引っ越した当時は綺麗な家だったのに、時間の流れとともにいつの間にか汚れや傷などが目立つようになっていませんか。きれいな状態を保ちたい方や長く今の家に住み続けたい方は家のメンテナンスが必須になります。
しかし、家のメンテナンスはどこから手をつけたらよいのかや、築年数ごとのメンテナンス内容がわからないという方も多いはずです。
- 汚れや傷をどうにかしたい
- 屋根や外壁をきれいにしたい
- メンテナンスのタイミングはいつなのか
と気になっているのではないでしょうか。
そのため本記事では、家の場所ごとのメンテナンスや築年数別のメンテナンスが必要なタイミングを紹介します。今の家に長く快適に住み続けるために、ぜひ参考にしてください。
また、家のメンテナンスにはどれくらいの費用がかかるのか、場所ごとのメンテナンス費用が知りたい方は以下の記事もあわせてご覧ください。
家のメンテナンスをしないとどうなるのか
家のメンテナンスをしないと、以下のような悪影響が生じる可能性があります。
- 耐久性の低下
- 水漏れやカビの発生
- 断熱性の低下
まず、メンテナンスしないと家の外壁や屋根・床・ドア・窓などが劣化し、耐久性が低下します。家全体が脆弱になり、長期的に考えると構造的な問題が発生するため注意が必要です。
また、屋根や壁の亀裂・排水管の詰まり・窓やドアの不良な密閉性などが原因で、水漏れやカビが発生する可能性もあります。水漏れやカビを長期間放置すると、住まいの腐食や健康被害といった二次被害も考えられます。
また、窓やドア、壁などの断熱性能は劣化していきます。劣化したままにするとエネルギー効率を悪化させ、暖房や冷房の費用が増加してしまう恐れもあります。
上記のように、家のメンテナンスをしないと長期的に大きな損失が発生する可能性があるため、定期的なメンテナンスをすることが重要です。
施工した住宅会社によっても違う
施工した住宅会社によって、家の品質やメンテナンスの必要性が異なります。また、住宅会社の保証期間やアフターサポートによっても、メンテナンスの必要性が異なります。
保証期間中は施工会社が家の修繕費用を負担する場合がありますが、保証期間が終了した後は自己責任でメンテナンスをする必要があります。
そのため、自分の住宅の品質やアフターサポートの有無を確認し、メンテナンスが必要であれば、適切なメンテナンスが可能な信頼できる会社に依頼しましょう。
家のメンテナンスなしでの耐久年数
家のメンテナンスをしなかった場合、家の耐久年数は一般的には20年から30年程度と、海外に比べると日本の家は長持ちしません。適切なメンテナンスをしていれば、耐久年数は延ばせます。
逆に、メンテナンスしていない場合は、家の劣化が進行し、耐久年数がさらに短くなる可能性があります。耐久年数は気候など様々な要因によって異なるため、家を長持ちさせるためには、定期的なメンテナンスや修繕が重要になります。
以下の記事では、戸建て住宅の外壁メンテナンス方法や費用について解説しています。あわせて確認してください。
家のメンテナンスが快適な住空間につながる
定期的なメンテナンスが快適な住空間を実現してくれます。身体の健康を例にすると、定期的な運動や健康診断を受けることで、健康を維持できます。
同様に、家のメンテナンスも定期的な点検や修繕をすることで、家自体を健康な状態に保ち、快適な住空間になります。また、定期的なメンテナンスによって様々なトラブルを予防できます。
突然のトラブルは家計を圧迫するだけでなく、心理的なストレスにもつながり、疲れを癒やすための家がストレスの原因になってしまう恐れもあります。
家を長持ちさせるために必要な情報は以下の記事に記載しています。あわせて確認してください。
家の築年数別メンテナンス必要箇所
ここからは築年数別にメンテナンスが必要な箇所を外壁、内装、設備面の3ヶ所から紹介します。築年数が進むにつれ、より大規模なメンテナンスが必要となってきます。
あなたの家は適切なタイミングでメンテナンスができているか確認してみましょう。また、メンテナンスができていなけば、早急にメンテナンスをしましょう。
築10年
築10年のメンテナンスが必要な箇所は以下の通りです。
場所 | メンテナンス内容 |
---|---|
外壁 | 再塗装又は清掃 |
内装 | ・クロスやフローリングの張替え ・室内建材の点検 |
設備 | ・給水器具、給湯器、冷暖房設備の部品交換 ・太陽光発電システム→充電メーター交換 |
築10年では大規模なメンテナンスはあまり必要ありませんが、各設備の部品を交換したりなど細かなメンテナンスが必要になります。
