エアコンが効かない…!鉄骨住宅が暑い本当の理由と効果的な対策6選

主婦Aさん

なぜ鉄骨造の住宅は暑いの?
鉄骨造の住宅におすすめな暑さ対策が知りたい!

鉄骨造は強度が高く、耐火性や耐久性にも優れる点で安心感を感じている方もいるでしょう。しかし、安全に暮らせる環境に満足しつつも、鉄骨造の住宅に住んでエアコンが効かずに暑いと感じている方も少なくないはずです。

鉄骨造の住宅で夏を快適に暮らすには、建物の構造に合わせた対策が欠かせません。とはいえ、暑さ対策といわれても、具体的に何をすればいいかわからない方がほとんどのはず。

そこで本記事では、鉄骨造の住宅が暑い理由と効果的な対策を紹介します。あわせて、暑さ対策実施者の体験談や断熱リフォームで利用できる補助金と減税制度も解説するので、ぜひ参考にしてください。

この記事の要約
  • 鉄骨造は非常に熱を伝えやすく、天井や壁を通じて室内が暑くなるためエアコンが効きづらい
  • 鉄骨造の住宅が暑いのは、鉄が熱を伝えやすいことや断熱性が低いことが理由
  • 鉄骨造におすすめな暑さ対策には、断熱材の充填や窓の断熱性を高めるといった方法がある
  • より効果的に断熱性を高めるには断熱材を厚めにしたり、すき間なく充填することが大切

※なお、本記事では環境省の「先進的窓リノベ2025事業」や国土交通省の「子育てグリーン支援事業」の情報を参考に記事を制作しています。

井東祥郎 監修者

一級建築士 / 一級建築施工管理技士

井東祥郎

東京セキスイファミエス技術責任者
セキスイハイムの新築設計担当として27年間従事。現在は技術責任者として、お客様のリフォームの設計・施工に貢献している。

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目次

鉄骨造の住宅は暑くてエアコンが効かないって本当?

鉄骨造の住宅は暑くて、エアコンが効かないということは事実です。鉄骨造の素材である鉄は非常に熱を伝えやすく、天井や壁を通じて室内が暑くなるため、木造住宅よりもエアコンが効きづらいのです。

近年は30℃以上の暑い時間帯が長く、朝から夜まで外気の熱が室内へ伝わり続けます。そのため、エアコンをつけても1日中鉄骨からの熱が室内に入り続けて、室温が下がりづらいのです。

だからこそ、鉄骨造の住宅で快適な室内にするには暑さ対策が欠かせません。まずは、鉄骨造が暑い理由を知り、適切な対策を取ることが必要です。

鉄骨造の住宅が暑い4つの理由

ここからは、鉄骨造の住宅が暑い理由を、4つにまとめて紹介します。

鉄が熱を伝えやすいから

鉄が熱を伝えやすいことは、鉄骨造の住宅が暑い理由の1つです。鉄が熱を伝えやすいことにより、外気の影響を受けた鉄骨造の構造部が室内側に熱を放出するため暑く感じます。実際に、鉄と木材の熱伝導率は次のような違いがあります。

素材熱伝導率W/mK(ワット/メートル・ケルビン)
83.5
木材0.15~0.25
参考:大阪教育大学

熱伝導率が大きいほど熱を伝えやすい性質があり、木造よりも鉄骨造の住宅が暑くなりがちです。つまり、外気が暑いほど構造部である鉄骨造は熱くなり、室内側に熱を放出することから、鉄骨造の家は暑く感じます。

鉄骨フレームは気密施工が難しいから

鉄骨造の住宅が暑いのは、鉄骨フレームは気密施工が難しいといった理由もあります。鉄骨フレームに断熱材を充填させると、すき間が生じやすいため熱が室内に伝わり室温が上がりやすいのです。

鉄には、膨張と収縮を起こしやすい性質があります。気温が高い時は膨張して低いと収縮が起こり、鉄骨フレームと断熱材にすき間が生じやすいのです。断熱材にすき間があると、十分な断熱性能を期待できません。

