バリアフリーリフォームにはいくらかかる?事例とよくある失敗例を紹介

主婦Aさん

バリアフリーリフォームってどのくらいの費用がかかる?
バリアフリーリフォームを実施すべきか判断できない…

高齢の方にとって、安心で安全に暮らすために欠かせないバリアフリーリフォーム。なかには、転倒や転落によるケガで、自力での生活が難しくなることに不安を抱えている方もいるでしょう。

また、ご両親の高齢化に伴い、バリアフリーリフォームを検討している方もいるはずです。結論、バリアフリーリフォームは万が一のことを考えると、実施しておくべきです。

そこで、本記事ではバリアフリーリフォームにかかる費用や、実施すべきかを判断するチェックリストを紹介します。あわせて、バリアフリーリフォームの体験談やよくある失敗も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

この記事の要約
  • バリアフリーリフォームが重要なのは、転倒防止になったり介護しやすい環境を整えられることが理由
  • バリアフリーリフォームでは、段差の解消や手すりの設置を行う
  • バリアフリーリフォームでは必要な手すりの位置・数が違ったり、スロープの幅が狭いといった失敗がある
  • 費用を抑えるには、補助金や減税制度を利用することがおすすめ

※なお、本記事では環境省の「子育てグリーン住宅支援事業」や国土交通省の情報を参考に記事を制作しています。

井東祥郎 監修者

一級建築士 / 一級建築施工管理技士

井東祥郎

東京セキスイファミエス技術責任者
セキスイハイムの新築設計担当として27年間従事。現在は技術責任者として、お客様のリフォームの設計・施工に貢献している。

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目次

バリアフリーリフォームが重要な理由

バリアフリーリフォームの実施を検討するなら、なぜ必要なのかを知ることが重要です。ここからはバリアフリーリフォームが重要な理由を、3つにまとめて紹介します。

転倒防止になる

段差のない床

バリアフリーリフォームが重要な理由は、転倒防止になるためです。年齢を重ねると、少しの段差でもつまづきやすく、転倒して骨折といったケガをするリスクが高まります。

高齢の方がケガをすると、回復が遅いうえに心身機能の低下を引き起こしかねません。ケガ後の自力での生活が難しくなることもあるのです。

いつまでも元気で健康で過ごすためには、バリアフリーリフォームを行い転倒防止をするのが賢明です。

自分で身の回りのことがしやすくなる

手すり

自分で身の回りのことをしやすくするためにも、バリアフリーリフォームは重要です。身の回りのことが自分でできれば、自信になるうえに介護なしで生活ができる可能性があります。

たとえば、バリアフリーリフォームで手すりやドア幅を広げると、自力で生活しやすくなるでしょう。自力での生活は、筋力の衰え防止にもなるのです。

年齢を重ねて自力で生活できると、周囲の人に気を使う必要がなく、自分らしく生活ができます。幸福感を感じられるため、バリアフリーリフォームは効果的です。

介護しやすい環境を整えられる

車椅子

バリアフリーリフォームが重要なのは、介護しやすい環境を整えられるからです。自力での生活が困難な場合、バリアフリーリフォームを実施すれば、すぐに介護ベッドや車いすなどを導入できます。

実のところ、介護が必要だからといって、すぐに介護ベッドと車いすを自宅で使うことができるとは限りません。なぜなら、介護ベッドを自宅に入れるには、家の中に必要なスペースを確保しなければならないからです。

例えば、車いすは段差を解消したり引き戸にしないと、自宅の中で動きづらい側面があります。バリアフリーリフォームで段差の解消や引き戸などにすれば、必要になり次第すぐに介護しやすくなります。

バリアフリーリフォームの必要度チェック

バリアフリーリフォームの実施を検討中なら、判断材料の1つとして必要度チェックをしましょう。次の項目を確認して1つでも当てはまる場合には、安全面を考慮してバリアフリーリフォームを前向きに検討するのが賢明です。

バリアフリーリフォームの必要度チェック
  • 段差がある
  • 階段の上り下りが危ない
  • 浴室が滑りやすい
  • ドアの広さに不便さを感じる
  • 手すりがない
  • 立ち上がりに困難を感じる

