リフォームを検討中の方の中には、リフォーム中の仮住まいをどうするか悩んでいる方も多いでしょう。
- 「仮住まいにあまり費用をかけたくない」
- 「工事中の生活がイメージできなくて不安…」
- 「工事が始まってから困らないように準備しておきたい!」
仮住まいについてよく理解しておけば、上記のような悩みは解決できます。あなたに合った仮住まいを選択した上で、リフォーム期間中の生活をより現実的にイメージできるからです。
そこでこの記事では、仮住まいの選択肢ごとの特徴に加え、仮住まいでよくある失敗例、選ぶ際のポイントを解説しています。失敗しないためにどうすべきかも併せて解説しているので、あなたにとって最適な仮住まいを選ぶ際に必ず役立ちます。
また、仮住まいの契約後にやっておくべきことも解説しているので、ぜひ仮住まい契約後も参考にしてみてください。
他にも、リフォームの基本的理解、リノベーションとの違い、流れなど網羅的に知りたい方は、以下の記事で解説しています。詳しくは以下の記事をどうぞ。
リフォーム中の仮住まいの選択肢
リフォーム中に仮住まいを用意する場合、選択肢は以下の3つです。
上記の選択肢について、特徴を解説していきます。
仮住まい1:ホテル
リフォーム中の仮住まいの選択肢1つ目は、ホテルです。ホテルは、リフォームが数日で終わる場合や、小規模な場合の仮住まいに向いています。
ホテルを仮住まいにするメリットは、最低限の荷物を移動させるだけで生活の質を維持できることです。たとえば、水回りだけをリフォームする場合、生活スペースが確保できるとしても水回りが使えないまま住み続けるのはかなり不便ですし、ストレスも溜まるでしょう。
仮住まいとしてホテルを予約しておけば、少しの準備だけでリフォーム中も快適な生活が送れます。ただし、他の選択肢に比べて費用が高額なので、利用するのは長くても1週間程度にしましょう。
仮住まい2:ウィークリーマンション
ウィークリーマンションとは、週・月単位で契約できるマンションで、短期契約に特化しています。ほとんどの場合、家具は備え付けてあるので、ホテル同様に最低限の荷物を持って移動するだけで済みます。
また、敷金や礼金といった初期費用がいらないことも大きなメリットです。ただし、多くの物件は単身者向けなので、家族の人数に応じて部屋を複数借りる必要があります。
仮住まい3:賃貸住宅
一般的な賃貸住宅を仮住まいとして利用することもできます。初期費用や、電気・インターネットの契約は必要になりますが、期間あたりの費用はウィークリーマンションよりも安いです。
部屋の広さも十分あるので、フルリフォームの場合でもレンタルルームを手配しないで良いのが最大の特徴です。ただし一般的な賃貸住宅は年単位の契約が普通なので、簡単に見つけられません。
賃貸住宅を仮住まいにする場合、早めに探し始める必要があります。
リフォーム時の仮住まい選びでよくある失敗7選
リフォーム中の仮住まいでよくある失敗例は、以下の7つです。
- 失敗1:短期契約できる物件がない
- 失敗2:費用が高額になった
- 失敗3:部屋が狭くて荷物が入らない
- 失敗4:部屋の設備が古い
- 失敗5:周辺環境が不便
- 失敗6:駐車場・駐輪場がない
- 失敗7:ペットと一緒に住めない
それぞれ解説していくので、よく理解して、同じ失敗をしないようにしましょう。
失敗1:短期契約できる物件がない
1つ目の失敗は、短期契約できる物件を見つけられなかったというものです。
リフォーム中に仮住まいを契約する場合、数週間~数ヶ月が一般的です。しかし、リフォーム期間にあった契約ができる物件は少ないです。特に賃貸住宅は、年単位でないと契約できないケースが多く、簡単には見つけられません。
ウィークリー・マンスリーマンションなら短期でも契約可能ですが、そもそもウィークリーマンションは元の家の近くにない可能性もあります。
そのため、ウィークリーマンションを探す場合、早めに探し始める必要があります。近くにいい物件が無い場合、引っ越し費用は高くなりますが少し離れた物件も調べてみると良いでしょう。
