窓を小さくリフォームすべき?判断基準や費用を抑えるコツも紹介

窓のリフォームは、断熱性や遮音性、防犯性などの性能をまとめて向上できるとても効果的な方法です。現在の窓を小さくすることも可能であり、周りからの視線を遮るなどのさまざまなメリットがあります。

適切なリフォームができれば、ストレスをなくした快適な暮らしを送ることが可能です。しかし、窓を小さくする際には気をつけなければいけないポイントもいくつかあります。

せっかく高いお金を払うなら、満足のいくリフォームを行いたいですよね。

  • 窓を小さくする方法を知りたい
  • 窓を小さくするのにかかる費用を知りたい
  • 窓を小さくする際の注意点を知りたい

など、上記のような情報を求めている人も少なくないでしょう。

そこで本記事では、窓を小さくするべきか判断するポイントやリフォームの方法・費用、注意点について解説します。適切なリフォームを行うためにも、ぜひ最後まで読んでみてください。

窓リフォームについて詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。

目次

窓を小さくすべきか判断する4つのポイント

まずは、窓を小さくするリフォームが本当に必要なのか判断するポイントを見ていきましょう。あなたが窓を小さくしたい理由によっては、他の方法が最適なこともあります。

無駄な費用をかけないためにも、しっかりと見極めることが大切です。窓を小さくするリフォームがおすすめな人は以下に当てはまる人になります。

  • 新たに壁を作って家具を配置したい人
  • 窓の老朽化の改善をしつつ周囲の視線を遮りたい人
  • お風呂のリフォーム時に既存の窓がユニットバスと合わない人
  • 窓を小さくして外観をおしゃれにしたい人

断熱性を上げたいだけであったり、外からの視線を遮りたいだけの人にはおすすめできません。なぜなら、断熱性を上げたいだけなら窓を小さくするのではなく、断熱性の高いガラスに変えれば対応可能だからです。

外からの視線を遮りたい場合も、すりガラス交換やルーバーをつければ問題ありません。窓を小さくする工事は高い金額がかかるため、本当に必要な場合のみ行いましょう。

上記の4つのポイントに当てはまらなかった人は、他に最適な方法が考えられるため、リフォーム会社に相談してみてください。

窓を小さくする方法とその費用

ここでは、窓を小さくする方法とかかる費用について見ていきましょう。窓を小さくするための方法は以下の2つです。

それぞれ以下で詳しく解説します。どちらにするか決める参考にしてください。

方法1:新たに壁を作り窓を小さくする

1つ目は、新たに壁を作り窓を小さくする方法です。この方法は、はつり工法と呼ばれ、外壁を壊して窓もサッシも完全に新しいものにします。その過程で窓を小さくして、もともと窓があったところに新しい外壁をつくるという方法です。

費用は40〜60万円で工期は1週間ほどかかります。2階以上の場合は足場を組む必要があり、プラスで10万程かかるため注意しましょう。

メリットとしては、外観の見栄えを良くできたり、老朽化が進んでいる場合に一緒に補修できることがあげられます。しかし、工期が長かったり、費用が高くなってしまうことがデメリットです。

方法2:パネルを使用して窓を小さくする

2つ目は、パネルを使用して窓を小さくする方法です。この方法は、カバー工法と呼ばれ、既存の窓の上に新しい窓・サッシを取り付けます。新しい窓・サッシを取り付ける際に、埋めたい部分を不透明のパネルでふさぐことで窓を小さくする方法です。

費用は外壁を壊す必要がないため、20〜40万円ほどですみます。工期も短く1〜2日でリフォームが可能です。風呂場のリフォームをして、窓の大きさがユニットバスと合わない際によく使われています。

カバー工法のメリットは、比較的費用がかからず、工期を短くできることです。2階でも足場が必要ないため、はつり工法より安くリフォームできます。

しかし、外観の見栄えが悪かったり、窓の老朽化が進んでいてもそのままになってしまうため注意しましょう。

窓を小さくするメリット、デメリット

窓を小さくする際のメリット・デメリットを紹介します。メリット・デメリットをわかりやすく以下の表にまとめてみました。

メリットデメリット
・断熱性の向上による光熱費削減効果
・外からの視線を遮れる
・防犯性の向上
・部屋が暗くなる
・換気がしにくい
・外観の見栄えが悪くなる

窓は家の中で最も熱の出入りが激しいため、小さくすることで熱の出入りを抑え、エアコン効率化を図れます。結果的に光熱費の削減が可能です。

また、窓のサイズを変えることは明るさや暑さ・寒さの影響軽減だけでなく、道路からの視線などによるストレスの解消もできます。隣の家と窓が向かい合わせになっており、時々目が合って気まずいなどの問題も解消することが可能です。より快適にストレスのない暮らしを送れるようになります。

