイルの変化や子供の成長に合わせたりして、間取り変更を検討している人も多いでしょう。
しかし、間取り変更のリフォームとなると、費用がどのくらいかかるのか検討するにもまずは予算が知りたいですよね。また、間取り変更の事例もチェックしておきたいでしょう。
そこで今回は、間取り変更のリフォーム費用相場について解説し、リフォーム施工事例も合わせて紹介します。その後、費用を抑えるポイントを解説しますので、ぜひ最後までチェックしてみてください。
間取り変更リフォーム費用相場
大前提間取り変更のリフォーム費用相場は、時代や工事の規模、使用する材料、電気・配管工事、業者によって大きく異なります。2022年時点での大まかな目安として部屋1つの壁を取り払う場合は、数十万円程度でした。
部屋全体の間取り変更をする場合は、数百万円以上が相場とされていました。
上記を踏まえると安くても100万円以上かかると想定しているといいでしょう。詳細な費用に関しては、間取り変更のリフォームを依頼する会社に問い合わせるのをおすすめします。
弊社リノベーションハイムでもリフォームのご相談は承っていますので、まずは一度気軽にご相談してみてください。
間取り変更リフォームの事例5選
では実際に間取り変更リフォームの事例をご紹介します。間取り変更のリフォーム事例は以下5つの事例を紹介します。
- 間取り変更事例1:家全体の間取りを一から見直し
- 間取り変更事例2:和室とLDKをつなげて大空間を創出
- 間取り変更事例3:家族全員がLDKで過ごす時間を増やす
- 間取り変更事例4:インテリアが映える開放的な空間を希望
- 間取り変更事例5:庭に面した和室をLDKにする予想外の間取り変更
上記5つの間取り変更をした事例を間取り図のビフォーアフターとともに紹介します。ぜひ参考にし、間取り変更リフォームのイメージを膨らませてみてください。
間取り変更事例1:家全体の間取りを一から見直し
項目 | 詳細 |
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施工地 | 千葉県 |
建物タイプ | 戸建て住宅 |
築年数 | 32年 |
リフォーム箇所 | 家全体 |
施工費用 | 1,850万円 |
高齢の両親が暮らしやすいようにとバリアフリー付きの二世帯住宅へとリフォームした事例です。当時は家全体が細かく間切られ、廊下の幅の狭さやお風呂場の段差にも不便さを感じていたようです。
ご家族が望まれたリフォーム内容は、高齢の両親が安心して暮らせるバリアフリーのお家。そのため、家全体の間取りを一から見直し、頑丈なつくりの重量鉄骨造を活かしたスケルトンリフォームを実施しました。
間取り変更事例2:和室とLDKをつなげて大空間を創出
項目 | 詳細 |
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施工地 | 東京都 |
建物タイプ | 戸建て住宅 |
築年数 | 30年 |
リフォーム箇所 | 家全体 |
施工費用 | 1,768万円 |
こちらの住宅では、『人が集まる家に』と、和室とLDKをつなげて大空間を作り出し、”白と黒”というテーマカラーに沿った住宅へとリフォーム。華やかさの中にも、落ち着きのあるデザインにまとまっています。
アイランドキッチンに変更したことで、家族・親戚が遊びに来たときもご家族の顔が見渡せる家へと生まれ変わりました。
間取り変更事例3:家族全員がLDKで過ごす時間を増やす
項目 | 詳細 |
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建物タイプ | 戸建て住宅 |
築年数 | 24年 |
リフォーム箇所 | LDK、洗面、浴室、トイレ、玄関、和室、洋室、シューズインクローゼット、外壁、屋根 |
施工費用 | 1,646万円 |
東日本大震災後、築24年になる住宅の耐震性が心配になり始めたのがリフォームのきっかけ。複数社に耐震診断をしたあとに、リフォーム実施が決まりました。
