1階の窓は危険!効果的な防犯対策から欠かせないポイントも交えて紹介

「1階の窓の防犯対策ってどんなものがあるの?」
「1階に住んでいて窓から侵入されないか不安…」

空き巣は窓からの侵入が多いと聞いたことがあるものの、どのような対策を行えばいいのかわからずに不安を抱えている方もいるでしょう。窓は住まいの中で侵入されやすい代表的な場所です。

なかでも、1階の窓は侵入されやすく、適切な防犯対策が必要不可欠です。世間的にも住まいの防犯性が注目されてきたからこそ、自分の住まいでも実践したいと思う方も多いはず。

そこで本記事では、1階の窓に効果的な防犯対策を7選を紹介します。あわせて、1階窓の防犯対策で欠かせないポイントも解説するので、ぜひ参考にしてください。

目次

1階窓の防犯対策が重要な3つの理由

さっそく、1階の窓の防犯対策が重要な理由を、3つにまとめて解説します。

  1. 外から様子がうかがいやすい
  2. 侵入しやすい
  3. 侵入後逃げやすい

外から様子がうかがいやすい

外から様子がうかがいやすい点は、1階の窓に防犯対策が重要な理由の1つです。1階の窓は、敷地外から家の様子が確認しやすい傾向にあります。

外から家の中の様子を確認できれば、空き巣犯は補助錠やガラス破壊センサーの有無を確かめて侵入しやすい家なのかの判断が可能です。なかでも、植物や物置などがあり、死角が多くできている住まいは注意が必要です。

空き巣犯に見られている意識を持ち、1階窓から侵入しづらいと思わせるような防犯性の高い対策をすることが欠かせません。

侵入しやすい

侵入しやすい点も、1階の窓に防犯対策が重要な理由の1つです。1階の窓なら、よじ登ることや階段を下りることがないため、容易に侵入ができます。

また、1階なら植木がある家もあり、見通しが悪く死角ができやすい住宅もあるのです。見通しが悪ければ、人の目を避けられるため、1階窓からの侵入がより容易と判断されやすくなります。

1階窓は防犯対策を徹底して、空き巣犯の侵入を抑制するのが賢明です。

侵入後逃げやすい

侵入後逃げやすいことも、1階窓の防犯対策が重要な理由の1つです。1階の窓から侵入すれば、侵入経路通りに戻ると早く道路に出られるため、簡単に逃げられます。

加えて、下見の際に1階の窓以外の勝手口や小窓を確認しておけば、万が一住人と鉢合わせした際には別の逃走ルートから逃げることも可能です。

空き巣犯は犯行が終わり次第、手早く敷地外に出られる1階窓からの侵入が好都合であるため、1階窓の防犯対策は重要になります。

1階で狙われやすい窓の特徴

1階で狙われやすい窓には、次のような特徴があります。

  • 雨戸・シャッターのない窓
  • 掃き出し窓
  • 無施錠の窓
  • 植木などで見通しの悪い窓

無施錠の窓は、音がでない最も容易な侵入方法です。実際に共同住宅の空き巣の半数は無施錠によるドアからの侵入です。また、雨戸やシャッターのない窓は、ガラスを切断したり破壊すれば侵入できるため、短時間で犯行ができます。

他にも、掃き出し窓(床から頭上までの高さがある窓)は、窓が大きいことから侵入も逃走も容易であり、人の目を避けられる傾向にあります。

植木などで見通しが悪い窓も狙われやすく注意が必要です。見通しが悪い窓は、隠れやすいうえに近隣住民から見られる可能性も低い側面があるのです。

空き巣犯は、音・時間・人の目を気にして犯行を行います。ガラスを割らずに短時間でかつ、誰かに見られることなく素早く侵入できる窓は、空き巣犯にしたら好条件であることを念頭におきましょう。

1階の窓に効果的な防犯対策7選

ここからは、1階の窓に効果的な防犯対策を、7つにまとめて紹介します。

  1. シャッターをつける
  2. 防犯フィルムを貼る
  3. 補助錠をつける
  4. 防犯砂利を敷く
  5. ガラス破壊センサーをつける
  6. 内窓(二重窓)にする
  7. 強度の高い窓ガラスに交換する