また、春は新規契約が多いため短期契約がしにくいので、さらに早い段階での準備が必要です。
失敗2:費用が高額になった
仮住まいに想定以上の費用がかかってしまうという失敗もよくあります。
仮住まいにかかる費用を見積もる際、家賃は計算していても、引っ越し費用や電気、インターネットの契約費用などを見落としてしまうことが原因です。
賃貸物件を契約する場合は特に手続きが多いので大変ですが、事前に把握しておけば後で楽になります。見積もりの際に漏れがないか確認して、しっかり予算の範囲内に収めましょう。
失敗3:部屋が狭くて荷物が入らない
費用を抑えようと狭い部屋を契約したために、荷物が入り切らないという失敗もあります。
収納が足りなかった場合、ダンボールを開封せずに生活することになってしまいます。リフォーム中の数週間、段ボールに囲まれて生活するのはかなりストレスが溜まりますよね。
同じ失敗をしないために、十分な収納があるか内見の際にしっかり確認しましょう。どうしてもちょうどいい広さの家が見つからなかったときは、狭い部屋を契約して必要最低限のものだけをもって行き、他のものはレンタルルームに移すのも一つの手です。
失敗4:部屋の設備が古い
ウィークリー・マンスリーマンションや短期用契約の物件は、築年数が経過していることも多いです。そのため、エアコンや給湯器、照明などの室内設備が劣化している可能性もあります。
季節によっては、エアコンや給湯器が使えないとなると、生活に大きな支障が出てしまいます。
修理するとなると、余計な費用がかかってしまうので、契約前に設備が問題なく作動するか確認しましょう。また、仮住まいに住み始めてから設備が故障することもあるので、修理する場合の費用負担も契約時に確認しておくと安心です。
失敗5:周辺環境が不便
仮住まいの周辺環境が不便で、住み始めてから困ってしまったという失敗もよくあります。
具体的には、スーパーやコンビニ、薬局などがないというケースが多いです。買い物の度に遠くまで行くのは、かなり面倒ですよね。
対策として、内見の際は、物件の中だけでなく、周囲の環境が整っているかも見ておきましょう。仮住まいが元の家と離れている場合は、普段と違う店を利用する可能性が高いので、特に注意が必要です。
失敗6:駐車場・駐輪場がない
仮住まいによっては、駐車場や駐輪場がなかったり、世帯ごとに台数を制限されている場合もあるので、注意が必要です。通勤・通学で利用する方は、できるだけ駐車スペースが付いている物件を選びましょう。
駐車・駐輪スペースが足りなかった場合、近隣の月極駐車場や駐輪場を契約する必要があります。ただし、常に空きがあるとも限らないので、新たに契約する場合は早めに準備しましょう。
仮住まい先にスペースがあるか確認する際は、空いているか見るだけでなく、大家さんに直接聞いてみましょう。
失敗7:ペットと一緒に住めない
ペットを飼っている方は、契約後にペットNGの物件だと気づいたという失敗にも気をつけましょう。普段一戸建てに住んでいる方で、リフォーム中だけウィークリーマンションに住む場合は、特に忘れがちなので注意が必要です。
失敗を防ぐため、仮住まいを探す際にはペットを連れて行っていいか必ず確認しましょう。しかし、短期契約可能でペットOKの物件は非常に少ないです。そのため、親戚や友人、ペットホテルに預けるという選択肢も検討しましょう。
仮住まいを選ぶ際のポイント
仮住まいを選ぶ際のポイントは、以下の4点です。
一つずつ解説していくので、仮住まい選びの参考にしてみてください。
ポイント1:本当に仮住まいが必要か検討する
仮住まいを探し始める前に、そもそも仮住まいが本当に必要なのか検討しましょう。
リフォームが小規模な場合や生活への影響があまりない場合は、仮住まいを用意せず、住みながらリフォームすることもできます。具体的には、水回りの設備交換や外装関連のリフォームしかしない場合は、仮住まいは必要ありません。
