窓リフォームは、窓を変えるだけで断熱性や遮音性、防犯性を向上できるとても便利な方法です。あなたに最適な方法でのリフォームができれば、費用を抑えつつ快適な暮らしができるようになります。
一般的に窓のリフォームの種類は大きく分けて4つです。それぞれメリット・デメリットがあるため、いかにあなたのリフォーム予定の窓に最適な方法を選べるかが大切です。
- 窓のリフォームにはどんな種類があるか知りたい
- それぞれの方法のメリットやデメリットを知りたい
- 費用や工期がどれくらいになるのか知りたい
など、上記のような情報を求めている人も少なくないでしょう。
そこで本記事では、窓リフォームの種類について解説します。それぞれの方法のメリット・デメリットや費用、工期も解説しているため、ぜひ参考にしてください。
窓のリフォームについて種類以外にも、補助金や流れ、費用について知りたい人は以下の記事で詳しく解説していますので、参考にしてください。
窓リフォームの4つの種類
さっそく、窓リフォームの種類を見ていきましょう。代表的なリフォームの種類は以下の4つです。
それぞれ以下でわかりやすく解説するため、どの方法を取るか考えてみましょう。
窓リフォームの種類についてより詳しく知りたい人は、以下の記事で詳細に解説していますので気になる人はチェックしてみてください。
窓リフォーム種類①:はつり工法
1つ目の方法は、はつり工法です。はつり工法とは、窓のサッシやガラス部分を全て撤去して新しい窓に交換する方法になります。
最新の窓にすることで、断熱性や遮音性などの性能を向上できることが大きなメリットです。また、外壁を壊すため、外壁の防水も含めて完全に新しくできることもメリットとして挙げられます。
窓が古くなっていて、性能も含めて刷新したい人に最適といえる方法です。
デメリットとしては、窓の撤去に伴い外壁を壊すことによって、工事費が高くなることが挙げられます。工期も他の方法と比べて長くなるため、時間にゆとりを持って行いましょう。
窓リフォーム種類②:カバー工法
2つ目の方法は、カバー工法です。カバー工法は、既存の窓やサッシの上に新しい窓・サッシを被せる方法になります。
外壁を壊すことなく工事できるため、施工が簡単かつ短くできることがメリットです。リフォームする窓が少ない場合には、費用も安く抑えられます。
しかし、既存の窓の上に新しいフレームをつけるため、窓が小さくなってしまうことがデメリットです。カバー工法にする場合、今の窓よりも5〜10㎝小さくなってしまいます。
他にも既存の窓の上に新しいフレームをつけるため、段差ができてしまうことにも注意が必要です。
窓リフォーム種類③:内窓
3つ目の方法は、内窓をつける方法です。内窓は、既存の窓の内側に窓を増設し、二重窓にする方法になります。
外壁を壊すことなく、元々作ってきた内窓をつけるだけのため簡単に工事が可能です。工期も1時間ほどで終わり、そのお手軽さから人気を集めています。
また、二重窓になることで、遮音性や防犯性を高められることも大きなメリットです。
デメリットとしては、二重窓のため窓を2回開ける必要があったり、掃除が大変になってしまうことが挙げられます。他にも、既存の窓の状態や形状によっては、取り付けられないこともあるため注意しましょう。
窓リフォーム種類④:ガラス交換
4つ目の方法は、ガラス交換です。ガラス交換は、既存のサッシはそのままにガラスのみを交換する方法になります。
他の方法と比べると最も安く費用を抑えられ、工期も短くすることが可能です。少し高価なガラスにすれば断熱性や遮音性を上げることもできます。
しかし、ガラスの性能が上がってもサッシ部分の性能が悪いと効果が薄い場合があり、注意が必要です。せっかく高いガラスにしても中途半端な効果で終わってしまう可能性があるため、サッシなどの状況を確認してから選ぶようにしましょう。
窓リフォームの費用と工期
窓リフォームの費用と工期を見ていきましょう。今回は窓の大きさごとにかかる費用の目安を以下の表にまとめてみました。
項目 | 小窓(高さ60㎝、幅100㎝) | 中窓 (高さ90㎝、幅120㎝) | 大窓(高さ180㎝、幅170㎝) | 工期 |
---|---|---|---|---|
はつり工法 | 10〜15万 | 20〜30万 | 40〜50万 | 2〜4日 |
カバー工法 | 5〜10万 | 10〜15万 | 10〜20万 | 半日〜1日 |
内窓 | 5〜10万 | 8〜20万 | 10〜30万 | 1〜2時間 |
ガラス交換 | 0.8〜3万 | 1〜3万 | 2〜4万 | 1〜2時間 |
外壁を壊す必要がある『はつり工法』は他の方法と比べて費用が高い傾向にあります。リフォームの際に足場を作る必要がある場合には、さらに費用がかかるため注意しましょう。
また、費用はガラスの性能や現在の窓やサッシの状況によって変化します。あくまで目安として参考にしてください。
以下の記事では窓リフォームにかかる費用に関して解説しています。より詳細な費用を知りたい方は、以下の記事で解説していますので、参考にしてください。
窓リフォームの3つメリット
窓リフォームのメリットを見ていきましょう。代表的なメリットは以下の3つです。
それぞれ以下で詳しく解説します。窓リフォームを行う際の参考にしてください。
窓リフォームのメリット①:住まいの性能をあげられる