大きな間取り変更はLDK部分。玄関や洗面室からの動線を短くし、どこからでもLDKに入れるように設計をしました。33条の大空間には補強用の柱や間仕切りはあえて使わず、設計上の工夫により耐震強化を実現しました。
間取り変更事例4:インテリアが映える開放的な空間を希望
項目 | 詳細 |
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施工地 | 埼玉県 |
建物タイプ | 戸建て住宅 |
築年数 | 16年 |
リフォーム箇所 | 家全体 |
施工費用 | 2,450万円 |
ご自宅でお仕事をされることも多いご夫婦が目指したリフォームは『クリエイティブな空間』。絵画や本が身近にあることはもちろん、余計な物をおかず、大きな家具や大判タイルなどのインテリアが映える開放的な空間を希望していました。
間取り変更事例5:庭に面した和室をLDKにする予想外の間取り変更
項目 | 詳細 |
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施工地 | 埼玉県 |
建物タイプ | 戸建て住宅 |
築年数 | 23年 |
リフォーム箇所 | リビング・ダイニング、キッチン、洗面所、浴室・バス、トイレ、寝室、和室、収納、玄関、エクステリア |
施工費用 | 2,824万円 |
もともと二世帯住宅の2階部分にお住まいだったお客様。1階が空いたため生活の場を移すことにしました。当初は間取り変更は考えておらず、LDKの増築や和室を洋室に変更するなどのリフォームが希望でした。
しかし、庭に面した和室をLDKにするお客様が考えるプランとは想定外のものを提案したことで、間取り変更のリフォームを決意。お客様のご要望だけでなく、相手をもの考えた設計に変えたことで、動線変更が実現しました。
ここまで間取り変更のリフォーム事例をご紹介してきました。様々な事例を見たことであなたがしたいリフォームの内容はイメージできましたか?
今回の紹介したのは一部のリフォーム事例です。1都3県エリアでリフォームを検討している方は、ぜひリノベーションハイムへご相談ください。数多くのリフォーム実績やサポート体制が構築されています。
また、長年のリフォーム実績からお客様の求めるもの以上の設計をご提案します。ぜひ一度リフォームに関するご相談をお待ちしております。
間取り変更リフォームの費用を抑えるポイント
ここからは間取り変更リフォームを実施していく上で、事前に実施ておくべきことを解説していきます。間取り変更のリフォームを実施する際は、相当の費用が発生します。そのため、費用を抑えるポイントを解説していきますね。
上記4点をわかりやすく解説していきますので、ぜひ参考にしてください。今回の内容をもとに、リフォーム担当者と話すといいでしょう。
1.部分的な改修を検討する
1つ目は、部分的な改修を検討することです。間取り変更にはさまざまあります。リビングからキッチン、和室や洋室など、家全体の間取りを変更しようと思えば変更も可能です。
もちろんマンションや戸建てどちらも。そのため、家全体の間取り変更をすると費用は高くなります。しかし、間取り変更の範囲を家全体から部分的な箇所に絞り込むことで、費用を抑えられます。
例えば、特定の部屋のみの壁移設やドアの位置変更など、限定的な改修にすることで、もう敵を果たしつつ予算を抑えられる様になる可能性もあるでしょう。
2.既存の設備や材料の再利用
2つ目は、既存の設備や材料の再利用をすることです。間取り変更をする際に、新しい材料や設備を購入すると、費用は高くなります。そのため、既存のものを活用することで費用を削減できるようでしょう。
建ておば、取り外した扉を他の場所で再利用する、既存の電気設備や水回りを変えずに配置を調整するなどの方法を試してみるといいでしょう。
少しでも費用を安くしたいと思う人はぜひ取り入れてみて下さい。ただし、再利用をしすぎるとリフォームをして理想の住まいへとかけ離れてしまう可能性もあるので、必ずリフォーム会社の担当者と話すようにしましょう。
3.プロとのしっかりした打ち合わせ
