
家の暑さ対策って何がある?
家の暑さを和らげて快適に生活したい!
夏が近づくと、だんだん室内が暑いと感じることが多くなるでしょう。何かしらの対策をしたいものの、どうすればいいかわからずに困っている方もいるはずです。
ただし、家の暑さ対策を知っただけでは「実際に暑さは解消するの?」と疑問をもちかねません。家の暑さ対策の実施に納得感を得られるよう実施者の感想も確認すれば、より確実な対策ができます。
そこで、本記事では家の暑さ対策を、実施者の口コミ・評判を紹介します。あわせて、家が暑い原因や暑さ対策を成功させるコツ、注意点も解説するので、ぜひ参考にしてください。


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家が暑い主な原因
家の暑さ対策を行うには、まずは家が暑くなる原因を知る必要があります。そこで、ここからは家が暑い主な原因を、3つにまとめて紹介します。
住まいの断熱性が低い


住まいの断熱性が低いことは、家が暑い主な原因の1つです。住まいの断熱性が低いと、外気の熱が室内へ伝わりやすくなり、次第に家が暑くなります。
住まいの断熱性が低いのは、断熱材の無充填や劣化が原因です。もし、性能の高い断熱材が充填されていれば、外気の熱が入り込んだとしても室内へ熱が伝わりづらくなります。
外気の熱が室内へ伝わらないと、外が暑くても室内は快適な室温を維持しやすいのです。家が暑いと感じるなら、住まいの断熱性を確認することをおすすめします。
家の中の空気がこもっている
家の中の空気がこもっていることも、家が暑い主な原因の1つです。家の中の空気がこもっていると、湿度が上がるうえに温度ムラが生じて暑く感じやすくなります。
家の中に空気がこもるのは、換気が不十分だからです。室内に人がいるほど汗や呼吸により湿度が上がり、放出する熱により室温も上がります。
室内にこもった空気を外へ逃がすには、窓を開けて換気するのが賢明です。また、換気システムを導入すると、窓を開けることなく新鮮な空気を室内へ取り込めます。
家の換気をしないと暑く感じやすくなるため、定期的な換気が欠かせません。
日当たりの影響


日当たりの影響も、家が暑い主な原因の1つです。日当たりが良好な家ほど、直射日光の熱を建物が吸収しやすく、室内が暑くなります。
南向きに大きな窓がある家や周辺に高い建物がない家などでは、日当たりが良好です。とくに、夏は太陽の高度が高く長時間、強い日差しが家を照らします。
日当たりが良い家では屋根や壁、窓から熱が入り込みやすく、次第に室温が上がるのです。家が暑くならないように、断熱や遮熱を行い室内へ熱を伝えづらくすることをおすすめします。
家の暑さ対策一覧
家の暑さ対策には、次の10個の方法があります。
- 換気する
- カーテンを閉める
- 室内の空気を循環させる
- 観葉植物を置く
- サンシェードを設置する
- 断熱シートを窓に貼る
- 打ち水をする
- 冷感グッズを使う
- 冷房を使う
- 断熱性を高める
家が暑い場合には上記の対策を行うと、解消しやすくなります。換気や空気の循環で熱を逃がしたり、サンシェードで日よけを作るといった対策をしましょう。
室内外の暑さ対策のみならず、冷感グッズや冷房を適切に使うことも暑さ対策になります。ただし、暑さを感じる場所や建物の構造次第では、効果的な対策が異なってきます。
そこで、次の見出しでは場所別・構造熱におすすめの暑さ対策を紹介します。
【場所別】おすすめする家の暑さ対策
家の暑さ対策を解説したところで、おすすめな家の暑さ対策を場所別に紹介します。
戸建ての2階


戸建ての2階の暑さ対策には、屋根や天井に断熱材を充填するのがおすすめです。2階は屋根に近く、日中に温められた屋根からの熱が室内に入り込むことで、2階が暑くなります。
屋根は家の中で最も高い位置にあり、日差しの影響を受けやすい場所です。屋根に熱がたまると、室内側に熱を放出します。
そこで、屋根に近い屋根裏や天井に断熱材を充填させると、室内へ熱を伝えづらくなるため、家の暑さ対策になるのです。屋根や天井に断熱材を充填させるには、次の方法があります。
屋根や天井に断熱材を充填させる方法 | 費用 |
---|---|
点検口からもぐり、屋根や天井に断熱材を充填させる | 約1万円/㎡ |
天井をはがして、断熱材を充填させる | 約2万円/㎡ |
点検口からもぐれても、作業スペースがなければ断熱材を充填できない場合もあります。屋根や天井への断熱材の充填方法は、業者と相談して決めましょう。
なお、より詳しく2階の暑さ対策を知りたい方は次の記事も参考にしてください。