シャッターをつける

シャッターをつけることは、1階の窓に効果的な防犯対策の1つです。窓にシャッターがついていれば、外から部屋の様子を確認できないうえに侵入するのに時間がかかると印象付けられます。

窓につけるレースカーテンの種類次第では、電気をつけると外から部屋の中が見えやすくなるのです。天気の悪い日は部屋の中が暗いため、日中でも電気をつけることがあるでしょう。

空き巣犯に部屋の中を確認されないためにも、シャッターをつけることがおすすめです。1階窓にシャッターがあれば、空き巣犯の侵入抑止につながります。

防犯フィルムを貼る

防犯フィルムを貼ることも、1階の窓に効果的な防犯対策の1つです。1階の窓に防犯フィルムを貼るとガラスが割れづらくなり、侵入までに時間がかかります。

空き巣犯は手早く侵入するために、鍵近くのガラスを切断または破壊する傾向があります。そのため、可能な限り窓の全面に防犯フィルムを貼ることで、より安全性を高めることが可能です。

実のところ、ガラスに防犯フィルムが貼付されているかどうかは、カッターなどでガラスに線を入れると簡単に確認できます。したがって、空き巣犯は下見の際に確かめている可能性があります。

空き巣犯に防犯意識の高い家といった印象を与えるためにも、1階窓に防犯フィルムを貼ることは重要です。

補助錠をつける

補助錠をつけることも、1階の窓に効果的な防犯対策の1つです。1階の窓に補助錠があれば、たとえガラスが割られても窓が開かないため、侵入が難しく空き巣犯が犯行を諦める可能性が高まります。

補助錠は、窓の上部と下部の2箇所に設置するのがおすすめです。なぜなら、補助錠の数が多いほど、侵入までの時間が長くなるからです。

備えつけの補助錠がついているタイプの窓は、一般的に下部にあります。もし、備えつけの補助錠がついているなら、上部へ新たに設置することがおすすめです。

防犯砂利を敷く

防犯砂利を敷くことも、1階の窓に効果的な防犯対策の1つです。

防犯砂利は、どれほどゆっくり歩いても音がでます。そのため、敷地内から1階窓までの通路に防犯砂利を敷くことで、防犯性を高められるのです。

防犯砂利を選ぶ際には、サイズの大きいものを選ぶことをおすすめします。なぜなら、石のサイズが小さいと砕けやすく、次第に十分な音量の音が鳴りづらくなるからです。

防犯砂利のデザインや色を選びつつも、防犯性を意識して最適なものを選ぶといいでしょう。

ガラス破壊センサーをつける

ガラス破壊センサーをつけることも、1階の窓に効果的な防犯対策の1つです。

ガラス破壊センサーはガラスが割られたり、窓の開閉でブザーがなります。ブザーのボリュームも大音量のものもあり、警戒音で近所の人が異変に気づきやすくなるためおすすめです。

ただし、ガラス破壊センサーの音を止めるのは容易であり、侵入後にブザーを消される恐れがあります。空き巣犯にガラス破壊センサーを触れさせないためにも、天井に設置するタイプがおすすめです。

内窓(二重窓)にする

内窓(二重窓)にすることも、1階の窓に効果的な防犯対策の1つです。内窓とは、既存の窓の内側にもう1つ窓を設置して二重窓にすることを指します。

内窓を設置すると、窓を2つ破壊しなければならず侵入までに時間がかかるため、空き巣犯の侵入抑止につながるのです。内窓は外から確認もしやすく、下見の段階で空き巣犯が断念する可能性も高まります。

また、内窓は防犯性を高めるのみならず、防音・断熱の効果も期待できる点でもメリットがあるのです。

強度の高い窓ガラスに交換する

強度の高い窓ガラスに交換することも、1階の窓に効果的な防犯対策の1つです。強度の高い窓ガラスとは、安全合わせ複層ガラスや防災安全合わせ複層ガラスと呼ばれる窓ガラスを指します。