鉄骨フレームへの断熱材の気密施工には、工夫が必要です。実績や知見のある業者に断熱材の充填を依頼しなければ、断熱効果が得られないので注意しましょう。

ヒートブリッジ現象が起こりやすいから

鉄骨造の住宅が暑いのは、ヒートブリッジ現象が起こりやすいことも理由の1つです。ヒートブリッジ現象が起こると、夜間でも室内側に熱を放出し続けて室温が上がります。

ヒートブリッジ現象とは、熱伝導率の高い鉄が大幅に温度上昇することです。とくに、夏場は気温が高く、ヒートブリッジ現象が起こりやすくなります。

日中に構造部の鉄が蓄えた熱は夜でも暑い状態を維持し、室内側に熱を放出し続けるのです。夕方以降、気温が下がっても構造部の鉄には熱が蓄えられており、室内側に放出することから鉄骨造の住宅は暑く感じます。

断熱性が低いから

鉄骨造の住宅が暑い理由の1つに、断熱性が低いこともあげられます。断熱性が低いと外気の熱を防ぐ手段がなく、室内に伝わりやすいのです。

夏は日照時間が長いうえに気温も高いからこそ、建物の構造部に熱が入り込み続けます。そのため、断熱性の低い鉄骨造の住宅で冷房を使用しても鉄骨部分から室内への熱の放出があり、室内がそこまで冷えません。

鉄骨造の住宅では断熱性を高めなければ、外気の熱が室内に伝わり続け、室温が上昇し暑く感じるのです。

鉄骨造の住宅でおすすめな暑さ対策6選

鉄骨造の住宅が暑い理由をおさえたところで、暑さ対策のなかから実施可能なものを選ぶ必要があります。そこで、ここからは鉄骨造の住宅でおすすめな暑さ対策を、6つ紹介します。

断熱材を充填する

鉄骨造の住宅でおすすめな暑さ対策は、断熱材を充填することです。断熱材を充填していない、または性能が劣化している場合は、新しい断熱材を充填することが最初に必要な対策です。

断熱材を充填することで、構造部の鉄から室内側へ熱が伝わるのを防げます。構造部の鉄から室内へ熱を伝えづらくするには、外気の影響が大きい天井や床、壁への断熱材の充填が欠かせません。

断熱材の充填方法は複数あるため、希望や要望を伝えてリフォーム業者と相談するのが賢明です。

窓の断熱性を高める

窓の断熱性を高めることも、鉄骨造の住宅でおすすめな暑さ対策の1つです。窓から熱の出入りが多いため、窓の断熱性を高めると暑さ対策になります。窓の断熱性を高めるには、次のような方法があります。

窓の断熱性を高める方法
  • 内窓の設置
  • ペアガラスへの交換
  • 窓サッシの交換

ただし、マンションでは窓を共用部にする場合があるため、管理規約の確認が必須です。窓が共用部の場合には、ペアガラスや窓サッシの交換に許可が必要になる、または実施できないこともあります。

内窓なら既存窓の室内側に新しい窓を設置するため、マンションでも実施可能です。マンションにおける窓の断熱性向上にはさまざまな制約があることに注意が必要です。

屋根・外壁に遮熱シートを設置する

鉄骨造の住宅におすすめな暑さ対策には、屋根や外壁に遮熱シートを設置することもあげられます。戸建ての屋根や外壁に遮熱シートを設置すると、外気の熱を反射するため室内が暑くなりづらいのです。

日当たりが良い住宅では、屋根や外壁に遮熱シートを設置すると効果があります。遮熱シートは、屋根や外壁に直接貼り付けることが可能です。ただし、見た目が悪いことから屋根材の下や外壁の中に設置するなど施工方法を検討しましょう。

遮熱シートを設置する際には、リフォーム会社への相談が必要です。

遮熱カーテンに交換する

遮熱カーテン

遮熱カーテンに交換することも、鉄骨造の住宅におすすめな暑さ対策の1つです。遮熱カーテンを設置すると、窓から入る熱を反射させるため室温上昇を防げます。

ただし、遮熱カーテンを引けば室温が上がりづらくなるものの、室内が暗くなることは避けられません。日中でも電気を付けることが必要になります。

気分を上げるためにも、好みの色や柄の遮熱カーテンを選ぶのが賢明です。遮熱カーテンはホームセンターで購入が可能であり、サイズもさまざまなものが販売されています。まず、日当たりの良い大きな窓に設置して効果を確かめることも重要です。