3つ目は、リフォームのプロとしっかりと打ち合わせることです。リフォームのプロと打ち合わせを重ねることで、無駄な出費を避けられる可能性があります。
リフォームをする本来の目的、これから先の生活環境、ライフスタイルなど将来的なことも考慮した上で、リフォームの内容、間取りを決めるのがベストです。
あなた自身の要望と予算を明確に伝えた上で、最適な提案をしてもらいます。プロの担当者であれば、予算内での最良な解決策を見つけることができるようになるでしょう。
4.シーズンオフの工事を検討
4つ目は、シーズンオフの工事を検討するといいでしょう。こちらはリフォーム需要によって変動します。ただし、1年の間を通して閑散期というものは存在します。
そのため、閑散期を狙って工事の依頼をすることで、割引や特典を受けることができるかもしれません。依頼するタイミングなどもリサーチした上で、プロの担当者に相談できるといいでしょう。
間取り変更のリフォームをする際の注意点
最後に、間取り変更のリフォームを実施する際の注意点を見ておきましょう。注意点を意識してないと後からトラブルになったり、生活している中で不便さを感じることが出てくるかもしれません。間取り変更のリフォームをする際の注意点は以下の通りです。
上記3点についてわかりやすく解説していきます。
注意点1:建物の構造と耐震性
間取り変更リフォームの注意点1つ目は、建物の構造と耐震性を確認しておきましょう。間取り変更のリフォームでは、壁や柱を移設ないしは撤去する場合があります。
その撤去により建物の構造強度や耐震性が低下する恐れがあります。特に築年数が経過している耐震基準の古い建物の場合は、リフォームを機に耐震補強を検討するといいでしょう。
上記の建物構造と耐震性に関しては、インスペクション調査を実施しているリフォーム会社がいいでしょう。事前にチェックした上でリフォームを実施してくれるので、安心してリフォームを行うことができます。
注意点2:配管・電気設備の位置
間取り変更リフォームの注意点2つ目は、配管や電気設備のいちを確認することです。キッチンやバスルームなどの水回りの間取りを変更する場合、配管ルートを考慮しなければいけません。
配管や電気設備がある壁であれば、簡単に壊すことができないためです。こちらの確認が雑だと、移設や延長により、工事の費用が期間が伸びる可能性があります。
そのため、事前に配管、電気設備の位置をリフォーム会社に確認してもらうようにしましょう。
注意点3:音の移動や騒音対策
間取り変更リフォームの注意点3つ目は、音の移動や騒音対策です。間取りを変更するということは今の生活環境とは大幅に変わることになります。
例えば、リビングと寝室が隣接する間取りに変更したことで、騒音問題が生じる可能性があります。壁の断熱や遮音性能、材料選定によって、生活音の影響を最小限に抑えることができるので、事前に考慮した上で、間取り変更を実施できるといいでしょう。
間取り変更リフォームのご相談ならリノベーションハイムにご相談ください
間取り変更リフォームを実現したいと考えている方は、ぜひ一度リノベーションハイムへとご相談ください。あなたが実現したい住宅についてヒアリングをさせていただき、理想の住まいを実現するためのリフォーム内容をご提案させていただきます。
間取り変更だけでなく、今の住まいの不満や理想、あらゆる角度でのヒアリングと過去の実績を含め、あなたの理想の住宅作りを実現します。無料相談も可能ですので、まずは気軽に相談ください。
まとめ
今回は間取り変更のリフォームについて解説してきました。間取り変更のリフォーム費用相場は、数百万円以上かかると想定しておいた方がいいでしょう。ただし、ドア一部の解体などであれば、数十万円程度に抑えることも可能です。
家全体の間取り変更をするとなると、快適な住まいへと実現できます。予算ありきではありますが、ある程度予算を考えた上で、間取り変更のリフォームを相談できるといいでしょう。
今の生活だけでなく、10年後、20年後、30年後と将来を見据えたリフォームを行うことで、あなた自身だけでなくご家族も楽しめる快適な住環境を作ることができるでしょう。