断熱窓のリフォーム完全ガイド!方法や費用まで解説【2023年度版】

多くの人の生活に関わる光熱費。各電力会社は2023年4月から約30〜40%の電気代値上げを経済産業省に申請をしています。今後も上がっていくだろう生活コスト。

いかに生活コストを下げるのかが非常に重要になってきます。その中で注目されるのが断熱窓。断熱窓にすることで部屋の温度を保つことができ、電気代の節約につながります。また快適性も向上します。

さらに、断熱窓のリフォームは補助金制度が充実しており、うまく活用すればお得になります。しかし、さまざまな恩恵を受けられる断熱窓にはデメリットや注意点があるのも事実。

  • 断熱窓のリフォームにかかる費用が知りたい
  • 断熱窓のメリット・デメリットが知りたい
  • 断熱窓の種類が知りたい
  • 断熱窓のリフォーム方法が知りたい

など、上記のような情報を求めている人もいるはず。

そこで本記事では、断熱窓について徹底解説します。費用相場やメリット・デメリット、得られる効果もまとめているため、ぜひ参考にしてください。

目次

断熱窓とは

断熱窓とは、一般的な窓よりも断熱性の高いガラスやサッシを使用することで、室内の温度を快適に保てる窓のことです。一般的に以下の4つのリフォーム方法があります。

  • はつり工法
  • カバー工法
  • 内窓
  • ガラス交換

はつり工法とは、窓ガラスやサッシを含めた窓全体を交換する方法です。窓を一新できるため、性能の向上と防水などの老朽化部分の改修ができます。

カバー工法は既存の窓の上に新しい窓を取り付ける方法です。比較的安く、工期も短くリフォームができます。

内窓は現在の窓の内側にもう1枚窓をつくる方法です。窓が二重になるため、防犯性や遮音性の向上ができます。

ガラス交換は窓のガラスのみを交換する方法です。リフォーム方法の中では最も安く、工期も短くできます。それぞれの方法にメリット・デメリットがあるため、どの方法があなたに最適か考えてみましょう。

断熱窓へのリフォーム方法については以下の記事で詳しく解説しています。あわせて、ご覧ください。

断熱窓によって得られる効果

次に、断熱窓によって得られる効果を見ていきましょう。住まいの快適性を向上できる断熱窓の効果は以下の3つです。

  • 効果1:光熱費を削減できる
  • 効果2:快適な室内温度にできる
  • 効果3:結露を防止できる

断熱窓にすることで外気の影響を受けにくく、室内の熱を逃さない住まいにできます。室内温度の差を少なくしたり、エアコンの効率を上げることが可能です。

エアコンの効率を上げることは結果的に光熱費の削減にも繋がります。日々の生活にかかる費用を削減できることは大きなメリットでしょう。

また、結露の防止によってカビやダニの繁殖を防げます。住む人の健康被害リスクを軽減した快適な住まいを実現可能です。

断熱窓によって得られる効果については以下の記事で詳しく解説しています。あわせてご覧ください。

断熱窓にするメリット・デメリット

メリットデメリット
・室内環境をよくできる
・ヒートショックのリスクを軽減できる
・ダニ・カビの被害を防ぐ
・光熱費を削減できる
費用がかかる

断熱窓にする最大のメリットは住まいの室内環境をよくできることです。家の中で最も熱が出入りするのが窓のため、窓の断熱性を高めることはさまざまな恩恵をもたらします。

まず、室内温度の差が少なくなることでヒートショックのリスクを軽減可能です。ヒートショックは高齢の方でなく、若い方でも起こりうる可能性があります。交通事故よりもヒートショックによる死亡者数の方が多いともいわれており、そのリスクを軽減できることは大きなメリットです。

また、断熱性の高い家は、寒さによる人体への悪影響や湿気によるダニ・カビの被害を防ぎます。寒い家では高血圧症や動脈硬化を発症しやすく、自律神経や睡眠を乱すという研究結果もあり注意が必要です。