転倒や階段の踏み外しが起こると、ケガのリスクがあります。十分な広さの通路を確保したり自力で生活ができるような環境を整えていれば、介護を必要としない場合もあります。

上記6項目の必要度チェックを参考に、バリアフリーリフォームの実施を検討しましょう。

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バリアフリーリフォームにかかる費用

バリアフリーリフォームには、次のような費用がかかります。

スクロールできます
バリアリフォームの内容費用相場
段差の解消・部屋や玄関にスロープの設置:1~20万円程度/箇所
・屋外スロープを設置:30~60万円程度/箇所

・ウッドデッキの設置:50~200万円程度/箇所
・床の嵩上げ:20~200万円程度/箇所
手すりの設置・廊下1万円程度/m
・階段5~10万円程度(片側)
・浴室・トイレ(I型またはL型)3万円程度/箇所
床材の変更・複合フローリング重ね張り2~5万円/畳
・複合フローリング張り替え3~6万円/畳
・クッションフローリング重ね張り0.5~1万円/畳
・クッションフローリング張り替え1~2万円/畳
引き戸へ交換・室内10~40万円程度
・玄関30~60万円程度
間取りの変更・部分的な壁の撤去なら20~50万円程度
・規模に応じて100~500万円程度
・大規模の場合はスケルトンリフォームを実施し、1000万円以上

バリアフリーリフォームは、施工場所や施工面積により費用が大きく異なります。自宅にあうバリアフリープランや詳細の費用を知りたい場合には、リフォーム業者に現地調査を依頼するのが賢明です。

バリアフリーリフォームの内容

ここからは、バリアフリーリフォームの実施すべき内容を、5つにまとめて紹介します。

段差の解消

段差の解消

バリアフリーリフォームでは、段差の解消が可能です。段差を解消すれば、転倒防止や移動の簡便さを期待できます。

年齢を重ねると小さな段差でつまづきやすくなるうえに足腰の自由が効かなくなるため、安心で安全な生活を整えるのが賢明です。

たとえば、部屋と廊下の境に段差がある場合には、スロープを設置したり、場合によっては廊下の床を嵩上げします。小さな段差でも転倒リスクがあることから、段差の解消をするバリアフリーリフォームの実施をおすすめします。

手すりの設置

手すりの設置

手すりの設置も、バリアフリーリフォームの1つです。手すりを設置すれば、転倒や事故の防止になります。

手すりは、浴室やトイレ、階段付近など立ち上がる場合や昇降の際に補助として使われます。階段では両側に手すりの設置が理想であるものの、難しい場合には利き手側に取り付けましょう。

トイレは、立ち座りをサポートするため、実際に座りながら場所を決めて両側に手すりの設置が理想です。浴室では濡れた床での転倒を防ぐなら入口付近へ、浴室の立ち座りなら壁への設置をおすすめします。

手すりの設置は、使いやすい位置に取り付けるようにするのが賢明です。

床材の変更

床材の変更

バリアフリーリフォームでは、床材の変更もできます。床材を変更すると、滑りづらくなり転倒を防げます。

床材を変更するなら、車いすの生活でも移動がしやすい複合フローリングやクッションフローリングがおすすめです。上記の床材は車いすでも動きやすい固さでありながら、クッション性や防水性があります。

とくに、洗面台や浴室付近など水回りでは滑る可能性が高いため、床材を変更し滑りづらくするのが賢明です。床材を選ぶ際には色やデザインにこだわり、自宅の雰囲気とあうものを選ぶといいでしょう。

引き戸へ交換

引き戸

バリアフリーリフォームで、引き戸へ交換することも可能です。引き戸へ交換すると、軽い力で開閉が可能であるうえに、車いすでも移動しやすくなります。

また、引き戸は換気時に風が強い日でも閉まる恐れがない点で安心感もあります。引き戸へ交換するなら、車いすでも通りやすいように広めの幅にするのがおすすめです。

利便性や安全面を考慮する場合には、バリアフリーリフォームでドアを引き戸へ交換するのが賢明です。

間取りの変更

間取りの変更

間取りの変更も、バリアフリーリフォームの1つです。間取りの変更をすれば、室内の移動を最小限に抑えられて自力で生活がしやすくなります。

間取りを変更する場合には生活動線を検討し、移動距離を短くする工夫が必要です。たとえば、寝室の近くにトイレを設置したり、1階に寝室を作りワンフロアで生活することもおすすめします。

