「そもそも断熱リフォームって住みながらできるの?」
「どのような断熱リフォームなら住みながらでも可能?」
断熱リフォームを実施したいけれど、引っ越しに伴う荷造りや環境の変化に抵抗があり、後回しになっている方もいるでしょう。実のところ、住みながらでも断熱リフォームができます。
ただし、全ての断熱リフォームが住みながらできるわけではありません。そのため、事前に断熱リフォームを実施したい場所が住みながらできるのかを確かめておくことが重要です。
そこで本記事では、住みながらできる断熱リフォームの場所を紹介します。あわせて、断熱リフォームを住みながら実施するメリット・デメリット、注意点も解説するので、ぜひ参考にしてください。
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住みながらできる断熱リフォームの場所
さっそく、住みながらできる断熱リフォームの場所を、5つにまとめて紹介します。
なお、各場所にかかる費用相場は次のとおりです。
場所 | 費用相場 |
---|---|
窓 | 1枚:8~70万円程度 |
玄関ドア | 20~40万円程度 |
床下 | 1㎡につき1~2万円程度 |
内壁 | 1㎡につき1~2万円程度 |
天井 | 1㎡につき1~2万円程度 |
屋根 | 50~200万円程度 |
外壁 | 1㎡につき5000円~2万円程度 |
浴室 | ユニットバス交換:50~200万円程度 |
各場所で断熱リフォームができない場合には、仮住まいが必要です。リフォーム会社と工期の打合せを行い、仮住まい先を早めに探すことが欠かせません。
窓
窓は、住みながらできる断熱リフォーム場所の1つです。窓の断熱リフォームでは、既存窓のサッシや枠を破壊することなく実施する方法があります。たとえば、住みながらできる窓の断熱リフォームは次のものが挙げられます。
- 内窓の設置
- 窓ガラスを複層ガラスへの交換
- 既存窓のサッシにかぶせて断熱窓を取り付け(カバー工法)
窓は熱の出入りが多いため、内窓の設置や複層ガラスへの交換を行うことで気密性を向上させることが可能です。断熱効果に加えて、サッシの結露も解消したい場合には、アルミサッシに被せて樹脂サッシの断熱窓を取り付けられます。
ただし、窓の断熱リフォームでは、枠やサッシを外す作業がある場合には住みながらの実施はできない可能性があります。なぜなら、枠やサッシを外すと、作業工程が増えて窓を設置するまでに期間がかかるからです。
リフォーム業者と相談しながら、断熱リフォームを行いましょう。
玄関ドア
玄関ドアも、住みながらできる断熱リフォーム場所の1つです。既存の玄関ドアサッシや枠を外すことなく、玄関ドアの断熱リフォームができます。具体的には、次のような方法です。
- 玄関ドアのみの交換
- 玄関ドアサッシにかぶせて新しいサッシやドアを取り付け(カバー工法)
玄関ドアのみを交換すると、費用を安くおさえつつ気密性を上げられます。工期も短く、1日で断熱リフォームが可能です。
一方、カバー工法は経年劣化などにより、枠やサッシに歪みが生じて気密性が低い場合に効果があります。ただし、既存の玄関ドアサッシにかぶせるため、一回りドアのサイズが小さくなることを念頭におきましょう。
玄関ドアも、枠やサッシを取り外し新しいものへ交換するといった解体を伴う断熱リフォームは、住みながらの実施はできない可能性があります。
床下・内壁・天井
床下・内壁・天井も、住みながらできる断熱リフォーム場所の1つです。床・壁・天井は、既存の箇所を壊さずに、各場所へ断熱材を入れられます。具体的には、各場所へ次のように断熱材を入れることが可能です。
場所 | 詳細 |
---|---|
床下 | 床下にもぐり、床裏に断熱材を入れる |
内壁 | 室内側の壁に断熱パネルや断熱材を入れて、新たに壁を作る |
天井 | 屋根裏にはいり、天井裏に断熱材を入れる |
ただし、床下と天井の断熱リフォームでは、床下と屋根裏に入り作業できるスペースが確保できるのが条件になります。加えて、内壁は既存壁に被せて断熱材を入れるため、部屋が一回り小さくなることを念頭におきましょう。