複層ガラスは、2枚のガラスの間に合成樹脂の中間膜を挟んでおり、ガラスを切断・破壊しようとしてもヒビが入るのみに留められるのです。

強度の高い窓ガラスは空き巣犯の侵入に時間をかけつつ、ガラスを叩くといった音も出せるため、高い防犯性を意識させる効果があります。

1階窓の防犯対策で欠かせないポイント

ここからは、1階の窓の防犯対策で欠かせないポイントを、4つにまとめて解説します。

  1. 侵入までに時間がかかると思わせる
  2. 侵入時に音を発生しやすくする
  3. 家族構成・留守の時間帯を知られないようにする
  4. 人の目があることを意識させる

侵入までに時間がかかると思わせる

侵入までに時間がかかると思わせることは、1階窓の防犯対策で欠かせないポイントの1つです。侵入までに5分以上かかると空き巣犯の約7割が諦める傾向があります。

出典:住まいる110番

そのため、1階窓に補助錠の設置や防犯フィルムの貼付などを行い、空き巣犯に防犯意識が高く侵入するのに時間がかかると思わせることが大切です。

容易に窓の切断や破壊をされないように、防犯性を高めることが欠かせません。

侵入時に音を発生しやすくする

侵入時に音を発生しやすくすることも、1階窓の防犯対策で欠かせないポイントの1つです。空き巣犯は、音が出ることを嫌がります。

そこで、敷地内に防犯砂利を敷いて通ると音がなるようにしたり、ガラス破壊センサーを設置してガラスが叩かれた際にブザーがなるようにすることが有効です。

加えて、1階窓付近にスピーカー付防犯カメラを設置することも効果が期待できます。カメラに誰かが写った際にスマートフォンへ通知するようにすれば、スピーカーから声を出せるため侵入抑制につながります。

空き巣犯が物音を出して、近隣の人に気づかれることを嫌うといった特徴を最大限に活かす防犯対策の実施が賢明です。

家族構成・留守の時間帯を知られないようにする

家族構成・留守の時間帯を知られないようにすることも、1階窓の防犯対策で欠かせないポイントの1つです。

空き巣犯は、侵入する家を下見することが数多くあります。下見の際にインターフォンを鳴らし、玄関にある傘や靴を確認したり、洗濯物で家族構成を確かめるのです。

加えて、外から電気がついているか室外機が動いているのかを確認して、住人が留守にする時間帯を把握することもあります。

家族構成が知られないようにインターホンが押されても玄関で対応しないことや、男性の洗濯物のみを外に干すなど工夫しましょう。

また、留守の時間が長い場合にはスマート家電を導入し、夕方以降はスマートフォンで電気をつけるなど対策をすることをおすすめします。

人の目があることを意識させる

人の目があることを意識させることも、1階窓の防犯対策で欠かせないポイントの1つです。空き巣犯は、人の目があることも嫌います。

たとえば、センサーライトや防犯カメラを設置して、見られている意識を持たせることが有効です。また、近隣住民と親しくすることも欠かせません。

普段から挨拶を行い顔を合わせていれば、ご近所の人から不審者がいたといった情報を教えてもらえる可能性があります。人の目は多い方が防犯対策には効果的なため、可能な限り近所づきあいを行うのが賢明です。

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防犯対策・リフォームを行うならリノベーションハイムにご相談ください。リノベーションハイムはセキスイハイムのグループ会社であり、50年以上のリフォーム実績があります。

リフォーム履歴を長期保管し、お客様の希望に応じてアフターサポートの実施を行います。また、施工部分の点検や確認をして保証内容に応じ、不具合や問題個所に対応し続けます。

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まとめ

本記事では、1階窓の防犯対策を紹介しました。

1階窓は侵入しやすいうえに逃走も容易であるため、犯行を行いやすい窓でもあります。また、下見の際に外から様子をうかがいやすく、防犯対策の有無も確認しやすい窓です。

そのため、防犯性を高めるには1階窓の防犯対策は欠かせません。自分で防犯対策を行えるものの、より高いレベルで対策を実施するにはリフォーム業者に依頼するのが賢明です。

防犯対策でリフォームを検討中なら、リノベーションハイムへお問い合わせください。本記事がお役に立てることを願っています。

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