間取りを変更して生活がしやすくなると満足度が高まるため、バリアフリーリフォームの検討をしましょう。

バリアフリーリフォームの事例

実際のバリアフリーリフォームの事例を確認すれば、イメージが湧いて実施しやすくなります。そこで、ここからはバリアフリーリフォームの事例を、3つ紹介します。

【東京都/2,824万円】

居住者の身体状況を配慮し、間取りを変更したバリアフリーリフォーム事例です。

もともとは二世帯住宅の2階部分に住んでいたものの、1階が空き部屋になり居住場所を1階に移しました。居住者の身体状況に配慮して、バリアフリーな設計で依頼しています。

生活動線も検討しており、寝室からトイレ・洗面台・浴室まで連続した動線を確保しました。また、リビングの床と高さを揃えたウッドデッキを設置して、外への移動もできます。

【東京都/780万円】

白を基調とした明るい空間に仕上げたバリアフリーリフォーム事例です。

打ちっぱなしコンクリート風の壁とリビングにある青の壁面が少し変わっている印象を与えます。床はグレーのフローリングであり、段差を解消しフラットに仕上げました。

また、寝室はリビングの引き戸を空ければ、一体感のある空間です。リビングと寝室の移動が楽になるようバリアフリーな設計にしています。

【東京都/1,434万円】

間取りを変更し水回りを集中させつつ、段差を解消させたバリアフリーリフォーム事例です。浴室を移動させるためスケルトンリフォームで間取りを変更しました。

キッチンを前に出して、集中させた水回りで回遊動線を確保して、家事の効率や生活のしやすさもアップしています。また、以前はトイレに段差があったものの、リフォームにより段差を解消して転倒を防止しています。

バリアフリーリフォームを実施した人の体験談

ここからは、バリアフリーリフォームを実施した人の体験談を紹介します。実際に経験した人のなかには、次のような経験をした方もいます。

今日は主人の誕生日。

私と主人の年齢差はかなりあるので今回浴室のリフォームでバリアフリーに出来たのは良かったかな?

足、腰の骨折をした方にはわかるかと思いますが

浴室は狭い方が動線が短くて助かるんですよね。

今回、浴室のリフォームで

バリアフリーに出来て

更に浴室乾燥機をつけた事で

引用:X

介護の為に家のアチコチをバリアフリーにリフォームしておいて良かったと実感しているなう😭

時々邪魔だと思うし、時々物を掛けたりもしちゃうけど、ありがとう手摺りさん!!!🙏

(我が家のトイレは車椅子でも入れるように引き戸だし、手摺りもブザーもあるよ✌)

引用:X

バリアフリーリフォームでは、通路は広い方が良いものの、浴室内は狭い方が動線が短くて安全と感じる方もいます。また、トイレを引き戸にしたことで、将来的に車いすになろうとも生活ができるため安心感が得られるのです。

バリアフリーリフォームを検討中の方や実施内容に悩む場合には、体験談を参考にしたりリフォーム会社へ相談しましょう。適切なバリアフリーのリフォームプランが分かり、失敗や後悔を防げます。

バリアフリーリフォームでよくある失敗

バリアフリーリフォームをするなら、実施後に後悔したくないと感じる方も多いはずです。そこで、ここからはバリアフリーリフォームでよくある失敗を、3つ紹介します。

必要な手すりの位置・数が違った

必要な手すりの位置や数が違うことは、バリアフリーリフォームでよくある失敗の1つです。手すりが必要になる前に設置すると、不要な場所や方向に取り付けてしまうこともあります。

とくに、トイレといったそれほど広くない空間に手すりを設置する際には注意が必要です。トイレに不要な手すりがあることで邪魔に感じたり、介護がしづらくなることもあります。

また、右利きだからといって右側に手すりを付けたところ、右手が不自由になることもあるのです。手すりの設置は必要になり次第、使用者の身体状態にあわせて設置することをおすすめします。

