家族と住まいのものがたり

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思い出が生きている

吹抜けを新たに設け、
見せる階段を設置。
慣れ親しんだ我が家で出会う
新しい暮らし。

K様邸
■施工地/東京
■家族構成/お母様、ご夫婦、愛犬
■築年数/35年
■建物のタイプ/戸建住宅
■構造/木造軸組
■リフォーム箇所/家全体
■工期/3カ月以上
■施工費用/2,746万円
リフォームのきっかけ
お子様夫婦との3世帯をお考えだったT様がセキスイハイム展示場にお越しくださり、建替えかリフォームかを含め、3カ月ほどお打ち合わせをさせていただきましたが、同居計画が白紙になり1度は保留に。
半年ほど経って、ご夫婦と高齢のお母様のこれからを考えたリフォームを、再度検討したいと改めてお話を頂戴しました。
リフォームへの想い
ご希望は、お父様の残してくれた家をリフォームし、家族みんなが安全で快適に住まうことのできる家にすること。また、今後多くの時間を過ごすであろう住まいに自分たちのこだわりを反映させ、好きなものに囲まれた時間を過ごしたいとの思いを伺いました。

当社を選ばれた理由

地場の工務店、大手リフォーム会社など数社にプランと見積りを依頼されたとのことですが、担当者の提案力、とくに引き出しの多さとご要望への的確な対応をご評価いただき、当社にお決めいただきました。
「イメージしやすいパースなどを用いた説明も分かりやすく、打ち合わせも楽しくできました。また、建替えと比較したリフォームのメリット、デメリットを隠さず話してくれたことが信頼に繋がった」とのことです。安心感や実績は、見積り金額以上に大切なことだとおっしゃいます。

リフォームの内容

建物の“今”を知る
「耐震診断」や「住まいの健康診断」を実施し、建物の現在の状態を調査しました。その結果、梁や筋交いの位置、床下の状態を把握し、基礎の欠損も確認しました。また、屋根や外壁、バルコニー周りの塗装の劣化も見つかりました。
さらに、過去の増築により建物全体のバランスが崩れていたため、早急に補強計画を立て、建物の保全を行なうことが必要と判断しました。


■基礎と主要構造部の補修・補強の様子

建物の性能や
採光への配慮
断熱性能のアップ、バリアフリー化による安全性の確保、そしてお母様が暮らしやすく、ご家族がお世話しやすい間取りに配慮しました。
また現在、敷地の南面が駐車場であることから、将来そこに建物が建つことも考慮し、今のうちに日当たりを確保できるようリビング上部を吹き抜けにするご提案をしました。


■リフォームご提案時に作成したLDKのCGモデル

  • BEFORE
  • AFTER

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インテリアのイメージとポイント
当初、ご夫婦は木の風合いを生かした「北欧風」をイメージされていたようですが、素材の提案などを進めていくうちに「コロニアルスタイル」へと変わっていきました。決め手になったのは「ロートアイアンの手摺」。カタログを見て、とても気に入っていただき、この手摺が美しく映える階段を吹き抜けのポイントにしました。
そこからイメージはどんどん膨らみ、次々と素材が決まっていったそうです。それからは、ご夫婦で家具やインテリアアクセサリーを遠くのお店まで探しに行かれたりして、リフォームを楽しんでいるご様子でした。
  • ■住まいのポイントとなる個性的で美しい階段
抜けなかった壁を上手く活かす
リビングには構造上どうしても取り払うことのできない壁があったので、その壁をキッチンとリビングダイニングをゆるく仕切るフォーカルポイントとすることに。もともと奥様は、キッチンがある程度独立していることを希望されていましたので、リビング側にはお気に入りのキャビネット、キッチン側には食器棚を並べることで、機能的にも視覚的にも重要な役割を果たすことになりました。
  • ■もともとあった正面の壁をオシャレに活かす
  • ■階段を強調する吹き抜け空間がゆとりを生み出す
回遊式キッチンは奥様のこだわり
キッチンのポイントは、ときにはテーブルにもなるステンレスの作業台。この作業台を中心に、回遊式に配置されたキッチンは奥様のこだわりの場所です。お孫さんがお手伝いするときも、回遊式なら動きがスムーズ。リビングと完全に仕切られてはいないので、ご家族の存在を感じることができます。また、奥様のお気に入りのタイルは配置にもこだわりました。
  • ■白を基調とした清潔で機能的なデザイン
  • ■テーブルとしても使える作業台
明るく広々とした玄関ホール
玄関ホールを圧迫していた階段の位置を変更し、ゆとりのある広々としたスペースに。玄関ドアからの採光を増やしたこともあり、明るくなりました。また、下駄箱の他にも上着などを掛けておける収納を設置するなど、使い勝手も大幅に向上しました。
  • ■木目調のドアや収納などが落ち着きを演出
  • ■階段位置を移動し、ゆとりある空間に
生まれ変わったファサード
白を基調とした外壁と玄関部に配されたレンガのコントラストが新しいファサードを生み出しました。玄関庇を透明にすることで軽やかさを醸し出すとともに、新鮮なイメージを強調しています。

リフォームを終えて

日々の暮らしが変わった。以前は庭の草木を愛でる余裕もなく、不便や不安を感じながらせかせかしていたとご家族はおっしゃいます。
断熱性がアップし、エアコンの効きがよくなったので、どこにいても心地よく、ストレスなく過ごせること。
好きな音楽を聴きながら、のんびりと庭を眺めたり、夜はライトアップされた階段を見上げたりと、生活を楽しむ余裕が出てきたそうです。これから庭の手入れも楽しみとのことです。

●リフォームコーディネーターより
お話の中からご要望をとらえ、お客様の想像以上のご提案ができるように心がけました。ご要望がカタチになっていくと、施主様の中でもイメージが膨らんでいくのがわかり、うれしい手ごたえを感じることができました。
●工事担当者より
階段の手摺の並べ方、レンガの配置、造作細部に至るまで職人さんと一緒にこだわり続けました。チームワークのよさを活かして、ご満足いただける工事ができたと感じています。