築50年以上の家を暮らしやすく、シックモダンにリノベーション
H様邸は築50年を超えるRC造のしっかりとした住宅。お父さまの逝去後、娘のH様が相続され、リフォーム計画がスタートしました。
この家で婚約者の方と新しい生活を始めるにあたり、ご要望は断熱性能を高めること。そして使われていなかった部屋を有効活用し、暮らしやすい間取りに変更することでした。
1階は大空間のLDKに、使われないまま物置となっていた部屋はランドリールームやパントリー、収納などに作り替え、動線も整えました。快適でモダンなデザインの住まいへと生まれ変わったH様邸を紹介します。
リフォーム・リノベーション事例概要
【リフォーム・リノベーション事例概要】
東京都・H様邸
◼︎家族構成/施主様・婚約者・母
◼︎築年数/50年
◼︎建物のタイプ/一戸建て
◼︎リフォーム面積/119.1㎡
◼︎間取り/[Before]3LDK→ [After]3LDK
◼︎リフォーム箇所/リビング・ダイニング、キッチン、和室、応接室、2階居室、洗面所、トイレ2ヶ所、階段、玄関ホール、外装塗装、窓交換、バルコニー防水
◼︎工期/5ヶ月
◼︎施工費用:4,203万円※(外構費用は除く)
壁を取り払い、開放感あるLDKを構築

Before
After
旧邸は、10年ほど前にリフォームしましたが、断熱性が低く、窓からは冷気・熱気が入ってくる状態でした。今回、解体してみると、断熱材の入れ方がまちまちで不十分だったため、断熱材を入れ直しました。
また「先進的窓リノベ事業」の補助金を利用してすべての窓に内窓を付け、LDKには床暖房を設置しました。
お菓子やパン作りが趣味のH様は「広くてオープンなキッチンにしたい」というのがたっての希望。コンクリートの壁に遮られたキッチンは、狭くて行き来しづらかったので、壁を取り払い、開放感のあるLDKに再構築。
H様が一目で気に入ったキッチンに合わせて、壁掛けテレビの壁面にグレーのエコカラットをご提案しました。白い壁のリビングを引き締めるアクセントになっています。
Before
After
キッチンは、回遊動線と作業しやすさを考慮しⅡ型に。壁側にコンロがあるので、レンジフードが空間を遮らず圧迫感を軽減しています。床は防水仕様、床暖房対応の石目調のフローリング。機能性とともにモダンなLDKを引き立てています。
“開かずの間”だった和室は作業効率抜群のランドリー兼パントリー
Before
After
「和室に押し入れはありましたが、場所ごとに適した収納がありませんでした」と話すH様。
例えば使われなくなった応接室が物置になっていたり、キッチン奥の和室は本棚を置くスペースだったり。そしてこの和室は、害虫が侵入することもあってほぼ開かずの間だったそうです。
そこで、キッチンから出入りできるランドリー兼パントリーに作り替えました。洗濯機は、かつてリビング隣のスペースに置かれていましたが、部屋の扉がなかったため運転中はうるさかったとか。
まとめることで快適に、洗濯→乾燥→アイロン作業を終えられるようにしました。
さらにこの場所は、キッチンからもすぐにアクセスできるパントリーを兼ねています。用途別に仕切らず、兼用することで空間をより効率的に使うことができます。
2階の和室を、ワークスペース兼プライベート空間に
Before
After
おじい様の居室だった広縁付きの和室は、寝室に変更。H様の希望でブルーグレーの壁紙を貼り、落ち着いた雰囲気に仕上げました。大きな窓には内窓を取り付け、過ごしやすくなりました。
Before
After
Before
After
お父様の寝室と趣味の部屋の壁を取り払い、H様と婚約者のワークスペースに分けました。お二人とも在宅勤務の日は仕事に集中できるよう、H様はナチュラル系に、婚約者はダークブラウンに、それぞれの好みの色合いにしています。
H様の部屋は、ペットのチンチラと過ごすため、引っかき傷に強い壁紙を貼りました。また、奥壁にはエコカラットを使用しています。
お客様の声
リフォームのきっかけは?
父が亡くなり、祖父が建てた家を相続し、リフォームすることにしました。元々断熱性が低く、父も「冬は寒いし夏は暑い」と言っていたので、快適に住めるようにすることが第一でした。また、昔ながらの間取りだったので、母や婚約者と相談してモダンでシックな雰囲気にしたいと思いました。
リフォーム中に印象的だったのは?
1階のコンクリートの壁を壊したことです。古い家で間取り図もなく、解体してみたら重機をいれなければ壊せないということになりました。また、補助金を利用して全サッシに内窓を付ける施工では、コストを考慮しながら最適な提案をしていただきました。インテリアについても母と一緒にいろいろとイメージを伝えたところ、具体的なアイデアを提示していただき、助かりました。
リフォーム後のお気に入りの場所は?
リビングが一番好きですね。2階の寝室も、想像以上にすてきに仕上げていただきました。また、適所に収納があるので便利さを実感しています。以前は使わない部屋にとりあえず物を置いていましたが、パントリー、ウォークインクローゼットなど、すべて使いやすく作っていただいたので「物の置き場所」が決まってすっきりします。
ギャラリー

玄関横の応接室を解体し、2つの空間に分割。1つはウォークインクローゼット。
コートなど季節物をそのまましまっておけます。居室はモダンシックに仕上げましたが、収納内は柄の壁紙をアクセントにしています。

応接室から変更したもう1つの部屋は、ピアノルームになる予定。リビングから入れるのでくつろぎスペースにも使えそうです。

キッチンの壁にはタイルを貼りました。お母さまから「パネルよりもタイルのほうがおしゃれ」とご提案いただき、緑系のタイルを入れました。白い壁と床、グレーのキッチン、グレーのエコカラットと無彩色になりがちなLDKに色味が加わることで雰囲気が変わります。

以前の玄関扉にはガラスが入っていて外の光を取り込めました。今回、使える扉が限られるため、H様の希望で玄関が暗くならないようにリビングの光を透過できるガラスのドアを取り付けました。

ランドリーには小さな手洗いを取り付けました。こちらは、H様が飼っているペットのカメの体を洗うコーナー。シューズ洗いにも使えます。

寝室には、お二人それぞれのウォークインクローゼットを設置。収納力もあり、構造躯体で解体できない部分は棚として利用します。
白井 誠
リフォームコンサルタント
他社で10年間、当社で20年間、一般住宅や店舗のリフォーム営業に携わってきました。2級施工管理技士の資格を持ち、お客様のご要望に寄り添いながら、最適な提案をしています。趣味は料理、サーフィン、そしてエレキギターで、仕事とプライベートのバランスを大切にしています。
