玄関ドアの断熱リフォームにかかる費用はいくら?得られる効果もあわせて紹介

主婦Aさん

玄関ドアの断熱リフォームにかかる費用はどのくらい?
そもそも玄関ドアの断熱リフォームって効果あるの?

冬に玄関付近が寒く、リビングとの温度差を不快に感じる方もいるでしょう。なかには、玄関ドアの断熱リフォームを検討しつつも、得られる効果がわからないことから決断できない方もいますよね。

結論、玄関ドアの断熱リフォームは効果的であり、経済面や健康面における多くのメリットがあります。とはいえ、決して安くない費用がかかるため、事前にしっかりと吟味することが必要です。

そこで本記事では、玄関ドアの断熱リフォーム方法と費用を、得られる効果を交えて紹介します。あわせて、より玄関ドアの断熱性能を上げるコツや補助金に関しても解説するので、ぜひ参考にしてください。

この記事の要約
  • 玄関ドアの断熱リフォームには「はつり工法」や「カバー工法」といった方法がある
  • 玄関ドアの断熱リフォームによって光熱費の節約やヒートショックの予防といった効果が期待できる
  • 玄関ドアと同時に窓や床、天井の断熱リフォームをするのが効果的

※なお、本記事は国土交通省の「断熱改修等による居住者への健康への影響調査」や環境省の「先進的窓リノベ2025事業」「子育てグリーン住宅支援事業」、消費者庁の「窓から始める断熱リフォーム」などの情報を参考に制作しています。

なお、そもそも断熱リフォームについてよくわからないという方は次の記事をご覧ください。

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目次

玄関ドアの断熱リフォーム方法とかかる費用

さっそく、玄関ドアの断熱リフォーム方法とかかる費用を、4つにまとめて紹介します。

はつり工法

はつり工法とは、壁からドア枠を外して、新しい玄関ドアと枠を取り付ける施工方法のことです。費用相場は、100万円程度が目安です。

はつり工法は、ドア枠ごと新しいものへ取り換えるため、工期が長く費用がかさむ傾向があります。選択する玄関ドアによっては、費用相場を超える可能性もあります。

最近の玄関ドアは、さまざまな素材・機能の製品が販売されており、ドア本体のみで100万円を超えることもあるのです。とはいえ、はつり工法ならドアの大きさや場所の変更が可能です。

生活スタイルや居住者にあわせて、リフォームしつつ断熱性能を高められるといった特徴があります。

カバー工法

カバー工法とは、既存のドア枠に被せながら新しいドア枠を取り付けて、玄関ドアを設置する方法です。費用相場は、50万円程度が目安となります。

カバー工法は、既存のドア枠を壁から取り外さないため、リフォーム作業で騒音や振動がでません。作業工程が少なく、工期が短いことが利点です。

ただし、既存のドア枠に新しいドア枠を被せることにより、既存の玄関ドアよりも一回り小さくなります。玄関ドアが小さいと、冷蔵庫や洗濯機などの大型家電を玄関から搬入する際などに不便です。

家電の買い替えを考慮して、最低限必要なサイズは確保できるようにしましょう。

引き戸から片開きドアへの交換

引き戸から片開きドアへの交換を行い、断熱リフォームをする際の費用は次のとおりです。

スクロールできます
引き戸から片開きドアへの交換費用相場
はつり工法120万円程度
カバー工法60万円程度

そもそも、引き戸には上下にレールがあり、すき間が多い構造のため、断熱性能が低い側面があります。もし、居住者に高齢者や小さなお子さんがいないなら、ドアの重さや開閉時の危険が気にならない片開きドアがおすすめです。

ドアの種類を変える場合でも、はつり工法とカバー工法のどちらでも施工できます。ドアのサイズや場所の変更がなければ、工期が短くて費用をおさえられる点からカバー工法が良いでしょう。

片開きドアから引き戸への交換

片開きドアから引き戸への交換を行い、断熱リフォームをする際の費用は次のとおりです。

スクロールできます
片開きドアから引き戸への交換費用相場
はつり工法120万円程度
カバー工法60万円程度

片開きドアは重く、年齢を重ねると開けづらくなるといったデメリットがあります。また、ドアを開けた際に反対側が見えづらいため、小さなお子さんがいる家庭では危険を伴います。

安全性を確保するなら、片開きドアから引き戸への交換もおすすめです。ただし、引き戸はすき間が生じやすく、可能な限り断熱性能の高い玄関ドアを選ぶことが重要です。

玄関ドアの断熱リフォームで得られる効果

ここからは、玄関ドアの断熱リフォームで得られる効果を、3つにまとめて解説します。

室温を一定に維持しやすくなる

室温を一定に維持しやすくなることは、玄関ドアの断熱リフォームで得られる効果の1つです。玄関の断熱リフォームを実施すれば、気密性が上がり熱の出入りがしづらくなります。

