中古マンションのリフォームは管理規約があったり、他の住人がいることなどからリフォームする際は注意する点が多くあります。管理規約に沿っていないとリフォームの許可が下りなかったり、構造上、希望に沿ったリフォームができない場合もあります。
そのため、中古マンションをリフォームする際は、何に気を付けてリフォームプランを立てるのか知っておくことが大切です。把握することで、無駄のない予算内におさまったリフォームが実現できます。
そこで本記事では、中古マンションのリフォームですべき工事や費用相場、注意点などについて詳しく解説します。あわせて、中古マンションのリフォームで利用できる補助金制度も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

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中古マンションでおすすめするリフォーム
ここからは、中古マンションでおすすめするリフォームを、8つにまとめて紹介します。
防音対策
マンションで騒音トラブルを避けるには、防音対策が欠かせません。両隣や下階の住人と良好な関係を維持するため、次のようなマンションの防音対策がおすすめです。
防音リフォームの種類 | 詳細 | 費用(6畳) |
---|---|---|
床の防音リフォーム | ・防音フローリングや防音カーペットへの張り替え ・床材の下に吸音材を敷く | ・10~25万円 ・40~50万円 |
壁の防音リフォーム | ・壁の内側に防音材を入れる | 20~40万円 |
窓の防音リフォーム | ・内窓の設置 ・ペアガラスに交換する | ・約10万円/枚 ・約8万円/枚 |
生活音の大きさは家庭により異なるうえに、どれほどの大きさの音が近隣住民に届いているのかは自分ではわかりません。可能な限りの防犯対策を実施するのが賢明です。
断熱リフォーム
築年数が経っている場合、断熱性能が低い恐れがあります。断熱性能が低いと「冬は寒く、夏は暑い」と悩まされたり、周囲との寒暖差によって結露やカビが発生しやすくなるため注意が必要です。
断熱性能を向上させることで、冷暖房の効きが良くなり、省エネ効果も期待できます。また、住み始めてからランニングコストの節約も可能です。
上記のように、断熱性能を高めることで健康面や費用面で大きなメリットがあります。中古マンションをリフォームする際は、断熱リフォームも視野に入れることをおすすめします。
施工内容 | 費用相場 |
---|---|
内窓の設置 | 10万円/箇所 |
壁に断熱材を施工 | 4千~3万円/㎡ |
天井の断熱リフォーム | 1~2万円/㎡ |
断熱リフォーム | 窓:7~20万円(1窓あたり) 壁:30~40万円 床:20~120万円 |
窓の交換のみであれば数万円程度に収まるケースもありますが、壁や床を施工する場合は数十万~数百万円以上かかることもあります。
防音対策や断熱対策の費用は、施工箇所や規模によって大幅に変動するため、予算に合わせて調整しましょう。
内装
内装リフォームでは、壁紙クロスの交換が一般的です。しかし、湿気や結露対策を一緒に施すケースも増えています。内装のリフォームにかかる費用は以下の通りです。
施工内容 | 費用相場 |
---|---|
壁紙クロスの交換 | 800~1,500円/㎡ |
内側に防音材を追加 | 12~15万円 ※建材や部屋の広さによって変動 |
防音仕様の床材に変更 | 6~23万円 |
フローリング交換 | 6~20万円 |
カーペット交換 | 4~12万円 ※フローリングなどからカーペットに張り替え:4~12万円 |
クッションフロア交換 | 4~10万円 |
畳の新調(交換) | 7~30万円 |
畳からフローリングに変更 | 9~24万円 |
足音などの防音対策を施したい場合は、防音仕様のフローリングやカーペットへの変更を検討してみてください。
水回りのリフォーム
水回りには、キッチン、浴室、トイレ、洗面所の4か所あります。水回りをリフォームする際は、1箇所ずつ施工するよりも4か所を同時にリフォームした方が価格が安くなります。
予算も考慮すると各設備を別のタイミングでリフォームしたいかもしれませんが、余裕があれば一緒に工事しておくと良いでしょう。水回りのリフォームにかかる費用相場は以下の通りです。
