- 「リフォームっていつすべき?」
- 「リフォームってやらないとだめなの?」
住まいに長く快適に暮らしていくためには欠かせないリフォーム。しかし、リフォームを行うタイミングがいつなのかや、本当にすべきなのかいまいち分からないという方も少なくないでしょう。
なかには、住まいの設備や内装の劣化を感じながらも、つい放置してしまっているという方もいるはず。リフォームは、どの時期に行うかのタイミングが非常に重要になります。
なぜなら、リフォームのタイミングを逃すと劣化の進行によって、必要以上の費用がかかることがあるためです。住まいの設備や建材にはそれぞれ寿命があり、しっかりとリフォームのタイミングを把握しておくことが重要です。
そこで本記事では、リフォームのベストタイミングを築年数・箇所・目的別に解説します。のちに想定外の出費に悩まないためにも、ぜひ参考にしてください。

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リフォームのタイミングが重要な理由
まずは、リフォームのタイミングが重要な理由を、3つにまとめて紹介します。
大規模なリフォームが必要になる場合があるから
大規模なリフォームが必要になる場合があるため、リフォームのタイミングは重要です。特定の場所の不具合を長期間放置することで周辺部分にも影響し、リフォームすべき場所が広がることもあります。
たとえば、水回りの水漏れに気づいた際には早めにリフォームしましょう。少しの水漏れだとしても放置すれば、床が腐食したり床下の断熱材にカビが発生します。
リフォーム場所が多いほど大がかりなリフォームになり、工期が長くなります。もし、設備などに違和感や不具合が生じた際には、早めに対処することが欠かせません。
リフォーム費用がかさむことがあるから
リフォーム費用がかさむこともあるため、タイミングは重要です。大がかりなリフォームは修復に時間がかかるうえに困難な作業が多く、リフォーム費用はかさむ傾向にあります。
具体的には、天井や床、壁などの断熱材に結露が生じたうえにカビが発生すれば、天井や床、壁に広がり腐食します。
天井や床、壁が腐食すると、健康被害が出やすいうえに耐震性も低くなるのです。安心して暮らすためには、柱や梁のみの状態にした大がかりなリフォームが欠かせません。
大がかりなリフォームほど費用はかさむからこそ、初動を早くしてリフォームの規模が小さいうちに実施することが不可欠です。
快適な暮らしがしづらくなるから
快適な暮らしがしづらくなるため、リフォームのタイミングは重要です。暑さや寒さの不可感に加えて、毎日使う設備や部屋に不具合が生じると時間と手間がかかります。
たとえば、畳が劣化すると畳表面がささくれ状になり繊維が飛び出します。繊維が飛び出した畳の上で寝転がると服に畳の繊維が付き、洗濯しても取れません。畳の繊維を綺麗にするには粘着テープで1つずつ丁寧に取り除く必要があり、負担が大きいです。
もし、リフォームのタイミングが遅れると上記のように家事の負担が大きくなり、快適な生活がしづらくなります。
リフォームのベストタイミング【築年数別】
まずは、築年数別にどのようなリフォームが必要になるのかについてみていきましょう。今回は以下の範囲で必要なリフォームを紹介します。
以下でそれぞれ詳しく解説するため、ぜひ参考にしてください。
5〜10年
築年数5〜10年の場合、新築からあまり時間が経っていないこともあり、リフォームが必要な箇所は少ないです。しかし、内壁や外壁、屋根などの老朽化が進行している場合があります。
特に屋根は住まいで最も劣化が早い箇所であり、劣化の具合によっては雨漏りのリスクもあるため注意が必要です。劣化の状況に合わせて小規模なリフォームやメンテナンスを検討してみましょう。
また、木造住宅の場合は、5〜10年のサイクルで防蟻処理が必要になります。シロアリは住まいの耐久性を低下させる原因のため、しっかりと対策しましょう。
10〜15年
築年数が10〜15年になると、浴室やキッチン、トイレなどの水まわりに不具合が出始める時期になります。水まわりは使用頻度が高く、湿気が多いことから、劣化のスピードも早いです。
放置しておくと、水漏れによる被害が出る可能性もあるため、水まわりの劣化具合をチェックしましょう。また、築年数10年を超えると、屋根材や雨樋・外壁の劣化が目立つようになります。
万が一、亀裂などを発見した際にはリフォームを検討しましょう。
15〜20年
