- 「部屋が狭くて不便…」
- 「開放感のあるリビングにしたい」
- 「使ってない部屋を有効活用したい」
この記事を読んでいるあなたは、上記のような悩みを持っているはずです。リビングや個室が狭いと、なんだか落ち着かないですよね。また、お子さんが独立したご家庭では、余っている部屋がもったいないと感じている方もいるでしょう。
部屋をつなげるリフォームなら、ゆったりとくつろげる、開放感のある空間を実現できます。とはいえ、壁を壊して部屋をつなげるのは、なかなか勇気がいりますよね。また、どれくらい費用がかかるのか、何に注意すれば良いのかなど、不安も多いことでしょう。
そこで今回は、部屋をつなげるリフォームについて解説します。リフォームにかかる費用を表で解説しているので、どの工事にどれくらい費用がかかるのか、一目でわかります。さらに、費用を抑える方法も紹介しているので、コスパ良くリフォームしたい方必見です。
また、部屋をつなげるリフォームが、どんな悩みを抱えている人におすすめなのかや、注意点も解説しています。リフォーム前に知っておくべき情報ばかりなので、ぜひ最後まで読んでみてください。
そもそも壁を壊して部屋をつなげられるの？
そもそも、壁を破って部屋をつなげられるの？と思っている方もいるかも知れません。
結論から言うと、リフォームで壁を壊せば2つの部屋を1つにつなげられます。ただし、リフォームで部屋をつなげる際は、前提として以下のことを理解しておく必要があります。
それぞれ解説していきます。
壊せる壁と壊せない壁がある
住宅には、壊せる壁と壊せない壁があります。具体的には、以下のように分類できます。
- 壊せる壁：内装壁
- 壊せない壁：構造壁
内装壁は、部屋を仕切るために置かれている壁で、比較的簡単に撤去できます。軽量な素材でつくられているので、叩くとコンコンと響くような音がします。ただし、耐震性確保のために壁の中に柱を入れている場合は、撤去できません。
一方の耐力壁は、住宅の重さを支えている壁なので壊せません。そのため、耐力壁を挟んだ部屋を繋げる場合、柱を含む壁の一部分が残ることになります。
多くの方は、「私が壊したい壁はどっちなんだろう？」と思っているでしょう。壁の種類や壊せるかどうかは、建築時の設計図面を見れば調べられます。
あなたが自分で図面を見て調べることもできますが、プロに見てもらったほうが確実です。そのため、まずは業者に設計図面や構造図を見てもらいましょう。
DIYはおすすめしない
壁を壊して部屋をつなげたいと思っている方の中には、DIYで壁を壊したいと思っている方もいるかも知れません。しかし、DIYで壁を壊して部屋をつなげるのは、おすすめしません。
なぜなら、先ほど解説した壊せる壁と壊せない壁の見分けは、専門家でないと難しいからです。万一壊せない壁を工事してしまったら、住宅全体の安全に影響を及ぼします。
また、壊せる壁だと確実にわかっていたとしても、失敗したときのリスクが非常に大きいのも理由の一つです。壁とつながっている構造部分を傷つけてしまうと、やはり安全性が損なわれます。
DIYなら費用も抑えられますし、経験者なら大丈夫だと思ってしまいがちです。しかし建物が安全でなくなったら元も子もありませんから、壁を壊して部屋をつなげる際は、専門家に依頼しましょう。
部屋をつなげるリフォームの費用
部屋をつなげるリフォームの費用は、以下の表のようになります。
| 工事内容 | 費用相場 |
| 壁の撤去 | 5万円～ |
| 天井・壁の補修 | 5万円～ |
| 天井の高さ調整 | 4万円～ |
| 床の高さ調整 | 10万円～ |
| 電気工事 | 3万円～ |
壁を撤去するだけなら費用は5万円～ですが、壁を壊したら必ず天井や床の補修が必要です。その他の補修や調整にかかる費用を含めて、部屋をつなげるリフォームの合計費用は30万円～と見積もっておきましょう。
ただし、和室と洋室をつなげる場合は、部屋の構造が異なるので、天井と床の高さ調節やフローリングを張るのにさらに費用がかかります。注意しましょう。
部屋をつなげるリフォームの費用を抑える方法
部屋をつなげるリフォームで、費用を抑える方法は以下の3つです。
一つずつ解説していきます。
内装が似ている部屋をつなげる
内装が似ている部屋をつなげれば、費用を抑えられます。壁を撤去した後に天井や床の補修工事が少なくなるからです。
例えば、余っている和室と洋室のどちらかと、リビングをつなげたい場合は、洋室をつなげましょう。同じ種類の壁紙やフローリングが使われていることが多いので、和室とつなげるよりも費用を抑えられます。
逆に、つなげる部屋の内装が異なる場合は、壁を壊しただけだと違和感が残ってしまいます。そのため、クロスの張り替えのような内装工事が必要になり、その分費用がかかります。
