
リフォームで吹き抜けって作れるの?
吹き抜けを作るのにかかる費用はどのくらい?
室内に自然に光を取り入れることができ、開放感を感じられると人気の吹き抜け。2階の不要な部屋をなくして、リビングや玄関に吹き抜けを作りたいと考えている方も多いでしょう。
吹き抜けは、取り入れるだけで住まいのデザイン性や快適性を劇的に変化させることができます。ただし、吹き抜けにはデメリットもあるのも事実。
リフォーム実施前に吹き抜けのデメリットや注意点を知らなければ「こんなはずじゃなかった…」と後悔する可能性もあります。
そこで本記事では、吹き抜けを作る費用やメリット・デメリットを紹介します。あわせて、吹き抜けを作る際の注意点も解説するので、ぜひ参考にしてください。


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吹き抜けを作るリフォームは可能
結論、既存住宅に吹き抜けを作ることは、可能です。
吹き抜けを作るには、天井や上階の部屋などを解体する必要があります。解体に伴う構造上の問題や耐震性の低下が生じないかを建築士へ確認し、可能であれば吹き抜けを作れます。
吹き抜けを作ることで住宅の耐震性が低下する場合には、補強工事が欠かせません。業者と相談のうえ、安全面を確保しつつリフォームを実施しましょう。
なお、吹き抜けは2階建てだけでなく、3階建ての住宅でも実施可能です。吹き抜けを作るリフォームを検討するなら家族構成に考慮して、吹き抜けの大きさや場所を考えましょう。
吹き抜けを作るリフォームにかかる費用
吹き抜けを作るリフォームの費用は、約150〜500万円程度です。作る吹き抜けの大きさや耐震補強の有無などで費用が異なります。具体的に、吹き抜けを作る際のリフォーム内容と費用は次のとおりです。
リフォーム内容 | 費用 |
---|---|
吹き抜け部分の壁・天井の解体工事 | 50~150万円程度 |
窓の増設 | 10万円程度/箇所 |
照明設置と電気工事 | 1~10万円程度 |
耐震補強工事 | 50~100万円程度 |
シーリングファンの設置 | 1~8万円程度 |
吹き抜けを設置する場所や住宅の状態により、必要なリフォーム内容が違います。業者と相談のうえで、安全で快適な生活が送れるようなリフォームにするのが賢明です。
吹き抜けを作るメリット
ここからは、吹き抜けを作るメリットを、3つにまとめて紹介します。
開放感が得られて広く感じやすい
開放感が得られて広く感じやすいことは、吹き抜けを作るメリットの1つです。吹き抜けを作ると、天井が高くなります。
天井が高いと、それほど広くない室内でも部屋の広がりを感じやすいのです。実際に、吹き抜けの家に住み、開放感を感じた方もいます。
意味もないけど、吹き抜けの屋根の家にした。
熱効率とかそういう話じゃなくて、天井が広いというのがひたすら開放感があって良い。
引用:X
吹き抜けを作ることで住まいに開放感を感じることができ、日頃のストレスを解消するきっかけとなるでしょう。
自然光が入り室内が明るくなる
自然光が入り室内が明るくなることも、吹き抜けを作るメリットの1つです。吹き抜けを作ると、2階または3階からの採光が多くなります。
電気をつけなくても室内を明るくできるため、電気代の節約にもつながります。近年、電気代は高騰していることもあり、節電効果が期待できることは大きなメリットといえるでしょう。
実際に、吹き抜けを作って室内が明るすぎるほど自然光が入ると感じる方もいます。
家に窓がたくさんあって明るいんですよ…
吹き抜けで、天窓とか採光するための高いところにある窓とか…
家めっちゃおしゃれで自分ち大好きなんですけどちょっと明るい…明るすぎる…私には…
引用:X
室内が自然と明るくなれば、家族の雰囲気も明るくなるでしょう。
家族とのコミュニケーションがとりやすくなる
家族とのコミュニケーションがとりやすくなることも、吹き抜けを作るメリットの1つです。吹き抜けを作ると空間が広がり、上下階へ声が届きやすくなります。
たとえ、家の中で家族が違う場所にいても吹き抜けを通じて会話が可能です。わざわざ家族の元へ近づかなくてもコミュニケーションがとれて、家族の存在を感じやすくなります。
