「古い家でも断熱リフォームを実施したら効果はあるの?」
「そもそも古い家はどこを断熱リフォームをしたらいいのだろう…」
古い家に住むと、冬に感じる床の冷たさやすき間風を解消したいと感じる方もいるでしょう。とはいえ、そもそも古い家の断熱リフォームは実施可能なのか、効果は期待できるのかといった疑問もあるはずです。
古い家の断熱リフォームは、事前にある程度知識を持っていなければ、効果的な断熱対策を実施できません。想定外の出費がかさむだけで、寒さやすき間風は解消されない可能性もあります。
そこで、本記事では古い家の断熱リフォーム方法や費用を、実施者の口コミを交えて紹介します。あわせて、古い家を断熱リフォームして得られる効果や費用をおさえるコツも解説するので、ぜひ参考にしてください。
なお、リノベーションハイムでは、リフォームの無料相談を受け付けています。リノベーションハイムはセキスイハイムのグループ会社であり、50年以上の歴史と豊富なリフォーム実績が強みです。
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古い家でも断熱リフォームは効果がある!
結論、古い家でも断熱リフォームを実施することで、効果が期待できます。築年数に関わらず、断熱リフォーム次第で、家の気密性や断熱性を上げることは可能です。
そもそも築年数の古い家は、床や天井などに断熱材が入れられていないことが多くあります。各場所に、すき間なく断熱材を入れるだけでも断熱性能の向上が期待できるのです。
ただし、築年数の古い家は経年劣化により、柱や基礎など建物の構造部に歪みが生じている可能性があります。さらに、シロアリのような害虫による食害があれば、断熱リフォームを実施しても十分な効果が得られない可能性が高いです。
そのため、構造部に歪みや損傷があれば、断熱リフォームと合わせて修繕も実施することを検討しましょう。
古い家でも効果的な断熱リフォームの方法と費用
ここからは、古い家でも効果的な断熱リフォームの方法と費用を紹介します。
断熱材のない場所に断熱材を入れる
断熱材のない場所に断熱材を入れることは、古い家でも効果的な断熱リフォーム方法の1つです。床や天井、壁など断熱材がない場所に入れると熱を伝えづらくなり、快適な室温を維持しやすくなります。
断熱材の有無や劣化状況などを確認するため、リフォーム業者に調べてもらいましょう。断熱材を入れる場合には次のように種類が豊富であり、選ぶものにより費用が大きく変わります。
断熱材の種類 | 費用相場 |
---|---|
・ガラスウール ・ロックウール | 1㎡につき約2000円 |
・セルロースファイバー ・ウール | 1㎡につき約8000円 |
・ポリエステル ・フェノールフォーム ・硬質ウレタンフォーム ・ビーズ型ポリスチレンフォーム ・押出法ポリスチレンフォーム | 1㎡につき約1000~9000円 |
断熱性能を効果的に上げるため、入れる断熱材の種類や実施場所を費用面と交えてリフォーム業者に相談するのが賢明です。
内窓を設置する
内窓を設置することも、古い家でも効果的な断熱リフォーム方法の1つです。内窓とは、既存窓の室内側に新しく窓を取り付けることを指します。
経年劣化により窓の建てつけが悪くなれば、すき間風の影響で窓から熱の出入りが生じやすくなります。そのため、窓からのすき間風対策として、内窓の設置が効果的です。内窓の費用相場は、窓の大きさにより次のように異なります。
窓の種類 | 費用相場 |
---|---|
小窓 | 1枚:約2万円 |
腰高窓 | 1枚:約5万円 |
掃き出し窓 | 1枚:約10万円 |
窓が多い家では、全ての窓に内窓を付ける必要はありません。リフォーム業者と相談し、リビングや寝室など、特にすき間風が多い場所のみなど予算に応じて決めるのが賢明です。
雨戸・シャッターを取り付ける
雨戸・シャッターを取り付けることも、古い家でも効果的な断熱リフォーム方法の1つです。雨戸やシャッターを取り付けると室内と外の間に空気の層ができ、冷気や暖気が入り込むのを防げます。
特に、掃き出し窓といった大きな窓に内窓を設置すると、断熱性の向上につながります。雨戸とシャッターはどちらも断熱効果を得やすいため、次のような特徴や費用相場を比較して決めるのが賢明です。