築年数15〜20年は、給排水管や建物の土台など、住まいの見えない部分が老朽化し始め、最初の大規模リフォームの時期になります。システムキッチンやユニットバスなどの水まわりの主要設備も劣化が目立つようになるため、大掛かりなリフォームが必要です。
リフォームを検討する際には、専門家に住宅診断を依頼して家の状態を正しく把握するようにしましょう。必要なリフォームを明確にして、適切な対策を講じることが重要です。
20〜30年
一般的に、住まいの耐用年数は30年程度と言われています。そのため、築年数20〜30年は増改築レベルの大規模なリフォームを検討するタイミングになります。
住まいの構造によって違いはあるものの、多くの住宅で大規模なリフォームが必要です。例としては、外壁・窓・屋根の塗り替えや履き替え、防蟻処理、給湯器などの設備の買い替えなどが挙げられます。
また、築年数20〜30年になると、ライフスタイルの変化から間取り変更を伴うリフォームを検討する方も少なくありません。状況に合わせて、どのようなリフォームをするか考えてみましょう。
リフォームのベストタイミング【場所別】
続いて、箇所別のリフォームのベストタイミングをみていきましょう。今回紹介するのは、以下の5つです。
以下でそれぞれ詳しく解説するため、ぜひ参考にしてください。
内装
壁や畳、床などの内装リフォームは、特に決まったサイクルで行うものではありません。汚れや傷みが目立ってきたと感じた際にリフォームを検討しましょう。
一般的に、床や壁紙のリフォームは10年程度が目安とされています。床の場合は、沈みやへこみ、歩く際にきしむ音がするようになったらリフォームをすべきタイミングです。
また、畳は3〜5年で表替え、10〜15年ほどで新調するのが大体の目安になります。表替えとは、畳のメインである畳表と畳の側面にある布生地を新しいものに交換することです。
内装のリフォームは、10年をひとつの目安にして行うようにしましょう。
水まわり
水まわりは、築10年が経った辺りから不具合が増えていく傾向にあります。普段見えない部分である、土台や下地材の腐食が進行している場合が多いため注意が必要です。
中でも、タイル張りの浴室は、小さなひび割れ部分から水を吸い込み、腐食が進みやすくなっています。水まわりは湿度が高く、シロアリの被害を受けやすいため注意しましょう。
10年がリフォームの目安ですが、急な故障で使えなくなることを防ぐためにも、5年ごとに定期点検をしておくことがおすすめです。
窓
窓のリフォーム時期の目安は、20〜30年です。しかし、窓枠が外れていたり、スキマがある、窓ガラスにひび割れなどがある場合は目安の時期よりも早くリフォームをしましょう。
特に窓枠の劣化を放置しておくと、台風などの際に窓が外れて事故につながる危険性もあります。劣化の状況を確認しつつ、適切なタイミングを見極めましょう。
また、窓の結露が多い場合には、断熱性能の高い窓にリフォームするのもおすすめです。結露は、住まいにも人体にも悪影響でしかないため、早めに対策しておくことが重要になります。
外壁
外壁は、10年ごとに塗装リフォームをするのが一般的です。劣化が進行すると、ひび割れた部分から雨水が入り込み、住まいの構造体を腐食させる原因になるため注意しましょう。
外壁のリフォームは、ひび割れなどの不具合が発生してからではなく、定期的なサイクルで行うことが大切です。また、目安は10年となっていますが、雨や風・日当たり・外壁の素材によってリフォームが早く必要になることもあります。
塗膜が剥がれていたり、外壁材が露出しているなどの劣化が発生した場合には、10年よりも早くリフォームを検討しましょう。
屋根
屋根のリフォームは、10年で塗装、20年で葺き替えをすることが一般的とされています。葺き替えとは、古い屋根材をすべて撤去してから下地を補修し、新しい屋根材を取り付けるリフォームのことです。
屋根は住まいの中で最も雨や風、紫外線の影響を受ける場所であり、劣化のスピードも早くなります。劣化を放置すると雨漏りの原因になり、住まいの構造体を腐食させるため注意しましょう。
リフォームのベストタイミング【目的別】
ここからは、目的別にリフォームのベストタイミングを、3つにまとめて紹介します。
老後に備える
年齢を重ねて段差に躓きやすくなる前に、老後に備えてバリアフリー化を検討しましょう。住宅のバリアフリー化には、次のようなリフォームがあります。
- 段差の解消
- 手すりの設置
- トイレや浴室の取り換え
- 滑りにくい床材に変更 など
