ご家族の思い出が詰まった家を猫たちと居心地良く過ごせる場所に

ご自宅の隣に立つ先祖の家をご親族から相続されたM様。建物の老朽化も進み、また、ご子息の独立とも重なったことで、ご夫妻の新しい生活拠点として、全面的なリフォームを行うことに。
もともと叔母様姉妹が暮らしていた建物は、都市部らしいコンパクトな2階建てで、3室の和室と水回りという間取りでした。
今回のリフォームでは2階をLDKに変更し、1階にご夫妻の寝室とワークスペースを配置。愛猫たちと一緒に、快適に過ごせる空間へと改修のご案内をしました。
リフォーム・リノベーション事例概要
神奈川県・M様邸
■家族構成/ご夫婦
■築年数/32年
■建物のタイプ/一戸建て
■リフォーム面積/66.09㎡
■間取り/[ Before ] 3K+天井裏収納 → [ After ] 1LDK+納戸+ロフト
■工期/3ヶ月
■施工費用/2,396万円




縦方向への広がりで人も猫も心地よく
Before


After

和室が2部屋あった2階にはLDKのみを配置。既存のロフト収納を撤去し、屋根の形を生かした勾配天井にすることで、もとの構造に使われていた立派な梁と小屋組を露出させ、開放的な吹き抜け空間となりました。
縦方向にも広がるオープンなLDKでは、人も猫も、それそれが好きな場所で寛ぎ、心地よくお過ごしいただいています。
耐震性をアップして使いやすい収納に
Before
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After

改修前、小屋裏は収納スペースとしていましたが、高齢化とともに放置されており、耐震面や使い勝手を考慮して、吹抜け+2畳ほどのロフトへと変更。小屋裏荷重を減らすことで建物の耐震性をアップしました。
新たな収納として、主寝室&ワークスペースに隣接する納戸を設置。M様のお仕事道具などを分かりやすく出し入れしやすく収納できるようになりました。
キャットステップをDIYできる壁

2匹の猫たちが縦横に広がるLDKで、目いっぱい自由に遊び回れるように、梁まで続くキャットステップをM様が設置。DIYがしやすいようにと、あらかじめ吹抜けの壁の一部に下地を入れて補強し、LDKの床と同じフローリング材を貼って仕上げました。
将来的な展開を見据え、原状回復がし易くなるようにとのご要望でしたので、壁の一部を張り替えるだけで済むように、修繕時のコストを抑えつつ、見た目もアクセントウォールのようにスタイリッシュな印象となりました。
お客様の声
リフォームのきっかけは?
叔母姉妹が住んでいた家を相続したのですが、老朽化がすすんでいたことや、これからの生活には使いづらい間取りであったため、隣接する自宅と同時に建て替えることも検討したのですが、母が在命中は、亡き父が建てた自宅を残しておきたいことと、費用面で考えても、リフォームがよいのではという話になりました。
リノベーションハイムを選んだ理由
当初は建替を検討していたため、いくつかのハウスメーカーのwebサイトで比較検討していました。中でもリノベーションハイムさんは間髪入れずに連絡をくださって、とても感じのよい方が来訪してくれました。結果、リフォームにしようということになっても、担当の部署へときちんと引き継いでいただけました。リフォームの担当者も話しやすく、私たちの要望をしっかり汲み取ったプランを提案してくれましたので、そのままお願いすることにしました。
リフォームの感想
ほぼ思い通りにできたので、満足しています。特に2階のLDKが気に入っていますね。在宅での仕事が多いのですが、1階のワークスペースだけでなく、リビングにもノートPCを置いていて、その時々で好きな場所で仕事をしています。足を伸ばして入ることができる大きいお風呂も希望通り。浴室乾燥機も設置されているので、夫婦二人の洗濯物がすべて干せると妻も喜んでいます。打ち合わせの際、要望を伝えていたのは漠然としたイメージだったりが多かったのですが、それに対してすごくフィットする提案をしてくれたと感じています。
ギャラリー

1階の主寝室は、朝夕の人通りが多い道路に面しているため、窓を小さくし、かすみガラスを採用するなど、外部からの視線にも配慮しました。1階の内装は濃いめの色合いをお選びいただき、落ち着いた雰囲気になりました。

主寝室の脇に設けたM様のワークスペース。お仕事に集中していただけるよう、コンパクトながらすっきりと整えられた空間になりました。デスク奥の扉が納戸の入口になっています。

納戸の内部。M様がお仕事でお使いになる機器類や日用品のストックなどを収納。天井まである造作棚に収納用品が整然と並び、取り出しやすく、戻しやすいよう、整理整頓されています。

「モノをあまり外に出しておきたくないので、できる限り収納スペースを増やしたい」とのご要望で、1階の納戸とウオークインクローゼット、LDK上のロフトといった大型収納のほか、階段下や階段上のデッドスペースも収納として活用しました。

外観をスタイリッシュに印象づけている縦ルーバーは、M様のご希望でした。外部からの視線を遮りながら採光を確保し、防犯性も高めています。外壁のカラーも海外の建物からイメージを得られたというブルーグレーを採用しました。

田中 英一郎
リフォームコンサルタント
私は、一般住宅リフォーム事業に長年深く携わってきました。一級建築士やインテリアコーディネーターの資格を活かし、お客様の暮らしに合った最適な提案を行っています。趣味は街並み観察や歴史探訪、スポーツ観戦で、日々新たな発見を大切にしています。