機能 | 特徴 | 費用相場 | |
---|---|---|---|
雨戸 | 雨風・暴風から窓を守りやすい | 強度が高い | 1枚:約2万円 |
シャッター | 防犯性の高さや採光・通風機能あり | 手動と自動の選択が可能 | 手動:1枚約8万円 自動:1枚約40万円 |
雨戸とシャッターは開閉方法に違いがあります。雨戸は左右で、シャッターは上下です。シャッターの開閉は身体への負担がかかりやすい点も考慮して、選ぶことをおすすめします。
家全体を断熱リフォームする
家全体を断熱リフォームすることも、古い家に効果的な断熱リフォームとして挙げられます。家全体の断熱リフォームをすれば、室内で温度差が生じづらくなるため、より効果的に断熱対策ができます。
もし、家全体で温度差が生じなければ冬場にヒートショックが起こりづらくなり、健康面にもメリットがあるのです。ただし、家全体で断熱リフォームを実施すると約500万円ほどの費用がかかるため、予算感に注意が必要です。
また、断熱リフォームに加えて、修繕のリフォームも実施した場合には追加で約200万円の費用が必要になります。費用の都合がつくなら、家全体で断熱リフォームを実施することを検討しましょう。
なお、リノベーションハイムではお客様のご予算、ご要望に合わせて最適のリフォームプランをご提案いたします。無料相談も受け付けているので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
古い家を断熱リフォームして得られる3つの効果
ここからは、古い家を断熱リフォームして得られる効果を、3つにまとめて解説します。
快適な室温を維持しやすくなる
快適な室温を維持しやすくなることは、古い家を断熱リフォームして得られる効果の1つです。断熱リフォームを実施すると、すき間風が減るうえに気密性・断熱性が上がります。
気密性や断熱性が上がれば、熱が室内外へ移動しづらくなり快適な室温を維持しやすくなるのです。加えて、快適な室温の維持は節電効果もあります。
それほど暑さや寒さを感じなければ、冷暖房の使用頻度が下がるでしょう。光熱費の削減に加えて環境にも優しい行動をとれるため、古い家の断熱リフォームには効果があります。
遮音効果も上がる
遮音効果も上がることは、古い家を断熱リフォームして得られる効果の1つです。とくに、内窓を設置すると、気密性が上がるうえに窓が二重になるため遮音効果も高まります。
室内の音が外に漏れると、近隣トラブルに発展したり、防犯性の低下という問題があります。遮音性が上がれば、お子さんを自由に遊ばせられたり、防犯性を高めながらプライバシーを守ることも可能です。
以上のことからも、古い家の断熱リフォームを実施して遮音効果を上げることは欠かせません。
家の寿命がのびる
古い家を断熱リフォームした際には、家の寿命がのびるといった効果も期待できます。築年数の古い家では、床下の換気目的で換気口が設けられており、風通しはよくなるものの湿気も同時に室内へ入りやすくなります。
室内へ湿気が入ると、壁や柱といった構造部が腐食しやすくなり家の劣化を促進するのです。だからこそ、古い家を断熱リフォームすると家の気密性を上げられ、室内への湿気の侵入を防げます。
古い家の断熱リフォームは快適な室内環境を整えると同時に、家の寿命ものばせるといった効果もあるのです。
古い家の断熱リフォームの口コミ・評判
ここからは、実際に古い家の断熱リフォームを実施した方の口コミ・評判を紹介していきます。
二重サッシのリフォーム補助金あるのか
古い家のアルミサッシを全部二重サッシにするだけでも節電効果かなり高いと思う
あと断熱材スカスカな家にもモリモリ補助金バンバン使ってほしいね
家はモリモリ断熱材と二重サッシにしているので
午前中にストーブをつけると午後は余熱で過ごせるくらい省エネ
引用:X
断熱リフォームした部屋から出ると冷蔵庫より寒い
引用:X
断熱だけじゃダメですか?暗くて狭い天井裏に潜って断熱するより、室内側から断熱材を貼る方が楽で隙間なく仕上がります。少し天井が低くなりますが、カッコよく仕上げれば好感度爆上がり間違いなし。
引用:X
古い家の断熱リフォームを実施して、気密性や断熱性を上げると室内から熱が逃げづらくなります。暖気が室内に留まれば、暖房を消してもある程度の時間は温かい状態を維持できるのです。
