高齢の両親が暮らしやすいバリアフリーの二世帯住宅に。
貸店舗だった1Fが空いたのを機にご両親との同居を決めたS様。当時は家全体が細かく間仕切られ、廊下の幅の狭さやお風呂場の段差にも不便さを感じていたそうです。
ご家族が望まれたのは、ご高齢の両親が安心して暮らせるバリアフリーの家。そのため、家全体の間取りを一から見直し、頑丈なつくりの重量鉄骨造を活かしたスケルトンリフォームを行いました。
廊下や開口部を広くとり開閉のラクな引戸を採用するなど、これからの生活に配慮しながらも、モダンな美しさと機能性を備えつつ、随所にご夫婦の好きなアジアンテイストを取り入れて暮らしの豊かさも追求しています。
リフォーム・リノベーション事例概要
S様邸
■施工地/千葉県
■家族構成/ご夫婦、お子様2人
■築年数/32年
■建物のタイプ/戸建住宅
■構造/重量鉄骨造
■リフォーム箇所/家全体
■施工費用/1,850万円
■雑誌『Goodリフォーム』2012年9月発売号掲載
アプローチ
アプローチには緩やかなスロープを配し、三枚引戸を採用することで車椅子でも出入りのしやすい玄関に。S様邸の新たな顔が誕生しました。
玄関
白を基調とした玄関はアクセントクロスで空間にメリハリを。
シューズボックスは手摺にもなる高さに設定しています。
LDK
三世代が集まるLDKは、やさしい光を演出するために間接照明を採用。インナーサッシを設けて、静かで落ち着いた空間に仕上げました。
バスルーム・トイレ
ご両親の居室から最短距離の場所に、バスルームとトイレを配置。ドアは開閉にラクな引戸を採用し、開口部も充分な広さを確保しました。
サニタリー
サニタリー横のバルコニーに続く坪庭はバリ風に演出。イスもアジアンテイストにこだわっているので、機能的なだけでなく気分もあがる身支度ができそうです。
寝室へのアプローチ
階段を回りこむように寝室へのアプローチを設け、プライベートな空間を演出しています。
1階洗面コーナー
帰宅してすぐに使える便利な1Fの洗面コーナー。階段には昇降機を設置予定です。
主寝室
天井にアクセントクロスをあしらったご夫婦の寝室。
大好きなバリ風雑貨がアクセントになっています。
壁一面の大容量クローゼットを配することで収納もすっきり。