床下・壁・天井の断熱リフォームも、断熱材を入れる際に解体を伴うものは住みながらの実施が困難なことに注意が必要です。
屋根・外壁
屋根・外壁も、住みながらできる断熱リフォーム場所の1つです。屋根・外壁の断熱リフォームは、敷地内に足場を組むスペースがあれば実施できます。住みながらできる屋根の断熱リフォームには、次のような方法があります。
- 屋根に断熱塗料を塗布
- 断熱屋根へ張り替え
- 既存屋根の上に断熱屋根を置く
- 既存屋根の裏に断熱材を充填
外壁では、断熱塗料の塗布や断熱壁パネルを張る方法の2種類があります。屋根と外壁の断熱リフォームともに、断熱リフォームの際には足場が欠かせません。
家の周りに足場を組むと、室内が暗くなり洗濯物が干せないといったデメリットがあることも考慮しましょう。また、屋根・外壁の断熱リフォームは、下地を整える必要がある場合や解体を伴うと住みながらの実施はできません。
浴室
浴室も、住みながらできる断熱リフォーム場所の1つです。玄関から浴室までの通路を確保できれば、住みながら断熱リフォームが実施できます。
浴室全体の断熱リフォームを実施するなら、高断熱性能のユニットバスへの交換がおすすめです。浴室内の床・壁・天井に断熱材を入れて断熱性の高い浴槽に交換するため、快適な室温に維持できます。
ユニットバス交換を実施せずとも、浴槽内の床や天井といった一部の断熱リフォームも可能です。予算に応じて断熱リフォームの実施箇所を選ぶのもいいでしょう。
断熱リフォームを住みながら実施するメリット
ここからは、断熱リフォームを住みながら実施するメリットを、3つにまとめて紹介します。
生活環境が変わらない
生活環境が変わらないことは、断熱リフォームを住みながら実施するメリットの1つです。住みながら実施する断熱リフォームでは、仮住まいをする必要がありません。
仮住まいが必要であれば、仮住まい先を探すことに加えて荷造りも必須です。また、断熱リフォームを実施するまでに、手間と時間がかかります。
加えて、マンスリーマンションやホテルといった慣れない場所での生活をしなければなりません。仮住まい期間が3日程度であれば旅行気分で楽しめるものの、2週間以上になるとストレスを抱えます。
生活環境が変わらなければ安心して生活できるため、住みながら断熱リフォームを実施するメリットなのです。
費用がおさえられる
費用がおさえられることも、断熱リフォームを住みながら実施するメリットの1つです。住みながらの断熱リフォームでは解体費や処分費がかからないため、比較的リフォーム費用をおさえられます。
加えて、仮住まいが必要であれば、リフォーム費用と2回分の引っ越し代、仮住まい費用も欠かせません。仮住まいにかかる費用は仮住まい期間や仮住まい先によるものの、30万円以上は必要です。
住みながらの断熱リフォームではリフォーム費用以外かからず、最小限の出費におさえられます。
工期が短い
工期が短いことも、断熱リフォームを住みながら実施するメリットの1つです。住みながらの断熱リフォームでは、作業工程が比較的少ない側面があります。
たとえば、床や天井をはがすことや張り替えることをしません。床や天井をはがせば、木くずや木片がでて、除去と掃除が必要です。
また、床下や屋根裏にもぐり断熱材を入れるよりも作業工程が増える結果、工期も長くなります。住みながら断熱リフォームを実施すれば短い工期でリフォームが完了するため、心労や気疲れが最小限で済むのです。
断熱リフォームを住みながら実施するデメリット
住みながらの断熱リフォームでは、次のようなデメリットもあります。
- 騒音やホコリが気になる
- 業者の出入りで落ち着かない
- 居住スペースが限られる
住みながら断熱リフォームを実施すると、当然ながら家の中を業者が出入りします。解体をせずとも普段聞きなれない大きな音やホコリが舞い、落ち着かないことが少なくありません。
