ホームインスペクションを実施する4つのメリット!推奨されている理由も紹介

「ホームインスペクションはした方が良い?」
「ホームインスペクションにはどんなメリットがあるの?」

ホームインスペクションとは、住宅に精通したプロが物件の状態や設備の不具合などを調査するものです。実施することで、リフォームプランや資金計画が立てやすくなります。

しかし、ホームインスペクションにはデメリットもあり、事前に知った上で実施するか否かを判断しないと後悔する恐れがあります。

そこで、本記事ではホームインスペクションのメリットやデメリットを紹介します。あわせて、ホームインスペクションが推奨されている理由も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

なお、ホームインスペクションについてより詳しく知りたい方は、次の記事もあわせてご覧ください。

目次

ホームインスペクションとは

ホームインスペクションとは、プロの専門家が第3者の目線で住宅の劣化具合や設備の不具合、施工ミスの有無などを調査するものです。調査するのは、建築の専門性が高い建築士であることが一般的です。

国土交通省が定める講習を修了した「既存住宅状況調査技術者」が調査するため、安心して依頼することができます。建物の基礎や外壁などの建物の構造耐力上主要な部分、雨水の侵入を防止する部分における劣化、不具合を把握するための調査になります。

リフォーム前やメンテナンス、定期健診の際に利用されるケースが増えています。

インスペクションの調査項目

ホームインスペクションの調査は、屋根や外壁、内壁、配管などの建物や設備の状態を目視で調査するのが一般的な方法です。修繕が必要な箇所があれば、費用や実施するタイミングなどをアドバイスしてもらえます。調査項目には以下のようなものがあります。

スクロールできます
調査箇所調査内容
基礎ひびの幅や深さを測定
外壁仕上げ材やシーリング材のひび割れの確認
構造建物の傾き
小屋裏断熱材の状況や雨漏りの有無
内壁壁の傾きやひびの確認
ひび、へこみ、傾斜の確認
床下断熱材の状況や雨漏りの有無、シロアリ被害の確認
水回りの配管水漏れや配管の腐食、カビなどの確認
建物の外回り境界石の有無、水道口径

上記以外にも配線や設備機器もチェックします。ただし、調査項目は業者によって異なるため、依頼する際にどこを調査するのか確認しておきましょう。

もし、調査して欲しい箇所が含まれていない場合、その旨を伝えると調査してもらうことが可能です。

ホームインスペクションの4つのメリット

ホームインスペクションのメリットは、以下の4つが挙げられます。

下記で詳しく解説していきます。メリットが本当に必要かどうか判断してみてください。

①素人が気づきにくい問題を発見できる

ホームインスペクションの実施により、建物の耐震性や雨漏りなど素人には分からない問題や欠陥が明確になる場合があります。これにより、予想外の修繕が発生し、大きな出費や手間などのリスクを回避することが可能です。

建築の専門的な知識や経験がない素人では気付けない部分も、プロによる調査を実施することで問題や欠陥を発見することができます。

②修繕が必要な箇所が明確になる

ホームインスペクションでは調査後、報告書で調査結果を教えてもらうことができます。これにより、住宅の修繕やメンテナンスが必要な箇所が明確になります。

リフォーム前にホームインスペクションを実施すると、調査結果を参考に修繕計画や費用の目安を考えることが可能です。予想外の出費を抑えられるのは大きなメリットと言えるでしょう。

③修繕やメンテナンスの計画が立てやすくなる

ホームインスペクションを実施することにより、建物の状態や劣化部位を明確にすることができます。また、調査員から修繕すべき箇所の優先順位や修繕するタイミングなどのアドバイスをもらうことも可能です。

そのため、将来の修繕やメンテナンスの計画や、資金計画が立てやすくなるというメリットがあります。

④安心して暮らせる

ホームインスペクションを実施すると、建物の状態を詳しく把握できます。そのため、実施しておくことで建物の構造や性能、設備に不安なく、安心して暮らすことが可能です。

住宅の購入やリフォームを実施するには、大きな金額がかかります。そのため、安心感をプラスできるのは大きなメリットでしょう。

ホームインスペクションの2つのデメリット

上記でメリットを紹介しましたが、ホームインスペクションにはデメリットもあります。

ホームインスペクションを実施して後悔しないために、デメリットを知った上でホームインスペクションを実施するか検討しましょう。

①調査に費用が発生する

ホームインスペクションを実施するには、費用がかかります。依頼する会社やプランによって異なりますが、費用は5〜10万円が相場です。

さらに、詳しく調査するとなると費用は高くなります。そのため、予算と相談しながら行うことが大切です。なお、以下の記事ではホームインスペクションにかかる費用を詳しく紹介しているので、あわせて参考にしてください。

②すべての瑕疵を見つけられる訳ではない

国土交通省の『既存住宅インスペクション・ガイドライン』によると、ホームインスペクションは、主に目視による非破壊検査で行われます。そのため、物件すべての不具合を調査できる訳ではありません。

後から、劣化や不具合が発生する恐れがあることも把握しておきましょう。

ホームインスペクションが推奨される2つの理由

最近になってホームインスペクションを実施する人は増加傾向にあります。ホームインスペクションが推奨されている理由は以下2つです。

以下で詳しく解説していくので、ホームインスペクションの必要性を知り、実施するかの判断材料にしてみてください。

①プロに建物の状態を詳しくチェックしてもらえる

ホームインスペクションを実施する最大のメリットは、住宅に精通した専門家に建物や設備の状態を確認してもらえることです。実際に見つかることの多い不具合には以下のようなものがあります。

  • 建物の傾き
  • 排気ダクトの接続不良
  • 水漏れ
  • 排気口の外れ、施工間違い
  • カビの発生、シロアリ被害など

素人では気付けない不具合も発見できるため、長期的な安心感を得られます。

②調査結果を元にリフォームのアドバイスをもらえる

ホームインスペクションでは、専門家による調査をしてもらうだけでなく、調査結果をもとに修繕するタイミングや費用のアドバイスをもらうことができます。

リフォームすべき箇所の優先順位が明確になり、専門家のアドバイスのもとリフォームプランを立てられるため、満足度の高いリフォームを実現することが可能です。

そして、リフォーム前にホームインスペクションを実施し、修繕箇所と対処法を知ることで、将来的なリスクや予想外の出費を防ぐことができます。

ホームインスペクションはリノベーションハイムにおまかせください

ホームインスペクションを実施する際は、リノベーションハイムにお任せください。リノベーションハイムでは、専門調査員と既存住宅現況調査技術者で調査を実施しています。

また、調査内容に含まれていない箇所や住宅性能なども調査し、修繕計画についてアドバイスも可能です。アドバイスする際は、タブレットなどを用いて分かりやすく説明させて頂きます。

現在、無料相談もお受けしていますので、興味のある方はぜひ一度お問い合わせください。

まとめ

本記事では、ホームインスペクションのメリットやデメリット、推奨される理由などについて詳しく解説しました。

ホームインスペクションを実施することで、建物の修繕箇所が明確になり、修繕計画や資金計画が立てやすくなるメリットがありますが、デメリットもあります。また、人によってメリット、デメリットの感じ方は異なります。

そのため、上記で紹介した内容を参考に、ホームインスペクションを実施するか検討してみてください。本記事があなたのお役に立てることを願っております。

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