施工内容 | 費用相場 |
---|---|
4箇所すべて交換 | 175~300万円 |
システムキッチン交換 | 50~200万円 ※壁向きから対面式に変更:55~200万円 |
浴室 | 50~250万円 |
トイレ | 洋式トイレを交換:15~50万円 和式トイレを洋式に変更:15~60万円 |
洗面所 | 洗面台のみ交換:10~50万円 洗面所全体:20~50万円 |
給湯器の交換 | 10~35万円 |
築20年以内のマンションであれば、損傷個所の補修や給湯器の交換などが中心になります。費用は300~500万円程度が一般的です。
給湯器
給湯器の耐用年数は10〜15年であり、温度が安定しないといった症状が出始めたら可能な限り早めに交換するのが賢明です。
近年、少ないエネルギーで効率よくお湯を沸かす高効率給湯器も発売されています。高効率給湯器は導入コストは高いものの、光熱費削減が期待できるためおすすめです。
そこで、従来型と高効率の給湯器の費用相場を確認しましょう。
給湯器の種類 | 詳細 | 費用 |
---|---|---|
従来型の給湯器 | ガス給湯器、電気給湯器、ハイブリット給湯器など | 15~30万円 |
高効率給湯器 | エコキュート、エネファーム、エコジョーズなど | 30~50万円 |
給湯器は毎日使うものであり、お湯が出ないとお風呂に入ることが困難です。不便な生活にならないよう、早めの給湯器交換をおすすめします。
洋室・和室への変更
和室から洋室へ、洋室から和室へのリフォームもおすすめです。部屋は種類により使い勝手が変わるため、部屋の使用目的に合わせてリフォームすると生活しやすくなります。
単に、畳をフローリングへ変更するといった床のみのリフォームではそれほど、費用がかかりません。ただし、床に加えて押し入れをクローゼットにするといった部屋全体を洋室・和室にすると、費用がかさみます。
具体的に、洋室・和室へのリフォームには次のような費用が必要です。
和室から洋室部屋へのリフォーム内容 | 費用(6~8畳) | 洋室から和室へのリフォーム内容 | 費用(6~8畳) |
---|---|---|---|
畳をフローリングに変更する | 10~35万円 | フローリングを畳に変更する | 15~30万円 |
押し入れをクローゼットにする | 10~30万円 | クローゼットを押し入れにする | 15~30万円 |
和室全体を洋室にする | 30~70万円 | 洋室全体を和室にする | 40~80万円 |
畳とフローリングには、それぞれ良さがあります。使いやすい部屋に変更すれば、リラックス効果もあり、くつろげる空間になるでしょう。
間取り変更
間取りを変更すると開放感を得られたり暮らしやすさが向上するため、おすすめです。たとえば、2部屋を1部屋に変更したり水回りを移動をすれば、快適な空間を実現できます。
間取りの変更にはさまざまな方法があり、次のような費用で実施可能です。
施工内容 | 費用 |
---|---|
間仕切りの追加 | 10~25万円 |
間仕切りの撤去 | 10~25万円 |
窓の変更・増設 | 30~50万円 |
水回りの移動 | 50~150万円 |
間取りを変更すれば大きな空間として活用できる一方で、大きな部屋を2部屋にして有効活用することもできます。
フルリフォーム
フルリフォームにかかる費用相場は以下の通りです。
施工内容 | 費用相場 |
---|---|
フルリフォーム(間取り変更なし) | 600万円~ |
フルリフォーム(間取り変更あり) | 1,000万円~ |
2LDKから3LDK程の広さのマンションで、全面的なリフォームや、スケルトンリフォームする場合は、500万円以上の予算を見込んでおきましょう。
おすすめするマンションのリフォーム事例
ここからは、おすすめするマンションのリフォーム事例を、5つにまとめて紹介します。
- 【築47年・フルリフォーム】780万円で個性的に仕上げたマンション
- 【築25年・間取り変更など】1463万円で開放感を重視したマンション
- 【築23年・水回りなど】1285万円で家事効率をアップさせたマンション
- 【築13年・内装など】800万円で料理教室を実現させたマンション
- 【築18年・フルリフォーム】2850万円で内装や設備の老朽化を解消させたマンション
