中古住宅リフォームの失敗例 | リアルな口コミや失敗しないポイントを解説

中古住宅のリフォームは費用を抑えつつ、要望やこだわりを取り入れた住まいを実現できるため検討する方が多くいます。しかし、中には失敗したという声を聞き、中古住宅のリフォームに不安を抱いている方もいるでしょう。

中古住宅のリフォームは事前にある程度知識を持っていないと失敗する可能性が高くなります。そのため、注意点や失敗例、事例などの情報をあらかじめ入手しておくことが重要です。

そこで本記事では、中古住宅のリフォームの失敗について口コミや事例、失敗しないためのポイントを解説していきます。あわせて、中古住宅のリフォームの施工事例も紹介するので、中古住宅をリフォームする際の参考にしてみてください。

目次

中古住宅リフォームで失敗した人のリアルな口コミ

さっそく、中古住宅リフォームで失敗した人のリアルな口コミをみていきましょう。実際に失敗した人の声を知ることで、事前に対策を打つことができるためぜひ参考にしてください。

トイレリフォームしたが、省水型にしたのは失敗だったかなぁ……俺、ウォシュレット殆ど使わないんで紙を使うんだが、省水だと一度に流せる紙の量が少ないのよね……いちいち気にせなアカンのが地味にストレスだなぁ。
せっかくリフォームしたのに。

引用:X

こちらの口コミでは、トイレのリフォームで失敗したことが分かります。近年、たくさんの商品がありますが、ライフスタイルや日々の使い方を考慮して商品を選ばないと後悔につながります。

せっかくリフォームしたのに、暮らしにくいと意味がありません。商品の選択肢がたくさんあるため、自分に合ったものを選びましょう。

オープン収納をことごとく失敗した…全部で3つオープン収納があって、全部建具付ければよかったと後悔した。1つは数万払って早速リフォーム。
すぐにアクセスできるメリットよりも外からなんか見えちゃうというデメリットがでかい。テンション下がる
正解はなんだったの?

引用:X

こちらの口コミからは収納に関して失敗したことが分かります。せっかく収納を作ったのに、完成してすぐリフォームすることになってしまっては意味がありません。

どんな収納を求めるのか、今の家に対する不満や解消点と理想をイメージして考えてみてください。

これ失敗疑惑。がっつり快適に仕事ができる書斎を作らないといけなかったかも

「小さいワークスペース」じゃ対応しきれん。結局ダイニングテーブルで仕事する羽目になりそう。あるいは寝室に新設するか…

「オフィスよりも快適に仕事出来る」を目指さないといけなかった模様

引用:X

こちらの口コミはワークスペースの失敗談です。快適に仕事をするための書斎にしようと設計したのに、狭くて仕事ができないという結果になっています。

家にワークスペースを作る際は、実際に仕事に使うものを置いてみて、広さを確認したり、机の高さなどを確認しておくことが大切です。

先日リフォームする自宅の電気配線をやったんだけど、帰ってから回路図確認したんだけどどう考えても失敗してるわ。明日やり直すべ・・・

引用:X

こちらの口コミは電気配線に関する失敗例です。電気配線は住み始めた後に失敗したと思いやすい箇所です。電気配線を考える際は、今の家で使い勝手が良い位置や場所、数、今の家に追加で欲しい箇所などを考えると、後悔するリスクを減らせます。

入居した時もリフォーム業者が取り付け失敗してて水が流れなかったしまじでなんなの。

引用:X

こちらの口コミは、業者の施工ミスの失敗例です。水回りの取り付けもすべて職人が行うため、ミスは起こってしまいます。自分たちで防ぐことはできませんが、施工現場に足を運ぶなどすると、現場に緊張感が生まれることでミスを減らせるでしょう。

中古住宅リフォームの失敗例

中古住宅のリフォームで多い失敗例を以下7つ紹介します。

下記で詳しく解説していくので、中古住宅のリフォームで失敗を防ぐために、参考にしてみてください。

①リフォーム費用が思っていたよりも高くなった

中古住宅のリフォームは、新築を購入するよりもリーズナブルに家づくりができると考えている方も多いでしょう。そのため、実際に中古住宅のリフォーム費用を見積もった時に思ったよりも高いと感じてしまいがちです。

中古住宅のリフォームでは中古物件の購入費だけでなく、リフォーム費用や諸費用もかかります。これらも費用に入れて考えておかないと、思ったより費用が高くなったり、予算オーバーになってしまいます。