実際に、吹き抜けの家で、コミュニケーションがとりやすいと感じる方もいます。
家作りの一番叶えたいところですよね!なによりです
わが家は吹き抜けでコミュニケーション取りやすくなりました(^^)
引用:X
吹き抜けを作ると、家族が近くにいるように感じ、会話がしやすいのです。
吹き抜けを作るデメリット
つづいて、吹き抜けを作るデメリットを、3つにまとめて紹介します。
照明器具・窓の掃除が大変になる
照明器具・窓の掃除が大変になることは、吹き抜けを作るデメリットの1つです。吹き抜けを作ると、床から天井までの距離が長くなります。
天井付近にある照明器具や高い場所にある窓は、脚立や柄の長い掃除器具を使うといった工夫しなければ掃除が困難です。天窓を作る場合には、業者へ掃除を依頼することも検討しなければなりません。
実際に、吹き抜けを作り窓の掃除が大変だと感じる方もいます。
吹き抜け窓は掃除がめんどい
引用:X
照明器具や窓の掃除を怠ると、故障やカビ・腐食の原因になります。吹き抜けを作る場合には掃除方法も考慮して、吹き抜けの高さや広さを検討するのが賢明です。
冷暖房の効率が下がる
冷暖房の効率が下がることも、吹き抜けを作るデメリットの1つです。吹き抜けを作ると、空間が広がります。
とくに、リビングに吹き抜けを作ると、空間の広がりにより冷暖房の効きが悪いと感じやすくなります。冷暖房を効かせるには、シーリングファンなどで空気を循環させたり、大きなエアコンの設置が欠かせません。
実際に、吹き抜けの家に住み、冷暖房が効かないと感じる方もいます。
吹き抜けはもう本当にダメ。冬寒いし夏暑い。冷房効かない。ほんと効かない。壊れたのかと錯覚するくらい効かない。吹き抜けマジオススメしない。開放感とかシャレオツとか求めて吹き抜けにすると後悔するのでマジ要注意。塞いでしまいたい。
引用:X
吹き抜けを作るなら、冷暖房が効くような工夫が必要です。
室内の音が響きやすくなる
室内の音が響きやすくなることも、吹き抜けを作るデメリットの1つです。吹き抜けを作ると、料理をする音やテレビの音が吹き抜けを通じて2階へ伝わりやすくなります。
吹き抜けにより上階までの空間ができるため、それほど大きな音を出していなくても生活音が響きやすくなります。そのため、勉強や仕事に集中したい場合には、防音対策をした部屋を作るのが賢明です。
実際に、吹き抜けがあると、2階まで音が響くと感じる方もいます。
吹き抜け、2階まで1階の音がめちゃくちゃ響くなー
引用:X
吹き抜けを作るなら、生活音が響きやすいことを念頭におかなければなりません。
実際に吹き抜けを作ったリフォーム事例






小屋裏を解体し、吹き抜けと2畳のロフトへリフォームした事例です。
子どもの独立と建物の老朽化といった理由からリフォームを実施しました。LDKを吹き抜けにして縦方向に空間を広げ、猫が自由に遊べるようにキャットステップを設置しています。
小屋裏を収納スペースとして利用していたため、収納を増やすために2畳のロフトと階段下や階段上にも新たに収納スペースを作りました。
吹き抜けを作るリフォームの注意点
ここからは、吹き抜けを作るリフォームの注意点を、3つにまとめて紹介します。
耐震性を考慮する
耐震性を考慮することは、吹き抜けを作るリフォームの注意点の1つです。吹き抜けを作ると床や天井が減るため、地震時に揺れを支えるものが少なくなります。
吹き抜けを作りつつ耐震性を向上させるには、耐震壁の設置や吹き抜けの位置・大きさを工夫することが必須です。耐震性には、住宅の構造的なことや建築基準法の知識が必要であるため、設計士や建築士といった専門家との相談が不可欠です。
吹き抜けを作るなら、業者とともに耐震性を高める住宅にしましょう。
断熱性・気密性を高める
断熱性・気密性を高めることも、吹き抜けを作るリフォームの注意点の1つです。吹き抜けを作ると冷暖房が効きづらくなります。家の断熱性・気密性を高めれば、室温を一定に保ちやすくなり、吹き抜けの上部と下部の温度ムラを解消しやすくなるのです。