ただし、住みながらリフォームする場合、工事によってホコリや音が出ることは考慮する必要があります。
必要ないのなら仮住まいは用意せずに費用を抑え、リフォームにお金をかけたいという方も多いでしょう。どちらがあなたに合っているかよく考えてみてください。
ポイント2:費用を詳細に見積もる
仮住まいを比較する際、かかる費用をできるだけ詳細に見積もりましょう。後になって、もっと費用が必要だと発覚したという事態を避けるためです。
家賃はもちろんですが、初期費用や解約金、電気代、インターネット代も含めて計算するのが重要です。また、コインランドリーや駐輪場・駐車場の料金まで計算しておくと、より詳細にイメージできるのでおすすめです。
ポイント3:契約内容は細部まで確認する
仮住まいを契約した際は、契約内容をよく確認しましょう。以下のような項目は、忘れがちなので特に注意しましょう。
- 延長に対応しているか
- 設備が壊れていた場合どうするか
- ペットと一緒に住めるかなど
事前に契約内容を理解しておけば、トラブルの発生を減らせます。長い文章を読むのは面倒かもしれませんが、大事なことなのでよく見ておきましょう。
ポイント4:内見は入念に行う
仮住まいを契約する前に、入念に内見しましょう。仮住まいは短い期間しか住まないからといって内見をしなかったら、後悔することになります。
内見の際は、収納や部屋の設備といった家の内部はもちろん、近くにどんな店があるかも同時に確認しておきましょう。仮住まいでの生活をスムーズに始められます。
仮住まいの契約後にやっておくべきこと
仮住まいを契約した後にやっておくべきことは、以下の3つです。
それぞれ解説していきます。
郵便物の転送
仮住まいを契約したら、郵便物の転送手続きをしましょう。
手続きは、郵便局に転送届を出すだけで完了し、ネットで手続きできるのでとても簡単です。ついつい後回しにしてしまいがちですが、仮住まいの住所が確定したらすぐに手続きをしましょう。
電気やインターネットの契約手続き
仮住まいの住所が決まり次第、各種の契約も早めに済ませておきましょう。主に契約すべきものは、以下のものです。
- 電気
- ガス
- 水道
- インターネット
- 固定電話
インターネットは日割りにならないものもあるため、各社のものを比較検討し、あなたに合ったものを選びましょう。郵便物の転送同様、こちらも後回しにせずに早めに終わらせましょう。
レンタルルームの手配
フルリフォームする場合、ホテルやウィークリーマンションだと荷物が入り切らないため、レンタルルームが必要です。仮住まいを契約したら、すぐに手配しておきましょう。
早めに手配して荷物の移動を済ませれば、その分早く引っ越しが終わり、工事を早く始められます。多くの荷物の移動を伴うので面倒かもしれませんが、できるだけ早めに終わらせましょう。
リフォームならリノベーションハイムにお任せください
ご自宅のリフォームを検討中の方は、ぜひ一度リノベーションハイムにご相談ください。お客様のご要望に合わせて、最適なリフォームプランを提案いたします。
ご自宅に関するお悩みやご不満をお伝えいただければ、豊富な実績をもとに解決策を提案できます。無料の相談も実施しているので、少しでもリフォームに興味のある方はぜひ一度お問い合わせください。
まとめ
今回は、リフォーム中の仮住まいについて解説しました。
リフォームが大規模な場合や数日以上かかる場合は、仮住まいを用意しましょう。仮住まいの選択肢にはそれぞれ特徴があるので、しっかり把握して比較することが重要です。
また、仮住まいでよくある失敗と選ぶ際のポイントも解説しました。仮住まいはリフォーム中の生活の質を大きく左右するので、よく理解して最適な仮住まいを選びましょう。
仮住まい契約後にするべきことも解説しています。手続きを早めに済ませておけば、後々余裕が出てくるので、ぜひこの記事を参考に準備を進めてください。