細かなメンテナンスをしておかなければ、突然動かなくなってしまったり、壊れてしまい多額の交換費用が必要になってしまうため、メンテナンスを怠らないようにしましょう。
築10年の家メンテンナンス方法について以下の記事で解説しています。詳しく知りたい人は以下の記事をどうぞ。
築20年
築20年のメンテナンスが必要な箇所は以下の通りです。
場所 | メンテナンス内容 |
---|---|
外壁 | 再塗装又は清掃 |
内装 | ・クロスやフローリングの張替え ・室内建材の交換補強 |
設備 | キッチン周りや浴室、トイレなどの水回りの交換 |
築10年で外壁を再塗装していても10年ごとに再塗装することで綺麗な状態を保てるため、再塗装しましょう。
築20年になると水回りの設備が壊れてきます。そのため、交換が必要になります。しかし、壊れてからの交換では時間がかかってしまい、生活に必需的な要素が使用できない期間があります。定期的なメンテナンスで対処しておきましょう。
築20年の家のメンテナンス方法を以下の記事で詳細に解説しています。メンテナンスを怠ると起こるリスクを解説しているので、気になる人は以下の記事をどうぞ。
築30年
築30年のメンテナンスが必要な箇所は以下の通りです。
場所 | メンテナンス内容 |
---|---|
外壁 | ・屋根交換 ・外壁の再塗装 ・バルコニーの張替え |
内装 | ・クロスやフローリングの張替え ・室内建材の交換 |
設備 | ・給水器具の本体交換 ・太陽光発電システム→システム交換 |
築30年になると、メンテナンスしていなかった住宅の一般的な寿命のとしでもあるため、大規模なメンテナンスやリフォームが必要になってきます。
屋根の交換をしておかなければ突然の雨漏りや自然災害による被害を受けやすくなってしまいます。そのため、費用的にもかさむタイミングではありますが、快適な住空間を実現するためには必ずメンテナンスしましょう。
家のメンテナンスを依頼する前の注意点
ここからはメンテナンスを依頼する前に知っておきたい注意点を紹介します。今回紹介する注意点は以下の2つです。
それぞれ、家を快適にするメンテナンスにおいてとても重要な注意点になります。ひとつずつ確認しましょう。
信頼できる会社に依頼
メンテナンスにおいて専門知識をもった業者を選ぶ必要があります。見た目だけをきれいにしたり、メンテナンスしたように見せられます。
そのため、悪質な業者に依頼してしまうと再度メンテナンスが必要になってしまったり、大規模なリフォームが必要になってしまう危険性もあります。
長く快適に住み続けるためには何度もメンテナンスが必要になります。だからこそ、メンテナンスをした箇所や時期を記録しておくことが必要です。
今後も長く依頼し続けられるような信頼できる会社に依頼しましょう。
DIYでのメンテナンスは危険
一見自分でもできそうなメンテナンスも多く存在しますが、可能であれば必ずプロの専門家にメンテナンスを依頼しましょう。失敗したら取り返しがつかない場合や命に関わる危険も伴う場合もあります。
たとえば、DIYでクロスの張り替えをするのは、運転免許を持たない人が自分で車を運転するようなものです。十分な知識や経験がない場合、危険を伴います。
壁に貼り付ける接着剤やセメント系のモルタルを使うと、健康被害を引き起こす可能性もあります。また、不適切な接着剤やセメントを使用すると、壁が崩れたり、クロスが剥がれたりする危険性もあり、自分でできそうなメンテナンスでも必ず専門家に協力してもらいましょう。
1度の依頼で今後も楽にメンテナンスするならリノベーションハイムがおすすめ
リノベーションハイムなら、メンテナンス箇所や時期を記録してくれるカルテがあるため、継続的なメンテナンスも信頼して任せられます。
信頼の実績と施工事例で安心して依頼できるうえに、今後のメンテナンス時期や必要箇所を連絡してもらえるため、いつ頃メンテナンスが必要なんだろうと不安になる必要もありません。
リノベーションハイムに一度依頼することで、今後も任せして長く快適に生活ができます。オンラインにて相談も可能です。一度相談をしてみましょう。
まとめ
ここまで家のメンテナンス時期や箇所について解説してきました。
メンテナンスしなければ家は30年と持ちません。そのため、適切なタイミングで適切なメンテナンスをしましょう。
DIYでのメンテナンスは危険が伴うだけでなく、失敗した際の修繕にさらに多額の費用が掛かる恐れもあります。必ず信頼できる業者に依頼しましょう。
本記事があなたの助力になれば幸いです。