スロープの幅が狭かった

バリアフリーリフォームでは、スロープ幅が狭いといった失敗もあります。スロープ幅が狭いと、使用する車いすが通れないこともあるのです。

車いすには、電動やリクライニングなどさまざまな種類があります。具体的に、国土交通省の資料によると、車いすの幅は540 mmから680 mmとさまざまです。

実際に使用する車いすがわからないうちにスロープを設置すると、幅が狭く通れないことになりかねません。そのため、スロープはJIS規格の700 mm以上にするか使用する車いすの幅を確認してから設置するのが賢明です。

段差への対策が足りなかった

バリアフリーリフォームのよくある失敗の1つに、段差への対策不足もあります。年齢を重ねると筋力や視力が低下して、小さな段差でも転倒する恐れがあり注意が必要です。

廊下と室内の境にある段差を解消しても、床と厚手の絨毯との段差が残されている可能性があります。今までは何も感じない小さな段差でも、身体の状態次第では障害物になりつまづく可能性があるのです。

大きな段差に目が行きがちであるものの、小さな段差にも注意して対策することをおすすめします。

バリアフリーリフォームの費用を抑える方法

バリアフリーリフォームをする場合には、可能な限り費用を抑えて実施したいと感じるでしょう。そこで、ここからはバリアフリーリフォームの費用を抑える方法を、2つ紹介します。

バリアフリーリフォームの費用を抑える方法

補助金を利用する

バリアフリーリフォームの費用を抑える方法の1つに、補助金の利用があります。バリアフリーリフォームでは、次のような補助金の利用が可能です。

スクロールできます
補助金の種類詳細補助の上限額
子育てグリーン住宅支援事業断熱リフォームやエコ住宅設備の設置などと同時に実施する場合に限る60万円
介護保険による住宅改修要支援や要介護の区分にかかわらず定額18万円
自治体が実施するバリアフリーリフォームの補助金自治体による自治体による

子育てグリーン住宅支援事業は、リフォーム業者が補助金の申請を行います。ただし、介護保険を利用する場合にはケアマネージャーと相談のうえ、利用者が申請を行わなければなりません。

また、自治体が実施する補助金では公式サイトを確認して、実施の有無や利用条件を確認するのが賢明です。

減税制度を活用する

減税制度を活用することも、バリアフリーリフォームの費用を抑える方法の1つです。バリアフリーリフォームでは、次のような減税制度を利用できます。

減税制度控除額
所得税最大60万円
固定資産税リフォームの翌年は前年の1/3に減税

減税制度は、いずれもリフォームの翌年に納税額が安くなります。所得税は確定申告で、固定資産税は各自が自治体に申告します。バリアフリーリフォームを実施したら、確実に申告しましょう。

バリアフリーリフォームならリノベーションハイムにご相談ください

リノベーションハイムの施工事例

バリアフリーリフォームの検討中なら、実績が豊富なリノベーションハイムにお任せください。

リノベーションハイムは50年以上のリフォーム実績があり、豊富な経験と知見があります。お客様の希望に合うプランはもちろん、補助金を活用したプランなど、さまざまなプランのご提案が可能です。

適切なバリアフリーリフォームプランの提案なら、ぜひリノベーションハイムにご相談ください。お問い合わせをお待ちしています。

まとめ

本記事では、バリアフリーリフォームにかかる費用を、リフォーム内容や事例を交えて紹介しました。年齢を重ねたり筋力や視力が低下すると、小さな段差でもつまづく可能性があるため、段差の解消が必要です。

加えて、バリアフリーリフォームを実施すれば自力での生活もしやすくなり、自分らしく暮らせます。

転倒防止や手すりの設置などを行い、いつまでも自分らしい生活を希望するなら、リノベーションハイムにご相談ください。悩みや不安点を解消し、適切なバリアフリーリフォームプランの提案を行います。

本記事があなたのお役に立てることを願っております。

本記事の解説内容に関する補足事項

本記事は、1都3県(東京・神奈川・千葉・埼玉)で住まいのリフォームを行う「リノベーションハイム」を運営する東京セキスイファミエス株式会社が制作しています。

当メディア「リノベーションハイム」を運営する東京セキスイファミエス株式会社は「全国コンテスト」の受賞歴が多数あり「TVチャンピオン」などのメディアにも出演しています。

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