内装のリフォームについてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてチェックしてみてください。内装をおしゃれにするためのポイントや、リフォーム時の注意点も解説しています。
実績のある会社に依頼する
実績のある会社なら、比較的低予算で部屋をつなげられます。なぜなら、部屋をつなげるリフォームは難易度の高いリフォームで、実績や経験がないと難しいからです。
依頼する会社が、過去に部屋をつなげるリフォームをしたことがあるかどうか調べてみましょう。多くの会社が、ホームページ上に事例を掲載しているので、積極的に活用してみてください。
リフォーム会社の選び方についてもっと知りたい方には、以下の記事がおすすめです。リフォームの会社選びでよくある失敗例をもとに、会社の選び方を解説しています。
減税制度を活用する
減税制度を活用すれば、リフォームにかかる費用を抑えられます。
リフォームでは、特定の条件を満たす場合に減税制度が活用できます。減税が活用できるリフォームには、以下のようなものがあります。
- バリアフリーを目的としたリフォーム
- 省エネを目的としたリフォーム
- 三世帯が暮らしやすい家にするためのリフォーム
リフォームの減税制度については、以下の記事でより詳しく解説しています。上記以外の減税対象となるリフォームや手続きも解説しているので、気になる方はぜひ読んでみてください。
部屋をつなげるリフォームはこんな方におすすめ
部屋をつなげるリフォームは、以下のような方に特におすすめです。
- 子供が独立して部屋が余っている人
- 納戸や物置を使っていない人
- リビングを広くしたい人
部屋をつなげたいと思っている方の多くは、余っている部屋があり、もったいないと感じているはずです。特に、お子さんが独立して子ども部屋だった部屋が余っていたり、家に住む人数が減って物置をほとんど使っていなかったりするなら、部屋をつなげるリフォームをおすすめします。
また、リビングが狭くて悩んでいる方にもおすすめです。リビングを他の部屋とつなげることで、開放感のある空間になります。リビングは、家族の団らんにとって重要な場所です。部屋をつなげるリフォームで、広くてくつろげるリビングにしましょう。
部屋をつなげるリフォームの注意点
部屋をつなげるリフォームをする際の注意点は、以下の3つです。
それぞれ解説していくので、リフォーム前によく確認しておきましょう。
柱が残ってしまうこともある
壁を壊して部屋をつなげても、柱が残ってしまうことがあります。
なぜなら、壁自体に耐震性を確保する役割がなくても、壁の中に重要な柱が埋め込まれていることがあるからです。
柱が残っていると、わざわざ部屋をつなげたとしても開放感もなくなり、移動の邪魔になりかねません。業者に相談する際に、どんな出来上がりになるかよく確認しましょう。
床に穴が空いてしまう
壁を撤去すると、もともと壁があった部分の床に穴が空いてしまいます。壁があるスペースにはフローリングや畳がないのが普通だからです。
そのため、壁を撤去する際は、同時に床を繋げる工事も必要になります。費用を見積もる際に、忘れずにチェックしておきましょう。
マンションは管理規約を要チェック
マンションをリフォームする場合は、管理規約を必ずチェックしましょう。
マンションでは、規約によってリフォーム内容や部分が制限されています。もし規約で禁止されている工事をしてしまったら、管理会社と大きなトラブルに発展してしまいます。必ず許可を取ってからリフォームしましょう。
マンションのリフォームについて、更に詳しく知りたい方は、以下の記事をチェックしてみてください。マンションリフォームの費用相場や注意点をわかりやすく解説しています。
部屋をつなげるリフォームはリノベーションハイムにおまかせください
部屋をつなげるリフォームなら、リノベーションハイムにお任せください。リノベーションハイムは、長年様々なリフォームを手掛けてきました。そのため、壁を壊して部屋をつなげるリフォームでも、お客様に満足していただける仕上がりを実現します。
リノベーションハイムは、カウンセリングにも自信があります。あなたの住環境への不満や悩みをもとに、最適なリフォームプランを提案します。無料の相談を実施しているので、少しでもリフォームに関心がある方は、ぜひ一度お問い合わせください。
まとめ
今回は、壁を壊して部屋をつなげるリフォームについて解説しました。
部屋をつなげるリフォームでは、壊せる壁と壊せない壁があることを知っておく必要があります。また、安全性の面から、DIYではなく業者に依頼することをおすすめします。
部屋をつなげるリフォームの費用についても解説しました。壁を撤去するだけでなく、天井や床の補修・調整が必要なので、工事費用は30万円以上かかると見積もっておきましょう。費用を抑える方法も3つ紹介したので、ぜひ活用してみてください。
また、部屋をつなげるリフォームの注意点も解説しました。リフォームする前に、必ずチェックしておきましょう。