最新のエアコンを設置する

エアコン

鉄骨造の住宅におすすめな暑さ対策の1つに、最新のエアコンを設置することもあります。最新エアコンには高性能センサーやAIが搭載されており、快適な室温を維持しやすいのです。

高性能センサーは感度が高く、室温の変化に対応して自動的に快適な室温にしてくれます。また、AIはエアコンを運転するほど、好みの室温や湿度を学習して心地よい空間を作れるのです。

近いうちにエアコンの交換をするのなら、高性能センサーとAIが搭載されているものを選ぶことが賢明です。

サーキュレーターで室内の空気を循環させる

サーキュレーター

鉄骨造の住宅におすすめな暑さ対策に、サーキュレーターで室内の空気を循環させることもあげられます。窓を2か所以上開けてサーキュレーターを窓に向けて設置し、熱を窓から逃がすと暑さが軽減しやすくなるのです。

室内に留まる熱は、窓から逃がせます。サーキュレーターは扇風機とは異なり、空気を循環させることが可能です。

360度回転できるサーキュレーターもあり、大きな部屋でも空気を循環できます。サーキュレーターで室内の熱を窓から外に逃がすと、暑さを緩和できることも覚えておきましょう。

鉄骨造の住宅で暑さ対策を実施した人の体験談

ここでは、鉄骨造の住宅の暑さに耐えかねて、実際に対策を講じた人の体験談を紹介します。

賃貸でも戸建てでもなく高気密高断熱の家一択だよ

引用:はてな

築30年近い鉄骨造賃貸アパートの窓に大量の断熱材(プチプチのような薄いものではなく、10mm厚くらいのもの)を貼り付けただけで格段に快適性が上がり、光熱費も下がったので、この投稿には非常に信憑性を感じる。

引用:X

今の家は2012築の鉄骨造で、窓YKKapの2重ガラス?のやつなんですが、これかなりいいですね。断熱効果がかなりあるし、日射もカットしている気がする。

引用:X

鉄骨造の住宅では、断熱材の充填や窓の断熱性能向上により、暑さが軽減したといった口コミが多くあります。鉄は熱を伝えやすいからこそ室内は暑くなりがちであるものの、断熱リフォームの実施により暑さを軽減できるのです。

鉄骨造の住宅で暑さにお困りなら、断熱リフォームの実施を検討するといいでしょう。

鉄骨造の住宅でより確実な暑さ対策は断熱リフォーム

断熱リフォームの様子

鉄骨造の住宅でより確実な暑さ対策を実施するなら、断熱リフォームを行うのが賢明です。床や壁などに断熱材の充填や窓の断熱リフォームを実施すると、室内へ熱を伝えづらくなり暑さを解消できます。

鉄骨造の住宅では、構造部の鉄が熱を非常に伝えやすい性質があります。そのため、外気で温められた鉄は室内側で熱を放出するものの、室内へ熱を伝えないようにすると暑さが和らぐのです。

そこで、室内へ熱を伝えづらいようにするのが、断熱リフォームです。とはいえ、周辺の環境や建物の向きにより、優先的に実施すべき断熱リフォームは住宅ごとに異なります。

断熱リフォームを検討するならリフォーム会社に現地調査をしてもらい、より効果的な場所で実施するのが賢明です。

鉄骨造の住宅でより効果的に断熱性を高めるコツ

鉄骨造の住宅は暑いからこそ、断熱リフォームを実施するなら効果を期待するでしょう。そこで、鉄骨造の住宅でより効果的に断熱性を高めるコツを、3つにまとめて紹介します。

断熱材はすき間なく充填する

鉄骨造の住宅でより効果的に断熱性を高めるなら、断熱材をすき間なく充填することが重要です。断熱材にすき間が生じると熱がすき間を通り室内へ入り込むため、十分な断熱性能を得られません。

加えて、断熱材にすき間があれば、断熱材間で温度差を生じて結露が発生しカビの原因になります。そこで、断熱材をすき間なく充填するには、発泡性ウレタンフォームがおすすめです。

