
断熱リフォームがおすすめなのはどんな住宅?
予算別のおすすめな断熱リフォームが知りたい!
断熱リフォームを検討しているものの、実施すべき場所やどのような住宅におすすめなのかわからない方も多いでしょう。断熱リフォームは、実施内容によって費用が大きく異なります。
また、住宅の状況によって適切なリフォーム内容も異なります。そのため、まずは断熱リフォームを理解し、実施すべき場所や予算を決めるのが賢明です。
そこで本記事では、住宅と予算別におすすめの断熱リフォームを紹介します。あわせて、業者のおすすめな選び方も解説するので、ぜひ参考にしてください。
- 断熱リフォームは築30年以上の住宅や冷暖房の効きが悪い住宅などにおすすめ
- 断熱リフォームは約10万円〜200万円まで予算に合わせて実施できる
- 業者選びの際には断熱リフォームに関する知見やノウハウ、実績を確認することが大切
※なお、本記事は国土交通省の「断熱改修等による居住者への健康への影響調査」や環境省の「先進的窓リノベ2025事業」「子育てグリーン住宅支援事業」、消費者庁の「窓から始める断熱リフォーム」などの情報を参考に制作しています。
なお、そもそも断熱リフォームについてよくわからないという方は次の記事をご覧ください。




リノベーションハイムでは、リフォームの無料相談を受け付けています。
50年以上の歴史と豊富なリフォーム実績からお客様のご要望に応じたリフォームを実現します。
まずはお気軽にお問い合わせください。
断熱リフォームがおすすめな住宅
さっそく、断熱リフォームがおすすめな住宅を、4つにまとめて紹介します。
築30年以上の住宅
築30年以上の住宅は、断熱リフォームをおすすめします。なぜなら、築30年以上の住宅は断熱材が充填されていない、または劣化が進んでいる可能性があるためです。
断熱材が普及したのは今から30年ほど前です。また、断熱材の耐用年数も30年ほどが一般的とされています。そのため、断熱性の低い場所に新しく断熱材を入れることで、気密性や断熱性の向上によって快適な生活を送れます。
ただし、築30年以上の住宅は、断熱材だけでなく構造体などに劣化が起こっている場合も少なくありません。そのため、まずはリフォーム業者に住宅の劣化状況がどこまで進んでいるのか相談することが賢明です。
冷暖房の効きが悪い住宅
冷暖房の効きが悪い住宅にも、断熱リフォームをおすすめします。冷暖房の効きが悪いのは気密性が低く、室内外へ熱の出入りが起こっているためです。
室内の気密性を上げるには、断熱材の充填や窓と玄関ドアのすき間を解消する断熱リフォームが欠かせません。断熱リフォームをすると室温を一定に保ちやすくなり、冷暖房の効きが良くなります。
加えて、それほど冷暖房を使わなくても快適に生活できるため、光熱費の節約も期待できるのです。もし、設定温度を変えても冷暖房の効きが悪いと感じるなら、断熱リフォームを検討してみましょう。
開口部が多い住宅
開口部が多い住宅にも、断熱リフォームをおすすめします。窓や勝手口、天窓などの開口部は、住まいのなかでも熱の出入りが多い場所です。
開口部は開閉が多いうえに、経年劣化によりすき間が生じやすくなります。加えて、窓の断熱性が低いと結露が生じやすくなるのです。
窓に結露が起こると建材を腐食させ、耐震性にも不安を抱えることになります。もし、開口部が多い住宅で暑さや寒さが厳しいのであれば、断熱リフォームを検討するのが賢明です。
壁や窓にカビが発生しやすい住宅
壁や窓にカビが発生しやすい住宅にも、断熱リフォームをおすすめします。室内で結露が起こる原因は、断熱材にすき間が生じて温度差が生じるためです。
断熱材に生じた結露を長期間放置するとカビが発生し、壁などの他の場所にも伝わります。壁や窓に結露が生じるとカビやダニの発生原因になり、健康被害も起こりかねません。
カビやダニによるアレルギー反応や喘息を起こさないためにも、断熱リフォームが不可欠です。


