築26年のマンションを回遊動線のあるホテルライクな住まいへリノベーション
築26年のマンションに、ご家族4人で暮らしてきたI様。娘さんの結婚を機に、リフォームを決断されました。当初は、水廻りの設備交換くらいでも快適になるかと思っていたそうですが、「これからの夫婦中心の暮らしを見据えると、全面リフォームしたいという思いが膨らんできた」と話します。
リフォームするにあたって、開放的なLDKにすること、収納を充実させること、家事をしやすい回遊動線にすることなどがI様のご希望でした。長年感じてきた課題を一つひとつ解決し、快適で上質な空間に生まれ変わりました。
リフォーム・リノベーション事例概要
【リフォーム・リノベーション事例概要】
千葉県・I様邸
◼︎現在の家族構成/ご夫婦・お子様1人
◼︎築年数/26年
◼︎建物のタイプ/マンション
◼︎リフォーム面積/74.88㎡
◼︎間取り/[Before]3LDK→ [After]2LDK+WIC
◼︎リフォーム箇所/全部屋
◼︎工期/3ヶ月
◼︎施工費用:1,964万円
和室を取り払い、ホテルライクな大空間LDKを実現

Before
After
I様邸は、リビングに和室が接している間取りで、LDKがコンパクトな印象でした。そこで、現在は有効に使用されていなかった和室を撤去し、一体感のあるLDKを実現しました。
壁やフロア、建具には、ホテルライクな雰囲気にしたいと希望されたI様のこだわりがつまっています。リビングの壁面には重厚感のあるエコカラット、フロアには、LIXILのラシッサDシリーズを採用。
大判の正方形タイプを使用することで、高級感と奥行き感が生まれました。さらに、ドアはすべて天井高に合わせてサイズオーダー。垂れ壁がないため、縦のラインが強調され、空間が広く感じられます。
一般的には、天井高から少し下がった位置にドアの枠が設けられるため、ドア上部に壁部分が残る仕様です。一方、ハイドアは天井近くまで届く設計になり、空間に広がりが感じられます。
また、ドア下に部材(見切り材)を取り付けないフラットな仕上げにしたので、掃除がしやすく美しい状態を保ちやすくなります。
インテリアは、グレーを基調にしたワントーンで統一し、素材の質感と合わせて洗練されたホテルライクな空間を演出しています。
Before
After
以前のキッチンは、吊り戸棚と壁で仕切られ、圧迫感のある印象でした。I様のご希望の開放的なLDKを実現させるため、給排水経路などを考慮しながらキッチンの向きを変更し、リビングと一体感のあるキッチンをご提案しました。
フルフラットキッチンを希望されていたI様が選ばれたのは、クリナップのセントロシリーズです。
また、換気ダクトの関係でキッチンは下がり天井になっており、その形状を活かしたコーブ照明をご提案しました。黒のクロスを貼ることで空間を引き締めるとともに、壁、キッチンの濃いグレーと調和し、LDKに上質感をもたらしています。
大容量WICで「隠す収納」を実現
Before
After
「2部屋が子ども部屋だったため、収納の少なさは長年の悩みでした」とI様は振り返ります。
増えてしまう洋服や小物をしまう場所がなく、和室にクローゼットを置いて対応していたそうです。しかしどうしても乱雑になってしまい、来客時には和室のドアを閉めて過ごしていました。
あふれていたものをすべてしまえる収納を確保するため、和室の一部を大容量のWICに作り替えました。I様と打ち合わせを重ねて、収納したいものに合わせて棚やハンガーパイプの高さ、位置を決め、お持ちの桐ダンスもぴったりと収まるように設計しました。
「隠す収納」がI様のご希望だったので、掃除機をしまう場所も、WICの取り出しやすい位置に確保しました。
WICは寝室とリビングの2か所にドアを設け、ウォークスルーできる点も特長です。玄関、リビング、各寝室のどこからもアクセスしやすいので、生活動線が大幅にスムーズになりました。
回遊動線で家事がスムーズに
以前は洗面所と脱衣所が一体だったため、家族が使うタイミングに気を使うこともありました。そこで、洗面所の位置を変更し、洗面所と、ランドリー兼脱衣所を分けました。扉を設置し、来客時もプライバシーをしっかりと守っています。
Before
After

洗面所とランドリー、キッチン、リビングは回遊動線になっています。「行き止まりがないので家事もしやすい」と、I様も満足されています。
お客様の声
リフォームのきっかけは?
娘が結婚したのが大きなきっかけです。現在息子が同居していますが、いずれ出ていく予定なので、ゆくゆくは夫婦2人の生活になります。その時のために、過ごしやすさを優先してリフォームに踏み切りました。家族構成が変化する今だからこそ、希望通りにできたと思います。
リフォーム中に印象的だったのは?
「こんな感じにしたい」というイメージを持っていても、なかなか具体的に言葉にできません。伝えあぐねていたことを汲み取って提案してくださるので、希望を伝えやすくて助かりました。
WICの棚の位置や、掃除機の置き場所など、思いつかなかったことまでアドバイスしていただき、「さすが!」と思いました。「全室ハイドアにしたい」というような要求にも、「どうしたら可能か」を追求して提案してもらえて、うれしかったですね。
住み心地は?
リフォーム前を知っている方たちから「こんな風になるの⁉」と驚かれるほど、すてきに仕上げていただきました。間取りやインテリアはもちろんなのですが、今回、全室の窓にインナーサッシを付けていただき、そのおかげで、今年の冬はあまり暖房を使わずにすみました。
以前のリビングにあった床暖房を撤去したので不安でしたが、まったく問題ありません。北側の部屋の窓にも結露が発生せず、効果を実感しています。
ギャラリー

キッチンの背面に設置したパントリー。冷蔵庫と壁の隙間を利用して、食品や日用品のストックを収納できるように設計。「必要なものがすぐに取り出せるので助かります」とI様。

仏壇スペースと、ロボット掃除機の充電ステーションを兼ねた造作収納。扉の下部が開いているので、出入りがスムーズ。

家電収納の上部には飾り棚を設置しました。すっきりとした印象のあるI様邸で、遊び心のある空間になりました。

玄関の下駄箱は撤去し、クローゼットを設置。シューズクローク+買い物用のカートなどがしまえるように設計。壁にはエコカラットを縦に貼り、すっきりと見せています。

以前のトイレには、便器の奥に奥行きのある収納がありました。使いづらかったため撤去して、トイレットペーパーが収まる程度の収納をサイドに設置。

トイレの収納を撤去したスペースを利用して、廊下側にマグネットがつくニッチ収納を設けました。玄関に近い位置にあるので、出かける際に必要なものを置くスペースとして重宝しています。

I様の寝室には、梁を利用してコーニス照明を設置しました。壁の色がほんのりと浮かび上がります。I様も「空間全体がおしゃれになりました」とお気に入りです。

北側の部屋は現在、息子さんが使用。入ってすぐの場所にあったクローゼットを撤去し、デスクスペースにしました。冬はとても寒い部屋でしたが、インナーサッシの効果で今年は結露も発生しなかったそうです。
小平 健
リフォームコンサルタント
新築営業を5年、工事監督を13年務め2013年からリフォーム営業を担当しています。打合せの際はお客様がリラックスしてお話しできる雰囲気作りを意識しています。新築とリフォームの工事現場を数多く見てきた事が見栄えだけでなく、長く快適に過ごし続ける事が出来るリフォーム提案に活かされていると思っています。