1つ目のメリットは、住まいの性能をあげられることです。窓を最新のものにすることで、断熱性や遮音性、防犯性などの性能を上げられます。
断熱性が上がれば、外気の影響を受けにくく内部の熱を逃さないため、エアコンの効率化による光熱費削減が可能です。遮音性が上がれば、外の音を気にしなくても良くなり、睡眠の質を向上できます。
また、防犯性をあげられることも大きなメリットといえるでしょう。空き巣などの被害の多くは窓からの侵入によるものです。二重窓にすることで安全性を高めることにも繋がります。
窓ひとつ変えるだけで多くの恩恵を受けることが可能です。
窓リフォームのメリット②:家を明るくできる
2つ目のメリットは、家を明るくできることです。窓のリフォームや増築によって、現状の住まいの採光の具合を改善できます。リビングの窓を大きくしたり、天窓を設ければいつでも明るい住まいの実現が可能です。
日の光が差し込むことで部屋があったかくなったり、住む人の健康面にも良い影響を与えてくれます。
また、家が明るくなれば日中に電気をつける必要もないため、光熱費の削減も可能です。電気代が上昇傾向にある昨今において、魅力的なポイントといえるでしょう。
窓リフォームのメリット③:おしゃれな家になる
3つ目のメリットは、おしゃれな家にできることです。最近では、サッシや窓には豊富な種類があります。窓の性能をあげつつ、最新のデザインを取り入れたおしゃれな住まいにすることが可能です。
円窓を作ってモダンテイストを取り入れてみたり、大開口の窓を作ってリビングとテラスを繋げたアウトリビングの実現もできます。
また、最近人気を集めている出窓を作ることも可能です。あなたの取り入れてみたいデザインを実現して、今の家をよりおしゃれにしてみましょう。
窓リフォームを行う際の3つの注意点
ここでは、窓リフォームを行う際の注意点を紹介します。気をつけるべきポイントは以下の3つです。
それぞれわかりやすく解説するため、のちに後悔しないためにも必ず確認してください。
窓リフォームの注意点①:目的を明確にする
1つ目の注意点は、目的を明確にすることです。なんのためのリフォームなのかを明確にしておかないと、本来選ぶべきでない方法を取ってしまったり、無駄な費用がかかってしまいます。安さだけを追求して、結果的に効果が薄かったとなってしまっては意味がありません。
正しい方法のリフォームができれば、断熱性能など住まいの性能が上がり、想像以上の効果を得られます。また、適切なところに外からの採光があれば、健康的かつ心地の良い暮らしを実現可能です。
リフォームを効果的に行うためにも、今どのような不満・問題を抱えていて、どのように解消したいのかを明確にしておきましょう。
窓リフォームの注意点②:家具の配置との関係を考慮して窓のサイズや種類を考える
2つ目の注意点は、家具の配置との関係を考慮して窓のサイズや種類を考えることです。窓のリフォームにおける失敗のひとつに、リフォーム後に新しい窓が家のデザインと合わず浮いてしまったということがあります。
安さや窓・サッシ単体だけで選ぶと上記のようなミスを起こしかねません。窓やサッシは豊富な種類があるため、家全体のデザインを考慮しながら選ぶようにしましょう。
家具の配置などを考慮してサイズや種類を考えることが苦手な人は、デザイン力のあるリフォーム会社に依頼することがおすすめです。
窓リフォームの注意点③:状況によって制限がかかる
3つ目の注意点は、状況によって制限がかかることです。内窓やガラス交換の場合は、現在の窓の形状によって取り付けられないことがあります。窓やサッシの劣化状況によっても不向きになる場合があるため注意しましょう。
また、建物の構造によっても制限がかかる場合があります。例えば、大開口の窓をつくりたいと思っても、つくりたい部分に耐震上重要な柱がある場合には大きさを変更できません。
他にも、マンションの場合は事前確認が必要だったり、窓が共有部分として定められていたらリフォーム自体できないことがあります。マンションの人は特に注意するようにしましょう。
窓リフォームをするならリノベーションハイムがおすすめ
窓リフォームをするならリノベーションハイムがおすすめです。弊社リノベーションハイムはセキスイハイムグループの一員であり、一般住宅のリフォームを担っています。50年以上の歴史を持ち、豊富な実績を誇るため安心して依頼可能です。
リフォームの際には、建築関係の資格を持った専任のリフォームコーディネーターがついてくれます。デザイン面に自信がない人でも、知識・経験豊かなリフォームコーディネーターが丁寧にサポートしてくれるため安心です。
約55万棟の家づくりで培ったノウハウを用いて、あなたに最適なリフォームを実現しましょう。
まとめ
本記事では、窓リフォームの種類やそれぞれの方法のメリット・デメリットなどを解説しました。
窓リフォームはどの方法を選ぶかによって、費用が大きく変わります。しかし、安さだけで方法を決めることはやめましょう。なぜなら、安さを追求して中途半端な効果しか得られない結果になってしまっては意味がないためです。
あなたの今抱える悩みに対して、どの方法が最適なのかを考えて方法を選ぶようにしてください。少し費用が高くなっても、その後のことを考えれば良い投資になります。本記事で解説した内容を参考にして、後悔のない選択をしましょう。
あなたの窓リフォームが良い結果になることを願っております。