窓


窓の暑さ対策は、内窓の設置が有効です。内窓を設置すれば断熱効果を高めつつ、防犯対策や防音対策も期待できます。
内窓とは既存窓の室内側に新たな窓を設けて、二重窓にすることです。内窓の設置には窓枠のスペースを確保しなければなりません。もし窓枠のスペースが足りない場合には、奥行きを延長させる部材を使い調節を行います。
内窓を設置すると既存窓との間に空気層ができるため、熱を伝えづらくなるのです。かつ、二重窓になることで防犯対策や防音対策にもなります。
内窓を設置にかかる費用は、約10万円/枚です。内窓は窓から入る熱を室内へ伝えづらくするため、家の暑さ対策になります。
なお、より詳しく窓の暑さ対策を知りたい方は次の記事も参考にしてください。


マンション


マンションの暑さ対策は、天井や壁、床などに断熱材を充填するのが効果的です。マンションは構造材が熱を蓄えやすいため、断熱材を充填すれば暑さを和らげます。
マンションは鉄筋コンクリートで建設されることが多く、コンクリートには熱を蓄えやすい作用があります。日中に温められたコンクリートの熱は逃げづらく、夜でも熱い状態が続くのです。
そのため、天井・壁・床にすき間なく断熱材を充填することが欠かせません。断熱材の充填は種類により費用が異なるものの、マンションの場合は内装材をはがす必要があり、約2万円/㎡かかります。
断熱材の充填によりコンクリートに蓄えられた熱が室内へ伝わりづらくなれば、マンションの暑さ対策になります。
また、より詳細にマンションの暑さ対策を知りたい方は次の記事も合わせてご一読ください。


戸建ての3階
戸建て3階の暑さ対策は、屋根材の変更や断熱塗料の塗布がおすすめです。戸建ての3階は高く、直射日光の影響を受けやすいため屋根の断熱性を高めると暑さを解消しやすくなります。
屋根の断熱性を高めるには、次のような方法があります。
屋根の断熱性を高める方法 | 費用 |
---|---|
既存屋根を撤去したのちに、断熱性の高い屋根に張り替える | 約200万円 |
既存屋根の上に断熱性の高い屋根をかぶせる | 約150万円 |
既存屋根に断熱性の高い塗料を塗布する | 約100万円 |
屋根を二重にかぶせると屋根が重くなり、耐震性が低下を招く可能性があり注意が必要です。屋根の断熱性が高まれば室内へ熱を伝えづらくなり、戸建て3階の暑さ対策になります。
【構造別】おすすめする家の暑さ対策
つづいて、おすすめする家の暑さ対策を、建物の構造別に紹介します。
鉄骨造の家


鉄骨造の暑さ対策は、各場所への断熱材の充填がおすすめです。鉄骨は熱を非常に伝えやすい素材であり、日光の熱が構造材を温めると室内へ熱が入り込み、暑く感じます。
鉄骨造の家では、熱を室内へ伝えづらくすることが重要です。そのため、床・天井・壁に断熱材をすき間なく充填すると室内が暑くなりづらくなります。
かつ、地域や住宅の種類によるものの、断熱材の厚さにこだわることも欠かせません。日本建材・住宅設備産業協会によると屋根は20cm以上、壁は10〜15cmで床は5cm以上の断熱材を充填するのが目安です。
鉄骨造の家では床・壁・天井などに適切な厚さの断熱材を充填すれば、室内の暑さを解消しやすくなります。
木造の家


