築56年の実家をリフォーム。ゆるやかにつながる二世帯住宅に再生
祖父母、ご両親がお住まいだった実家を相続されたO様。建て替えも視野にありましたが、お父さまが建てた家を大切にしたいと、リフォームを選択されました。ちょうど、息子さんがご結婚されることもあり二世帯住宅計画がスタートしました。
ご実家は中2階のある3層構造の住宅です。2つの世帯が行き来しやすく、快適に過ごすための間取りを熟慮し、玄関とお風呂を一緒に、LDKは各世帯に設置する、ゆるやかにつながる2世帯住宅をご提案。
かつて使われずに暗かった部屋は、それぞれの世帯を温かく包むLDKに生まれ変わりました。
リフォーム・リノベーション事例概要
東京都・O様邸
◼︎家族構成/親世帯(ご夫婦)&子世帯(ご夫婦)
◼︎築年数/56年
◼︎建物のタイプ/一戸建て
◼︎リフォーム面積/122.04㎡
◼︎間取り/[ Before ]4LDK+板の間→ [ After ]2LDK+2LDK
◼︎リフォーム箇所/家全体
◼︎工期/6ヶ月
◼︎施工費用:4,303万円
断熱性・耐震性を補強。住み続けるための快適性をアップ
Before
After
今はほとんど使われれず暗かった2階の和室は、明るく暖かい親世帯のLDKに。大切にされてきた仏壇も一角にスペースをとって設置しました。センスのいいお手持ちの家具が映えるように、床はベージュ、壁はグレイッシュに明るめの色を選びました。
「もともと断熱材がほぼ入っておらず、冬は寒く隙間風も気になっていました」というO様。家全体の居住性を高めるために断熱材を入れ、Low-Eガラスの樹脂サッシに取り替えました。
また、かつてご両親が過ごされていた1階のLDKを親世帯の寝室にするにあたり、耐震補強をしたうえで断熱材を補充。さらに、床に気密テープを施工し、底冷えを防いでいます。
Before
After
子世帯のLDKは、洋室と和室に分かれていた部屋を再構築しました。大きなLDKにしてしまうのではなく、食事をするキッチンとダイニング、くつろぐリビングにゾーンに分けています。
各世帯の希望を取り込み、機能性×美しさのキッチン

キッチンはパナソニックのSクラス。親世帯のキッチンはⅠ型で、背面のキャビネットとの間隔もちょうどよく、作業しやすいデザインです。LD側から手元が見えないのもO様のお気に入りだそうです。
キッチンを選ぶにあたり、容量の観点からフロントオープンタイプの食洗機は外せなかったとか。「大きな鍋も入れられるような食洗機がどうしてもほしかった」とO様。

子世帯のキッチンはⅡ型です。最初、作業スペースを広く取りたいということでL型をご希望でした。ただ、入り口からキッチン全体が見えてしまうことと、リビングとキッチンにゾーン分けするとメリハリがつくため、Ⅱ型をご提案しました。
「結果的に大正解。部屋に入ったときにキッチン全体が見えないので、すっきりとして気に入っています」と息子さん夫婦も満足されています。
こだわりの詰まったトイレは安らぎの空間


O様お気に入りのトイレ。「お客様がお見えになったとき、洗面所に行かなくてもきちんと手が洗えるような手洗いスペースを付けてほしい」ということで、ゆったりとしたスペースを取りました。
O様のご希望で、トイレの壁はエコカラットを使用。ペーパーホルダーもO様が選ばれた商品を取り付けています。
「置き型洗面台と鏡、シックな色合いがとても気に入っています。希望の商品にも対応していただき、眺めているだけでうれしくなります」
お客様の声
リフォームのきっかけは?
母が入所し、1人で住んでいた父が亡くなって実家が空き家になりました。父が建てた家を住み継ぎたいと思ったのがきっかけです。寒くて住みづらい家だったので、二世帯化するにあたり、断熱性能を上げることと、耐震性に不安がある箇所は補強し、安心して住めるようにするのが第一でした。
リノベーションハイムを選んだ理由は?
トータルで見て、リフォームへの考え方ですね。例えば窓のリフォームの際、1社は予算の関係から内窓設置をご提案されたんです。それだと古いアルミサッシのままなので不安でした。一方、リノベーションハイムさんは断熱性の高いサッシに丸ごと変える案でした。予算の範囲内でできるだけ最新の機能を取り入れて居住性を高めるか、よく考えていただいているのがわかりました。
リフォームの感想は?
仏壇を設置する際の格子の間仕切りをはじめ、使いたい商品や細かい希望も、拒否せず対応いただきました。以前は使わずに物置のようになっていた部屋がこんなに明るいリビングに変わって、本当に驚きです。
今まではマンション暮らしでモノが収まらず、玄関の靴も出しっぱなしだったことも。今回、収納もしっかり確保していただいたので、モノの置き場所も決まって快適に暮らせると思います。私たちの希望に添う住まいにリフォームしていただいて、感謝しています。
ギャラリー

以前、お風呂とトイレのあった2階の場所は息子さんの寝室に。2階のお風呂を撤去し、1階の天井をフラットにするのが最も大変な工事でした。今では静かにくつろげる場所に様変わりしています。

お風呂はTOTOのサザナ。息子さんは「大きいバスタブが家にあるのは初めて。
長風呂派ではありませんが、このお風呂ならゆったりできます」と一押しです。
ほっカラリ床と、ボタンを押すだけで除菌までできる床ワイパー洗浄で、手間をかけずにきれいに保つことができます。

O様のこだわりのひとつ「乾太くん」。「電気乾燥機は時間がかかり、仕上がりもいまひとつ。
短時間で乾燥できて仕上がりもふんわりすると聞いて、絶対に入れたいと思いました」。乾太くんを入れるために洗面・洗濯置き場の構造を念入りに打ち合わせたそうです。

コンロ側の壁にポットフィラーを設置。鍋をコンロに置いたまま、直接水を注げる折りたたみの水栓です。O様はテレビの番組で知り、設置を相談しました。
「これがあれば重い鍋を移動する手間がいらないので、年齢を重ねてからも料理を楽しめそうです」

古いアルミサッシは「先進的窓リノベ」の補助金制度を利用してLow-Eガラス樹脂サッシに変更しました。高断熱・高遮熱性能のあるガラスで、室内を快適に保ちます。かつては寒くてしかたなかったというご実家も、暖かい住居に変わりました。
田中 英一郎
リフォームコンサルタント
私は、一般住宅リフォーム事業に長年深く携わってきました。一級建築士やインテリアコーディネーターの資格を活かし、お客様の暮らしに合った最適な提案を行っています。趣味は街並み観察や歴史探訪、スポーツ観戦で、日々新たな発見を大切にしています。