【築47年・フルリフォーム】780万円で個性的に仕上げたマンション
まずは、個性的に仕上げたマンションのリフォーム事例です。
リビングは打ちっぱなしコンクリートの壁であり、寝室はモノトーンのクロスで落ち着いた雰囲気の空間を作り上げています。
キッチンは収納力の多いシステムキッチンを設置したおかげで食器棚が不要となり、キッチンやリビングのスペースを有効に活用することに成功。
マンションのリフォームで落ち着いた空間に仕上げながらも、斬新なデザインであり個性が際立つ空間です。
【築25年・間取り変更など】1463万円で開放感を重視したマンション
つづいては、開放感と居心地の良さを追求したマンションのリフォーム事例です。
遠くまで見渡せる眺望と日当たりの良さが魅力のマンション。
隣接する洋室とリビングとの間仕切りを撤去して、大きなリビングダイニングを作り上げています。大きなリビングならではの開放感と二面採光で日当たりもよく心地よい空間です。
加えて、キッチンを回遊動線にしたことで家事効率がアップし、快適な生活を叶えています。
【築23年・水回りなど】1285万円で家事効率をアップさせたマンション
つづいて、暮らしにあう間取りへアレンジしたマンションのリフォーム事例です。
家事を効率良く行えるように回遊動線にして、キッチンの裏には洗面台を設置しています。洗面台にはタオル類に加えて着替えも収納できるリネン庫も完備しつつ、上部に物干し竿があり室内干しも可能です。
また、玄関ホールはカーブ状の壁面にすることで、子どもに安心な構造にしています。
【築13年・内装など】800万円で料理教室を実現させたマンション
つづいて、自宅での料理教室を実現したマンションのリフォーム事例です。
壁で仕切られたキッチンと隣接する和室の間仕切りを撤去して、開放的で大きなリビングを実現しています。キッチンは天板がセラミックのセミオーダー品であり、生徒さんも満足する仕上がりです。
また、キッチン横にパントリーを設け、効率良い動線を確保しています。料理教室のみならず、家事もしやすい環境を整えました。
さらに、生徒さんも使用するトイレのクロスにもこだわり、イタリアの街並みをイメージしています。
【築18年・フルリフォーム】2850万円で内装や設備の老朽化を解消させたマンション
最後に、内装のみならず配管の老朽化を解消して、より快適な生活を実現したマンションのリフォーム事例を紹介します。
柱や構造部のみを残してリフォームを行うスケルトンリフォームで、配管の更新と断熱材の充填を実施しています。
木の温もりを重視してリビングの床材と和室の引き戸を無垢材で統一しています。一方で、洗面台は素足でも冷たさを感じないようコルクタイルを採用するといったこだわりです。
場所や目的に応じて建材の素材を選び、快適な生活を送るための環境を整えています。
中古マンションを買ってリフォームするメリット・デメリット
ここからは、中古マンションを買ってリフォームをするメリット・デメリットを紹介します。メリット・デメリットは以下の通りです。
メリット | デメリット |
---|---|
・新築を買うよりも安価 ・物件数が豊富 ・間取りや内装を一新できる ・機能や性能を向上できる ・軽減措置が受けられる ・周辺環境や生活の利便性などが想像しやすい ・資産価値が下がりにくい | ・間取り変更できない場合がある ・構造や状態によっては、費用が高くなる ・住むまでに時間がかかる ・住宅性能や設備が劣っている恐れがある ・水回りに制限があるケースがある ・ローンの金利が高くなる ・メンテナンス費用の積み立てが必要 |
中古マンションを買ってリフォームすると、新築マンションよりも予算を抑えながら、希望に沿った間取りや内装を実現できるのがメリットです。また、立地の選択肢が広がったり、機能や性能の向上に予算をかけられます。
デメリットとしては、住み始めるまでに時間がかかったり、構造や管理規約によっては希望通りのリフォームができないことです。また、工事に着工してから修繕すべき点が出てきたりすることもあるため注意が必要です。
上記で紹介したメリット・デメリットを比較し、中古マンションのリフォームを検討してみてください。また、資金計画を立てる際は想定外の修繕費が発生するケースを考慮し、余裕を持たせておきましょう。
中古マンションをリフォームする際の注意点
