築37年の住まいを刷新。動線と収納を整え、家族が集う快適リビングに
築37年を経たご自宅を、建て替えではなく大規模リフォームで再生することを選ばれたFさまご家族。「最初は水まわりだけ直そうと思っていたのですが、キッチンやお風呂の古さが気になり、あちこち手を入れることに。結果的に2、3階全体をリフォームしました」と奥様。
父から受け継いだ住まいへの愛着と、家族がより快適に過ごせる環境を整えたい思いが重なり、この一大プロジェクトが始まりました。
リフォーム・リノベーション事例概要
東京都・F様邸
◼︎築年数/37年
◼︎建物のタイプ/一戸建て
◼︎リフォーム面積/204.28㎡
◼︎リフォーム箇所/2階:LDK、和室、書斎、浴室、洗面所、トイレ、SIC、玄関 3階:WIC、洋室(1)(2)、洗面所、トイレ
◼︎工期/3ヶ月
◼︎施工費用/2,350万円
空間を生かした“家事と暮らしの動線づくり”

Before
After
キッチンは壁付けのL字型から対面式に変更し、子どもたちの様子を見守りながら家事ができるようになりました。造り付けの大きな食器棚を撤去したことでリビングは開放的に。
お母様が使っていた棚を手放すことに葛藤もありましたが、「新しい空間に合わせるほうが暮らしやすい」と決断されたそうです。
また、キッチン横にあった洗濯機を洗面所へ移動。お風呂の残り湯を利用できるようにし、節約と使いやすさを両立しました。シューズインクロークもご主人の希望を反映し、家族の靴をすっきり収められる空間になっています。
毎日の暮らしを支える快適さ
Before
After
二重サッシの導入により、外からの音が驚くほど抑えられ、救急車や雷の音さえ気にならなくなりました。さらに冬場には床暖房が活躍。足元からじんわりと温まり、乾燥もしにくいため、エアコンだけに頼らない快適な暖かさを実感できます。
浴室は一回り広げて、小さなお子様と一緒でもゆとりある入浴空間を実現。浴槽の形はご主人のこだわりを反映し、デザイン性と使いやすさを兼ね備えたお気に入りの空間になりました。
また、3階の部屋には新たに断熱材を入れたことで、以前のように夏に暑くて寝られない悩みも解消。築年数を感じさせない性能の向上が、家族の毎日をしっかり支えています。
家族が自然に集う“リビングの居場所”


Before
After
Before
After
リビング階段を採用したことで、家族が顔を合わせる機会が増えました。それぞれに個室のある息子さんたちも、リビングにいる時間が長くなり、ご主人とご兄弟でゲームをしたり、家族で団らんする場面が増えたそうです。
奥様は「帰宅時に『おかえり』と声をかけられるようになったのが嬉しい」と話されています。広くなったキッチンは、娘さんとのお菓子作りやたこ焼きパーティーにも活用するなど、家族のイベントの場に。
大人二人ですれ違うゆとりもできて、ご主人も料理を運んだり配膳を手伝ったり、自然にキッチンに関わる機会が増え、リフォーム後は、みんなが集うリビングが日常になっています。
お客様の声
リノベーションのきっかけは?
これまでは母が2階と3階を使っていて、私たち5人家族は1階の3Kで暮らしていたんです。父が亡くなったことをきっかけに住まい方を見直すことになり、母と居住スペースを交換することにしました。建て替えという案も出ましたが、壊すのに費用がかかるし、長年住み慣れた家への愛着もあってリフォームがいいなと。1階の店舗を閉めずに工事できる点でもメリットが大きく、暮らしを続けながら快適さを手に入れられるならと、全面的なリフォームを決意しました。
リノベーションハイムを選んだ理由は?
何社かに相談したんですが、メーカーや仕様が最初から決まっていて「この中から選んでください」というところが多かったんです。オプションを足すとすぐに金額が跳ね上がって、見積もり通りには収まらない感じで…。その点リノベーションハイムさんは、好きなメーカーを組み合わせても大丈夫と言ってくださったのが大きかったですね。担当の方が細かい要望にも一つひとつ対応してくれて安心感がありましたし、これはもうお願いしようと気持ちが固まりました。
ギャラリー

3階にある子ども部屋は、リフォームで和室から洋室へと大きく生まれ変わりました。断熱材をしっかりと加えることで、これまで悩みだった夏の熱気や冬の冷えを解消しました。

主寝室は既存の腰壁を生かし、クラシックな雰囲気に。コンセント色まで調整し、細部の仕上げにこだわりました。

必要な機能だけを備えたミニマムなトイレ空間。手洗い器を設けず、シンプルで清潔感のある仕上がりに。

ご主人こだわりのシューズインクローゼットは5人分の靴や荷物がすっきり収まる大容量。成長とともにサイズが大きくなる子どもたちの靴やゴルフバッグなどもまとめて収納できます。

2階の和室はリビングに隣接し、二方向に設けたスライド扉で開放も仕切りも自在。扉を開けばリビングと一体となる広がりのある空間に、閉じれば落ち着いた個室になります。

奥様の希望で採用したのはホーロー素材のキッチン。実家での使用経験からその耐久性や清掃性を信頼し、毎日の家事を快適にするために選ばれました。
内田 淳司
リフォームコンサルタント
新築営業を10年間経験した後、リフォームコーディネーターとして20年のキャリアを積んでいます。2級建築士の資格を活かし、お客様に最適な住まいの提案を行っています。趣味はゴルフで、仕事の合間にリフレッシュしています。