デメリットは窓を小さくすることで部屋が暗くなったり、換気がしにくくなることです。どの窓を小さくするのか、リフォーム会社と相談して決めるようにしましょう。

また、パネルを使用して窓を小さくする場合は、外観の見栄えが悪くなってしまうため注意してください。

窓を小さくする際の3つの注意点

ここでは、窓を小さくする際の注意点を見ていきましょう。気をつけるべきポイントは以下の3つです。

それぞれ以下でわかりやすく解説します。ぜひ参考にしてください。

注意点1:光熱費があがる可能性がある

1つ目の注意点は、光熱費があがる可能性があることです。デメリットでも述べたように、窓を小さくすることで採光が不十分になる可能性があります。

部屋が暗くなると日中でも電気をつける必要があり、光熱費が上がってしまうため注意しましょう。窓を小さくして断熱性を向上し、光熱費を下げようとしても、日中に電気をつけていることであまり効果がない可能性もあります。

リフォーム後に後悔しないためにも、どの窓を小さくするべきなのかをリフォーム会社と相談して行いましょう。

注意点2:カビやダニが発生しやすくなる

2つ目の注意点は、カビやダニが発生しやすくなることです。窓を小さくすることで換気が不十分になり、カビやダニが発生する恐れがあります。

カビやダニが発生すると、さまざまな健康被害につながるため注意しましょう。24時間換気システムを取り入れるなどして、換気には十分配慮することが重要です。

また、湿度がこもりやすい部屋の窓を小さくしたい場合は、他に最適な方法が考えられます。こちらもリフォーム会社に相談してみましょう。

注意点3:マンションや賃貸は制限がかかる

3つ目の注意点は、マンションや賃貸は制限がかかることです。マンションや賃貸は、管理規約によって多くの制限がかかるため注意する必要があります。

窓が共用部分に設定されている場合には、そもそもリフォームができません。そのため、必ず事前に管理組合にリフォームをしても良いのか確認をとりましょう。

知らずにリフォームしてしまうと、原状回復を求められるケースがあります。リフォームにかけたお金が無駄になってしまうため、忘れずに確認するようにしてください。

窓リフォーム費用を抑える3つのコツ

ここでは、お得に窓を小さくできるコツを紹介します。リフォーム費用を抑えるコツは以下の3つです。

お得にリフォームを行うためにも、必ずチェックしておきましょう。

コツ1:補助金をつかう

1つ目のポイントは、補助金を使うことです。窓のリフォームは省エネ効果につながることから、国や自治体が積極的に勧めています。そのため、補助金制度が充実しており、うまく使えばお得にリフォームが可能です。

補助金ごとに対象工事や期間、上限が異なりますが、2023年に新設された制度は最大で200万の補助金がもらえます。また、条件はあるものの、他の補助金との併用も可能です。 

特に2023年は窓リフォームを行う絶好のチャンスのため、うまく活用してみましょう。

窓リフォームの補助金については以下の記事で詳しく解説しています。あわせてご覧ください。

コツ2:外壁工事と一緒に行う

2つ目のポイントは、外壁工事と一緒に行うことです。一般的に家の外壁は10年に1度を目安にメンテナンスが必要といわれています。そのため、外壁の工事をする際に一緒に窓のリフォームを行うことで費用を抑えることが可能です。

窓のリフォームが高くなってしまうのには、外壁を壊すことによる工事費や足場代が大きく影響しています。窓と外壁のリフォームを一緒に行うことで外壁を壊す費用と足場代が一度で済むため、安くリフォームが可能です。

外壁のメンテナンスを予定している人は、同じタイミングで窓リフォームも行ってみましょう。

コツ3:複数社を比較する

3つ目のポイントは、複数社を比較することです。リフォームにかかる費用は会社ごとに異なります。

最初から1社に絞ってしまうと、あとで他の会社の方がお得にリフォームできたと後悔する可能性があるため注意しましょう。複数社を比較することで費用の相場が明確になり、適正価格でのリフォームが可能です。

また、どのリフォーム会社があなたに最適な提案をしているか見極められます。窓を小さくするリフォームには高額な費用がかかるため、少なくとも3社以上を比較してどの会社に依頼するか判断しましょう。

窓を小さくするならリノベーションハイムがおすすめ

窓を小さくするならリノベーションハイムがおすすめです。セキスイハイムグループのひとつであり、約50年の歴史を誇っています。

50年のあいだで培ったノウハウや豊富な実績によって、顧客に最適なリフォームプランの提案が可能です。リフォームの際には建築関係の資格を持った専任のリフォームコーディネーターがサポートしてくれます。

初めての人でも丁寧にサポートしてもらえるため、安心して依頼可能です。気になる人は一度問い合わせてみましょう。

まとめ

本記事では、窓を小さくするべきか判断するポイントやリフォームの方法・費用、注意点について解説しました。

窓を小さくするリフォームは、光熱費の削減や外からの視線によるストレスなどを解消できます。適切なリフォームができれば、今の暮らしをさらに快適にすることが可能です。

しかし、あなたの窓を小さくしたい理由によっては他に最適な方法がある可能性も捨てきれません。お金を無駄にしないためにも、リフォーム会社に相談しながらプランを決めましょう。

本記事があなたのお役に立てることを願っております。

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