発泡性ウレタンフォームなら吹き付け施工が可能であり、気密施工ができます。鉄骨造で生じる鉄の膨張と収縮にも対応しやすいため、断熱材をすき間なく充填するにはおすすめの施工方法です。

断熱材を厚めにする

断熱材を厚めにすることも、鉄骨造の住宅でより効果的に断熱性を高めるコツの1つです。鉄は熱を伝えやすいため、断熱材を厚くして室内へ熱を伝えづらくすると、断熱性能を高められます。

鉄骨造に断熱材を充填する際には、床や壁は100mm以上、天井は150mm以上がおすすめです。住宅の暑さは屋根から伝わる熱の影響が強いため、屋根に近い天井への断熱材はより厚くすると効果があります。

鉄骨造の住宅でより断熱性能を高めるなら、リフォーム会社と相談のうえで可能な限り厚めに断熱材を充填するのが賢明です。

断熱材と内装材の間に空気層を作る

鉄骨造の住宅でより効果的に断熱性を高めるには、断熱材と内装材の間に空気層を作ることが必要です。空気層を設ければ、室内へ熱の移動がしづらくなり断熱性が高まります。

空気は熱を伝えづらい物質であるため、断熱材と内装材の間に空気層を設けると室内へ熱が入り込むのを防ぎやすくなるのです。まるで魔法瓶のように、外気の影響を受けずに快適な室温を維持できるようになります。

鉄骨造の住宅では、空気層の設置により熱の移動を防げれば、断熱性を高めることが可能です。

断熱リフォーム実施の際には補助金と減税制度を活用しよう

断熱リフォームの実施で補助金と減税制度を利用すると、施工費用や納税額を低く抑えられるため、活用するのが賢明です。断熱リフォームを行えば、次のような補助金と減税制度を利用できます。

断熱リフォームの実施で利用できる減税制度

断熱リフォームでは、国と自治体で実施する補助金は併用できることが多いため、双方から補助してもらうのが賢明です。自治体が実施する補助金は、各公式サイトに詳細が記載されているので確認しましょう。

また、断熱リフォームで利用できる減税制度では、対象工事が省エネになります。断熱リフォームと合わせて耐震工事も実施した場合には、所得税減税の併用が可能です。詳しくは国土交通省の公式サイトをご覧ください。

断熱リフォームならリノベーションハイムにご相談ください!

鉄骨造の住宅で断熱リフォームを実施するなら、リノベーションハイムにお任せください。鉄骨造の住宅で床・壁・天井に断熱材を充填するには、実績と知見が必要です。

せっかく鉄骨造の住宅に断熱材を充填してもすき間があれば、十分な断熱性能を得られません。そのうえ、断熱材に温度差が生じて結露が発生し、カビが生える可能性があるのです。

リノベーションハイムなら鉄骨造の住宅への断熱リフォーム実績が豊富であり、お客様からの評価もいただいております。安心で安全に断熱リフォームの施工ができるため、ぜひご相談をお待ちしております。

まとめ

本記事では、鉄骨造の住宅が暑い理由とおすすめな暑さ対策を紹介しました。鉄骨造の住宅は構造部の鉄が熱を伝えやすい性質があり、夜でも室内側に熱を放出し続けます。

そのため、夜でも室内は暑くなりやすい側面があります。鉄骨造の住宅で快適な室温で生活をするには、断熱リフォームが欠かせません。ただし、鉄は収縮と膨張が起こりやすく、断熱材を施工するには実績や知見が必要です。

そこで、鉄骨造の住宅への断熱リフォーム実績が豊富なリノベーションハイムにお問い合わせください。現地調査を行い、要望を聞いたうえで適切な断熱リフォームのプランを提案いたします。

本記事があなたのお役に立てることを願っております。

本記事の解説内容に関する補足事項

本記事は、1都3県(東京・神奈川・千葉・埼玉)で住まいのリフォームを行う「リノベーションハイム」を運営する東京セキスイファミエス株式会社が制作しています。

当メディア「リノベーションハイム」を運営する東京セキスイファミエス株式会社は「全国コンテスト」の受賞歴が多数あり「TVチャンピオン」などのメディアにも出演しています。

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