加えて、断熱リフォームの実施場所付近には立ち入れず、自由に部屋の出入りも制限がかかる場合があります。限られた部屋のみで居住することもあり、通常よりも自由度が減ることもあるのです。
住みながらの断熱リフォームは工期が短いものの、慣れない環境にストレスを抱えがちになります。
住みながら断熱リフォームを実施する注意点
ここからは、住みながら断熱リフォームを実施する注意点を、3つにまとめて紹介します。
解体を伴うリフォームはできない
解体を伴うリフォームはできないことは、住みながら断熱リフォームを実施する注意点の1つです。作業工程が多く大がかりな断熱リフォームは、住みながら実施できません。なぜなら、次のような理由があるからです。
- 工期が長い
- アスベスト除去といった安全性の確保が困難
- 騒音・振動が激しい
断熱リフォームを実施するには、業者が心身ともに居住者の安全性を確保しなければなりません。そのため、解体を伴う断熱リフォームは住みながらではできないのです。
補助金の活用を忘れない
補助金の活用を忘れないことも、住みながら断熱リフォームを実施する注意点の1つです。国や自治体の補助金を活用すれば、断熱リフォーム費用を低くおさえられます。
内窓の設置や床下・壁などに断熱材を入れる断熱リフォームでは、補助金の利用が可能です。かつ、国と自治体が実施する補助金は併用ができるものもあります。
国の補助金はリフォーム業者が申請するものが多く、補助金利用の有無を確認されることがほとんどです。とはいえ、確実に補助金を活用するために自分から伝えるようにしましょう。
さらに、断熱リフォームの補助金に関して詳しく知りたい方は、次の記事も合わせてご覧になってください。
アフターサポートと保証の充実度を確認する
アフターサポートと保証の充実度を確認することも、住みながら断熱リフォームを実施する際の注意点の1つです。万が一、断熱リフォーム後に不具合が生じても、アフターサポートと保証が充実していれば安心感を得られます。
アフターサポートと保証に関しては、定期点検の頻度や何年保証なのかを確認しておくことが賢明です。生活する中で違和感を感じることもあるものの、実際に点検しなければわからない不具合や問題点もあります。
断熱リフォームの実施がゴールではありません。安心・安全で快適な生活を送ることが最終目標です。そのためにもアフターサポートと保証が充実しており、安心して断熱リフォームを依頼できる業者選びが欠かせません。
住みながらの断熱リフォームは会社選びが鍵
住みながらの断熱リフォームは、経験が豊富であり信頼のおける業者を選ぶことが欠かせません。
断熱リフォームは断熱材をすき間なく敷き詰めなければ、湿度が高くなり結露を生じやすくなります。もし結露の影響で柱や梁といった構造部に腐食が起こると、建物の強度低下は避けられません。
また、住みながらの断熱リフォームでは居住者が不在の際にでも作業を行う場合があります。住みながら断熱リフォームを行うと、貴金属や現金といった貴重品が家にあることが多いでしょう。
万が一、貴重品が無くなればトラブルになるうえに、業者に不信感を抱きやすくなります。住みながらの断熱リフォームは、真剣に業者選びをしなければトラブルに発展する可能性があることを覚えておきましょう。
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まとめ
本記事では、住みながらできる断熱リフォームについて解説しました。住みながらできる断熱リフォームの場所は、解体を行わなければ実施可能です。
たとえば、天井や床を解体せずに、屋根裏や床下からもぐり断熱材を入れるといった方法になります。また、玄関ドアの交換や内窓の設置も可能です。
住みながらできる断熱リフォームは生活環境を変えず費用をおさえられるため、人気があります。ただし、経験が豊富で信頼のおけるリフォーム業者へ作業を依頼しなければ、トラブルを避けられません。
ぜひ、住みながらの断熱リフォームを検討中なら、リノベーションハイムへお問い合わせください。本記事があなたのお役に立てることを願っております。