リノベーションハイムでは、リフォームの無料相談を受け付けています。
50年以上の歴史と豊富なリフォーム実績からお客様のご要望に応じたリフォームを実現します。
まずはお気軽にお問い合わせください。
【予算別】おすすめの断熱リフォーム
ここからは、予算別でおすすめの断熱リフォームを紹介します。
予算~10万円
予算10万円では、次のような断熱リフォームがおすすめです。
断熱リフォームの種類 | 費用 |
---|---|
内窓の設置 | 約10万/枚 |
窓をペアガラスへ交換 | 約8万/枚 |
予算10万円では窓の断熱リフォームがおすすめであり、断熱性と気密性の向上が期待できます。窓は熱の出入りが多い場所であり、二重窓にしたり、ガラスの交換を行うことで外気の影響を受けづらくなるのです。
ガラスの交換のなかでも、ガラスとガラスの間に空気の層を設けるペアガラスにすると、より熱が室内へ伝わりづらくなります。
予算~30万円
予算30万円では、次のような断熱リフォームがおすすめです。
断熱リフォームの種類 | 費用 |
---|---|
断熱材が充填された玄関ドアの交換 | 約30万 |
玄関ドアを交換することで、ドア枠との間にすき間が生じなくなり、住まいの気密性・断熱性を向上させることができます。部屋間の温度差を減らすことに繋がり、健康被害のリスクも軽減可能です。
また、玄関ドアのみの交換なら、工期は1日で騒音や振動は出ないこともおすすめのポイントです。ただし、玄関ドアはアルミや木目調などの素材や機能によって価格に幅があります。
加えて、デザインにもこだわると予算オーバーになりがちです。玄関ドアの素材や機能、デザインは優先順位を決めて検討するのが賢明です。
予算~50万円
予算50万円では、次のような断熱リフォームがおすすめです。
断熱リフォームの種類 | 費用 |
---|---|
カバー工法による玄関ドアの交換 | 約50万 |
カバー工法とは、既存のドア枠に被せて新しいドア枠を設置し、玄関ドアを交換する施工方法を指します。経年劣化やドア枠に歪みが生じて玄関ドアとの間にすき間がある場合には、カバー工法による玄関ドアの交換がおすすめです。
カバー工法なら、ドア枠の素材を変えられます。アルミは比較的費用を抑えられるものの、熱を通しやすい素材であるため、ステンレスや木製に変えるとより断熱効果が高まります。
玄関は家の顔であるからこそ、デザインや色を考慮してドア枠や玄関ドアを決めるのが賢明です。
予算~100万円
予算100万円では、次のような断熱リフォームがおすすめです。
断熱リフォームの種類 | 費用 |
---|---|
屋根材に断熱塗料を塗る | 約100万円 |
天井・床に断熱材を充填する | 60~100万円 |
窓枠ごと新しい窓に交換する | 30~70万円 |
屋根に断熱塗料を塗ると、日差しからの熱を室内に伝えづらくなります。そのため、夏における住まいの快適性を向上させることが可能です。
また、予算が100万円であれば、天井や床に断熱材を充填したり、窓を丸ごと変えることができます。暑さ対策なら天井、寒さ対策なら床の断熱リフォームが効果的です。
天井や床の断熱リフォームは、解体を伴うのかどうかで費用が異なります。作業スペースが確保できなければ解体する必要性があるため、リフォーム業者に相談しましょう。
予算~200万円
予算200万円では、次のような断熱リフォームがおすすめです。
断熱リフォームの種類 | 費用 |
---|---|
屋根材の交換 | 約200万 |
既存屋根の上に新しい屋根材を張る | 約150万 |
予算が200万円の場合は、ここまで紹介してきた断熱リフォームに加え、屋根材の交換といった選択肢をとることができます。
屋根材そのものに断熱材が含まれるものへ交換すると、日差しからの熱を室内へ伝えづらくなります。加えて、屋根材が軽ければ耐震効果も期待できるのです。
一般的に、屋根の耐用年数は20年ほどと言われています。20年間で屋根塗装や葺き替えを一度も行っていない場合は、屋根のリフォームを検討してみましょう。
断熱リフォームを依頼する業者のおすすめな選び方
ここからは、断熱リフォームを依頼する業者のおすすめな選び方を、3つにまとめて解説します。
断熱リフォームに関する知見やノウハウを確認する
断熱リフォームに関する知見やノウハウを確認することは、業者を選ぶ際のポイントの一つです。より断熱性と気密性を高めるための提案をするには、業者に知見やノウハウを有する必要があります。
断熱リフォームで効果を得るには、熱の出入りが生じる場所を特定し、断熱性や気密性を上げなければなりません。加えて、断熱材はすき間なく充填しなければ結露が起こりやすく、施工技術やノウハウも必要です。
業者に断熱リフォームの知見やノウハウがあるのかは、公式サイトや口コミを確認しましょう。
施工事例が豊富か
施工事例が豊富か確認することも、業者選び方で意識すべきことの一つです。業者が丁寧な仕事ぶりで、経験が豊富と分かれば安心して任せられます。
実際の施工写真を提示していれば、施工の工程がわかり、より安心感が得られるでしょう。施工事例は公式サイトで確認ができるため、どのような断熱リフォームを実施してきた業者なのかを確認しましょう。
断熱リフォームの成功は業者選びにかかっていると言っても過言ではありません。必ず、実績を確認した上で依頼先を決めましょう。
補助金の利用を提案してくれるか
依頼する業者を選ぶ際には、補助金の利用を提案してくれるかどうかも大切です。断熱リフォームの補助金を熟知する業者であれば、費用を抑えたリフォームが実施できます。
補助金の申請には時間と手間がかかるうえに必要書類が多く、書類に不備があると受け付けてもらえません。知識のある業者でなければ、補助金を最大限活用することは不可能です。
そのため、補助金に対する知識を有している業者に依頼することが大切です。
断熱リフォームを実施するならリノベーションハイムにご相談ください!


断熱リフォームを検討中なら、リノベーションハイムへお任せください。
リノベーションハイムは、断熱リフォームに関する知見・ノウハウがあり、多くの実績があります。実際のリフォーム実施者の声も掲載しており、担当者の対応力やプランの提案力にも自信があります。
また、アフターサービスや点検も充実しており、不具合があれば保証内容に応じて迅速に対応可能です。リノベーションハイムなら、希望に応じたプランと予算で断熱リフォームを実施できるため、ぜひお問い合わせください。
まとめ
本記事では、住宅や予算別におすすめの断熱リフォームを紹介しました。
断熱材が普及し始めたのは約30年前であり、30年以上前に建てられた住宅には断熱材が充填されていないことが多いです。断熱材を入れると、気密性や断熱性が向上し快適な室温を維持しやすいため、ぜひ断熱リフォームの実施を検討しましょう。
また、生活しやすい環境を整えるために断熱リフォームは欠かせないものの、予算を決めることも重要です。そこで、予算別におすすめ断熱リフォームを参考にしましょう。
本記事があなたのお役に立てることを願っております。