ここからは、中古マンションをリフォームする際の注意点を、3つにまとめて紹介します。
管理規約を確認しておく
どんなリフォームを行うにしても、管理規約に反するものであれば工事はできません。そのため、リフォームする際は管理規約の内容を確認しておくことが重要です。
管理規約に反しているのか分からないという場合は、マンションのオーナーに確認を取ることが大切です。また、リフォームプランを立てる際には、リフォーム会社に相談しながら決めるようにしましょう。
予算を決めておく
予算を決めておくことも、中古マンションをリフォームする際の注意点の1つです。中古マンションのリフォームでは予算を決めなけば、想定外の出費に悩みかねません。
中古マンションでは年季の入った設備や経年劣化した床など、一新させたいと感じることもあります。もちろん、中古マンションでもリフォームを行えば、新築同様の設備や見た目にすることは可能です。
ただし、中古マンションのフルリフォームには1,000万円を超える費用が必要な場合もあります。生活苦にならないよう、世帯年収から支払いが可能な上限金額を算出して、予算内で中古マンションをリフォームするのが賢明です。
実績の豊富なリフォーム業者へ依頼する
実績豊富なリフォーム業者へ依頼することも、中古マンションをリフォームする際の注意点の1つです。実績が豊富なリフォーム業者であれば、希望に沿ったプランを提案してもらいやすくなります。
間取りの変更やフルリフォームでは、部屋の雰囲気がガラリと変わります。だからこそ、実際の仕上がりとイメージが一致するよう担当者との詳細なやりとりが欠かせません。
実績豊富なリフォーム業者ならプラン決めとやり取りを綿密に行い、安心してリフォームが実施できるように努めてくれます。
リフォーム後にイメージと違うと後悔しないためにも、実績の豊富なリフォーム業者に依頼するのが賢明です。
中古マンションのリフォームで利用できる補助金制度
中古マンションのリフォームでは、補助金制度を活用することで費用を大幅に削減できます。利用できる補助金制度には以下のようなものがあります。
補助金制度 | 補助金が利用できるリフォーム場所 | 補助金額 |
---|---|---|
先進的窓リノベ2025事業 | 窓、玄関ドア(※1) | 上限200万円 |
子育てグリーン住宅支援事業 | 窓、壁、天井、床、屋根、玄関ドア(※2) | 上限60万円 |
既存住宅の断熱リフォーム支援事業 | 窓、壁、天井、床、玄関ドア(※2) | 上限15万円 |
給湯省エネ2025事業 | 高性能給湯器への交換 | 上限20万円 |
自治体が実施する補助金 | 各自治体の公式サイトで確認 | 各自治体の公式サイトで確認 |
※1:窓のリフォームと同じ契約で実施する玄関ドアに限る
※2:断熱材の充填や断熱性能向上が期待できる窓・玄関ドアを設置した場合
補助金制度にはそれぞれ細かい条件が定められています。クリアしていないと制度を利用できないので注意しましょう。
上記の制度を利用することで、少しでもリフォーム費用を抑えられます。ただし、予算がなくなり次第、期限を待たずに受付終了となってしまう制度もあるため、利用を検討している場合は事前に確認しておきましょう。
中古マンションのリフォームはリノベーションハイムにおまかせください
中古マンションをリフォームするなら、リノベーションハイムにおまかせください。リノベーションハイムには豊富なリフォーム実績があり、中古マンションのリフォームも数多く手掛けています。
過去にマンションのリフォームも多数経験しており、管理規約や予算も考慮し、要望に沿ったリフォームプランを提案しています。リフォームプラン以外にも、活用できる補助金制度や減税制度にも詳しく丁寧にお応えしています。
現在、無料相談も実施しているので、興味のある方はぜひ一度お問い合わせください。
まとめ
本記事では、中古マンションのリフォームのやっておくべき工事や費用相場、注意点などについて詳しく解説しました。中古マンションのリフォームでは、注意すべきことがいくつかあります。
後悔しないためにも、事前に必ずチェックしておきましょう。また、中古マンションのリフォームでは、補助金制度が利用できる場合もあります。こちらもあわせてチェックしておきましょう。
本記事があなたのお役に立てることを願っております。