断熱性・気密性を高めるには、吹き抜けの壁や天井、床に断熱材を充填します。加えて、窓をペアガラスにすることも有効です。吹き抜けでは冬は寒く、夏は暑くなりがちのため、断熱性・気密性を高めることが欠かせません。
シーリングファンを設置する
シーリングファンを設置することも、吹き抜けを作るリフォームの注意点の1つです。吹き抜けにシーリングファンを設置すると、空気が循環しやすくなります。
吹き抜けを作ると空間が大きくなり、空気が留まりやすくなります。室内空気の滞留により、アレルギー症状の悪化やシックハウス症候群といった体調不良を引き起こしかねません。
そこで、吹き抜けを作ると同時にシーリングファンを設置して、空気を循環させ効率よく換気させることが必要です。
吹き抜けを作るリフォームにかかる費用を抑えるコツ
ここからは、吹き抜けを作るリフォームにかかる費用を抑えるコツを、3つにまとめて紹介します。
吹き抜けを大きくしすぎない
吹き抜けを大きくしすぎないことは、リフォームにかかる費用を抑えるコツの1つです。吹き抜けを大きくするほど、耐震補強に費用がかかることがあります。
前述したとおり、吹き抜けを作ると天井や壁が減るため、地震の際に揺れを支えられない可能性があるのです。吹き抜けを作り耐震性が低下するなら、補強工事が必須です。
天井や上階の部屋などの撤去費用に加えて、耐震工事も実施すると費用がかさみます。耐震性に不安を抱えないためにも吹き抜けの大きさは、必要以上に大きくしすぎないことが重要です。
吹き抜けの照明器具にこだわりすぎない
吹き抜けの照明器具にこだわりすぎないことも、リフォームにかかる費用を抑えるコツの1つです。吹き抜けを作ると、新しい照明器具の購入が必要になります。
吹き抜け用の照明には、ブラケットライトやペンダントライトなどさまざまな種類があります。手の込んだデザインの照明ほどおしゃれですが、高価になりがちです。
使用状況によるものの、照明器具は10〜15年程度で故障します。いずれ交換する費用も考慮して吹き抜けの照明には、それほどこだわりすぎないようにするのが賢明です。
窓を大きくしない
窓を大きくしないことも、吹き抜けを作るリフォームにかかる費用を抑えるコツの1つです。窓のサイズアップは壁の解体が必要であり、費用がかさみます。
窓を大きくする場合は、枠ごと窓を取り外して、壁を希望する窓のサイズまで解体しなければなりません。窓を大きくすると、住宅の耐震性に影響を与える可能性があります。
耐震補強も追加で行う場合には、さらに費用がかさむのです。採光目的で窓を大きくできるものの、費用を抑えるなら可能な限り既存窓をそのまま使うのが賢明です。
吹き抜けを作るリフォームをするならリノベーションハイムにご相談ください!


吹き抜けを作るリフォームをするならリノベーションハイムにご相談ください。リノベーションハイムは、リフォーム実績が50年以上あるセキスイのグループ会社です。
これまでの経験や知見をもとにお客様の予算内で希望に応じたプランをご提案します。現地調査の結果から、吹き抜けの大きさや位置を決定し、必要に応じて補強工事もご提案いたします。
吹き抜けの空間で温度ムラが生じないように断熱性や気密性を同時に高めることも可能です。リフォーム後、万が一不具合や問題が生じた際には保証範囲で迅速に対応いたします。
アフターサポートが充実しており、安心・安全にリフォームの実施が可能です。吹き抜けを作るリフォームで、気になる点があれば気軽にリノベーションハイムにごお問い合わせください。
まとめ
本記事では、吹き抜けを作る費用やメリット・デメリットを紹介しました。結論、吹き抜けを作るリフォームは可能です。
リビングや玄関などの天井や上階を解体し、吹き抜けを作れます。ただし、吹き抜けの広さや位置により、耐震性の低下が起こる際には補強工事が欠かせません。
加えて、吹き抜けを作ると、空間で温度ムラが生じやすいため、断熱性や気密性を向上させることも検討しましょう。耐震性や断熱性を高めつつ吹き抜けをリフォームするなら、リノベーションハイムにお問い合わせください。
本記事があなたのお役に立てることを願っております。