暖房を使う時間が短くなれば、節電効果も期待できます。加えて、断熱リフォームと同時に内装も変えられると、室内を自分好みにもできます。
古い家にありがちな木目調の天井や砂壁が気になる場合には、室内側から断熱材を貼る方法も有効です。
古い家の断熱性を高めるコツ
ここからは、古い家の断熱性を高めるコツを、2つにまとめて紹介します。
断熱カーテン・断熱シートを併用する
断熱カーテン・断熱シートを併用することは、古い家の断熱性を高めるコツの1つです。窓の断熱リフォームに合わせて、断熱カーテンや断熱シートを併用すると、窓から入る熱をより防ぎやすくなります。
前述したとおり、窓の断熱リフォームを実施すれば、すき間風を減らせます。ただし、真夏の強烈な日差しで生じる熱を完全に防ぐことは困難です。
そこで、ホームセンターでも購入可能な断熱カーテンや断熱シートを併用し、夏の日差しを防ぐとより高い断熱効果を得られます。断熱カーテンや断熱シートは自分で実施できる断熱対策であるため、検討するといいでしょう。
すき間テープを活用する
すき間テープを活用することも、古い家の断熱性を高めるコツの1つです。すき間テープとは、窓やドアのすき間を埋めて室内の温度を保つためのテープを指します。
たとえば、リビングのドアや各部屋のドアなど、断熱リフォームを実施しない箇所にすき間テープを貼ると、より熱が逃げづらくなります。
部屋の外へ熱が逃げづらくなれば、冷暖房の効率が上がり節電効果も期待できるのです。すき間テープもホームセンターなどで購入が可能であり、取り外しも自分でできるため実施するといいでしょう。
古い家の断熱リフォーム費用をおさえるポイント
最後に、古い家の断熱リフォーム費用をおさえるポイントを、2つにまとめて解説します。
補助金を活用する
補助金を活用することは、古い家の断熱リフォーム費用をおさえるポイントの1つです。断熱リフォームの補助金には、国が実施するものと自治体独自のものがあります。
国と自治体が実施する補助金は併用可能なことが多いため、双方を利用すれば最大限にリフォーム費用をおさえられるのです。
断熱リフォームでは、補助の上限額が200万円の補助金もあります。補助金を有効活用すれば、築年数の古い家だとしても快適な暮らしができるように生活環境を整えられるのです。
さらに、断熱リフォームの補助金について詳しく知りたい方は、次の記事も合わせてご覧ください。
【2025年最新】断熱リフォームの補助金4選!最大限に活用するコツも紹介
部分断熱を選択する
部分断熱を選択することも、古い家の断熱リフォーム費用をおさえるポイントの1つです。熱移動の影響が強い場所や家族が集まるところなど、家の中で断熱リフォームの実施場所を選択しても断熱効果は期待できます。
特に、床下や壁など断熱材がない場所へ断熱材を入れることも有効な方法です。家全体の断熱リフォームを実施すると、補助金を活用したとしても費用がかさむことは避けられません。
予算内におさめるためにも、断熱リフォームの実施場所に優先順位をつけて、家の一部を断熱対策することもおすすめです。
古い家の断熱リフォームならリノベーションハイムにご相談ください
古い家の断熱リフォームを検討中なら、リノベーションハイムにお任せください。
リノベーションハイムは、リフォーム実績が50年以上あるセキスイのグループ会社です。加えて、補助金を活用したリフォームの提案を行うため、費用をおさえた断熱リフォームを行いやすい環境が整えられています。
お客様の要望と予算を詳細に聞き取り、満足のいく断熱リフォームを実施します。築年数の古い家を断熱対策するなら、ぜひリノベーションハイムにお問い合わせください。
まとめ
本記事では、古い家の断熱リフォームに関して解説しました。古い家は経年劣化の影響で構造部に歪みを生じ、すき間風が多い傾向にあります。
気密性や断熱性は低く、室内を快適な室温に維持することは困難です。ただし、古い家でも断熱リフォームを実施すれば、気密性や断熱性の向上が期待できます。
古い家で期待する断熱効果を得るには知見やノウハウが必要であり、実績のあるリフォーム業者に依頼することが欠かせません。古い家で断熱リフォームを検討するなら、ぜひリノベーションハイムにご相談ください。
本記事があなたのお役に立てることを願っております。