玄関ドアは経年劣化や使用頻度の高さからすき間が生じやすく、気密性を上げて室温を維持することが重要です。実際に、次の口コミのように玄関の断熱リフォームを実施して以前より温かさを感じる人もいます。

玄関ドアをリフォームし、D2仕様(寒冷地仕様)に変えました。

温度計を見たら、外気より6度温かくなっていました。

前より2度くらい温かいです。(一部抜粋)

引用:Yahoo!知恵袋

玄関ドアのすき間から外気が入りづらくなれば、暑さや寒さを感じにくくなります。玄関の断熱リフォームは室温を一定に維持しやすくするためおすすめです。

光熱費の節約になる

光熱費の節約になることも、玄関ドアの断熱リフォームで得られる効果の1つです。玄関の断熱リフォームを行うと、室内外へ熱を伝えづらくなります。外気の影響を受けづらくなれば、次の口コミのように光熱費の節約が可能です。

外装リフォームついでに断熱リフォームを昨年終えた東京の家(三階建て3LDK)。

2月の電気代14000円って凄くない?

犬とインコが居るので暖房は4台のエアコンのみだけど、朝ちょっとつけたら寝るまで蓄熱分でOK。

全室Low-Eアルゴンガス封入樹脂ペアサッシ、断熱玄関ドア、ダンパック吹き付け断熱なと。

引用:X

玄関の断熱リフォームを実施すると、夏は外気からの熱を伝えづらく、冬は室内の暖気を外へ逃がしにくくできます。そのため、それほど冷暖房を使わずとも快適に過ごすことが可能です。

ヒートショックの予防につながる

ヒートショックの予防につながることも、玄関ドアの断熱リフォームで得られる効果として挙げられます。玄関ドアを断熱リフォームすると、玄関の寒さが緩和されやすくなります。

ヒートショックは、急激な温度差で生じた血圧の変動で起こる健康被害です。そのため、室内と玄関の温度差を少なくすることは、ヒートショックの予防に欠かせません。

ヒートショックは高齢者に多いと思われがちであるものの、実のところ30代といった若い人にも起こりえます。居住者の年齢に関わらず健康的な暮らしのために、玄関の断熱リフォーム実施で室温の温度差を解消することが大切です。

玄関ドアの断熱リフォームでより断熱性能を上げるポイント

ここからは、玄関ドアの断熱リフォームでより断熱性能を上げるポイントを、3つにまとめて紹介します。

玄関ドアの断熱リフォームでより断熱性能を上げるポイント

複層ガラスの玄関ドアを選ぶ

複層ガラスの玄関ドアを選ぶことは、玄関ドアの断熱リフォームでより断熱性能を上げるポイントの1つです。複層ガラスの玄関ドアを選ぶと、ガラスとガラスの間に空気の層ができ、外気が室内に伝わりづらくなります。

複層ガラスとは、2枚以上のガラスの間に乾燥空気を充填したガラスのことです。そもそも、玄関ドアにガラス面があるのは採光目的であり、室内に光が入ると玄関が明るくなります。

ただし、ガラスはある程度熱を伝えることから、ガラス面が多いほど外気の影響を受けやすい側面もあります。そのため、とくにガラス面が多い玄関ドアでは複層ガラスを選ぶのが賢明です。

室内ドアを設置する

玄関ドアの断熱リフォームでより断熱性能を上げるには、室内ドアを設置することも1つの方法です。玄関や廊下とリビングの間に室内ドアを設置すれば、より気密性を上げられます。

玄関の断熱リフォームを実施すると断熱性を上げられるものの、玄関ドアを開閉する度に外気が入り込むことは避けられません。そこで、入り込んだ外気を室内ドアで留めれば、リビングといった部屋への影響を最小限に抑えられます。

玄関の断熱リフォームに加えて、より玄関からの外気の影響を和らげるには室内ドアの設置が効果的です。

玄関ドアの上部にカーテンを設置する

玄関ドアの上部にカーテンを設置することで、より断熱性能を上げることができます。玄関ドアの上部にカーテンを設置すれば、外気が室内へ入りづらくなります。

玄関や廊下にスペースがなく室内ドアの設置が難しい場合には、玄関ドア上部に断熱カーテンを設置するのがおすすめです。断熱カーテンなら、通常のカーテンよりも冷気や暖気が入り込むのを防ぎやすくなります。

玄関ドアの上部につっぱり棒で断熱カーテンを設置すれば、手間と時間はかかりません。ただし、カーテンの重さでつっぱり棒ごと落ちないように、棒の耐荷重を確認することが大切です。