転倒しないように段差をなくすことは必要であるものの、トイレや浴室を低くしたり引き戸にすることも大切です。
とはいえ、同居する家族がいるのであれば、使い勝手が悪くならないよう考慮して老後炊く策をすることが欠かせません。
子どもの成長に備える
子どもが産まれる前に成長を見据えた対策をすることも、リフォームのタイミングの1つです。子どもの成長にあわせて、次のようなリフォームがおすすめです。
- 段差の解消
- リビングを広くする
- 収納を多くする
- 勉強スペースを確保する
子どもは成長と共に、必要になるものが変わります。たとえば、リビングを広めに作ると目が行き届きやすいうえに、遊ぶスペースを確保できます。
遊ぶ時期が過ぎると学びに切り替わり、集中して勉強できる場所や教科書類の収納スペースが必要です。子どもの成長にあわせて必要になるスペースを想像しながら、リフォームすることが欠かせません。
居住人数の変化に対応する
子どもの独立や同居のタイミングで、リフォームすることもベストなタイミングです。居住人数が変われば、必要な設備や部屋数が変わります。
子どもが独立すれば部屋が余るため、子ども部屋を客間や趣味の部屋のように有効活用することがおすすめです。
一方、子どもとの同居が決まると、二世帯住宅にするか水回りを2つずつ設置するかを検討し、適したリフォームをするといいでしょう。
住宅への居住人数が変わるなら、適切なリフォームを実施して快適な暮らしをするのが賢明です。
リフォームを成功させる3つのポイント
ここでは、リフォームを成功させるポイントについてみていきましょう。意識すべきポイントは以下の3つです。
以下でそれぞれ詳しく解説するため、ぜひ参考にしてください。
複数箇所をまとめてリフォームする
1つ目のポイントは、複数箇所をまとめてリフォームすることです。リフォームには、決して安くない費用がかかります。
1箇所ごとにリフォームすると費用が高額になるため、気になる箇所をまとめてリフォームするようにしましょう。中でも、外壁と屋根のリフォームは、同時に行うことで足場代を節約できます。
また、水まわりもまとめてリフォームすることで、お得になる場合があるためおすすめです。本記事で解説したリフォームのタイミングを参考にして、計画を立ててみましょう。
リフォームの目的を明確にする
2つ目のポイントは、リフォームの目的を明確にすることです。リフォームプランを立てる際には、様々な選択肢があることでどのリフォームをすべきなのか迷ってしまう方も多くいます。
また、リフォーム会社の提案に乗せられて、必要のないリフォームをして無駄な出費が発生する場合もあるため注意が必要です。なぜリフォームを行うのかという目的を明確にし、予算に見合ったリフォーム計画を家族で立てるようにしましょう。
実績豊富なリフォーム業者へ依頼する
実績豊富なリフォーム業者へ依頼することも、リフォームを成功させるポイントの1つです。実績豊富なリフォーム業者であれば、経験が多いうえに知見やノウハウがあります。
そのため、希望するリフォームに加えて、新しいアイディアを含めたリフォームプランも提案でき、より快適な生活を送りやすくなります。
リフォーム業者の実績は公式サイトで、施工事例を確認するのが賢明です。あわせて、公式サイトに掲載される利用者の声やXで、口コミを確認するとより安心感を得やすくなります。
リフォーム業者の施工事例や口コミを確認し、納得感を得られる業者選びがおすすめです。
リフォームならリノベーションハイムにおまかせください
リフォームならリノベーションハイムにおまかせください。リノベーションハイムでは、リフォーム後も安心して暮らせるように『長期サポートシステム』を用意しています。
また、お客様のご要望に合わせて、満足していただけるリフォームプランを提案し、理想の住宅を実現できます。リノベーションハイムは、これまで多くのリフォームを手掛けてきました。
そのため、豊富な実績と丁寧なカウンセリングで、トラブルのないリフォームを目指します。無料の相談も実施しているので、興味のある方はぜひ一度お問い合わせください。
まとめ
本記事では、リフォームのベストタイミングを築年数・箇所・目的別に解説しました。リフォームを適切なタイミングで行うことができれば、最小限のリフォームで住まいを長持ちさせることが可能です。
無駄な出費を防ぐことにも繋がるため、本記事の内容を参考にリフォームプランを立ててみましょう。また、リフォームならリノベーションハイムにお気軽にご相談ください。
本記事があなたのお役に立てることを願っております。