また、リフォームプランを考えていく上で、追加で修繕費用や住宅性能を向上させる費用などが発生することもあるため注意しましょう。

②希望通りにリノベーションできなかった

要望やこだわりがあり、中古住宅のリフォームをしたものの、希望通りにできなかったというのもよくある失敗例です。壁や床の撤去などを伴う大規模な間取り変更は、建築構造によってはできない場合もあります。

例えば、ツーバイフォー工法やプレハブ工法では、壁で建物を支えている建築構造の場合は壁を自由に撤去できません。また、鉄筋コンクリートも躯体壁の構造になっている場合、間取り変更に制限があります。

このような制限がある建築構造をリフォームすると費用がかさんでしまいます。そのため、壁を撤去するような大規模なリフォームは、中古戸建の建築構造も確認することが重要です。

③基礎や配管が古かった

中古住宅をリフォームする際、基礎や構造部分が劣化している可能性が高く注意が必要です。内装部分だけリフォームしていて、内装部がきれいだと分かりにくいため、よく確認しておきましょう。

住宅の使用状況や立地などによって劣化の進み具合が異なるため、築年数だけで建物の状態を判断するのは困難です。基礎や構造部分が劣化していると追加工事が必要になり、費用がかさむだけでなく、工期も延びてしまいます。

また、洗面台やシンク下にあるような目視できる配管は確認できますが、壁の中にある配管の状況は分かりません。配管の寿命は金属管で20年、樹脂管で30~40年なので、築年数が経っている中古住宅をリフォームする際は確認を忘れないようにしましょう。

④建物の状態が予想より悪かった

中古住宅を購入すると、建物の基礎や構造部分の状態が思っているよりも悪かったという失敗例もあります。建物と地盤を固定する基礎部分や屋根、床下、外壁などの構造部分は確認するのが困難です。

基礎や構造部分は、シロアリによる床下の腐食や、雨漏りによる屋根・外壁の腐食が起きやすい場所です。結果的に、建物の耐久性や耐震性が低くなっている恐れがあります。

雨漏りに関しても、シミがある部分などは要注意です。放置してしまうと住み始めてから、またリフォームが必要になります。雨漏りや漏水によって水気がある木材はシロアリなどの害虫被害に遭いやすいため、リフォーム前に確認しておきましょう。

⑤住宅性能を向上させておけばよかった

中古住宅のリフォームで、住み始めてから暑さや寒さが気になるというのもよくある失敗例です。住宅の断熱構造はどんどん進化しており、築年数が経っている中古住宅は、最近の家と比べて断熱性が低い恐れがあります。気密性や耐震性、耐久性なども同様です。

また、築年数が経っていると構造が歪み、すき間風の原因になっている恐れもあります。結果的に、夏は暑く、冬は寒いという状態になってしまうため注意が必要です。

他にも、新建築基準法では、2003年以降に建築された新築住宅は24時間換気システムの設置が義務付けられています。したがって、24時間換気システムが設置されているかも要チェックです。

⑥入居までに想定よりも時間がかかった

中古戸建を購入してリフォームする場合、想定しているよりも入居に時間がかかります。なぜなら、中古戸建を購入し、引き渡してからリフォームに着工するからです。

そのため、中古戸建を購入し、リフォーム完了まで数か月~半年程度想定しておきましょう。また、リフォーム工事は天候や材料の仕入れなどで予定よりも遅れてしまう恐れもあります。

今住んでいる場所にリフォーム完了まで住む場合は、余裕を持って退去の時期を想定しておきましょう。

⑦住宅ローンが組めなかった

住宅ローンが組めなかったというのもよくある失敗例です。住宅ローンは消費者であれば利用できる訳ではなく、金融機関の審査をクリアしなければいけません。

住宅ローンでは、契約者の返済能力以外にも物件の担保価値が重視されます。そのため、築年数が経っている中古住宅の場合、担保価値が低いと判断されてしまいます。

審査が通ったとしても金利が高めになってしまうため注意しましょう。

中古住宅リフォームの施工事例

ここからは、中古住宅をリフォームした施工事例を以下3つ紹介します。

下記で画像とともに紹介していくので、中古住宅をリフォームする際の参考にしてみてください。

①【埼玉県・2,450万円】

こちらは創造力を高める変化にこだわった空間構成が魅力の住まいです。視覚にこだわり、生活感が上手に隠されています。

海外の邸宅をイメージするような華やかなエントランスホールは、天窓から心地よい光が降り注いでいます。また、さりげなく置かれた絵画やストーブには施主様のこだわりが詰められています。