玄関ドアの断熱リフォーム費用を抑えるコツ

ここからは、玄関ドアの断熱リフォーム費用を抑えるコツを、3つにまとめて解説します。

本体価格の安い玄関ドアにする

本体価格の安い玄関ドアにすることは、断熱リフォームにかかる費用を抑えるコツの1つです。玄関ドアは素材や機能により、10〜100万円と価格が大きく異なります。

玄関ドアにはアルミや木製などの素材があり、アルミ製を選ぶと比較的費用を抑えることが可能です。また、玄関ドアは断熱性を高めつつ通風やリモコンキーといった機能を備えることが可能なものの、高機能なドアほど費用がかさみます。

そのため、玄関ドア本体の予算を決めたのちに、希望する玄関ドアの素材や機能に優先順位をつけて決めるといいでしょう。

補助金を活用する

玄関ドアの断熱リフォームにかかる費用を抑えるには、補助金を活用することも効果的です。玄関ドアの断熱リフォームでは、次のような補助金の申請ができます。

利用できる補助金例
  • 既存住宅の断熱リフォーム支援事業
  • 先進的窓リノベ2025事業(※1)利用条件あり
  • 子育てグリーン住宅支援事業(※2)利用条件あり

加えて、自治体独自で実施する補助金を活用できる場合もあります。各自治体の公式サイトや『地方公共団体における住宅リフォームに係わる支援制度検索サイト』を活用し、検索するのが賢明です。

上記3つの補助金と自治体が実施する補助金は、併用できる可能性があります。可能な限り補助金を併用して玄関ドアの断熱リフォーム費用をおさえることがおすすめです。

※1:窓の断熱リフォームと同一契約内で玄関ドアのリフォームを実施する
※2:床などに断熱材を充填またはエコジョーズといった高効率給湯器の設置を同時に行う

実績の豊富なリフォーム業者に依頼する

実績が豊富なリフォーム業者に依頼することも、玄関ドアの断熱リフォーム費用を抑えるコツの1つです。実績豊富なリフォーム業者なら、適した玄関ドアの提案や補助金を最大限に利用する方法を熟知しています。

玄関ドアは素材や機能の違いにより種類が豊富であることから、自分で最適な玄関ドアを選ぶのが難しい側面があります。また、個人で補助金を活用することは非常に困難です。

そのため、玄関ドアの断熱リフォーム経験やノウハウが多いリフォーム業者なら安心です。

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玄関ドアと同時にするのがおすすめの断熱リフォーム

玄関ドアと同時に実施するのがおすすめなのは、次のような断熱リフォームです。

おすすめの断熱リフォーム
  • 天井

窓は、玄関と同様に開口部であり、熱の出入りが起こりやすい場所の1つです。可能な限り、全ての窓を断熱リフォームすると、外気の影響を受けづらくなり効果が高まります。

また、夏の暑い日差しからの熱を室内へ伝えづらくする天井や、冬に床下からの冷気が入り込まないよう床の断熱リフォームもおすすめです。

家の中で熱の出入りが起こる場所の気密性や断熱性を上げることで、より断熱性能の向上が期待できます。快適な室温を維持しやすくするためにも、玄関ドアとあわせて窓や床、天井を同時に断熱リフォームすることが賢明です。

玄関ドアの断熱リフォームをするならリノベーションハイムにご相談ください!

リノベーションハイムの施工事例

玄関ドアの断熱リフォームを実施するなら、リノベーションハイムにご相談ください。リノベーションハイムは、これまで約55万棟の住宅をリフォームした実績があります。

豊富な経験とノウハウを駆使しお客様の希望に沿った断熱リフォームが可能です。加えて、断熱リフォーム後のアフターサポートも充実しています。

断熱リフォーム履歴の長期保管や万が一不具合が生じた際には保証範囲内で迅速な対応を行います。安心した環境が整えられているリノベーションハイムで、玄関ドアの断熱リフォームをご検討ください。

まとめ

本記事では、玄関ドアの断熱リフォームにかかる費用を解説しました。玄関ドアの断熱リフォームには、ドア枠を取り換える方法と既存のドア枠に新しいドア枠を被せる方法があります。

玄関の断熱リフォームを実施すれば、室温を一定温度に維持しやすくなり、光熱費の節約やヒートショックの予防にもつながります。そのため、玄関の寒さに不満を感じている場合は、玄関ドアの断熱リフォームを検討してみましょう。

玄関ドアの断熱リフォームなら、リノベーションハイムにご相談ください。本記事があなたのお役に立てることを願っております。

本記事の解説内容に関する補足事項

本記事は、1都3県(東京・神奈川・千葉・埼玉)で住まいのリフォームを行う「リノベーションハイム」を運営する東京セキスイファミエス株式会社が制作しています。

当メディア「リノベーションハイム」を運営する東京セキスイファミエス株式会社は「全国コンテスト」の受賞歴が多数あり「TVチャンピオン」などのメディアにも出演しています。

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