木造の家の暑さ対策は、気密性と断熱性を高めつつ、換気排熱ファンを導入すると効果的です。気密性と断熱性を高めると、室内外へ熱の出入りが起こりづらくなります。
また。換気排熱ファンは上に溜まる暑い空気を外へ排出できるため、2階が暑くなりにくくなるのです。
とくに築年数の古い木造の家は気密性が低く、すき間風が入りやすい設計であることが多いです。家の気密性が低いと、外気の影響を受けやすく室内が暑くなります。
気密性を高めるには、すき間なく断熱材を充填したり、玄関ドアの交換や内窓の設置が効果的です。加えて、換気排熱ファンは2階の天井に取り付け、専用スイッチを設置して空気の流れができるのかを確認します。
木造の家では築年数の古い家ほど、気密断熱リフォームと換気排熱ファンの導入で室内の暑さが緩和されやすいのです。
断熱材がない家
断熱材がない家の暑さ対策は、各場所への断熱材の充填が効果的です。家に断熱材を充填すると、外気からの熱を室内へ伝えづらくなり、室内が暑くなりにくくなります。
断熱材がない家は、熱をさえぎるものがないため外気の熱が直接的に室内へ伝わります。外気の熱が室内へ入り込みやすい天井・壁・床などに断熱材を充填すると、室内へ熱を伝えづらくなり、暑さが和らぐのです。
断熱材には種類があり、地域や住宅の構造により適切なものが異なります。リフォーム業者と相談し、適切な断熱材を選ぶのが賢明です。
なお、断熱材がない家の暑さ対策をより詳しく知りたい方は次の記事も参考にしてください。


家の暑さ対策実施者の口コミ・評判
ここでは、実際に家の暑さ対策を実施した人のリアルな体験談を紹介します。
何回も言うけど、夏の暑さは70%窓から来る。エアコン売ってる僕がオススメするなら30万の高機能エアコンより『ノーマルエアコン+内窓』一回つければ…ランニングコスト0円で「断熱」「防音」「結露対策」もできて、冷えて節電。しかも今なら補助金貰える。通称コスパの神。窓を制するものは家を制す。
引用:X
今日の長岡の最高気温30度らしい…雪国は寒さ対策で家の窓二重ガラス+外壁断熱材がデフォだけど暑さ対策にも良いのだよねwwだから今日窓開けてないけど快適ww
引用:X
家の屋根を直して貰ってついでに断熱効果の高いのにして貰ったのだが、変えた頃から気温が阿呆のように上がって効果のほどがよく判らなかった。
暑さに慣れてきて気が付いたらやっぱ涼しいとまでは行かないけど例年より暑くない!凄いな科学と技術!ありがとう工務店さん✨
引用:X
窓や屋根を断熱リフォームすると例年よりも暑さが和らぎ、快適に過ごしやすくなります。加えて、断熱リフォームは夏の暑さのみならず、冬の寒さにも効果的です。
冷暖房の効率も上がるため、光熱費を抑えられる可能性があります。家の構造や場所に応じて、適切な断熱リフォームを選ぶのが賢明です。
実際の断熱リフォーム事例
ここからは、実際の断熱リフォーム事例を、2つ紹介します。
【築42年・戸建て】






断熱リフォームと耐震補強を実施し快適に過ごせる住宅にした事例です。断熱リフォームでは、窓と床・壁・天井に断熱材を充填しています。断熱材にこだわり、全ての場所へ高性能の断熱材を充填し、外気の影響をおさえました。
また、窓を小さくしたり窓の数を減らしつつ、サッシを断熱性能の高い樹脂製へ交換しています。結果、断熱等級5相当の高断熱の家となりました。
【築36年・戸建て】






断熱材がない家に断熱リフォームを実施した事例です。リフォーム前までは、床下と壁に断熱材が充填されていませんでした。通気性を重視した設計で暑さだけでなく寒さも厳しい家を断熱リフォームで改善しています。
間取り変更や耐震補強工事も行うため、スケルトンリフォームを実施しました。気密性と断熱性の向上により、断熱性能5相当の住宅を実現しています。
家の暑さ対策を成功させるコツ
せっかく家の暑さ対策を行うなら、十分な効果を得たいと感じるでしょう。そこで、ここからは家の暑さ対策を成功させるコツを、3つにまとめて紹介します。
可能な限り暑さ対策を併用する
可能な限り暑さ対策を併用することは、家の暑さ解消を成功させるコツの1つです。可能な限り暑さ対策を併用すれば、効果が得やすくなります。
具体的には、断熱リフォームと遮熱カーテンの併用や内窓の設置と断熱材の充填などです。外気からの熱が室内へ伝わりやすいのは家の1箇所のみではなく、各窓や屋根などさまざまな場所が考えられます。
だからこそ、1つの暑さ対策に頼るのではなく、できる範囲内で対策を併用させるのが賢明です。近年の暑さは厳しいものの、快適な室内にするために可能な限り暑さ対策を併用することをおすすめします。
湿度にも注意する
湿度にも注意することも、家の暑さ対策を成功させるコツの1つです。湿度にも注意すれば、快適な室内になりやすくなります。
暑さ対策をすると、つい室温を気にしがちです。ただし、室温が快適だとしても湿度が高ければ室内が暑く感じます。