断熱窓にして家の断熱性を上げることは、住む家族の健康を守ることに繋がります。住む人の健康を守りつつ、光熱費も削減できることは大きなメリットといえるでしょう。

断熱窓にするデメリットは費用がかかることです。あなたの取り入れる窓ガラスやサッシのグレードによっても変わりますが、ガラスやサッシだけでも20万以上の費用がかかります。リフォームする窓が2階の場合には足場代も別途で必要です。

どの窓をリフォームするのか、どれくらいの性能にするのかを予算面も考慮しつつ、リフォーム会社と相談して決めましょう。少しでもお得にリフォームをするなら補助金制度を利用することもおすすめです。

断熱窓の種類

ここでは、断熱窓の種類を紹介します。断熱窓は窓ガラスとサッシの組み合わせで断熱性を向上させるため、ガラスとサッシの種類に分けて表にまとめました。

窓ガラスサッシ
・単板ガラス
・複層ガラス
・トリプルガラス
・Low-E複層ガラス
・アルミサッシ
・アルミ樹脂サッシ
・樹脂サッシ
・木製サッシ

断熱性を高めるなら、窓ガラスはトリプルガラスまたはLow-E複層ガラス、サッシは樹脂か木製がおすすめです。あなたの住む地域によって最適な窓ガラス・サッシは異なるため、断熱窓にする際はリフォーム会社に相談しましょう。

断熱窓の種類については以下の記事で詳しく解説しています。あわせてご覧ください。

断熱窓の費用相場

ここでは、断熱窓にする際の費用相場を見ていきましょう。リフォームの方法ごとにかかる費用を表にまとめました。あなたの取り入れる窓ガラス・サッシの種類やリフォームする窓の場所によって費用は異なるため、あくまで目安として参考にしてください。

項目費用
内窓8〜15万前後
断熱ガラスへの交換5〜15万前後
サッシのみの交換5万前後
はつり工法10〜50万前後
カバー工法10〜20万前後

トリプルガラスやLow-E複層ガラスなど、高断熱のガラスを採用すると費用が高くなるため注意が必要です。しかし、初期費用がかかっても、のちの光熱費削減効果を考慮すると長期的にみて投資になります。あなたの予算も考慮しつつ、どの窓ガラス・サッシにすべきか考えてみましょう。

また、2階以上の窓をリフォームする際には別途足場代がかかります。どこの窓をリフォームするのかもリフォーム会社と相談しておくことが大切です。

断熱窓へのリフォーム費用については以下の記事で詳しく解説しています。あわせてご覧ください。

断熱窓リフォームは補助金を活用しよう

断熱窓のリフォームには補助金を活用しましょう。現在、断熱窓へのリフォームは省エネ対策に繋がることから、国や自治体が積極的に推進しています。そのため、補助金制度が充実しており、お得にリフォームすることが可能です。

特に2023年に新しく作られた『先進的窓リノベ事業』などの制度は、今までできなかった補助金制度の併用ができます。断熱窓へのリフォームをするには絶好の機会のため、うまく活用してお得にリフォームしましょう。

補助金制度によって申請時期や対象の工事が異なるため、事前にリフォーム会社に確認しておくようにしてください。

断熱窓のリフォームならリノベーションハイムがおすすめ

断熱窓のリフォームならリノベーションハイムがおすすめです。リノベーションハイムは1974年に設立された会社で、セキスイハイムグループの一員として一般住宅のリフォームを担っています。

セキスイハイムの新築事業で培った55万棟の実績を活かして、顧客に最適なリフォームプランを提供できることが強みです。必要に応じて耐震診断を行い、見えない部分まで健全なリフォームプランを提案してくれるため安心して依頼できます。

断熱窓へのリフォームを検討している人は、一度相談してみましょう。

まとめ

本記事では、断熱窓のリフォーム費用相場やメリット・デメリット、得られる効果など、断熱窓について徹底解説しました。断熱窓へのリフォームは住まいの快適性を飛躍的に向上できるおすすめの方法です。

補助金制度も充実しており、リフォームをするには今が絶好の機会といえます。リフォームを検討している人は一度リフォーム会社に相談してみましょう。

依頼するリフォーム会社を決める際には、なるべく実績が豊富な会社を選ぶことがおすすめです。断熱窓へのリフォームは決して安くない費用がかかるため、後悔のないようにしてください。

本記事があなたのお役に立てれば幸いです。

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