自宅で仕事することが多い施主様夫婦は、クリエイティブな空間を作るために、余計なものを置かず、大きな家具や大判のタイルなどのインテリアが映える開放的な空間にこだわっています。

②【横浜市・3,000万円】

こちらは3世代がゆとりを持って暮らせる住まいにするため、築30年の戸建て住宅を和風からモダンへとリフォームしました。LDKの分離型から、約22畳の一体型LDKに変更し、住まいの中心に設計しています。

木の素材感を生かした空間にアクセントウォールを加えて、3世代が心地よく過ごせる空間になっているのも特徴です。北側のキッチンにはトップライトを設けることで、明るく清潔感のある空間が演出されています。

LDKは天井まわりやTVボード下に間接照明を仕込み、空間を立体的にライティングすることで広がりあるものに仕上がっているのもポイントです。

③【東京都・3,460万円】

こちらは、1年中快適に過ごすために、高気密・高断熱性能を最大限に高められています。マンション並みの気密・断熱性能を確保するために、断熱材の追加、窓の複層ガラスの全交換など、たくさんの対策が施されているのもポイントです。

そして、水回りの位置や間取りに変更を大幅に加え、機能性と美しさを兼ね揃えたバランスの良い住まいに仕上がっています。特に収納は「子育て中でもすっきりと暮らしたい」という思いを実現するためにこだわって設計。

清潔感のあるすっきりとした空間が保てるようになっています。

中古住宅のリフォームで失敗しないための3つのポイント

中古住宅のリフォームで失敗しないためのポイントを以下3つ紹介します。

下記で詳しく解説していくので、中古住宅のリフォームで失敗しないために、把握しておきましょう。

①トータルコストで資金計画を立てる

中古住宅をリフォームする際は、中古物件の購入費とリフォーム費用だけでなく、その他の付帯工事費、諸費用なども必要です。他にも、引っ越し費用や家電、家具の購入費用なども発生します。

そのため、資金計画を立てる際は、これらの費用を考慮してトータルで見積もりを出しましょう。また、築年数が経っている場合、新耐震基準を満たしていない恐れがあり、内壁や外壁などの耐震補強工事が必要な場合もあります。

耐震補強工事にかかる費用はおおよそ120万円が目安です。中古住宅を購入する際は、建物状況調査をして、必要な工事とその費用を把握しておきましょう。

②希望のリフォームが行えるか確認する

中古住宅をリフォームする際は、希望のリフォームが行えるか必ず確認しておきましょう。在来工法の木造住宅は間取り変更の自由度が高いことが特徴です。

しかし、柱や梁などの骨組みや、筋交いの入った耐力壁は動かせません。また、外壁を残す場合、窓の位置やサイズを変更することは困難です。

このような制限がある中で、希望に沿ったリフォームが行えるのか確認しておかないと後悔につながります。取り外せる壁や天井、間取り変更の限度などを事前に確認しておきましょう。

③建物状況調査を実施する

中古住宅をリフォームする際は、リフォームプランを立てる前に不動産と土地のプロに建物の状態をチェックしてもらいましょう。基礎や躯体の劣化状況は、知識が豊富な専門家でないと判断が困難です。

建物状況調査(ホームインスペクション)では、住宅の劣化状況や欠陥の有無、改修すべき箇所や時期、費用目安などのアドバイスが受けられます。リフォームすべき箇所が明確になるため、住み始めてからも安心です。

また、リフォームすべき工事から予算に組み込むと、想定外の追加工事などで予算オーバーになるのを防げます。希望の間取りがある方は、この調査で実現の可否を聞き、アドバイスをもらうと良いでしょう。

リフォームはリノベーションハイムにおまかせください

リフォームするなら、リノベーションハイムにおまかせください。リノベーションハイムには、過去に豊富なリフォーム実績があり、中古住宅のリフォームも数多く手掛けています。

定期的にメンテナンスも行っているため、リフォームを手掛けた方の失敗や後悔した点にも詳しいです。そのため、中古住宅のリフォームの失敗リスクを軽減できます。

無料相談を実施しているので、中古住宅のリフォームを検討している方はぜひ一度お問い合わせください。

まとめ

本記事では、中古住宅のリフォームについて口コミや失敗例、失敗しないためのポイントなどについて解説しました。中古住宅のリフォームは、失敗例を参考に対策を施すことが重要です。

そうすることで、失敗するリスクを軽減できます。上記では、中古住宅の施工事例も紹介しています。リフォームして後悔する結果にならないよう、事前に把握しておきましょう。

本記事があなたのお役に立てることを願っております。

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