室内が快適と感じやすいのは、上記の不快指数が70〜75の間に収まるときです。室温を下げられても湿度が高い場合には、除湿器の運転や観葉植物を置き湿気を取る対策も欠かせません。
家の暑さ対策を行うなら、室温と湿度に注意する必要があります。
断熱と通風を意識する
断熱と通風を意識することも、家の暑さ対策を成功させるコツの1つです。断熱と通風を意識すると、暑さを解消しやすくなります。
断熱リフォームで外気の影響を防いでも室内に空気が留まり続けると、湿度が高くなるうえに、温度ムラを生じやすくなるのです。
加えて、最近の住宅は省エネ効果や建物の耐久性が高まることを期待して、家の気密性を高める傾向があります。気密性の高い家はすき間がなく、通気性も低いのです。
そのため、換気システムを導入したり、サーキュレーターで空気を循環させることをおすすめします。家の暑さ対策では、断熱と通風はセットで実施するのが賢明です。
家の暑さ対策を実施する際の注意点
家の暑さ対策で注意点を知らないと、のちに後悔することになります。そこで、ここからは家の暑さ対策を実施する際の注意点を、2つ紹介します。
マンションは管理規約を確認する
マンションは管理規約を確認することが、家の暑さ対策を実施する際の注意点の1つです。マンションの管理規約を確認すると、のちにトラブルが生じづらくなります。
マンションの景観を守る目的で、さまざまなルールが設けられています。リフォーム可能な場所や工事の時間帯など、ルールに沿って断熱リフォームをしなければ法的措置や損害賠償請求をされることがあるのです。
マンションの管理規約に細かくルールが記載されている以上「知らなかった…」は許されません。断熱リフォームを検討中なら、管理規約に目を通すのが賢明です。
補助金の利用を忘れない
補助金の利用を忘れないことも、家の暑さ対策を実施する際の注意点の1つです。断熱リフォームで補助金を利用すれば、かかる費用を抑えられます。断熱リフォームで利用できる補助金は次のとおりです。
- 先進的窓リノベ2025事業
- 既存住宅の断熱リフォーム支援事業
- 子育てグリーン支援事業
- 長期優良化住宅リフォーム推進事業
- 自治体が実施する補助金
窓や各場所への断熱材の充填に加えて、玄関ドアや高効率給湯器への交換に利用できる補助金もあります。断熱リフォーム場所により、適切な補助金を利用するのが賢明です。
たとえば、窓を中心に断熱リフォームを行うなら、先進的窓リノベ2025事業をおすすめします。長期優良住宅の水準を満たす住宅で断熱リフォームをする場合には、長期優良化住宅リフォーム推進事業を利用すると、補助の上限額が高いため費用をおさえられるのです。
また、自治体独自の補助金を実施するところもあります。公式サイトで確認ができるため、活用を検討するといいでしょう。
断熱リフォームならリノベーションハイムにご相談ください!


リノベーションハイムなら、希望に応じた断熱リフォームを実施いたします。
熱の出入りが多い場所や日当たりなどを調査するために、自宅までお伺いして状況を把握いたします。お客様の希望と住宅の状況を加味したプランのご提案が可能です。
また、断熱リフォームのプランは納得いくまで、お打合せができます。実現が難しい希望でも可能な限り要望にそうプランを提案させていただきますので、ご気軽にご相談ください。
断熱リフォームのことならリノベーションハイムへのお問い合わせをお待ちしています。
まとめ
本記事では、家の暑さ対策について解説しました。場所や構造別に、おすすめする家の暑さ対策は異なります。家の暑さ対策を適切に行い、十分な効果を得られる対策を実施するのが賢明です。
なかでも、断熱リフォームを実施すると、より確実に家の暑さを緩和できます。断熱リフォームには内窓の設置や断熱材の充填などがあります。
効果の得られる断熱リフォームの提案を受けるなら、リノベーションハイムにご相談ください。現地調査を行い、住宅にあう断熱リフォームプランを提案いたします。
本記事があなたのお役に立てることを願っております。